地理・国家とは? わかりやすく解説

地理・国家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:07 UTC 版)

マギ (漫画)」の記事における「地理・国家」の解説

物語の舞台となる世界では人間がただ一種知的生命体として存在しており、ごく一部例外を除くほぼ全ての人間は共通の言語使用している。元々は知的生命体のいない豊かな惑星だったが、アルマトラン呼ばれる異世界住民時空のトンネル利用して移住してきたことで生まれたソロモンルフ満たされる新世界である。アルマトランでは異種族呼ばれる様々な種類知的生命体存在していたが、異世界では個々人の差が小さくなったことで人間の姿に変化し今では人種違い程度しか存在していない。指導者失って滅んだアルマトラン教訓「王」と「マギ」のシステム残されている。 これらの世界の他にも多く並行世界縦に重なるような階層構造存在しており、上位世界「神」定めた運命」の筋書き通り下位世界営まれている。次元の間に存在する縦の壁を破壊するためには神一体分にも相当する莫大な魔力が必要で、ソロモンでさえも「黒の神」から奪い取った魔力全て使うことでようやく一階分の次元にしか干渉できなかった。また、ソロモン意思のある「大いなる流れ」、「堕転」した者達が行世界アル・サーメン封印されている次元異次元封印された「黒の神」の中に閉じ込められている者達の4つの「死後の世界」が新世界に関してバラバラ存在している。 最終章では七海連合世界覇権握ったことで国際同盟置かれ、「奴隷制度廃止」「兵役制の廃止」「国家間移住の自由」「世界統一貨幣制定」という4つ法律作り宣布されたことによって、王侯貴族影響力低下、平和で豊かだ同時に商業での熾烈な競争がある厳し世界となった最終章終盤で「聖宮」と「迷宮の塔」が完全に消滅したことで、世界からは「ジン」「金属器」「マギシステム」が消滅。さらに、世界中地形めちゃくちゃに変化してどこが国境なのかも分からない状態になったが、大峡谷消えて暗黒大陸との行き来可能になった。 ウータン アラジンライラ達と出会ったオアシス都市チーシャン中央砂漠」に存在するオアシス都市第7迷宮「アモン」出現以降、その攻略目指す冒険者集まり発展した領主ジャミル迷宮内で死亡したため、領主交代が行われた。 デリンマー バルバッドチーシャンの間に位置するオアシス都市バルバッド政情安並びに採掘砦の盗賊団影響で、市場閑散とするようになってしまい奴隷商人のさばることとなったバルバッド 東南にある海洋国家中央砂漠南方半島南端位置する本土は街ほどの大きさだが、数百に及ぶ島々支配し各地方との交易中心地として栄えている。大陸と海、各地人種文化融合した独特の雰囲気持っている。サルージャ王家代々治めており、王はラシッド→アブマド(後にアリババによって王政廃止された)。 煌帝国圧力組織暗躍によって国力衰退王侯貴族豊かな暮らし続ける中、貧困層重税苦しむこととなっていた。アリババによる無血革命がなされ23続いた王政終止符打たれたが、アルサーメン関与により革命直後クーデター発生してしまう。内乱鎮圧後煌帝国傘下共和国として自治行っているとされるが、実際政府より上の煌帝国総督府自治権奪われ全て煌帝国管理されるがままの状態である。 王政時代存在していなかった奴隷制度共和国になってから採用され、元々のバルバッド国民基本的に単純労働にしか就労できず、人の上に立つ人間全て煌帝国国民である。階級により服装厳しく定められており、バルバッド国民全員緑色北方異民族出身奴隷茶色高貴とされる白は煌帝国人間しか着ることが許されない最終章2年前に起きた独立運動の際に帝国支配下から脱するその後共和制敷いて市民の中から国の代表を選出し政策市民開かれた形で合議制決めるという方針取っている。バルバッド城 王族達が住んでいる城。煌帝国傘下入った後は煌帝国同じよう建築になっているスラム アリババ王宮入りする前に母・アニスカシムと共に暮らしていた場所。一度隔離政策により一掃されたが、数年の時を経て再び形成された。共和国となった後はその面影残っていない。 シンドリア王国 シンドバッド作った国家南海島国で「未開」と呼ばれる南地帯にある。かつて、人を寄せつけない絶海の孤島シンドバッド開拓し、国を興した。「迷宮攻略伝説」の末に作り上げられた「夢の都」として広く知れ渡っている。王はシンドバッドドラコーン北大陸には見られない地形・気候動植物と共に人々暮らし、国は貿易観光栄えている。身につけている服や装飾品、髪や肌の色異なった人々対立無く支えあって暮らしている多民族国家であり、アラジンは「小さい島だが大きな国」だと称している。朝と夕方には中央市バザール)が開き地元民旅人達が様々な商売をするために集まり大勢人々大変に賑わう。には南海変わった動植物であふれかえっており、モルジアナマスルールとの修行でこの場所を使っている他、果樹園では南海の珍しい果物特産になっている。 国の海域には超巨大な南海生物生息しており、年に数度は島を襲ってくるが、シンドバッド配下八人将撃退し、それをパフォーマンス化して国民の不安を緩和している。仕留めた南海生物国中食べ、その収穫祭を「謝肉宴」という。 