のう‐めん【能面】
のうめん【能面】
能面
能面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 00:18 UTC 版)
前シテ、後シテともに「各流派が大切にしている若い女面を使う」。具体的には下記の通りである: 観世宝生金春喜多金剛若女 増女 小面 孫次郎 しかし歴史的には「室町後期から江戸初期に書かれた伝書には鬘物の前シテには「深井」をかける演出が一般的」であり、室町時代に下掛が「小面」をかけるようになった。「観世流には十世大夫重成が江戸初期の面打ち師「河内」に「若女」の面を打たせるまで、若い女性の面がな」く、「「河内」以降も観世流では「深井」にこだわりをもっていた」。 作中の「生いにけらしな、老いにけるぞや」の箇所で「生い」と「老い」をかけるが、このうち「生い」に焦点を当てるなら「小面」をかけ、「老い」に焦点を当てれば「深井」をかけるという面の選択をしていたと考えられる。これは「『井筒』という作品に漂う「待つ女」の錯綜した内面は若い姿では表せないと感じていた」事の表れであろう。
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能面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 04:54 UTC 版)
観世流では、前シテは「阿古父尉」となっている。阿古父尉は、ほほが隆起しているのが特徴。高貴な位の曲に使われるが、この曲の尉はあまり身分が高くない。 金春流では、前シテは「三光尉」となっている。三光尉は、この曲に合った庶民的なる顔立ちといえる面である。三光坊が作ったとされる能面である。 観世流では、後シテは「重荷悪尉」となっている。この曲にしか使われず。金春流ではこの面は使われない。この面を使わず。別な悪尉の面を使う演者もいる。 金春流では、後シテは「悪尉」になっている。悪尉は広い範囲の曲で使われ、同じ悪尉の面でも、顔立ちの違いがみられる。
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「能面」の例文・使い方・用例・文例
- 機能面では条件をすべて満たしていますが、省スペース性が基準を満たしていません。
- 彼は能面のような顔をしてそこに立っていた.
- 悪尉という能面
- あやかしという,男の亡霊を表す能面
- 阿波男という能面
- 今若という能面
- 大飛び出という口を大きく開いた顔の能面
- 大べし見という能面
- 老人の顔に似せて作った能面
- 翁面という能面
- 喝食という美青年の能面
- 黒髭という能面
- 小面という能面
- 顰みという,しかめ面の鬼を描いた能面
- 古代のすぐれた面打ち師の作になる能面
- 尉面という能面
- 女神,天女に用いられる能面
- 父尉という能面
- 眼に金泥を薄く塗った女面である泥眼という能面
- 飛び出という能面
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- 能面図鑑 - 大槻能楽堂
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