ネガ・ネビュラス(N・N)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:26 UTC 版)
「アクセル・ワールド」の記事における「ネガ・ネビュラス(N・N)」の解説
《黒の王》ブラック・ロータスが率いるレギオン。略称「ネガビュ」。暗黒星雲が語源で、当初は「華やかな原色で彩られた加速世界の銀河を暗黒で塗りつぶす」という意図だけでつけられた名前だったが、新たな仲間が集い勢力を盛り返しつつある現在になって、本来の物質が集まって新たな恒星を生み出す「星のゆりかご」という存在と重ねるようになっている。現在は杉並が領土。かつて(第1期)は渋谷に拠点を置く他の6大レギオンに引けを取らない規模のレギオンだったが、2044年8月にロータスが反逆者となった上、その直後に行われた帝城攻略ミッションで壊滅状態に陥り解散。領土はロータスとグリーン・グランデの密約によりグレート・ウォールに譲渡された。
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ネガ・ネビュラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:36 UTC 版)
「アクセル・ワールドの登場人物」の記事における「ネガ・ネビュラス」の解説
有田 春雪(アリタ・ハルユキ) / シルバー・クロウ(Silver Crow) 声 - 梶裕貴 本作の主人公。杉並区にある私立梅郷中学に通う。中学1年生→2年生。2年時のクラスはC組。2033年4月23日生まれ。自宅は高円寺駅北側に建つ大型複合マンションの1室。黒雪姫からは当初は「有田君」だったが打ち解けてからは「ハルユキ君」、幼馴染であるチユリとタクムからは「ハル」と呼ばれている。共働きの両親が育児を省力化するため、幼少期からニューロリンカーを装着させられていた。小学校2年生で両親が離婚し母親に引き取られ、以降父親には会っていない。趣味はゲーム全般で、自宅にはあらゆるジャンルのゲームやハードがコレクションされている。FPSを主戦場とする凄腕のゲーマーであり、黒雪姫にその並はずれた反応速度を見込まれて、2046年10月24日にバーストリンカーになる。一人称は基本的に「僕」だが、タクムとチユリの前や興奮した時、および《災禍の鎧》の影響下にある際は「オレ」になる。 小柄かつ肥満な体型と内向的な性格、身体能力の低さにより、小学校の頃からパシリにされるなどのいじめを受けており、耐え切れなくなると男子トイレの個室に逃げ込み学校ローカルネットに接続し、設置されていたスカッシュゲームをやりこんでストレスを発散していた。ゲームで培われた反応速度から驚異的なスコアを叩き出しており、後にそのスコアは加速世界から退き隠遁生活を送っていた黒雪姫に興味を抱かせる切っ掛けになっている。いじめを受けてきた過去から自分(特に肉体的特徴)に自信がなく、自分に向けられる好意さえも深く疑うなど猜疑心の強い性格だった。しかし本質的には他者への気遣いと敬意を絶やさない心優しい人柄で、かつBBを何よりも「ゲームとして明るく楽しむこと」を第一義とする正道のゲーマーであり、それを損なう行いを強く拒む。 幼馴染であるチユリやタクム、黒雪姫を始めとするBBを通じて関わった人物達からはその人間性を評価されており、加速世界全域に好感を得ている様子が各所に描写される。特に女性バーストリンカーからは、初対面から友好的な関わりを得ることが大半。当人には自覚がないが、無意識に相手を気遣う優しさや思いやる言葉をまっすぐに伝えることが好意を抱かせる一因となっている模様。また本来バーストリンカーと敵対するはずのメタトロンと友誼を結んだ姿は「ハルユキなら納得できる」とネガ・ネビュラスのメンバーが納得している。 基本的にうっかり屋でどこか抜けているところがあり、BPの安全マージンを取らずにレベル2になり窮地に陥る、コマンド操作を誤ってバトルロイヤルモードに引き込まれるなどのミスをしばしば犯す。周囲からはなぜか「足が好き」と思われており、言われるたびに強く否定している。 バーストリンカーになってから経験したあらゆる出来事を通して多少前向きになり、「大切な人達を守りたい」「無くしたものがあるならば、一つずつ取り戻せばよい」と考える余地が生まれ、人間的成長が見られる。自分のことで怒ることはほとんどなくある意味で大らかであるが、仲間やBBの対戦環境を害された際には激しい怒りを露わにし、制御が利かなくなる(タクムからは「キレたら突っ走る」と評されている)。極限状況においては「手段を尽くして目の前の敵を倒すことしか考えない」と黒雪姫は評している。「心傷殻」の中に何を込めたままかは未だ不明だが、激烈な感情を内に秘めている。 2年へ進級後はチユリやタクムと同じクラスになる。当初、学園を支配しようとした能美の罠に掛かり謂れのない差別を受けていたが、紆余曲折の末に汚名は雪がれ、クラス内では「無害な丸っこいヤツ」というポジションを確立しつつある。その後、ふとしたことからクラス代表で飼育委員になってしまい、流れから飼育委員長に任命されてしまうが投げ出さず仕事を全うしている。「動物に好かれる質ではない」との自己評価だがホウからは信頼されている模様で、それを示すようにハルユキの手からも餌を食べるようになっている。文化祭のクラス展示では自身の趣味を反映した物にアップデートし、その内容をクラスメイト達から評価された。文化祭後、クラス展示での働きぶりと飼育委員長としての活動ぶりから、学級委員の生沢からタクムと共に次期生徒会選挙の立候補メンバーに誘われることになり、今までの自分にできなかった何かをしたいと思い、書記としての出馬を決意する。 通常アバターは本来自作の格好いいものだったらしいが、荒谷たちにそれを奪われ「ピンクの豚」を強制された。いじめから解放された後も、「使い慣れている」という理由から引き続き使用している。 レベル4に上がってしばらくたった頃に行われた5代目クロム・ディザスター討伐の際、逃亡を図るディザスターを阻止するためにあえて背中へ攻撃を受けたことが原因で、《災禍の鎧》の欠片がデュエルアバターに残留してしまう。その後はほとんど自覚症状もなかったが、ヘルメス・コード縦走レースにおいて《加速研究会》の非道な手段でのレース妨害への怒りが鎧の欠片と共鳴してしまい、6代目《クロム・ディザスター》へと変貌してしまう。その後仲間達の尽力と、《災禍の鎧》に宿る《獣》やサフラン・ブロッサムの残留思念との対話を経て鎧に残留していた負の心意を突き止め、解呪に成功した。 7月、対《オシラトリ・ユニヴァース》の作戦中、太陽神インティの破壊に成功したものの、コスモスに調教された第二形態《終焉神テスカトリポカ》によって拉致されてしまい、自分を救出しに来た仲間たちを助命するべく、メタトロンと共に《オシラトリ・ユニヴァース》へと移籍し、コスモスに忠誠を誓う。 