シンドバッドヤムライハによって作り上げられた敵を判別し侵入拒む防御結界」と、敵の居場所追跡し50以内ならそこへ瞬間移動できる「転送魔法陣」で守られている。 なお、現在のシンドリア王国シンドバッド二度目建国した国家で、最初シンドリア王国はパルテビアとの戦争多大な被害を受け滅ぼされている。シンドリア王宮 シンドリアの一番奥に位置する王宮日時計として2時間ごとに鳴らされる大鐘の他、内部には以下の施設がある。紫獅塔(シシトウシンドバッドやそれに親しい官達の私的住居空間出入りできる者は限られている。 赤蟹塔(セッカイトウ) 軍事設備集まり武器具・軍事訓練場・兵舎などがある。 銀蠍塔(ギンカツトウ) 国軍兵士の他に食客達も利用できる武術鍛錬場黒秤塔(コクショウトウ) 知識交流の場図書館学校がある。 緑射塔(リョクシャトウ) 食客達の住居施設白羊塔(ハクヨウトウ) 文官達が執務執り行う国政の場。一階大広間ではシンドバッドとの謁見や彼と官達の毎朝衆議が行われる。 市街地 民家商店立ち並んでいる。人口増える度に家の上に家を重ねるようにして増築していったため、箱型の狭い建物密集した複雑な街並みになっている国営商館 島外からやってきた人々をもてなすための特別な区画で、夜でもずっと賑やかな場所。豪華な宿・酒場大規模な賭場劇場闘技場などの娯楽施設がある。 煌帝国こうていこく) 極東制し急に拡大している軍事国家帝政時代中国風の国。少し前までは極東小国過ぎず名前も「煌国」だったが、ジュダルの力を借り吾国凱国といった大国渡り合って数年広大な中原」を平定し、号も「煌帝国」に改められた。5名(後に6名)もの迷宮攻略者を抱え北方及び西方々の周辺小国攻略者を送り込み侵略している。後に白龍によって七海連合加盟する。練家が治めており、皇帝は白徳→紅徳→玉艶→白龍紅玉最近では迷宮怪物軍団もできている。通貨は「煌(ファン)」。侵略した国家を「煌帝国そのもの」にするという政策とっているため、属国は皆一様に煌帝国風の建築物服装見られるうになる食料仕事配給制侵略国家であるためか他国とは倫理観異なっており、兵士死体作った軍を運用するという作戦についても、「死体弄ぶ」という意識はなく「この上ない名誉」だと考える者が多い。極東国々奪い合った肥沃な土地手中置いているため、農業生産力についても優れている第二皇帝の紅徳の死後、玉艶が大陸平定までの臨時という名目第三皇帝の座に就くが、白龍によって玉艶は謀殺され彼が率い東軍紅炎率い西軍による次の皇帝の座を巡った内戦始まってしまう。当初西軍がその圧倒的な兵力差から東軍追い詰めていくが、白龍要請受けた七海連合介入西軍黄海から攻め込む鬼倭王国軍と天山山脈越えたササン騎士団包囲されたことによって戦況一変し、「首謀者以外は反逆罪問われない」という条件受けた紅炎が自ら降伏して東軍勝利という形で終結した紅炎はじめとする皇子達は流刑の身となり、白龍第四皇帝になった最終章では奴隷制兵役制が廃止されたことで失業者続出し知識持っていたのも上流階級限られていたせいで国内から画期的な商会出現するともなく紅炎の元で文化画一化をした影響目玉となるような観光資源存在せずさらには国家間移住自由化されたことで才能のある人材国外へ流失したことにより急激に過疎化進行王政末期バルバッドのような有様にまで衰退してしまった。軍を持てなくなった影響治安悪化しそれどころ元軍人一部飛空艇襲撃する空賊となるなどの事態になっており、領内起きた独立紛争国際同盟によって終結させられ白龍はその責任取って皇帝職を辞退した西方国家群が中心となる世界では国土僻地いわざるを得ない土地天山高原越え陸路リスクが高い上、海運中心となりうるバルバッド独立許してしまったこともあり立地悪さ祟って製造物輸出業も上手くいっていなかった。その後紅玉第五皇帝の座に就いているが、試行錯誤して様々な政策出して空回りしており、国を立て直すための借金返せないことでいずれ国際同盟飲み込まれるとされていたが、復活したアリババシンドバッド交渉したことで「借金返済期限1年延期」「利息凍結」「紅明流刑撤廃」が為され失業していた元帝国軍人達を「商会従業員」という形で再雇用魔導研究施設開発され魔法道具利用する農業大国として兵農一体政策進めることとなる。その後国際同盟定例理事会紅玉自ら離脱表明した洛昌らくしょう煌帝国帝都アリババ曰くバルバッドよりも立派な街だが、最終章では街並み事態変わってないものの人の往来遥かに減っている。禁城きんじょう皇族達が住んでいる城。 魔導研究施設 洛昌はずれの山岳地帯地下くりぬいて作られた、紅明迷宮時代到来以前設立した「気」の研究施設前身とする魔法迷宮研究所。「遠隔透視魔法」「迷宮生物」「眷族同化」「八卦札」などについての研究が行われており、紅明流刑処されてからも国際同盟存在隠匿したまま白龍の命で維持され続けていた。侵略国家研究施設ということもあってかなり危険性の高い研究内容数多く行われている。 華安平原(かなんへいげん中原随一大平原で、極東の地と西の世界隔てる土と砂の大海原。かつての煌国が吾国凱国相手幾度も戦を繰り広げ、「華安制する者は天華制す」とも言われている。洛昌に繋がる唯一の道である「華安渓谷」がある。