くだら◦ない【下らない】
降らない、下らない
くだらない
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/02 08:19 UTC 版)
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訳が分からなかったり、意味が分からないようなもののことを意味する。内容があろうとも、それが乏しいために取り上げる価値が無いようなもののこともくだらないともいう[1]。
歴史
平安時代から、日本では天皇の御在所である京都が最も上(かみ)であるとされ、それに日本最大の商都となっていた大坂を加えた京坂周辺地域のことを上方と呼んでいた。そのため、上方からその他の地方へ人や物が移動することを「下る」と言っていた。上方から他の地域に送られる「下りもの」もまた、その価値が高く評価された。
江戸が政治の中心地となってからは上方との間で人流や物流が増すこととなったが、なかには商品価値が乏しいために江戸には下らないようなものもあり、そこから価値が無いような物や事のことを「くだらない」と例えるようになった[2]。くだらないとされた事物とは、由緒や出所が定かではない、粗悪なものであった。
一方、下った先である江戸で作られた物はそもそも下りものではなく、商品としても京坂の物より劣っていたため、江戸で作られた物はくだらないとされた[3]。そこから優れている商品のことが下りものと言われ、優れていない商品のことがくだらない物と言われるようになったのであった。そして取るに足らないもののことがくだらないと言われるようになった。江戸時代の後期には江戸は上方には遅れをとらなくなっていたものの、酒だけは最後まではかなわなかったために灘などの酒が下り酒と言われ続けていた[4]。
脚注
- ↑ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “下らない(クダラナイ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2026年3月6日閲覧。
- ↑ “「くだらない」”. 2026年3月6日閲覧。
- ↑ “「下らない」と「下りもの」の語源に隠された、京都と江戸の上下関係”. TRiP EDiTOR (2017年6月6日). 2026年3月6日閲覧。
- ↑ “もてはやされた“下り酒”:お江戸の科学”. www.gakken.jp. 2026年3月6日閲覧。
くだらない
出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:44 UTC 版)
形容詞
くだらない【下らない】
活用
| 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 活用型 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| くだらな | かろ | かっ く |
い | い | けれ | ○ | 口語 |
終止形・連体形で「くだらぬ」(古風)、「くだらん」(方言)となることがある。
語源
- 江戸時代に、灘など上方で醸造された酒のうち、良い物は大消費地であった江戸へ下るが、悪い物は主に当地で消費され「下らない」ことから、つまらない、できの悪い物を指し「くだらない」といった。cf.くだりもの。
関連語
類義語
対義語
訳語
- 英語
- (問題にならない):petty, slight, ignorable, negligible
- (ばかげた):absurd, nonsensical
- (価値の無い):petty, slight, meaningless, valueless, worthless
連語
くだらない【下らない】
「くだらない」の例文・使い方・用例・文例
- たくさんのくだらない冗談
- くだらない話はやめよう
- そんなくだらない手には乗らないぞ
- あなたの言ったことはくだらないことばかりだ
- 彼女はよくくだらないものを書く
- 彼はくだらないことを言わない
- 私には彼はくだらないやつに見える。
- 彼女は自分のブログにどんなにその韓国人俳優が好きかについてくだらないことを書いている。
- 結局くだらない話でした。
- 私はくだらないと思っているのにそうしている。
- あなたはくだらないと思っているのにそうしている。
- それはとてもくだらないです。
- それは大抵くだらないことだった。
- くだらない
- 彼の意見はくだらない。
- 生徒たちはくだらない質問で先生を困らせた。
- 私達はくだらない議論に巻き込まれた。
- 私はくだらない議論に巻き込まれた。
- こんなくだらない質問をする勇気はないよ。
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