ニューロリンカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:26 UTC 版)
「アクセル・ワールド」の記事における「ニューロリンカー」の解説
首回りに装着する量子接続通信端末。民生用第一世代機は当時の大手機器メーカーである《レクト》と《カムラ》により、2031年4月に発売された。ネットに接続して脳細胞と量子レベルでの無線通信を行うことにより、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)といった技術が容易に実現でき、仮想の五感情報を送り込んだり現実の五感をキャンセルしたりすることができる。この端末は携帯電話やパソコンといった従来の一般的な電子機器、財布(電子マネー)、さらには眼鏡などの視力矯正器具の代用にもなり、第一世代の登場から16年が経過した現在では、国民1人に1台と言われるまでに普及した。また、ニューロリンカー用家庭ローカルネット、ホームサーバーもある程度普及しているほか、学校の授業でも黒板への板書や教科書・ノートをARに置き換えるなど、教育の場にも導入されている。端末の変更は可能だが、その際のコアチップ移植は区役所か政府公認ショップでしかできないため、1人が複数のニューロリンカーを使用することは基本的に不可能である。ただし、乳児期は脳波が未成熟であることから、他人のニューロリンカーを付けると端末が乳児を利用者と認識し、当人の成長後も引き続き使用できる場合がある(綸が該当)。
※この「ニューロリンカー」の解説は、「アクセル・ワールド」の解説の一部です。
「ニューロリンカー」を含む「アクセル・ワールド」の記事については、「アクセル・ワールド」の概要を参照ください。
- ニューロリンカーのページへのリンク