煌帝国内戦ではここが戦い舞台となった天山山脈てんざんさんみゃく華安平原の西にある山脈支配外の中央砂漠を囲むように北から南にかけて広がっている。最終章では国際同盟本部置かれている。 黄海沿岸こうかいえんがん煌帝国の南にある支配地域陽州ようしゅう煌帝国の南にある支配地域悠州ゆうしゅう) 煌帝国の北にある支配地域沙門島(さもんとう煌帝国南東沖に位置する離島流刑地として使用されている。 レーム帝国 西方にあり、暗黒大陸にも属州を持つ古代ローマ思わせる大国700年以上昔に建国され有史以来最も強大な国家であり続けている。最高司祭にはシェヘラザード就いており、彼女によって過去最大繁栄何人も迷宮攻略者がもたらされている。なお、「帝国」を名乗ってはいるが内情的には共和国であり、レーム皇帝元老院から選ばれる代表者を指すので国の支配者ではない。現在国内に抱え金属器使いは3名。 「個」の集積、「人」の力を重んじる政策一つとして市民に剣闘場賭博場浴場劇場などの「娯楽」が提供されており、賭け事が盛んで剣闘や演劇市民関心が最も高い。科学技術進歩しており、火薬兵器実用化されている。街は道路・水道整備され、国が市民の生活を保障するため、飢えことはない。一方で大勢奴隷市民豊かな生活を支えるために過酷な労働強要されており、市民娯楽のための剣奴として殺戮見世物使われることもあるなど、厳しい生活を強いられている国でもある。そのため、「市民にとってはいい国」とも称される商行為全ては「レーム商人組合」が管理統制しており、組合許可受けた商会だけがレームでの商い許される東大陸進出足掛かりとして高い魔法技術を持つマグノシュタットを狙っており、ティトス取り戻すという口実使いマグノシュタットに侵略戦争仕掛けたが、アラジン仲裁により休戦するシェヘラザード遺言七海連合同盟を結ぶこととなり、マグノシュタットとは同じ立場となった大国とはいえ七海連合煌帝国比べて見劣りする立場となったことで、どちらか陣営よりかかってしまえば戦争引き金なりかねない危うい状態となり細心立ち回りをする必要性生じてしまっている。 最終章でも国際同盟には加盟しておらず独自の立ち位置守っているが、軍隊持っている警戒厳しく飛空艇の数は少な上海路での船団規模制限されているため加盟国比べ貿易では苦労している。同時に奴隷制度廃止された。レマーノ レーム帝国帝都各国の王一堂会す主要会議開かれる。マグノシュタットとの戦争では、ここでシェヘラザードレーム帝国軍の指揮を執っていた。 闘技場コロッセオレーム中心にある巨大な闘技場剣闘士日夜戦い明け暮れ修練積んでいる。純粋に修行目的とする者達もいるが、剣闘士半数以上は市民享楽のための見せ物として戦闘強いられている剣奴である。剣闘士人間だけでなく、マウレニアヒヒなど常人では到底太刀打ちできない猛獣などとも対峙することとなる。審判はいるが、どちらか死傷するまで止めることはない。残酷な見せ物だが、市民には大盛況闘技場は常に満員剣奴受け取れるのかは不明だが、アリババ勝利引き換え巨額報奨金受け取っている。最終章では奴隷制度廃止され影響剣奴無くなり剣劇が行われるなど幾分生臭さ減っている。 マウレニア レーム帝国属州港町「ヴォルギス」があり、最終章では飛空艇発着場出来ている。 ナーポリア 外伝登場した港湾都市レマーノに次ぐ主要都市で、レーム最大経済中心地。その経済効果バルバッド凌ぎ世界経済中核担っている劇場公演を行うための「円形劇場」などの施設がある。 リア・ヴェニス島 外伝登場レーム領内にあるマリアデル商会管理する貿易拠点一つ特別行政区レームの法ではなくこの町独自の法律適用されている自治地域)。各地から集まる商人のために私的に開放した賭博場闘技場評判になり、多く観光客が行来す商業施設。島のどこからも見える二塔の巨大建造物マリアデル商会本部賭博場は町の至る所にあり「一発逆転の都」といわれるほどギャンブルが盛んで、闘技場通常の何倍ものレート賭け出来る剣闘試合がある。島の中は川が流れ観光客乗せたゴンドラが行交い至る所噴水併設してあり人々休憩所になっているパルテビア帝国 レーム帝国と同じ大陸属す西方国家バルバッド貿易をしていた大国だが、近年衰退してきている。地形的に平地が多い。通貨は「ディナール」。ドラコーン軍人をしていた。シンドバッド・ズルムッド・マイヤーズの出身地。王はダバシャディール4世セイラン外伝にも登場。元は王政国家「パルテビア王国」だったが、本編より30年前に起きた戦争歴史的な勝利を収めたことを機に帝政改められた。戦争強国とされたが、レームとの戦争劣勢に立たされ貴族官僚軍部癒着し王宮機能果たせ多く国民犠牲にする厳し税制度を敷くことになる。後に皇帝暗殺したバルバロッサ国事一任されレームとの停戦条約結んだ国内新たな政策として君主制代わりに立憲君主制展開し、それが国民から高い支持受けたことで旧体制軍拡主義から脱却国内独立国民党はじめとする多く政党台頭して選挙自治政府国民決める国に変わった経済的に持ち直し回復兆し見せているが、その裏では国に異を唱える非国民などを罪人である「劣悪種」と称し近隣の島国内々を「粛清」する形で洗脳するか迷宮生物との融合により化け物変える人体実験進めており、ドラコーンはそれを国民全員に施すことでかつてない軍事力手にする推測している。