コスモスとは? わかりやすく解説

cosmos

別表記:コスモス

「cosmos」とは・「cosmos」の意味

「cosmos」は、ギリシャ語の「kosmos」から派生した英語の単語である。一般的には、「宇宙」または「調和」を意味する。特に、科学文脈では、「宇宙」を指すことが多い。一方哲学芸術文脈では、「調和」や「秩序」を指すことがある例えば、科学者は「cosmos」を使って宇宙の法則宇宙全体を指すことがあるまた、哲学者芸術家は、自然界調和秩序表現するために「cosmos」を用いことがある

「cosmos」の発音・読み方

「cosmos」の発音は、IPA表記では /ˈkɒzmɒs/ である。IPAカタカナ読みでは「コズモス」となる。日本人発音するカタカナ英語では「コスモス」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「cosmos」の定義を英語で解説

英語の辞書では、「cosmos」は「the universe seen as a well-ordered whole」(秩序立った全体として宇宙)と定義されている。また、「a system of thought」(思考体系)という意味もある。この単語は、宇宙広大さ秩序同時に表現するために使用される

「cosmos」の類語

「cosmos」の類語には、「universe」、「space」、「galaxy」などがある。これらの単語も「宇宙」を指すが、それぞれに微妙なニュアンス違いがある。「universe」は「宇宙全体」を、「space」は「空間」を、「galaxy」は「銀河」をそれぞれ指す。

「cosmos」に関連する用語・表現

「cosmos」に関連する用語表現には、「cosmic」、「cosmology」、「microcosm」、「macrocosm」などがある。「cosmic」は「宇宙の」を意味し、「cosmology」は「宇宙論」を指す。「microcosm」は「小宇宙」、「macrocosm」は「大宇宙」をそれぞれ意味する

「cosmos」の例文

1. The cosmos is vast and infinite.(宇宙広大で無限である。)
2. He is studying the laws of the cosmos.(彼は宇宙の法則研究している。)
3. The cosmos is full of mysteries.(宇宙は謎に満ちている。)
4. The cosmos is a well-ordered whole.(宇宙秩序立った全体である。)
5. The cosmos has its own laws.(宇宙には独自の法則がある。)
6. The beauty of the cosmos is breathtaking.(宇宙美しさ息をのむのである。)
7. The cosmos is constantly expanding.(宇宙絶え拡大している。)
8. The cosmos is a system of thought.(宇宙思考体系である。)
9. The cosmos is a source of inspiration for many artists.(宇宙多く芸術家にとってインスピレーションの源である。)
10. The cosmos is the final frontier.(宇宙最後フロンティアである。)

コスモス 【kosmos】

ギリシア語で〈秩序ある世界〉の意。万物秩序のうちに統一している世界、即ち宇宙。この語には元来整頓装飾秩序などの意味がある。コスモスの語を秩序ある世界の意で用いた最古文献は、紀元前世紀前半ヘラクレイトス断片といわれる。だが、その一世代前のピタゴラス思想その先例があるともいわれる。→ カオス

コスモス

作者佐藤洋二郎

収載図書夏至祭
出版社講談社
刊行年月1995.3

収載図書夏至祭
出版社講談社
刊行年月1999.6
シリーズ名講談社文庫


コスモス(私の物語)

作者梨央

収載図書コスモス
出版社文芸社
刊行年月2007.2


コスモス

作者橋本治

収載図書花物語
出版社集英社
刊行年月1995.10


コスモス

作者山岸凉子

収載図書マザー
出版社ポプラ社
刊行年月2001.4
シリーズ名Little Selectionsあなたのための小さな物語


コスモス

作者酒井伸子

収載図書童話集 一輪車女の子
出版社健友館
刊行年月2001.7


コスモス

作者大月裕司

収載図書ザクセンの空―短編小説
出版社舷燈
刊行年月2006.7


コスモス

作者潮田久子

収載図書コンポジション45―花の浮き橋
出版社日本文学館
刊行年月2007.1


コスモス

作者土谷典子

収載図書ペガサス願えば叶う
出版社文芸社
刊行年月2008.9


コスモス(俺の物語)

作者梨央

収載図書コスモス
出版社文芸社
刊行年月2007.2


コスモス(僕の物語)

作者梨央

収載図書コスモス
出版社文芸社
刊行年月2007.2


コスモス (秋桜)

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コスモス:  コスモス  黄花秋桜
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コスモス

読み方:こすもす

  1. この懐しき少女愛情君にささげます。との意味含ませる。〔花言葉
  2. 〔花言〕従順の意。

分類 花言葉

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コスモス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 00:44 UTC 版)

コスモス属
オオハルシャギク Cosmos bipinnatus
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: コスモス属 Cosmos
学名
Cosmos Cav.[1]
和名
コスモス属
  • 本文参照

