日本鉄道
日本鉄道
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1883年(明治16年)7月28日:日本鉄道第一区の上野 - 熊谷間開通、上野駅・王子駅・浦和駅・上尾駅・鴻巣駅・熊谷駅開業。このうち上野 - 大宮駅(この時点では未開業)間が現在の東北本線に相当する。同年内に王子 - 浦和間に(貨)川口駅開業。 1884年(明治17年)9月23日:川口駅旅客営業開始。 10月6日:川口駅旅客営業廃止。 1885年(明治18年)3月1日:赤羽駅開業。(貨)川口駅廃止。 3月16日:大宮駅開業。 7月16日:大宮 - 栗橋間および中田仮 - 宇都宮間開通。蓮田駅・久喜駅・栗橋駅・中田仮駅・古河駅・小山駅・石橋駅・宇都宮駅開業。橋脚が完成していない利根川は鉄道連絡船で連絡していた。 1886年(明治19年)6月17日:栗橋 - 中田仮間の利根川橋梁が完成、同区間が開通し、上野 - 宇都宮間全通。中田仮駅を中田信号所に変更。 10月1日:宇都宮 - 那須(現・西那須野)間開通、矢板駅・那須駅開業。このときの宇都宮 - 矢板間は、現・東北新幹線に近い経路であった。 11月1日:宇都宮 - 矢板間に長久保駅開業。 12月1日:那須 - 黒磯間開通、黒磯駅開業。 1887年(明治20年)7月16日:黒磯 - 郡山間開通、豊原駅・白河駅・矢吹駅・須賀川駅・郡山駅開業。 12月15日:郡山 - 塩竈(後の塩釜線塩釜港)間開通、本宮駅・二本松駅・松川駅・福島駅・桑折駅・白石駅・大河原駅・岩沼駅・仙台駅・塩竈駅開業。 1888年(明治21年)10月11日:増田駅(現・名取駅)・岩切駅開業。 1890年(明治23年)4月16日:岩切 - 一ノ関間開通(山線経由)、(旧)松島駅・小牛田駅・瀬峰駅・石越駅・花泉駅・一ノ関駅開業。 9月8日:同月7日の大雨の影響で白石 - 大河原間で線路が破損し運転を取りやめる。 10月20日:白石 - 大河原間の線路の復旧作業が終わり、運転を再開する。 11月1日:一ノ関 - 盛岡間、貨物線秋葉原 - 上野間開通、秋葉原駅・前沢駅・水沢駅・黒沢尻駅(現・北上駅)・花巻駅・日詰駅・盛岡駅開業。 1891年(明治24年)1月12日:越河駅・槻木駅開業。 5月1日:那須駅を西那須野駅に改称。 9月1日:古田駅・黒田原駅開業。盛岡 - 青森間が開通し、上野 - 青森間全通。好摩駅・沼宮内駅(現・いわて沼宮内駅)・中山駅(現・奥中山高原駅)・小鳥谷駅・三ノ戸駅(現・三戸駅)・尻内駅(現・八戸駅)・沼崎駅(現・上北町駅)・野辺地駅・小湊駅・浅虫駅(現・浅虫温泉駅)・青森駅開業。 12月20日:福岡駅(現・二戸駅)・下田駅開業。 1892年(明治25年)3月1日:鹿島台駅開業。 10月20日:王子 - 浦和間に(貨)川口駅開業。上野 - 赤羽間、川口 - 大宮間複線化。 1893年(明治26年)2月15日:石鳥谷駅・一ノ戸駅(現・一戸駅)開業。 3月25日:小金井駅開業。 5月:野辺地駅付近に日本初の防雪林を植林。 7月16日:蕨駅・野内駅・浦町駅開業。 1894年(明治27年)1月4日:利府駅・新田駅・乙供駅・狩場沢駅開業。 4月1日:間々田駅・古間木駅(現・三沢駅)開業。 1895年(明治28年)4月1日:長岡駅(現・伊達駅)開業。 7月6日:雀宮駅開業。 1896年(明治29年)2月21日:長町駅開業。 2月25日:泉崎駅開業。 4月1日:田端駅開業。荒川橋梁が複線化され、上野 - 大宮間の複線化完成。 4月9日:王子 - 蕨間の(貨)川口駅廃止。 1897年(明治30年)2月25日:宇都宮 - 矢板間経路変更。当時、同区間では西鬼怒川、東鬼怒川(現在の鬼怒川本水路)の2本の鬼怒川を渡っており、夏季の鬼怒川の大水に対する橋脚や護岸の補修費および時間がかさみ問題化したため、その下流部の東西鬼怒川が合流し流路帯が狭くなる地点を渡る現在の経路に切り替えることとなったもの。新線上に岡本駅、氏家駅開業。旧線上の古田駅、長久保駅廃止。野崎駅開業。 6月1日:日和田駅開業。 6月5日:片岡駅開業。 7月1日:金ケ崎駅・剣吉駅開業。 1898年(明治31年)1月11日:川口駅(現・岩手川口駅)開業。 5月28日:平泉駅開業。 9月1日:矢幅駅開業。 11月24日:東那須野駅(現・那須塩原駅)開業。 1899年(明治32年)10月7日:矢板 - 野崎間で箒川鉄橋列車転落事故が発生。 10月21日:宝積寺駅開業。 1900年(明治33年)9月5日:藤田駅開業。 1904年(明治37年)12月31日:中山 - 小鳥谷間に小繋給水所開設。 1905年(明治38年)4月1日:日暮里駅開業。 7月1日:野内 - 浦町間に(貨)練兵場駅開業。 11月11日:練兵場駅廃止。 1906年(明治39年)1月21日:滝沢駅開業。 4月1日:上野 - 日暮里間複々線化。 4月16日:田端 - 王子間に田端北部信号所、赤羽 - 蕨間に金山信号所、浦和 - 大宮間に大原信号所開設。田端北部信号所は廃止日不明。 10月:日暮里 - 田端間3線化。