シンドバッドバルバロッサ取引シンドリア商会誘致したことで多額資金手に入れ国外へ賠償金徐々に精算始め経済復興進めており、同時に世界先駆け王政廃止の国として各国から注目浴び、かつての大国としての力を急速に取り戻しつつある。しかし、旧シンドリア王国との戦争バルバロッサ再起不能となり、政党同士争い続いたことで1年後には政党政治正式に廃止されることとなり、シンドバッド後見人となり改めセイラン皇帝即位した本編最終章ではシンドリア商会拠点となったことから急激な発展遂げた大都会となっている。クシテフォン パルテビア帝国帝都。元々賑わい見せていた城下町だったが、軍の圧政進んだことでドラコーンに「死者の都」と称されるほど寂れた町並みになった。だが、その後独立国民党」の台頭により再び活気取り戻す。 本編最終章ではシンドリア商会本部設置され高層ビルが立ち並び魔法道具照明で夜でも明るい未来都市化している。 ティソン村 シンドバッドの家がある漁村。パルテビア郊外位置するシンドバッド出奔後、叛逆の科で住民全員捕縛され迷宮生物との融合という人体実験被験者させられその後処分された。 コンタスティア港 シンドバッドがよく訪れていた港。彼がパルテビアから旅立つ際にも使われた。シンドバッド迷宮手に入れた財宝売って船を挙げるまでは凍結された状態だった。 アルド村 立憲君主制後、パルテビア軍によって迷宮生物との融合により「粛清」された一つ6歳少年であるクファールをはじめとした住民被験体となった旧シンドリア王国 建国必要な国土求めシンドバッドバルバロッサとの取引により、リア・ヴェニス島と同じ商業特区による独立国として1000万ディナール譲ってもらった寒暖差が激し小さな島。パルテビアの北、クシテフォンから馬車数時間位置にあり、大型荷馬車が行交う大きな石造りの2本の大陸と繋がる流通適した貿易都市大中様々な船が停泊できる大きな港がある。 かつてはレームバルバッド中継地として大い栄えていた港町だったが、レームとの開戦後すぐに戦役巻き込まれたことで住民全て疎開し、見通しもよく町を遮るものもないので軍港として使うには難しく戦時下でも放置されており、建物設備当時のままになっている。町には非国民の「粛清」として人間迷宮生物との融合を行う軍の研究施設建てられていたが、既に廃棄されシンドバッドが島を買い取ったことで撤去された。 その後商業特化した新生国・シンドリア王国立ち上げ廃棄され空白都市再利用した世界初商会から興された国とあって世界からも注目されており、「困っている人は受け入れる」をモットー国外から多く移民受け入れている。しかし、建国式典をセレンディーネ率いる「革命軍」に利用されパルテビア帝国との全面戦争勃発国土戦火呑まれ帝国殲滅部隊によって多く国民死亡、島はバルバロッサ極大魔法によって海中没しわずか1日滅んだエリオハプト王国 七海連合加盟国。シャルルカンとスフィントスの出身地広大な砂漠超えた先にある暗黒大陸に近い南方国家。独自の巨石文化による高度な建築技術持ち古代エジプト思わせる巨大遺跡群築かれ都市特徴で、現代でもその建築技術詳細解明されていない。何百年と続く王家統治する神秘の国」とも呼ばれる民族銀髪褐色肌風貌をしている。王はアテンクメン→アールマカン→シャルルカン。 君主には国の最高位「ファンラオ」の称号与えられる。その権力は非常に強いが、それ故外伝では王家内での権力争い絶えず、常に派閥争い繰り広げられていた。王が譲位する前に崩御し場合王家の墓安置され刻まれる遺言従い次代王位決定される女性は胸を隠さない風習があり、エリオハプト人は性的な魅力を胸ではなく臍に感じるらしい。体に巻きつけるのがステータスで、身分の高い者ほど大きな所有し身分の低い者も柄のものを身に纏うのがエチケットとのこと魔除けのために古くから鳥獣模した仮面身につける者もいる(の面は長寿祈願ジャッカルの面は安全祈願の意味がある)。暗黒大陸の特殊かつ豊富な動植物古来より研究し、それらを煎じて調合する技術・知識による高い医学発達しており、国外からも求められるほどの薬物特産となっている。人体への効能研究し同時に医学魔法医術にも精通しているが、元々奴隷制の国でもあるためか奴隷商人ファナリスなどの奴隷狩り使用するなどその技術悪用されることもあった。 外伝にも登場。元々砂漠囲まれたこともあって先王である第35代国王・アテンクメン対外政策行わず現状最大脅威であるレーム帝国癒着し対立しないよう身の安全を図る「親レーム派」の存在影響して諸外国との関係を長らく閉ざしていた。シンドバッド訪れ数ヶ月前にアテンクメン崩御され、その王子であるアールマカンが即位し現王となり外交政策切り替えた若い世代はその政策賛同支持したが、保守的な年寄り達は反対し、国内は「現王派」と「先王派」の2つ分かれている。さらには現王派の若者達が先王派に「呪い」として毒殺される事件多発しており、アテンクメンが次王を決めなかったことが発覚した後、シンドバッドレーム対抗するだけの金属器強大な力を貸すことを条件シンドリア商会4番目に同盟を結び、先王派の重鎮達も事件の真相暴かれ捕縛された。エリオハプト王宮 エリオハプト数百年の歴史が誇る最大建築物であるピラミッド状の巨大王宮。