デュエルアバターは現実とは正反対の小柄で細身な格闘型のメタルカラーで、拳足以外の武器を持たない純粋なスピード型。メタルカラーチャートにおいて貴金属寄りの「シルバー」であり、熱・冷気・毒など多くの特殊攻撃に耐性を持つが、電撃・腐食・打撃に弱い。特に銀は金属の中で電気伝導率が最高なので、メタルカラーの中で最も電撃に弱い。《ここではないどこかへ行きたい》という心の傷を具現化した姿とされ、当初は何のアビリティも持っていなかったが、タクムとの戦いで《飛行(アビエーション)》アビリティを発現させ「加速世界唯一の完全飛行型アバター」として覚醒し、アバター名とその能力から《銀の鴉》《超速の翼(スピードスター)》の二つ名を取る。また、レギオン合併の折にアイオダイン・ステライザーから半ば強引に《毒消しキング》の二つ名も譲られている。主な戦術は高高度からの加速度を威力に転換した《急降下重攻撃(ダイブ・アタック)》と翼の瞬間推力を利用した変則的な三次元格闘《空中連続攻撃(エアリアル・コンボ)》、体を錐もみ回転させ命中性を代償にダイブ・アタックの威力を高めた自身の近接格闘技中最強攻撃《螺旋蹴り(スパイラル・アタック)》。より単純かつ効率的な戦法として、敵を掴んだまま急上昇しそのまま手を放して転落させ落下ダメージを与えるというものもある。また前述の通り反応速度、および空間認識能力が非常に優れているため、相手の攻撃を見切り紙一重でかわしたり、黒雪姫の《柔法》を参考に編み出した攻撃の流れを変えて受け流す《受け返し(ガード・リバーサル)》も得意とする。レベル5までのボーナスをすべて「飛行力強化」に費やした飛行能力特化型アバターで、現状では最大4名まで抱えて空を飛ぶだけの運搬能力を持ち、スピード面ではアビリティ単独では最高500km/hに達する。飛行スピードに目が行きがちだが、実は走行速度もかなり速い。後に大天使メタトロン攻略のための修行により、銀の持つ「可視光線の反射率が全金属中最大」という特性を利用した、両前腕部の導光クリスタルで光線技を受けて別方向に受け流すアビリティ《光学誘導(オプティカル・コンダクション)》にも目覚めた。登場している通常技は、「パンチ」「キック」の2つ。また必殺技に光属性を併せ持つ打撃(頭突き)技《ヘッドバット》(レベル1必殺技)があるが、リーチが短く大振りなため滅多に使わない。 超接近戦での高速三次元戦闘技術はすでにハイランカーの域まで達しているが無手なので純粋な攻撃力はそれほど高くないという弱点を補うため、仲間のためにできることを増やすため、そしてレベル7になったときにタクムと剣で戦いたいという動機から、レベル6ボーナスで両刃直剣型の強化外装《ルシード・ブレード》を獲得。この強化外装は一定以上の「衝撃エネルギーゲージ」を貯めると《変換(コンバージョン)》のボイスコマンドで、超高熱で質量のない刀身を持つエネルギーブレードに姿を変えるという特殊能力が秘められている。また、ミッドタウン・タワーで偶然救出したミスター・スミスにより《炎熱属性無効》が付与されているため、超高熱に晒されても溶解しない。現状では剣と飛行アビリティの相性があまり良くないという欠点があるものの、《災禍の鎧》を纏った経験や度重なる戦いを経て上達しており、瀬利に弟子入りし初歩ながらも《オメガ流合切剣》を修得、《合》や《極》を身につけた。さらに、メタトロンから「しもべ」として認められたことで、強化外装《メタトロン・ウィング》を貸与されており、移動に利用するのみならず、攻撃でも運用するが、自分ではどうしようもない状況に陥ったときしか使わないというルールを決めているため通常対戦では使用しない。 また、メタトロンに導かれて、ハイエスト・レベルにも到達している。さらに、インティ攻略を前に10時間以上もぶっ続けで素振りを繰り返したことで、単独でのハイエスト・レベルへのシフトに成功する。 心意の適性は射程拡張・移動能力拡張の2つで、攻撃型心意は全て射程距離拡張に属する。修行により射程距離拡張系の心意攻撃技《光線剣(レーザーソード)》を会得、その後、射程を約30mまで強化した《光線槍(レーザーランス)》を開発する。第二段階として発動に少し時間がかかるものの《光線槍》を飛ばすことでさらに射程を伸ばした《光線投槍(レーザージャベリン)》、低速での長距離移動には向かないが瞬間的な超加速で最高1000km/hに至る心意飛行技《光速翼(ライトスピード)》を編み出している。《光速翼》と《メタトロン・ウイング》を組み合わせれば、その最高時速は音速を超えた1225km/hに到達する。さらに、仲間や友達を守りたいという想いから、装甲の中に宿した光を具現化することで薄いが頑丈な球形の光の殻を生成し、直径20mを超える範囲を守る《光殻防壁(ライト・シェル)》を発現。ニコによると、25巻時点で心意パワーは大規模レギオンの幹部クラスに到達しているらしい。 『あくちぇる・わーるど。』では通常アバターにリアルの時の髪の毛と制服のネクタイを身に着けた姿となっており、原作でいじめにあっていた時以上のひどい目に遭わされても気にしないタフな精神のキャラクターとなっている。 黒羽 早雪(クロバ・サユキ) / ブラック・ロータス(Black Lotus) 声 - 三澤紗千香 本作のヒロイン。《ネガ・ネビュラス》を率いる純色の黒たる《黒の王》。中学2年生→3年生。2032年9月30日生まれ。血液型A型。梅郷中学の生徒会副会長(仕事内容は会計)。その美貌から「黒雪姫(スノー・ブラック)」の二つ名で呼ばれており、生徒達の憧れの的になっている。本名は読者に対しては26巻で初めて明らかにされたが、楓子、謡、あきらにはそれぞれ「サッちゃん」「サッちん」「サッチ」と呼ばれており、ハルユキにも1巻ラストできちんと名乗っており、登場人物に対しては隠してはいなかった。第2期のメンバーであるハルユキ、タクム、チユリからはそれぞれ「(黒雪姫)先輩」「マスター」「黒雪先輩」と呼ばれている。命名は神邑分家の風習に則ったもので、ヘメロカリスの一品種である《アーリースノー》に由来する。なお、加速世界では楓子とあきらからは「ロータス」、謡からは「ローねえ」と呼ばれている。 冷静沈着かつ毅然した性格をしているが、少々せっかちで気が短い。謡から「隠れドジっ子」と称されるなど、どこか抜けている一面を持っており、第1期ネガ・ネビュラスのメンバーには彼女の孤高の強さに惹かれた者だけでなく、放っておけなさから入った者達も多かったらしい。一人暮らしのためか食事は冷凍食品が主を占めていた。しかし最近料理を始めたらしいがあまり上達はしていない模様で、ニコから協力の代価に求められた「手作りカレー」を「高難易度のミッション」と呼称している。