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日本鉄道
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日本鉄道は、まず東京から養蚕地の群馬県へ向かう鉄道路線より建設をはじめ、1883年(明治16年)7月28日に初の路線である上野駅 - 熊谷駅間を開業させた後、1884年(明治17年)8月20日に前橋駅まで延長、さらに1891年(明治24年)9月1日には、現在の東北本線にあたる上野駅 - 大宮駅 - 仙台駅 - 青森駅間を全通させるなど、短期間で急速に路線を延ばしていくことになった。この鉄道の建設は国策的要素が強く、また仙台駅以北が過疎地であり、完成後も赤字が見込まれることから、手厚い援助を受けた。すなわち、建設中の資金利子 (8%) を国が負担、開業後の収支収益の8%を国が保証、官有地の無代払い下げ、民有地の買い上げ払い下げ、用地の地租免除である。 この会社が1885年に開通させた前橋駅 - 赤羽駅 - 品川駅のルート(のちの高崎線・赤羽線・山手線)は、官営鉄道(品川駅 - 横浜駅)と合わせて当時の主要輸出商品であった生糸や絹織物の産地と輸出港を結ぶ路線となり、鉄道による産業発展への貢献の第一号となった。
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日本鉄道
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「国鉄400形蒸気機関車」の記事における「日本鉄道」の解説
日本鉄道は1892年に官設鉄道が管理していたナスミス・ウィルソン社製W2/4形18両、ダブス社製D2/4形12両を正式に自社所有とし、1897年に両毛鉄道を合併してナスミス・ウィルソン製の46 - 47号機を追加した。1899年には、Cタンク機との交換で岩越鉄道からナスミス・ウィルソン製の18II - 19II号機を譲受している。 1907年の鉄道国有法による国有化時点の保有数は、ナスミス・ウィルソン社製W2/4形が19両、ダブス社製D2/4形が12両の計34両である。
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日本鉄道
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1891年(明治24年)9月1日:日本鉄道(盛岡駅 - 目時駅) - 青森駅間が開業(当時、目時駅は未開業)。 12月20日:下田駅開業。 1893年(明治26年)7月16日:野内駅、浦町駅開業。 1894年(明治27年)1月4日:乙供駅、狩場沢駅開業。 4月1日:古間木駅(現在の三沢駅)開業。 1897年(明治30年)7月1日:剣吉駅開業。 1905年(明治38年)7月1日:野内駅 - 浦町駅間に貨物駅として練兵場駅開業。 11月11日:練兵場駅廃止。
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日本鉄道
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1884年(明治17年)8月20日:日本鉄道 高崎駅 - 前橋駅(旧)間延伸開業。 1889年(明治22年)12月26日:前橋駅(旧) - 前橋駅(両毛鉄道)間を延伸。前橋(旧)駅廃止。
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日本鉄道
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1891年(明治24年)9月1日:日本鉄道盛岡 - (目時 - 青森)間が開業。当時目時駅は未開業。 1893年(明治26年)2月15日:一ノ戸駅(現在の一戸駅)開業。 1898年(明治31年)1月11日:川口駅(現在の岩手川口駅)開業。 1906年(明治39年)1月21日:滝沢駅開業。
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日本鉄道
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終戦直後の1946年、前述した弾丸列車計画を民間主導で実現しようという声も出た。この計画は五島慶太らが日本鉄道(明治期の私鉄である日本鉄道(現在のJR東日本の前身の一つ)とは関係ない)を設立し、東京 - 福岡間に標準軌新線を敷設、同区間を10時間で結ぼうというものであったが、主要幹線の国有方針と復興資金及び資材の国鉄優先注入方針から、国の認可が下りるには至らなかった。
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