魔を祓う聖なる印が正面施されている。両脇には比較小さなピラミッド建物がある。この場所でエリオハプトの外交取り仕切る王家の墓 代々の王が眠る世界最大王墓群であり、国王叙任が行われる聖なる場所。エリオハプトの建築技術の粋を集めて王家権威称えるために巨大作られ王権象徴とも言える建物十数年前アテンクメン崩御から数ヶ月後、新王の叙任が行われる前に第16迷宮「ゼパル」取り込まれ王位正当性揺らぐ事態起きた喜びの門 エリオハプトの名所である門。 護神像 スフィンクス模したエリオハプトを守護する像。 ナナイル川 エリオハプトを囲むようにある貴重な水源で命が宿るといわれる川。年に数回氾濫し、それによって運ばれ土壌による農耕地で作る作物実り少ないが栄養価が非常に高い。 アズワンダム シンドバッドが「雷光剣」で破壊し、ブァレフォールの力で氷漬けにした大地裂け目その後氷は溶けナナイル川水脈繋がりダムとして使われるようになり、貴重な第二水源として重宝されている。 アルテミュラ王国 七海連合加盟国ピスティ出身地大陸南東位置する女系民族国家(一応男性暮らしている)。暗黒大陸を除く世界最大谷間国土にし、民達は絶壁に町を作って暮らしていることから「天空都市」とも呼ばれる熱帯気候位置するが常に風が吹いており、快適な環境になっている谷底は風が届かないため湿度高く独特な群生植物がある)。海からの唯一の玄関口として渓谷があるが、急勾配山道が続く国一番の難所で、人の往来極端に少ないことでアルテミュラの実態の殆どが知られていなかった。動物と心を通わせ空を舞って戦う戦姫達が住む。王はミラピスティササンと並ぶ有力な少数民族国家女性生まれながら動物と心を通わし操ることができ(その能力解明研究マギ存在知っている)、人や物の運送などの主要な仕事全て女性担っているため女性の方が社会的地位高く一妻多夫制子供が7人ほどいるのが普通とのこと成人女性は証として顔に模様があり、身分の高い者や公務員官職に就いている者は衣服肩口羽根がある。一方男性動物を操る能力がないため家事育児内職などの家庭内仕事全般担当している(給料女房持ってくるもの)。毎日井戸端会議のおかげ(せい)でお喋りであり、何故か体毛濃くオネエ言葉で喋る者が多い。他民族肉体研究にも熱心で、作中では(何をされたかは不明だが)ヒナホホがその被害遭っている。 外伝にも登場当初シンドリア商会相手にすらされなかったが、シンドバッドミラとの決闘の末勝利しシンドリア商会3番目に同盟結んだ王宮 谷の最奥位置する女王王宮建物を囲む半円形状のリングがあり、有事の際達の発着場になる。 死者の谷 多数の鋭い岩生えたアルテミュラで最も深く暗い谷。罪人収容できる土地がないため、犯罪者はここに落とす決まりになっている四方覆われた岩に囲まれているため脱出は困難で場所によって大量ヘビ生息している他、天然宝石落ちており男性は上から生肉落としてそれに絡まった宝石ロック鳥に拾わせて回収する仕事に就いている。 鳥たちの巣箱 国土三分の一占め巣穴を持つロック鳥専用巨大な巣箱色街の高級娼館 国民は性に大らかなので発展しており色街でしか泊まれない。ただし、忙しい女を癒す役割のため来客をもてなすのは屈強なホスト(男)達で客の性別が何であろうサービスには手を抜かないことで評判余談だが、噂ではそこで働く3人には生き別れの妹がいるらしいイムチャック 七海連合加盟国ヒナホホ出身地中央砂漠北西位置しと氷に包まれ極北秘境にある連合国家他国国王相当する首長」を頂点に、法や掟の異な5つ部族それぞれの部族長」が自治し、さらにその下に各の「族長」が存在する特徴的な国家体制を持つ。身丈が非常に大きく泳ぎ得意なイムチャック人が住む。王(首長)はラメトト→ヒナホホかつては諸外国の船や海上荒ら略奪民族生業としていたが、苛烈部族抗争収めるために現行の国家体制敷かれた。しかし、諸外国からはいまだに蛮族であると認識されている。習わしとして、生まれた時に親から頭飾りの2本の角(作者曰くトナカイ系の生物の角)を貰い片方結婚するまでは親に預けて結婚後は婚約者渡したり、男性成人する年齢達するとアバレイッカク狩って成人名」を貰うといったものがあり、後者成し遂げられない者は幼名名乗ることが許されないため「名無し扱いされる。また、現在シンドリアで行われている謝肉祭も、元々は戦士成人を祝うためのこの国の伝統的な儀式である。海の国でもあるため、魚介類が豊富で味付け多く塩味になっている外伝にも登場シンドバッド交渉により、シンドリア商会最初貿易相手国となる。 カシュガン 中央砂漠都市国家人種家柄所得拘らず誰もが平等に政治携わることのできる徹底民主政治移行したアリバババルバッド共和国政治形態参考にしようとしていた。 ササン王国 七海連合加盟国スパルトス出身地バルバッド北方半島付け根部分山奥位置する中央砂漠内の国家なので気候乾燥している。馬では通れ徒歩でしか辿り着けない標高高い山麓の中に建造され小国で、厳格な教義を持つ国として知られるが、国を出ると教義厳守する要は無くなる。騎士によって統治され国主は「騎士王」と呼称される。王はダリオススパルトス異世界であるアルマトランの王・ソロモン(名前は昔に失われている)の伝承神話として残っており、ササンの民の祖先は遠い故郷から持ち帰った彼の神の力」を使い不浄晴らしたといわれている。