実家は港区白金だが、3年前に実姉をナイフで傷つけたことで勘当されており、現在は阿佐ヶ谷住宅の一角で一人暮らしをしている。家族との仲は出生の経緯もあって冷めきっており、交通事故で意識不明の重体となった時も家族の誰一人病院に駆け付けなかった。中学卒業後は放逐に近い形で海外へ留学させられる可能性もあり、近いうちにBBを引退することになるかもしれないと悩んでいる。 「カムラ社」創業家である神邑(カムラ)家の分家筋にあたる黒羽家の次女。同社で《STLT》を研究していた両親により人工子宮を介した《マシンチャイルド》として生み出され、胎児のときからニューロリンカーを装着させられていた上、《魂の複製》実験の被験者として何者かの魂を上書きされている。うなじにはその証拠として生年月日(人工子宮から出た日)である「20320930」の数字とバーコードが刻印されている。そのような出自から魂では他人である遺伝子上の両親への情愛は乏しく、両親側も彼女を半ば実験動物のように扱っている。8歳のころにバーストリンカーとなり、強さと速さを追い求めてレベル9まで到達した。しかし《親》である実姉ホワイト・コスモスの策略に嵌められ、和平を訴えかけ王同士の衝突を回避しようとする先代赤の王レッド・ライダーを不意討ちで全損に追いやったことから「秩序の破壊者」となり、加速世界から逃避。さらにレギオン崩壊や友人・家族との繋がりの喪失といった事情から、長らくグローバルネットに接続せず閉じこもっていた。2年間の落魄の日々の中、梅郷中のローカルネットで見つけたハルユキに加速世界最速の存在となる資質を見出し、BBを与えて加速世界へと誘う。 通常アバターは露出の多いドレスに黒揚羽蝶の羽をあしらったリアルの姿に近いものを使用している。観戦用アバターもこれを流用していたがこれが原因でリアル割れしてしまいシアン・パイルに狙われ、自身のアバターの封印を解くか《子》を持つかを悩んだ末にハルユキを《子》にするに至る。 ハルユキに対しては初期からかなりの好意を抱いており、バーストリンカーとしての素質だけでなく、性格的にも高く評価していた。大人びた言動をとるがハルユキに近づく女子にヤキモチを焼く姿は年相応のもので、当初は自身に芽生えた感情が何であるか気付かなかったが告白後はヤキモチぶりが顕著になっている。そのヤキモチぶりは凄まじく、ハルユキが自分が知らない女生徒やレギオンの女子メンバーと親しくしているだけで機嫌が悪くなる。リアルでは微笑みながら威圧したり耳や頬を引っ張る程度だが、加速世界では、腹いせに建物などのオブジェクトを切断したりするほど。また独占欲もかなり強く、ハルユキが美早のバイクで登校してきた時は二人きりで話すために「飼育委員長への出頭要請」という名目で生徒会室に連れ出している。 操られていたとはいえ友であるライダーを不意討ちして全損していたことを始めとして幼き日に犯した過ちを今でも悔やみ続けており、それを突かれることで戦意を喪失してしまうことがあるなど、精神面では脆い一面も見せていた。かつての自分を「生き急いでいた」と自嘲していたが、新しいネガ・ネビュラスのメンバーと共に過ごすうちに隠遁していた2年半の歳月に意味があったと考えられるようになり、姉であるホワイト・コスモスに対して啖呵を切るなど精神的な成長を見せている。 デュエルアバターは両手両足が剣で出来ており、防御行動すら攻撃になる近接攻撃のスペシャリストで、《絶対切断(ワールド・エンド)》の二つ名を持つ。流派はグラフから伝授された《明陰流(アインりゅう)》がベース。四肢の剣は常時発動型アビリティ《終決之剣(ターミネート・ソード)》となっており、破壊不可能である「地形」をも切断することが出来る《絶対切断属性》による攻撃力と格闘型の優れた体術を兼ね備えた絶大な戦闘力を誇る。脚が剣であるため加速世界でも珍しい《常時ホバー移動》アビリティ持ちの浮遊型アバターで、わずかだが常に宙に浮いており、大半のダメージゾーンを無効化することができる。反面で防御力はそれほどでもなく、相手の攻撃を受け流しそのまま攻撃に転じるグラフ直伝の技《柔法》でカバーしている。また、「プラスの自己暗示」である《オーバードライブ》コマンドを、「色特性を持たない」という自分に合わせ性能ダイヤグラムの改変という形で発展させており、遠隔寄りになる「モード・レッド」、近接寄りになる「モード・ブルー」、防御寄りになる「モード・グリーン」の3つを編み出している。 登場している必殺技は、腕からの突き技《宣告・貫通による死(デス・バイ・ピアーシング)》(レベル5必殺技)、両腕で抱くようにして敵を切断する《宣告・抱擁による死(デス・バイ・エンブレイシング)》(レベル8必殺技)、脚からの連続蹴り《宣告・連撃による死(デス・バイ・バラージング)》(レベル4必殺技)。また、第二段階の心意技に射程・威力拡張の複合技《奪命撃(ヴォーパル・ストライク)》、両腕の剣に八つの星の輝きを宿して攻撃する《星光連流撃(スターバーストストリーム)》、高威力の二十七連撃を秒速2.5秒で放つ《光環連旋撃(ジ・イクリプス)》(いずれもグラフから伝授されたもの)を持つ。 『あくちぇる・わーるど。』では常時通常アバターと同じ姿となっており、やたらとくだらないダジャレを言う癖がある。本編同様に料理は苦手であるようだが、チョコレートで本物と見紛うほどのチェスの駒やルービックキューブを作ったり、さらにはマグロの解体作業まで行えるなど驚異的な手先の器用さを作中でたびたび見せている。基本的にやりたい放題で、彼女の奇想天外な行動に周囲が巻き込まれるというのが本作の基本路線である。 倉嶋 千百合(クラシマ・チユリ) / ライム・ベル(Lime Bell) 声 - 豊崎愛生 ハルユキの幼馴染。左側頭部に大きな猫の顔のヘアピンを付けている。幼馴染であるハルユキからは「チユ」、タクムからは「チーちゃん」黒雪姫からは当初「倉嶋君」、後に「チユリ君」と呼ばれている。陸上部に所属。いじめを受けているハルユキを心配してあれこれ世話を焼き、当初ハルユキが黒雪姫と親しくするのを好ましく思っていなかった。小5の頃にタクムに告白され本編開始時まで付き合っていたが、本音では幼い頃のような分け隔てのない関係に戻りたいと思っている。ハルユキとタクムの決闘を機にBBの存在、さらに二人が自分に対し秘密を作っていたことを知る。一旦はそれを許したものの、二人がBBばかりに夢中になっていることに不満を抱き、元の関係を取り戻すために2年生への進級と同時にタクムにコピーを要求し彼の《子》となり、現状ではチユリ・タクム・ハルユキで対等の関係。当初BBについてはハルユキとタクムと昔の関係を取り戻すための手段と考えていたが、多くのバーストリンカーとの対戦や加速世界に関する様々な出来事に触れ、またコミュ力の高さから親しいリンカーが多くできたことで、一人のプレイヤーとして楽しみに目覚めていく。 