コスモス(学名:Cosmos)は、キク科コスモス属の総称。また、種としてのオオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav. [2][3]を指す場合もある。アキザクラ(秋桜)とも言う。

特徴

一年生植物草本[4]。茎は高さ2 - 3mになり、よく枝を出す。葉は対生で二回羽状複葉[5]。細かく裂け、小葉はほぼ糸状になる。頭花は径6 - 10cm、周囲の舌状花は白から淡紅色、あるいは濃紅色。中央の筒状花は黄色。葯は黄褐色。通常は舌状花は8個。開花期は秋で、短日植物の代表としても知られる。

秋に桃色・白・赤などの花を咲かせる。花は本来一重咲きだが、舌状花が丸まったものや、八重咲きなどの品種が作り出されている。本来は短日植物だが、6月から咲く早生品種もある。

分布など

熱帯アメリカ原産[2]。1789年、メキシコからスペインマドリード王立植物園に送られ、1791年にアントニオ・ホセ・カヴァニレスによってCosmosと名づけられた[6]日本には1879年明治12年)に渡来した。これは美術学校の教師ラグザーがイタリアから持ち込んだものである[7]の季語としても用いられる。

利用

観賞用に栽培される。 日当たりと水はけが良ければ、やせた土地でもよく生育する。景観植物としての利用例が多く、河原や休耕田、スキー場などに植えられたコスモスの花畑が観光資源として活用されている。ただし、河川敷の様な野外へ外来種を植栽するのは在来の自然植生の攪乱(かくらん)であり、一種の自然破壊であるとの批判がある。

観賞用のほか食用品種(食用コスモス)もある[8]

種類

オオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav.
一般的なコスモスといえばこれを指す。高さ1 - 2m、茎は太く、葉は細かく切れ込む。
キバナコスモス Cosmos sulphureus Cav.
大正時代に渡来。オオハルシャギクに比べて暑さに強い。花は黄色・オレンジが中心。
チョコレートコスモス Cosmos atrosanguineus (Hook.) Voss
大正時代に渡来。黒紫色の花を付け、チョコレートの香りがする。多年草で、耐寒性がある。

コスモスの語源

語源「コスモス」(: κόσμος[9])はギリシャ語の「宇宙」の「秩序」を意味し[10]、「コスモス」とはラテン語星座世界秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事である。対義語は、「カオス(ケイオス)」(: χάος[11])混沌である。メキシコにいたスペイン出身の聖職者が中南米原産のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の(調和)と名付けた。

ギャラリー

コスモスをシンボルとする団体

日本

韓国

脚注・出典

  1. ^ Genus Cosmos Cav.”. Germplasm Resources Information Network. United States Department of Agriculture (1998年9月7日). 2011年2月13日閲覧。
  2. ^ a b コスモス 岡山理科大植物生態研究室(波田研)
  3. ^ 小林義雄 著、相賀徹夫 編『万有百科大事典 19 植物』1972年。 
  4. ^ 以下、主として園芸植物大事典(1994年(平成6年)),p.861
  5. ^ 堀田他編(1989年平成元年)),p.321
  6. ^ Cavanilles Palop, Antonio José (1791). Icones et descriptiones plantarum, quae aut sponte in Hispania crescunt, aut in hortis hospitantur. 1. pp. 9–10. https://bibdigital.rjb.csic.es/viewer/9679/?offset=#page=14&viewer=picture&o=ocr&n=0&q=cosmos. 
  7. ^ 堀田他編(1989年(平成元年)),p.321
  8. ^ 食用花類 Edible flowers”. 農林水産省. 2022年2月23日閲覧。
  9. ^ ギリシア語ラテン翻字: kósmos
  10. ^ コスモス 公益財団法人 額田医学生物学研究所付属病院
  11. ^ ギリシア語ラテン翻字: khaos

参考文献

  • 『園芸植物大事典 2』、(1994年)、小学館
  • 堀田満他編、『世界有用植物事典』、(1989年)、平凡社

関連項目

外部リンク


コスモス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 15:11 UTC 版)

シアトリズム ファイナルファンタジー」の記事における「コスモス」解説

『ディシディア ファイナルファンタジー』より。

※この「コスモス」の解説は、「シアトリズム ファイナルファンタジー」の解説の一部です。
「コスモス」を含む「シアトリズム ファイナルファンタジー」の記事については、「シアトリズム ファイナルファンタジー」の概要を参照ください。

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コスモス

出典:『Wiktionary』 (2021/07/16 11:58 UTC 版)

名詞: 花

コスモス

  1. キク科植物コスモス属の花の通称。別名、大バルシャ大ハルシャ菊、秋のハルシャ菊秋桜あきざくらなど。

語源: 花

ラテン語 cosmos

関連語

翻訳: 花

名詞: 宇宙

  1. 宇宙

語源: 宇宙

ギリシア語 κόσμος

翻訳: 宇宙


「コスモス」の例文・使い方・用例・文例

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