そのソロモンを旧き神として信仰する敬虔な宗教国であり、外界穢れ称し交流断絶させていたため「清浄の地」とも呼ばれていた。山岳囲まれている天然鉱山都市でもあり、ササン産の金属世界一純度と質の高さが注目されている。この国の信仰享受し同志となったレーム皇帝への友好の証として近年レーム帝国鉱物資源納めているが、例え同じレーム商会でも「心正しき人間」と認めなければ異教徒」として扱われ取引にすら応じない年に一度には伝説「王」なぞらえて国の最下層から頂上までを行進する巡礼祭」があり、この日だけは教義禁止されている酒とタバコ解禁されるため国民には大きな娯楽となっている。食べ物清貧基本で、水のない厳し荒野で重い鎧を着て行軍する騎士にとって甘味貴重なエネルギー源であるため菓子蜂蜜漬けでかなり甘いが、それ以外薄味。主要家畜ヤギや羊で、ササンの民は小さい頃からヤギの乳を飲んで育つ。また、高低差のある国ゆえ国民足腰はかなり強い。 ササン住民には国を守護する騎士多く所属するササン騎士団」、戦闘行わない聖職者従士として騎士団住み込み騎士世話をする者もいる「修道士」、国の大事な産業のため名誉ある仕事とされ武器貴金属鋳造技術長けた職人が多い「職人鉱山夫・農家商人」などがいる。服装騎士ターバン中に非常食仕込んでいる)と鎧にマント騎士以外の男性は長スカート女性ズボンを穿く習慣がある。また、ササンでは金属は魔を祓う信じられているため、国民貴金属を身に纏っている(最近流行は銀加工ネックレス)。 外伝にも登場当時レーム限られた商会としか交易をしていなかった。シンドバッドが王であるダリオスとの勝負魔装による圧倒的な力で勝利しシンドバッド頼みで彼を神に選ばれ新たなササン使徒として迎え入れる形でシンドリア商会2番目に同盟結んだヴァベル 巨大な塔の形をした首都上の階層に行くほど身分の高い者が暮らしている。頂上から最下層までの往復は非常に大変なので馬での移動欠かせない必然的に身分の高い者ほど馬を所有する)。国の最上階にはササン守護者である騎士団の城があり、国全体一望できる騎士は城に住み、その家族同居しているため、居住区はかなり広い。国営外国人滞在施設 外国客がササン滞在するための専用施設。夜8時になると外出不可になる。食堂宿泊場が充実している。 霊峰ダーマ山 国のシンボルである霊峰シンドバッドダリオスとの勝負の際「雷光剣」で穴を開けてしまったが、神の使徒降臨の証として逆に崇拝されている。 ムスタシム王国 「花と泉の楽園」と呼ばれた西方割合大きかった国。ヤムライハ出身地魔法真理に迫るため国を挙げて努めてきた魔導国家で、70年上前から当時では珍しく王家魔導士使えていた。しかし魔導士自体差別されており、40年前起こったパルテビアとの戦争では最前線送られ代わりにされるなど不当な扱い受けていた。以来徐々に力を高めていたマグノシュタット校の反乱によりドゥニヤを除く王族・貴族皆殺しにされ、10年ほど前に滅んだ。マグノシュタット ムスタシム王国滅亡後新たに建てられ魔導国家レーム煌帝国挟まれているため、籠城適した都市となっており、外縁部は三層防壁魔法による防御結界覆われ内部では完全に自給自足体制整っている。元はムスタシム王国にあった学問機関だったが、シンドリア編10年前軍隊級の力を持ち国軍や一部の貴族官僚取り込み祖国に対して反乱を起こすことで誕生した魔法道具開発盛んに行われており、首都迷宮しかない筈の魔法道具溢れている。型落ちした魔法道具国境周辺現れる盗賊大量に所有しているため近隣諸国脅威となっている。様々な魔法道具使った食料生産が行われ、自給十分に可能。あくまでいち学府という体裁取っているため厳密には王が存在しないが、マグノシュタット学院学院長中心に統治されている。王(学院長)はモガメット→ヤムライハ総人口30万人国民等級制度により全ての国民5階級に分けられ、1から3等級には様々な特権与えられている。学長および上級魔導士1等(約500名)、学院2学年以上および魔導士2等(3千人)、魔導士両親に持つ非魔導士および特殊技能官職に就く非魔導士3等2万人)、通常の魔導士4等(8万人)、納税果たせない非魔導士5等20万人になっている魔法使い以外の人間入国原則として禁じており、国内人間の数を制限し魔導士と普通の人間とで差別するという国家体制敷いている。シンドバッドからはアル・サーメンとも繋がりがあるという疑惑持たれており、実際数年前まで黒いジンに関する共同研究行っていたが現在は袂を分かっている。煌帝国皇族からも急速な発展迷宮道具量産などから同じく「組織」関与疑われていたが、交渉においてそれがない可能性浮上魔導士のみによる発展紅炎に「恐ろしい国」と言わしめた。入国の際は防壁魔法テストをしている他、生徒達成績別にコドル1〜6振り分けて学ばせている。 レームとの戦争後中立国となり、指導者であるモガメットがヤムライハ養父であることから、現在は七海連合レーム協力再興されている。同時に国民等級制度廃止され魔法頼りきりにせず復興目指している。最終章では研究機関として様々な商会から資金援助受けて魔法開発研究進めている。