咽頭癌を患った父親と会話するために幼児期からニューロリンカーを使用していた。父親の悪性腫瘍は今までに2度再発しており、もう一度転移が見つかればかなり危ないと医師から宣告されているため、「再発の心配をしなくてもよかった頃に戻りたい」という願いも抱いている。 通常アバターは猫耳娘をあしらったリアルの姿に近いものを使用している。 デュエルアバターは彩度の高い緑系統でやや間接寄りの防御型だが、前述した「昔のような関係に戻りたい」という願いから、極めてレアな《時間遡行》という能力を持ち、とんがり帽子やマント状の装甲も相俟って《時計の魔女(ウォッチ・ウィッチ)》の二つ名を取る。緑系なので基礎防御力は高いが、カラーネームが植物由来だからか炎耐性がやや低い。主な装備は必殺技発動にも使う左手の巨大なベル型強化外装《クワイアー・チャイム》で、音響によるスタンが発生するため殴打効果も高い。システムそのものに干渉する加速世界最高峰の必殺技《シトロン・コール》には、対象アバターのステータスを必殺技ゲージを半分消費して秒刻みで巻き戻すモード1(レベル1必殺技)と、必殺技ゲージをフルチャージ状態から全消費して外的要因による恒常変化単位で巻き戻すモード2(レベル4必殺技)の2パターンが存在する。これにより、集団戦では治癒師(ヒーラー)として活躍する。ただし強化外装が大きすぎて先端を自分に向けられないため、自分自身を回復させることができないのが弱点。また、ベルを鳴らしてエネミーを集める《音響召喚(アコースティック・サモン)》アビリティに自力で目覚めている。なお、この鐘の音はハルユキたちの小学校のチャイムの音に似ているらしい。 ゲームには疎かったらしいが、平常の言動とは裏腹に思慮深く、十分に思索を巡らせ準備を整えてから行動に移る策士肌。能美の事件の際には彼に従うフリをしながらもクロウの翼を奪還するチャンスをうかがい、その一方で黒雪姫に事情を知らせ救援を要請して事件解決の立役者の一人となった他、咄嗟の判断や思わぬ提案で仲間達を驚かせる事態がしばしばある。現在の梅郷中メンバーで唯一〈心意システム〉の修行を行っていない。そのため、心意システムを用いた戦いでは《シトロン・コール》を使用した回復役がメインとなることが多く、本人は前線で戦えないことを不満に思っている。 『あくちぇる・わーるど。』では通常アバターが制服を着た姿で「ニャ」が口癖になっており魚に興奮して飛びつくなど猫を前面に押し出したキャラクターになっている。 黛 拓武(マユズミ・タクム) / シアン・パイル(Cyan Pile) 声 - 浅沼晋太郎 ハルユキの幼馴染。2033年4月2日生まれ。両親が教育熱心だったため、幼少時から教育ソフトをインストールされたニューロリンカーを使用していた。ハルユキからは「タク」、チユリからは「タッくん」、黒雪姫からは「タクム君」あるいは「ハカセ」と呼ばれている。剣道が好きで、小学校の頃から道場に通っている。伝説的な剣道選手である宮崎正裕選手に憧れ、自室には彼の写真をポスター加工して飾っている。また剣道関係で侍も好きであり、歴史を語る際には熱心に語っている。自宅はハルユキ、チユリと同じマンションだが、2人と違い新宿の小中高一貫校に通っており、中学入学後に青の王の側近だった剣道部の主将の《子》として加速世界に入った。 かつてチユリと付き合っていたが、チユリとハルユキの関係性に屈折した感情を抱き、そのことが性格を歪めていた。その一方で彼女が本当に望んでいた元の関係を自ら壊してしまったことに負い目を感じてもいた。新宿の中学では一年生にして剣道の都大会優勝など、眉目秀麗・文武両道の優等生で通っていた。しかし勉学・剣道共に努力による確かな下地を持ちつつも、突出した成績は「加速」を利用した不正の賜物であり、しかもポイントが枯渇寸前になるまでコマンドを乱用し自分を追い詰めていた。その打開策として、「親」からもらったバックドア・プログラムをチユリのニューロリンカーに仕込み、彼女のプライベートを盗み見するのと同時に、膨大なポイントを持つロータスを狩るために、チユリを踏み台にして梅郷中ローカルネットへの不正アクセスと乱入を繰り返していた。 自分の正体に気付いたハルユキとの対戦で、心に貯めていた劣等感や負の感情を吐き出して彼を叩きのめすが、土壇場で《飛行》アビリティに目覚めたクロウに心身ともに敗北し和解、そして彼の「仲間になれ」という言葉に応じ、罪滅ぼしのためにネガ・ネビュラスに移籍した。入った当初は罪悪感と贖罪の意識が強かったが、次第にネガ・ネビュラスというレギオンに対して強い思い入れを抱くようになり、オシラトリとの決着をつけるための領土戦を手間無く行える「杉並エリアを放棄する」という手段を真っ先に反対している。リアルにおいても自分へのケジメとして剣道を辞め、学校も梅郷中に転校、さらに周囲を見つめ直す意味を込めて、ニューロリンカーによる視力矯正を止めてメガネを常用するようになる。黒雪姫の助言で剣道については転校後進級と共に再開したため、陸上部のチユリ同様大会などで領土戦に出られないこともある。2047年7月21日の都大会では個人戦でベスト4に入賞、見事関東大会への出場権を勝ち取った。状況の分析能力に優れ、適切な方針を言語化して打ち出す軍師格で、第2期ネガ・ネビュラスにおける参謀役。頭脳役を求められニコからは「ハカセ」呼ばわりされるが、当人は嫌がっている。またハイスペックではあっても中身は普通の思春期男子であり、文化祭やプールではその一面を垣間見せている。 普段は冷静沈着で物事を的確に対処するが、より根本では生粋のファイターであり、負けず嫌いで思慮深さだけでなく決断・実行力も高い。冷静さ、観察力、分析力が導き出す戦術はすでにハイランカーの域に達している。しかし、過去の所業への後悔から未だ内罰的な行動が多く(極限状況においてとにかく敵を倒そうとするハルユキに対し、自己を犠牲にして仲間を助けようとする)、ハルユキや黒雪姫からは不暗視されている。 通常アバターはリアルの顔に『オズの魔法使い』のブリキの木こりのようなコスチュームを纏った姿。 デュエルアバターは近接型とされ大柄でタフネスに優れる緑寄りの青系統ながら、右腕に装着するパイルバンカー状の強化外装《パイル・ドライバー》と、それを必殺技ゲージ抜きで使用する常時発動型アビリティ《穿孔(パーフォレーション)》による中長距離の貫通攻撃を得意とする、という矛盾した組み合わせである。これは、小学校時代の剣道の道場で上級生から受けた突き技によるいじめの記憶が具現化したことによるもので、加えてレベル4までのレベルアップボーナスを《親》の命令で必殺技のみにしていたことからクロウやベルのような特殊なアビリティを持たず、タクムはこのステータスを欠陥品と自嘲している。