矢切の渡し
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詳細は「矢切の渡し」を参照 (千葉県松戸市 - 東京都葛飾区) 江戸川左岸の松戸市矢切(やきり、やぎり)地区と右岸の東京都葛飾区柴又を結ぶ。民営(個人運営)。有料(大人200円、子供100円 2012年10月より料金改正)。 かつて江戸幕府が江戸川の渡しとして指定し、農民の管理により運営されていた航路のうち最後の一つ。現在も先祖代々船頭だった個人が運営。 ※参考:矢切の渡し - 松戸市観光協会 ※参考:矢切の渡し - 葛飾区観光サイト “かつしかまるごとガイド”
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矢切の渡し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 08:43 UTC 版)
矢切の地名は、江戸川の渡し舟として有名な矢切の渡しの由来でもある。江戸川を挟んで矢切と東京都葛飾区柴又を結んでおり、現在も渡し舟が運航されている。片道の料金は大人200円、子供・自転車各100円(2018年12月時点)。「房総の魅力500選」に選定されているほか、柴又帝釈天界隈とともに環境省の「日本の音風景100選」に選定されている。 この渡しは江戸時代初期に江戸幕府が地元民のために設けた利根川水系河川15ヶ所の渡し場のうちの一つであり、観光用途に設けられたものではない。かつては官営だったが、その後は民営となり、明治初期から杉浦家が船頭を務めて運営している。 この渡しが日本全国に有名になったのは、明治時代の伊藤左千夫の小説『野菊の墓』(1906年)によるところが大きい。現在、矢切にはこの小説の文学碑が建立されている。また、歌謡曲「矢切の渡し」の大ヒットや、矢切の対岸の柴又を舞台とする映画『男はつらいよ』でも脚光を浴びた。『男はつらいよ』シリーズでは、1969年公開の第一作で渥美清演じる主人公車寅次郎が帰郷のため乗船する場面以降しばしば登場する。 現在は観光用途の意味合いが強いが、元々渡し舟という交通手段であるため、渡し場に多少の土産物屋がある程度で、特に観光地化されているわけではない。雨天・荒天時は運休するほか、風の強い日や繁忙期などは、手漕ぎでなく船外機で進む。 矢切側の渡し場は鉄道駅から遠いため、多くの乗客は柴又側から乗船し、往復利用している。年末年始には柴又帝釈天参詣のため松戸側の乗り場が混雑する。2012年4月28日より京成バスが矢切側の渡し場付近に「矢切の渡し」停留所を新設、土休日に限り一日8往復のバス(松31系統)が矢切の渡し - 松戸駅間で運行を開始した。 2013年から「矢切観光案内所」が、上記「矢切の渡し」停留所に隣接する形で矢切風致保存会の手により開設され、矢切地区の歴史展示のほか、矢切地区産の野菜や観光物産品が販売されるようになった。 運航時間:10:00 - 16:00 運航日:3月中旬から11月末日まで毎日、それ以外の期間は、土・日・祝日、帝釈天の縁日のみ運航(荒天の場合は運休)。 料金:片道 中学生以上200円、子供100円 位置情報:北緯35度45分34.1秒 東経139度53分1.5秒 / 北緯35.759472度 東経139.883750度 / 35.759472; 139.883750 (矢切の渡し)
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