国民の生活は不便になったものの国土搾り計画都市にすることで補い自由に職業選べるなど以前よりも活気あふれる国になっている1等許可区 資料室といった学院中枢施設上級魔導士居住区画がある。入り口には結界張ってあり、上級魔導士が身につけている銀の装身具である「1型結界手形」がないと通れない。 5等許可区 人口3分の2に当たる20万人5等国民生活している地下造られた街。その多く魔法道具仕事奪われた元農民たちである。落伍者掃き溜めと蔑まれており、地上使用される魔法道具動力源として恒常的に魔力吸い取られている。5等人々扱いに関して賛否両論があるが、そこの人々に労働義務はなく、食糧家屋用意されており飢え寒さの心配がない。また、病気の治療先天性の重病でもなければ魔導士治療してくれるため、ムスタシム王国の頃より死亡率低下しており、大半5等区民現状受け入れている。 最終章では地下暮らしから解放され住民多くムスタシム王国時代同じよう農業従事している。 アクティア王国 東西大陸を繋ぐ重要な窓口となる国家。マグノシュタット南部位置し貿易が盛ん。北方のマグノシュタットとの国境線兵力集中しているため、南方の港が手薄になり海賊大聖母横行することとなった暗黒大陸 ファナリス故郷大陸北端以外は「レーム帝国南方属州以南未開発」という意味で外部人間によって付けられた地の蔑称カタルゴ以外にも国々存在する北部では砂漠地帯広がり南部に下るにつれて熱帯化して低木広大な草原地帯広がるが、大峡谷先に一度進むと戻ってこられない場所があるとされている。 その奥である暗黒大陸南端は、アルマトラン時代に強すぎる力故に魔法受け付けなかった赤獅子原始竜が住んでいた大陸ごと連れてこられ当時の姿のまま暮らしている。その名残一切の光が無い真っ暗闇世界であり、浮遊魔法で高度を上げて飛ぶと地面も何も見えなくなり見たことのないよう生物植物生息している。この世界だけは聖宮の力やソロモン世界の理が及んでいないためルフ黒く、「マギ」という概念もないことからルフマギに対して魔力供給しない。南北縦断するのに人間の足では40年はかかるとされており、北大陸比べても非常に広大環境違いよるものか、北大陸から持ち込んだ農産物をここで栽培する異形植物へと変貌してしまう。カタルゴ 北端部に開けているレーム帝国属州一つ暗黒大陸はここを通ることで直行便誰でも渡ることができるが、この場所以外は旅人を狙う盗賊ひしめく無法地帯になっている大峡谷 レーム帝国属州最南端に広がる巨大な峡谷まるで世界がそこで終わっているかのように深く広大で、渡れば二度と帰って来られないと言われており、太陽を遮るものは何もないはずだが底に行くほど暗くなっていく。その正体は、「大陸の裂け目」と呼ばれる世界未完成なときにできる物理法則混乱した空間一種。現在はマギ・ユナンがここの「守り人」をしており、彼の手によって出口のない暗闇迷路化している。 次元境界薄くダビデが「世界ルフ還す魔法」を発動した際には本体がここに同化し、ルフ回収行ったが、聖宮と共に消滅した鬼倭王国(きなおうこく七海連合加盟国煌帝国のさらに東に位置するごく小さな島「鬼倭島」に建てられ国家。その国土アルマトラン時代魔力蓄積して出来た地層による暗黒大陸同質の「遺跡島」となっている。「侍」という言葉などからも「和」の日本思わせる国。国民多くは額から鼻にかけて二本角が付いた仮面隠している。王は健彦。 古くから煌・吾・凱の極東三大国とは朝貢関係にあったが、前王シンドバッドびいきだったことから七海連合加盟、健彦に代替わりして金属器の力を手に入れてからは島ごと姿を海上からくらまし国交途絶えていた。その後シンドバッド白龍交わした誓い七海使節として派遣し煌帝国内戦時には盟友内紛納める」という名目黄海現れ、他の加盟国と共に介入した最終章でも島ごと所在分からないままで、健彦が世界指名手配犯として追われるとなっている。実は秘密裏に島そのもの遺跡の力とアラジン魔法によって浮遊島へと改造されていた。現在はアラジン・モルジアナ・白龍を匿った上で暗黒大陸南部移っている。その後アラジンと共に帰還果たし国際同盟からの離脱宣言した一連の事件後は飛行能力失いシンドリア王国近海着水したままとなっている。鬼倭王城(きなおうじょう) 鬼倭の王族達が住む城。修行用の道場がある。 鬼哮砲(きこうほう要塞化した鬼倭島に取り付けられた鬼の顔を模した巨大な大砲強力なエネルギー波発射するミスタニア共和国 マグノシュタットの北に位置する中規模国。イレーヌ出身地大黄牙帝国だいこうていこく黄牙一族初代大王チャガン・ハーンが築いた歴史上最大勢力誇った帝国。チャガン・ハーンはマギにいざなわれ迷宮攻略をし、強大な力を得たという言い伝えがある。 吾国(ごこく) 煌帝国中原統一前争った大国一つ。閻体の出身地過去自国踏みにじった凱国恨み、その支配権を奪うことを考えていた。 凱国がいこく煌帝国中原統一前争った大国一つ。閻技の出身地長きに渡り王府摂政王府二人の王を立てたために派閥同士憎み合いそれぞれ優位に立つことを考えていた。 聖宮 アラジンが匿われていた場所。番人ウーゴくんで、彼がソロモン魔法と「黒の神」の魔力利用して作った魔法道具アラジンは「頑丈な部屋」と呼んでおり、マギである彼が暴れて壊れなかった。