必殺技は胸部から無数の小さな杭を発射する《スプラッシュ・スティンガー》(レベル2必殺技)、杭をハンマードリルに変化させて地面に対して垂直に打ち込む《スパイラル・グラビティ・ドライバー》(レベル3必殺技)、杭をプラズマ化させて攻撃する《ライトニング・シアン・スパイク》(レベル4必殺技)。後にダスク・テイカーとの再戦のため、ニコに心意システムを教わり、強化外装を封じる代わりに心の傷の象徴とも言えるパイルを両手剣へと変成させて装備する攻撃威力拡張系の心意技《蒼刃剣(シアン・ブレード)》を会得した。なおレベルアップのペースはハルユキに負けて以降彼に合わせており、「レベル7(=上位リンカーのボーダー)になったらもう一度全力で対戦する」という約束を交わしている。しかし、白のレギオンに拐われたクロウを救出しようとした際、テスカトリポカのレベル・ドレインを受けてレベルが4まで下がってしまう。 メイデン救出作戦の合間に、単独でISSキットに関する調査を行い、マゼンタから封印状態のISSキットを譲渡されている。その翌日、PK集団《スーパーノヴァ・レムナント》の襲撃されやむを得ずISSキットを起動・着装した結果、元からあった罪悪感や劣等感のせいで強い侵食を受け、実力で上回る敵手レムナントメンバー4人を反撃で全滅させ、レベルで等しいハルユキも一方的に打ち払う隔絶した戦闘能力を発揮した。後にハルユキとチユリの協力を得て自分に寄生したキットの破壊に成功するも、トラウマは残っており、ハルユキがマゼンタに渡された封印状態のISSキットを取り出した際真っ先に逃げ出している。レムナントから奪った大量のBPは使わずに保管しており、プロミネンスとの合併の際にマゼンタが所持していたポイントとともにNNが裏切った場合の担保としてレパードに預けられた。 『あくちぇる・わーるど。』ではリアルの時の姿の頭部にネジが刺さったフランケンシュタインのような姿(アニメ版では釘のサイズが漫画版よりも圧倒的に大きい)をしており、普段は黒雪姫の指示に従順だがチユリがらみとなると暴走を繰り広げる。また、彼だけはチユリがSDキャラクターでなく原作に似た美少女に見えている。 倉崎 楓子(クラサキ・フウコ) / スカイ・レイカー(Sky Raker) 声 - 遠藤綾 渋谷の女子校に通うネガ・ネビュラスの副長。レベル8で、第一期ネガ・ネビュラスにおける4人の幹部《四元素(エレメンツ)》の《風》を司る。黒雪姫の親友であり、彼女が謡と共に潜伏前からリアルを明かしていた数少ない人物。運転免許を所持しており、母親の車にメンバーを乗せて送り迎えをすることがある。黒雪姫からは「フーコ」、謡からはリアルと加速世界両方で「フー姉」、チユリからは「(フーコ/レイカー)姉さん」、元プチ・バケメンバー達からは「先生」と呼ばれている。 先天的な遺伝子異常により両脚が短い状態で生まれ、それを補う義足の制御にニューロリンカーを利用している。いつも穏やかな笑みを浮かべ物腰も柔らかくスタイルも抜群でハルユキから「清楚なお嬢様」と言われるほどの容姿を持つが、性格と行動はかなり苛烈で、穏やかに微笑んだまま容赦も遠慮も皆無。BBにおいてはグラフとは違ったベクトルで暴れ回り「コバマガ姉妹を都庁の天井から逆さ吊りで晒し者にした」「パウンド入魂のロケットパンチの拳を捕獲し、仲間とともにくすぐり倒した」「PKをするバーストリンカーを神獣級エネミーの縄張りに放り込み無限EKした」などの逸話で恐れられている。作中でもシルバー・クロウが三人がかりでようやく倒したシャドウ・クローカーを一方的に瞬殺するなど圧倒的な戦闘力を見せつけている。その恐ろしさは弟子として鍛えられたハルユキや綸(=アッシュ)が恐怖感を抱き、黒雪姫ですら「子ではなく友でよかった」と漏らすほどで、ハルユキからは「本当は怖いレイカー先生」とコッソリと心の中で呼ばれている。敵陣に空から突っ込む荒々しい戦いぶりや引き連れた謡を敵陣の真ん中に放り込むなどの行状から、《ICBM》、《イカロス》、《鉄腕》、《超空の流星(ストラト・シューター)》など数々の二つ名を持つ。ハルユキのことは「鴉さん」と呼ぶ。ハルユキの師匠としての自負があるためか、黒雪姫と張り合って二人がかりでクロウに訓練を施すことが多い。またハルユキに対し好意的な感情を持っており、時折黒雪姫といい雰囲気になっていると嫉妬に近い感情を見せ、彼の耳やほっぺたを引っ張るなどして諌めている。デュエルアバターもクロウと同じ格闘系で、《浸透打法》も伝授しようと思っていたので、レベルアップで剣を取得したことに少々不満を持っている。 レギオン解散後は四元素では唯一封印を免れたものの長らく無制限中立フィールドの旧東京タワー頂上に購入したプレイヤーホーム《楓風庵》にて隠棲していたが、能美に《飛行》アビリティを奪われ失意のハルユキに、アッシュの仲介で心意システムを教授し、ゲイルスラスターを貸し与えた。能美との決着が付いた後ハルユキの頼みで黒雪姫から連絡を受けて彼女と再会し和解、ネガ・ネビュラスに復帰する。 デュエルアバターはパイルよりも防御寄りかつ彩度のやや低い青系統である空色の装甲に身を包む格闘に長けた近接型で、戦闘では主に《浸透打法》アビリティを乗せた掌打と蹴り技を駆使する。瞬間的に圧倒的な推進力を得るロケットブースター型強化外装《ゲイルスラスター》を生成当時から保持。武器は持たないが、この強化外装による《ブーストジャンプ》アビリティの推進力で攻撃力を底上げしている。ハルユキと出会った時点では、ショップで入手したつば広帽とワンピースを着用している。足を失っている間はショップで購入した車椅子に乗り、対戦ではゲイルスラスターを使わず陸上戦闘に徹していた。「より高い空へ行く」という彼女の望みを具象化したアバターだったが、完全な飛行を実現するには至らず、遂には軽量化のために自らの意志で脚を切除したが、それでも到達限界高度が僅かに上がっただけだった。結果その後悔による負の心意により、脚は修復されず長らく失われたままだった。しかしハルユキから「スカイ・レイカーは、空よりも高い場所を望んだことから生まれた『宇宙戦用アバター』なのではないか」という推論を告げられた上で、自力宇宙飛行を体験した結果、過去のトラウマを克服し、再生が阻害されていた脚を取り戻した。ネガ・ネビュラスとグレート・ウォールの会談で渋谷エリアの返還を決めるためのバトルロイヤルでは、新たに実装された《宇宙》ステージで以前ハルユキが告げた推論通りの活躍を見せ、ネガ・ネビュラスを勝利に導いている。その後ハルユキが《帝城》に赴く際に再びゲイルスラスターの貸与を求められるが、一人で向かうことを良しとせず同行し、帝城内部でリードとグラフに邂逅した。メタトロンとはしばしば口論となるが、彼女に自身のプレイヤーホームの管理を任せるなど信頼はしているようで、後にハイエスト・レベルにも導かれている。 