富田駅 (栃木県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/19 09:41 UTC 版)
| 富田駅 | |
|---|---|
|   
       駅舎(2021年11月)
       | |
| とみた Tomita | |
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       ◄佐野 (4.5 km)
       
       (0.9 km) あしかがフラワーパーク►
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| 所在地 | 栃木県足利市駒場町148 | 
| 所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | 
| 所属路線 | ■両毛線 | 
| キロ程 | 31.1 km(小山起点) | 
| 電報略号 | ミタ | 
| 駅構造 | 地上駅 | 
| ホーム | 2面2線[1] | 
| 乗車人員 -統計年度- | 1,049人/日(降車客含まず) -2016年- | 
| 開業年月日 | 1893年(明治26年)2月18日[1][2] | 
| 備考 | 無人駅 | 
富田駅(とみたえき)は、栃木県足利市駒場町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)両毛線の駅である[1]。
概要
足利市東部の富田地区(旧足利郡富田村)に位置する。2018年4月1日にあしかがフラワーパーク駅が開業するまでは[3]、当駅があしかがフラワーパークの最寄り駅だったため、臨時快速列車「あしかが大藤まつり号」の停車駅となっており、あしかがフラワーパーク駅開業後も停車は継続されている。
みどりの窓口で発売される当駅発着の乗車券は、三重県四日市市にある関西本線の富田駅(こちらは「とみだ」と読む)と区別するため、(両)富田と表示される。
以前は、当駅 - あしかがフラワーパーク駅間ではSuicaなどの交通系ICカードで乗車できなかったが[4]、2020年3月14日にあしかがフラワーパーク駅と同一の運賃・料金の適用を取りやめることにより、当駅 - あしかがフラワーパーク駅間でSuicaなどの交通系ICカードが利用可能となっている[5]。
歴史
 
   - 1893年(明治26年)2月18日:両毛鉄道の駅として開業[1][2]。
- 1897年(明治30年)1月1日:日本鉄道に譲渡。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道国有化[2][2]。官設鉄道に移管。
- 1915年(大正4年)4月28日:赤見軽便鉄道(富田 - 出流原)開業。
- 1927年(昭和2年)10月20日:赤見軽便鉄道廃止。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体日本国有鉄道(国鉄)発足に伴い、その所属となる。
- 1961年(昭和36年)9月1日:貨物扱い廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:無人化[6]。以降1990年ごろまで要員機動センター職員による特別改札実施駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 1999年(平成11年)3月:新駅舎完成。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2007年(平成19年):新トイレが完成(駅舎と一体化)。
- 2013年(平成25年)11月:2番線にホーム待合所完成。
- 2018年(平成30年)
- 2020年(令和2年)3月14日:あしかがフラワーパーク駅と同一の運賃・料金の適用を取り止め[5]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ列車交換可能な地上駅である[1]。ホーム間は跨線橋で繋がっている。かつては単式・島式複合ホーム2面3線だったが、島式ホームの外側(3番線)の線路と架線は撤去されている。
足利駅管理の無人駅。Suica・PASMOの簡易改札機、自動精算機設置。
のりば
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 
|---|---|---|---|
| 1 | ■両毛線 | 上り | 足利・桐生・高崎方面[7] | 
| 2 | 下り | 佐野・小山方面[7] | 
-  
     
    改札口(2021年11月)
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    待合室(2021年11月)
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    ホーム(2021年11月)
利用状況
JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2016年度(平成28年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
あしかがフラワーパークの大藤開花時期は特に混雑するため、駅舎の隣に臨時改札を設置して対応している。2018年4月1日、当駅から足利駅との間、あしかがフラワーパークの北側の道路の向かい側(足利市迫間町)に新駅「あしかがフラワーパーク駅」が開業した[3]。
| 1日平均乗車人員推移 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 | 
| 2000年(平成12年) | 946 | [利用客数 1] | ||
| 2001年(平成13年) | 901 | [利用客数 2] | ||
| 2002年(平成14年) | 812 | [利用客数 3] | ||
| 2003年(平成15年) | 865 | [利用客数 4] | ||
| 2004年(平成16年) | 897 | [利用客数 5] | ||
| 2005年(平成17年) | 923 | [利用客数 6] | ||
| 2006年(平成18年) | 890 | [利用客数 7] | ||
| 2007年(平成19年) | 963 | [利用客数 8] | ||
| 2008年(平成20年) | 987 | [利用客数 9] | ||
| 2009年(平成21年) | 953 | [利用客数 10] | ||
| 2010年(平成22年) | 886 | [利用客数 11] | ||
| 2011年(平成23年) | 823 | [利用客数 12] | ||
| 2012年(平成24年) | 215 | 630 | 845 | [利用客数 13] | 
| 2013年(平成25年) | 243 | 641 | 884 | [利用客数 14] | 
| 2014年(平成26年) | 252 | 576 | 828 | [利用客数 15] | 
| 2015年(平成27年) | 329 | 617 | 947 | [利用客数 16] | 
| 2016年(平成28年) | 407 | 641 | 1,049 | [利用客数 17] | 
駅周辺
- 白鷗大学足利高等学校富田キャンパス
- 栃木県産業技術大学校県南校
- あしかがフラワーパーク
- 栗田美術館
- 迫間自然観察公園
- 足利小山信用金庫富田支店
- 皆川病院
- とちぎコープ生活協同組合足利センター
- 足利市富田公民館
- 富田郵便局
バス路線
駅南側の栃木県道67号桐生岩舟線沿いに設置されている「富田駅」停留所にて、あしバスアッシー(足利市生活路線バス)の路線がアピタ方面、岡崎山方面へと発着する。
また、「富田駅入口」停留所からは、足利中央観光バスが運行する高速バスが、羽田空港方面、運転免許センター方面へと発着する。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 
    ■両毛線 
    - 佐野駅 - 富田駅 - あしかがフラワーパーク駅
 
脚注
出典
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、22頁。
- ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、459頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 『両毛線新駅「あしかがフラワーパーク駅」が2018年4月1日に開業します!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社、2017年12月7日。オリジナルの2019年6月8日時点におけるアーカイブ。2020年6月8日閲覧。
- ^ “首都圏エリア” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社. 2019年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月15日閲覧。
- ^ a b 『「あしかがフラワーパーク駅」ご利用の際の運賃・料金の取扱い変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社、2020年1月31日。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ。2020年1月31日閲覧。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ a b 「JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(富田駅)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
利用状況に関する資料
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2005年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2006年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2007年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2008年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2009年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2010年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2011年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「各駅の乗車人員 2013年度 ベスト100以外(6):JR東日本」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「各駅の乗車人員 2014年度 ベスト100以外(6):JR東日本」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「各駅の乗車人員 2015年度 ベスト100以外(6):JR東日本」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
- ^ 「各駅の乗車人員 2016年度 ベスト100以外(6):JR東日本」東日本旅客鉄道。2025年10月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(富田駅):JR東日本
- 富田駅_(栃木県)のページへのリンク

 
                             
                    








