那珂川駅とは? わかりやすく解説

那珂川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 14:21 UTC 版)

那珂川駅
なかがわ
Nakagawa
水戸 (1.1 km)
所在地 茨城県水戸市
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 常磐線(貨物支線)
キロ程 1.1 km(水戸起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1890年(明治23年)11月26日[1]
廃止年月日 1984年(昭和59年)2月1日[1]
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那珂川駅(なかがわえき)は、かつて茨城県水戸市にあった日本国有鉄道(国鉄)常磐線貨物支線)の貨物駅廃駅)である。

概要

1890年(明治23年)に水戸鉄道(初代)によって開設された貨物駅である。開業前年の4月5日、水戸を訪れた正岡子規が、敷設工事の様子を『水戸紀行』に記している。那珂川の水運と鉄道輸送の結節点として機能していた。

当駅につながる貨物支線は、水戸駅から水戸城空堀を経て当駅手前まで水郡線と並走しており、廃止まで非電化であった。

駅用地の奥には、国鉄水戸鉄道管理局の職員研修施設である水戸鉄道学園が設置されており、研修に使われる車両が当駅への貨物支線を使って搬入されていた。公式には貨物支線の廃止は1984年(昭和59年)だが、水戸鉄道学園の廃止は1987年(昭和62年)であり、その頃まで使われていた。

歴史

隣の駅

日本国有鉄道
常磐線(貨物支線)
水戸駅 - (貨)那珂川駅

跡地

跡地には、水戸中央郵便局建て替え工事に伴い、仮設プレハブ局舎(郵便課・集配課作業棟)が設置された。局舎撤去後、1988年(昭和63年)に水戸市営城東住宅A棟が、1992年(平成4年)に同住宅B棟が建てられている。その隣には、それまで水戸駅南口にあったJRバス関東水戸支店1990年(平成2年)に当地へ移転している。JRバス関東水戸支店となったのは当駅跡地の3割程度で、残りは水戸鉄道学園の跡地なのだが、もともとは水戸鉄道学園も当駅の敷地内に設置されたものである。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、438頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

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