心意技は装甲強度拡張系で、自分を含む周囲3mほどを空色の旋風で守る《庇護風陣(ウィンド・ヴェール)》、手から緑色の小型竜巻を発生させる攻守両用の《旋回風路(スワール・スウェイ)》を持つ。黒雪姫によると「純粋な正の心意の使い手」であり、心意システムのライトサイドの優越を一番信じている。心意システムやBBについて常にポジティヴな視点を持ち、彼女の弟子(クロウやアッシュ)に対してその影響を及ぼしている。一方で、強力な範囲攻撃心意技として《炸裂風弾(ウインド・バレット)》を隠し持っている。 『あくちぇる・わーるど。』ではリアルの制服姿で登場。傍若無人な黒雪姫が唯一翻弄されるキャラでガイコツさん(アッシュ)に(黒雪姫にあとでひどい目に遭わされると分かっていること前提で)オチを言わせようとするなど原作と同様に腹黒い面を時折見せている。本作では常に笑顔であるため、瞳は描かれない。 四埜宮 謡(シノミヤ・ウタイ) / アーダー・メイデン(Ardor Maiden) 声 - 原由実 ハルユキ達が通う梅郷中の姉妹校である松乃木学園初等部の4年生。2037年9月15日生まれ。自宅は杉並区大宮。レベル7で、《四元素》の《火》を司る。古参らしく小学生と思えぬほどの落ち着きぶりと判断力に富んだ性格であり、5歳上の黒雪姫に対して「サッちんの保護者」と言い切るほど。責任感が強く、第一次ネガ・ネビュラスが壊滅した一端を自分が担っているという罪悪感を抱えていたが、帝城でのハルユキとの会話で幾らか心の整理が付いた模様。ハルユキに対しては最初の印象は少し頼りないと思っていたようだが、飼育委員会での仕事ぶりや帝城脱出で共に行動したことで評価を改め遥かな高みを目指す意志の強さを認め好意的な態度で接している。一方で年齢やアバターの装甲、性格等から何処となく事故死した兄・竟也の面影を重ねている節もある。梅郷中に所属しないメンバーの中で飼育委員会という接点があるためか、ハルユキと行動を共にすることが多い。 ハルユキからは「四埜宮さん」「メイさん」、黒雪姫と楓子からは「ういうい」、チユリからは「ういちゃん」の愛称で呼ばれる。特に楓子からは息が出来なくなるまで抱きしめられるほど溺愛される一方、対戦では「弾頭」として連れ出されて敵陣ど真ん中に上空から投下されるなど「レイカー専用オプション」として大変な扱いを受けており、謡自身は慕いつつも苦手としている。ハルユキのことを「有田さん」、加速世界では「クーさん」と呼んでいる。運動性失語症を患い発声が困難であり、治療のためBICを使用している。現実世界でのコミュニケーションはチャットを介しており(そのため、現実世界における彼女のセリフは「UI>」の後から始まるようになっている)、そのタイピング速度は日常会話を支障なく行えるほどで、ハルユキを驚かせた。 実家は観世流能楽師の一族。3歳の時に子方として舞台に上がり、能楽師になることを夢見ていたが、女流を認めない流派のせいでそれは叶わなかった。途方に暮れていた時、次兄の竟也からBBを与えられる。加速世界を楽しむのと同時に、能楽に対する思いも強くなっていったが、竟也の事故死を目の当たりにした重度の精神的ショックで失語症となってしまった。レギオン解散後は自責の念から仲間と一切の連絡を断ちセミリタイア状態だったが、学校で飼育していたアフリカオオコノハズク「ホウ」の処分を巡って黒雪姫の助力を得るために再会、ネガ・ネビュラスに復帰する。梅郷中飼育委員会での肩書きは井関が付けた「超委員長」。 通常アバターは巫女装束。 デュエルアバターは、直訳すると《劫火の巫女》という意味を持ち、上半身に「特色の白」、下半身に「遠隔の赤」の二重属性を纏う巫女のような姿をしている。主な攻撃手段は長弓型の強化外装《フレイム・コーラー》から放たれる火矢による遠距離射撃。この弓は引き絞ればライフル並みの威力があり、弦をある程度引くだけで矢が自動で生み出されるという特性があり、「矢筒から矢を引き出し、弦につがえる」という動作を省略できるため連射性能が非常に高く、火力支援型でありながら近接型ともある程度は戦うことができる。必殺技は放った火矢を数十本に分裂させ、降り注がせる範囲攻撃《火焔豪雨(フレイム・トーレンツ)》、直進性を追求し、爆発を起こす《フレイム・ボルテクス》、射程・速度・貫通力に特化した光属性の矢を放つ《スーパールミナル・ストローク》(レベル7必殺技)。レイカーの《ICBM》戦法で楓子に抱えられて飛びながら《火焔豪雨》を撃ちこみ、最後は火の海と化した戦場に自ら火の玉になって落着した有様から《緋色弾頭(テスタロッサ)》の二つ名を持つ。火属性のため水属性のステージでは攻撃力が減ってしまうが、一点特化型として鍛え続けた結果《大海》ステージの海中で通常の必殺技を30メートルまで飛ばせるようになっている。また《宇宙》ステージでは酸素が無いため、シルバー・クロウの《飛行》アビリティが使えないのと同様に火属性の技を使用することが出来ず戦闘では通常の矢を放っている。 寄生属性を持つオブジェクトを除去する「浄化能力」を持ち、小変形して能を舞うことで発動する心意技を所持。その心意は広範囲を影響下に置き強力であるが、発動に少々時間がかかるのが難点。また、浄化能力とは別に《炎の舞》と仮称される対《ゲンブ》用の炎属性の心意技を編み出しており、発動すると対象周囲の地面を広範囲でマグマに変えるため凄まじい威力を誇るが準備に2分間かかるうえ消耗が激しい。ミッド・タウン攻略戦でのISSキット本体との戦闘では、能面を模した強化外装を纏っている。当初はデュエルアバターの下半身は淡い薄紅色であったが、兄の死後濃い緋色となった。本人はそのことを「兄の血で染まった」と述べている。加速状態では普通に話すことが出来るため、それが「加速」する現在の大きなモチベーションとなっている。 『あくちぇる・わーるど。』ではリアルの姿で登場。「お○○しちゃうのです」が決めゼリフの「まじかる☆ういうい」なる魔法少女になりきっている。なお、本作ではホウを常に被っている帽子の中に保護している。 氷見 あきら(ヒミ・アキラ) / アクア・カレント(Aqua Current) 声 - 植田佳奈 中学2年生。《四元素》の《水》を司る。レベル(7→)1→4。黒雪姫と楓子からは「カレン」、謡からは「レンねえ」と呼ばれている。初出は電撃文庫MAGAZINE掲載の短編「遠い日の水音」(10巻収録)。 メガネをかけた短髪の中性的な容姿の人物で、語尾に「なの」と付けるなど特徴的なしゃべり方をする。言いたいことをハッキリと言う性格らしく、初対面のハルユキに対して思ったままの評価を述べている。ネガ・ネビュラスでは情報収集と分析を担当する。イラスト上は明確に女性であるが、文章では「性別不明確」という描写が多い。通常アバターはメガネをかけたカワウソ。 第一期ネガ・ネビュラス崩壊の原因である帝城攻略の際、自らが受け持っていた東門の守護獣《セイリュウ》の特殊攻撃《レベルドレイン》を受けたことで、レベルが7から1に下がってしまった状態で封印された。以降、ポイントが枯渇しかけているレベル2以下のバーストリンカーを救済するレベル1の用心棒(バウンサー)《唯一の一(ザ・ワン)》として活躍しつつ、助けたリンカーから加速世界の主だった情報を得ていたが、自分の救出のために仲間を犠牲にすることへの懸念から、ネガ・ネビュラス復活後も杉並には戻らなかった。2046年11月にはレベル2になりたてのハルユキから護衛依頼を受けているが、自分や仲間達の状態などから「(この時点のネガ・ネビュラスには)まだ《四元素》が介入すべきではない」と判断し、依頼を仲介したタクム共々《記憶滴下》で自分の記憶を封じていた。しかし、ハルユキの護衛を受けてから約7カ月後の2047年6月27日、加速研究会の動向を探る中バトルロイヤルに現れたアルゴン・アレイからクロウを守るために姿を現し再会、直後に黒雪姫ともリアルで対面し正式に復帰する。同時に用心棒も廃業し、封印から脱出する過程でレベルも4まで上げた。 ブラッド・レパードこと掛居美早は従姉であり《子》。リアルでは「アキ」「ミャア」と呼び合う間柄。それゆえに自分を助けるためにレベルアップを止めた彼女に負い目を持っていたが、救出作戦後に和解した。また、ハルユキが口にしたクロム・ファルコンおよびサフラン・ブロッサムの名に反応を示しているが、関係は不明。ミッドタウン・タワー攻略戦において焦るハルユキに対し「とても大きな夢と強い力を持つ大切な人を助けられなかった」という過去を語って諌めた。 デュエルアバターは、足元から頭上に循環する水により姿形、装甲色も不定であり、《純水無色(アクアマティック)》の二つ名で呼ばれる。装甲は《理論純水》であり、電撃や粒子系攻撃を無効化し、さらに工夫することで光線技などの特殊攻撃にもある程度対抗できる。装甲はフィールド中の水を集めて回復できるが、水の性質によって浄化にかかる時間が変化する。他にも、身体の水が混ざった液体を介して音を感知する《流体音感(ハイドロ・オーデイトリー)》など複数のアビリティを持つ。心意技は、水の渦で攻撃を受け流す防御技《激渦流(メイルストロム)》の他、第二段階として水の状態変化を行う《相転移(フェイズ・トランス)》を編み出しており、氷の軽装甲とカタールで武装する近接戦用の《鋭(キーン)》、氷の重装甲を纏う防御用の《硬(アダマント)》など計5形態に変化させることができる。非戦闘用として、BBが持つ記憶操作機能を限定的に発動させることで、対象が持つ自身に関する記憶をロックする心意技《記憶滴下(メモリ・リーク)》と、ロックを解除する《記憶解放(メモリ・フリー)》を編み出している。 グラファイト・エッジ(Graphite Edge) 元《四元素》の《地》。現在はグレート・ウォール所属。詳細はグレートウォールのグラファイト・エッジを参照。 小田切 累(オダギリ・ルイ) / マゼンタ・シザー(Magenta Scissor) 世田谷エリアを拠点とする女性バーストリンカー。レベル6。 先天的にゲルストマン症候群を患い、それにより発症している左右失認と手指失認への対症療法としてニューロリンカーを使用している。それゆえにペアやタッグなどの2つで1つという概念を嫌っており、髪型もアシンメトリーで右手首には自傷行為による古傷の跡が残っている。治療のため入院していた病院の患者仲間の《子》になったものの、同じ経緯でバーストリンカーになったアボイダを執拗にいじめる周囲への怒りからISSキットに手を出し、自分の《親》も含めた仲間を全損させた。以降はアボイダにもキットを分け、力にも姿にも恵まれないバーストリンカーがそれを理由に排斥されない世界を作るべく活動していた。なお、元々情動が希薄だったためにキットの精神汚染に耐性があり、負の心意に振り回された他の所有者と違い理性を保っている。 ISSキットの情報収集をしていたタクムにキットを譲渡しただけでなく、世田谷エリアのバーストリンカーに「手術」と称してキットを寄生させて仲間に加え、小獣級エネミー狩りを行っていたが、それを阻止しようとするショコラを襲う過程で、彼女に加勢したクロウとベルに撃退された。その後はキットを広めることを宣言し、翌日からキットの力を誇示したりアッシュに寄生させるなど行動を起こす。2047年6月末日にはアボイダや他のISSキット感染者と共にミッドタウン・タワー前でキット本体への攻撃者を待ち伏せ、やってきたクロウ達と戦闘になるが、自分たちの心の傷を受け止め正面から対抗した彼らの心意には及ばず敗北する。その後乱入してきたメタトロンの攻撃により戦いを中断、バーストリンカーとしての矜持から彼らを援護し、勝負を預けて去ると、離れた場所でことの成り行きを見守っていた。 その半月後の7月中旬、対戦を挑んできた志帆子のスカウトに応じ、ネガ・ネビュラスに加入する。今では邪悪な寄生生物であるISSキットに手を出したこともアボイダの可能性を否定するような行為に及んだことも後悔しており、キットを使って集めたBPはパイルとともにプロミに提供しており、加速研究会との因縁に決着がついたならばこれまでに苦しめてしまった者たちにきちんと謝罪したいと願っている。自分のせいで不幸に陥りながらもその行動を許してくれた志帆子たちには感謝しており、プチ・パケメンバー達を守ろうという思いは非常に強い。 明るい赤紫色のリボンのような物に全身を覆われた中〜遠距離型アバター。リボン装甲は打撃に弱い。分離状態で大振りのナイフとしても使えるハサミ型の強化外装を持ち、それを閉じることで離れた場所の物を切断する《遠隔裁断(リモート・カット)》アビリティを持つ。レンジは広く発動タイミングも自在の強力な能力だが、片腕、またはハサミ自体を喪失すると戦闘力のほとんどを失う弱点を持つ。 通常アバターは大型のハサミを腰に飾る紫色のナース服。 アボカド・アボイダ(Avocado Avoider) ISSキットユーザーの一人。レベル5。口調は非常にたどたどしい。 リアルでは命にかかわるような大病ではないが、長期間国立成育医療研究センターに入院している。 2メートルを超える体躯を持つ卵型の形状をしたアバター。ダークグリーンの装甲は痛覚がないうえに再生力の高い緩衝素材となっており、凍結させない限り打撃に対してほぼ無敵の防御力を持つが、熱には非常に弱い。顔の正面に切れ込みのような大きな口の中には「void(虚無)」の力があり、内部の虚無空間に取り込むことによりデュエルアバターの装甲を口の中で舐め溶かしてしまう能力を持つ。虚無空間の中は感覚が消失するため、他のバーストリンカーを中に入れ無制限中立フィールドでの待ち伏せに応用することができる。自身も異様なまでの孤独耐性をもっており、体感で半年近くたった一人で過ごしていても平気な精神力がある。重量級の体で敵を押しつぶすのが基本的な戦術。また「アボカド」の名が示す通り、その巨大な身体の中には「核」とでも言うべき直径30センチほどの本体が存在する。装甲の耐久性に反して本体は非常に脆弱で、装甲さえ貫通してしまえば軽く当たっただけでも体力の1割以上が削られてしまう。また手足が短いため装甲に刺さったまま攻撃してくる相手を引きはがせないこともある。 その異様な姿と能力を嫌った《親》やレギオンメンバーに見捨てられ全損寸前に追いこまれた際、乱入したマゼンタにISSキットを与えられ、《親》を含む半数を逆に全損させた。その経緯ゆえに、キットに侵食されながらも彼女のために自身を犠牲にすることも厭わない。 志帆子たちのスカウトにより累と共にネガ・ネビュラスへの加入を表明しているが、入院中のためプロミとの合併会議およびオシラトリとの領土戦には参加していない。 アズール・エアー(Azure Heir) グラファイト・エッジの「子」にして弟子。レベル6。普段はグラフから送られた別名「トリリード・テトラオキサイド(Trilead Tetraoxide)」(四酸化三鉛の意)を名乗っており、「リード」の愛称で呼ばれる。 リアルの姿はおかっぱ頭の純和風の美少年で、高野内姉妹から見て若干年下。非常に礼儀正しい性格、普段の外出にも護衛官がついていることから、相当に高い身分の子弟であることがうかがえる。 理由は不明ながら無制限中立フィールドの帝城内部で活動しており、偶発的にスザクを切り抜けて城内への侵入に成功したハルユキたちと出会い友人となる。それまでグラフ以外のバーストリンカーと会ったことがないほか、「通常対戦を一度もしたことがない」「四方門から帝城に入ったわけではない」と語るなど、謎が多い。 2046年7月にグラフの勧めでクロウと共に帝城からの脱出に成功し、憧れていた外の世界へ連れ出してくれた恩義からオシラトリとの領土戦直前にネガ・ネビュラスに加入、本番でも他のメンバーに知らされないまま秘密裏に参加しハルユキと共に敵の高位リンカー2名を討ち取るなど多大な戦果を挙げた。 紺碧の装甲を纏う若侍風アバター。やや防御寄りで彩度の低い近接型であり《七の神器》の一つ、直刀《ジ・インフィニティ》を所有している。対人戦歴はほぼないがバーストリンカーとしての技量は高く、必殺技に斬撃波を飛ばす《ブラスト・ウェーブ》を持ち、作中では《ジ・インフィニティ》を用いて十字状の斬撃を放つ心意技《天叢雲(ヘブンリィ・ストレイタス)》や、水平に掲げた剣を巨大な鏡の盾と化す防御型心意《真経津鏡(ジェニュイン・スペキュラー)》が登場している。 通常アバターは平安貴族のような深い青の直衣、黒い烏帽子、陶器のような質感の面をまとった人型。 大天使メタトロン ネガ・ネビュラス所属の神獣級ビーイング(エネミー)。「アクセル・ワールド#大天使メタトロン」を参照 鈴川 瀬利(スズカワ セリ)/ セントレア・セントリー(Centaurea Sentry) 加速世界の黎明期からその名を轟かせた剣豪にして、三代目《クロム・ディザスター》。かつては何人ものバーストリンカーを全損に追い込んでおり、《剣鬼(ルースレス)》《阿修羅(アスラ)》、そしてエンカウントしたら終わりという意味の《オメガウェポン》の異名で恐れられた。古参リンカーの多くと対戦経験が有り、特にレイカーには勝ち越している。 リアルは甘泉園公園付近のマンションの505号室に住む髪の長い少女。高校1年生で女子サッカー部の所属。話の中で語られる「親」によると、実はなかなかの激情家。 深くは語っていないが《災禍の鎧》の誕生に関係しているとのことで、2代目のドレイクを討伐した時、自分に寄生しようとした《鎧》を斬ることができず、3代目ディザスターになってしまい、小学校6年生の3学期に青の王に敗れて全損して加速世界から退場する。以来、《思い出そうとしているのに思い出せない》空白を抱えたまま中学の3年間を過ごし、友人から勧められたサッカーに打ち込んでみても、それを埋めることはできなかった。サフラン・ブロッサムの《子》の一人であるような描写があるが、詳細は不明。 しかし、メイン・ビジュアライザーに残された《複製された魂》は、5代目の討伐時にクロウを知覚し、彼が《ルシード・ブレード》を使い始めた頃から時折声だけで接触できるようになる。それから間も無く、亡霊からの伝言を受け取ったハルユキと直結したことで、バーストリンカー時代の記憶を同期できただけでなく、デュエルアバターの蘇生にも成功する。その後は翌日の午前5時に《太陽神インティ》に挑むというハルユキの《師範》となり、加速世界で4ヶ月に及ぶ《オメガ流》の特訓を課した。以前はあらゆるレギオンからの勧誘を蹴飛ばし続け、弟子でさえも頑なに作らなかったが、クロウを弟子にしたことがきっかけとなり、黒雪姫からの誘いに乗って《ネガ・ネビュラス》に加入する。 アバターネームは直訳すると《矢車菊の衛兵》。青の王よりも青い澄んだサファイアブルーの薄手の装甲、フェイスマスクを覆う菱形のバイザー、背中に垂れる白銀の長髪が特徴的なF型アバター。初期の加速世界ではF型というだけでナメられることも多かったため、一人称を《儂》にして《のじゃ口調》で話していた。アビリティには高所からの落下速度を緩和し落下ダメージを防ぐ常時発動型の《フェザー・フォール》、水面を踏みしめて沈まずに歩く《サーフェス・ウォーク》を持つ。クロウの《ルシード・ブレード》より一回り大きな西洋風の長剣《クラウ・ソラス》を始め、和洋大小合わせて12本の刀剣型強化外装を所有している。《静と動》が曖昧で、攻めている時にも隙がなく、守っているように見えても予想外の角度から斬撃が飛んでくる。 直線に接する曲面の一点である《極微》を見出せば攻撃力は瞬間的に無限大になるという理論を具象化し、その《目》から力を使わず標的を切断するという防御不能の剣術《オメガ流合切剣》の使い手で、《青の王》ブルー・ナイトに比肩するほどの加速世界の最強剣とされた。《無理が通れば道理が引っ込む》を地で行き結果でごり押す心意システムとは対極にあり、《過剰光》を放つこともないのだが、第3段階の《絶対理論》には共通点があるので、心意臭いと批判され邪道の極みと謳われていた。オメガ流には、基礎理論の《極(きょく)》以外にも、複数の奥義が存在している。奥義の一《合(ごう)》は、システムが未来予測をした映像を見せているというからくりを逆手に取り、心を無意識まで含めて《完全な無》にして、量子回路から出力されるイメージを完全に消し去ることで生じた一瞬の誤差を逃さず先の先を取る技で、アバター同士の対戦だけでなく、エネミーとの戦闘でも有効。 通常アバターは少し紫がかった青い長着と黒袴を身につけた身長1mほどのイタチ。
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