聖宮主人によって内部構造変化しウーゴ主人である間は内部には様々な文献がある書庫のような構造で、シンドバッド聖宮手に入れてからは彼が攻略した七つ迷宮再現したものになった。ある時期が来るまでアラジン絶対に外に出られない仕組みになっていた。外には「死者達の街(ネクロポリス)」が広がっている。時間の概念存在しない場所であり、ウーゴ体感では実際5年ほどが1不可思議年以上もの長さ感じられていた。 マギ死んだ場合そのルフはここに戻り新たなマギとして生まれ変わるその際、普通の赤ん坊のままに産み落とされることが殆どだが、前世記憶維持した状態で転生させるともできる。「黒の神」の世界エネルギー効率よく循環しルフ全て司る特別な空間であり、死んだソロモン意思はこの場所に宿っている。ウーゴくんはこの力を利用してアルマトラン生き残った民達を作中の舞台となる世界へ移動させた。 聖宮番人世界中ルフ書き換え操るという絶大な権能を操ることが可能で、全人類の思想統一させることすらできるようになる。ただしこの力は、アルマトランマギであるアラジンや「堕転」を経験した一度死んだりして「大いなる流れ」から逸脱してしまった者は対象外となるため、決し万能ではない。また、「神の序列入れ替える魔法」や「世界ルフ還す魔法」といった大魔法発動させることも可能。 「黒の神」(=ダビデ)と繋がったシンドバッドですら此処力無くしては世界自由に弄ることが不可能であるため、その知識を持つアラジン行方追っている。最終的に国際同盟管理していた金属器と「黒の神」の影響でマグノシュタット上空開いたままになった世界の穴、第一級特異点である自分存在アルバ千年蓄えた莫大な量の魔力利用し、人の肉体捨てて聖宮乗り込んだシンドバッド従えていた七体のジンとダビデの力によりウーゴくんから聖宮番人の座を奪い世界中人間ルフ書き換えることに成功したその後シンドバッド上位世界の神を打ち破るため世界全てルフ還す聖宮魔法始動させ、発動するまでの間ソロモンの知恵聖宮乗り込んで来たアラジン達に対し自身体験した七つ迷宮にいる魔装をした七人シンドバッド問い納得する答えを出す試練与える。 ダビデ分身体シンドバッド内部で「神の序列入れ替える魔法」を何度も繰り返したことにより、許容越えた量の魔法式暴れ魔法道具パンクして消滅した第一の迷宮 憤怒と英傑の試練「バアル」 シンドバッド14歳時に経験した戦時中のパルテビアを再現した迷宮バアル魔装をしたシンドバッド理不尽な運命には屈服すべきか力で破壊すべきかを問い場合によってはその者の過去憎むべき相手見せることもできるジュダルによって攻略された。 第二の迷宮 虚偽と信望の試練「ブァレフォール」 シンドバッド15歳時に経験したシンドリア商会での冒険とそれに立ちはだかる強大な敵・運命との戦い再現した迷宮。ブァレフォールの魔装をした巨大なシンドバッド理不尽な世界では何を疑い信じるべきかを問う。白龍によって攻略された。 第三の迷宮 精神と傀儡の試練「ゼパル」 シンドバッド17歳時に経験した迷宮巨大化したシンドバッド当時彼にルフ捧げて命を落とした最初ゼパル攻略者であるセレンディーネの2名がゼパル魔装をして現れ理不尽な世界では人間は己の意思生きるべきか他人に導かれるべきかを問う。アラジン挑んだが、次の試練アリババシンドバッド意見したことで中断された。 第四の迷宮 狂気と冥暗の試練「フルフル」 シンドバッド21歳時に経験した最初王国崩壊2度目建国再現した迷宮フルフル魔装をしたシンドバッド出現するが、問いかけ前にアリババ質問したため何をおうとしていたかは不明アリババによる攻略途中で彼から新たな意見聞いたことで中断された。

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地理・国家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 03:03 UTC 版)

星刻の竜騎士」の記事における「地理・国家」の解説

アルク=ストラーダ大陸 翼を広げたのような形をした大陸。以下の5つ国家勢力有しそれぞれ均衡保っている。ロートレアモン騎士国 大陸の「心臓」に位置する国家元首騎士王パラディン)。本作主な舞台大陸内で最も竜の生息数多く、竜を生むマザー・ドラゴン竜騎士存在世に知れ渡っていることから「竜を飼う国」と呼ばれている。 元々は竜を飼育し一手管理する目的シェブロン王国から独立した国で、現在も同盟を結ぶ関係にあり国交も盛んである。 シェブロン王国 大陸の「胴体」に位置する大陸内では最大領土を持つ王国ゼファロス帝国 大陸の「顎門」に位置する騎士国、王国の2国と敵対関係にある帝国。竜が生息していない代わりに現代兵器生産する機械工学と、それに竜媒魔法組み合わせた魔導工学発達している。 エスパーダ聖庁 大陸の「翼」に位置する大陸人口の7割が信徒であるロサ・マリア教の総本山ラブロック商工都市連合 大陸の「尾」に位置するアヴァロン聖竜皇騎士団 ユリエル囚われオスカー騎士国に迷惑がかからないよう救出するため、アッシュ達が結成した独立国家魔導エスカヴァロン領地としているため、自由に移動することが可能。 国民団長アッシュ以下、エーコミラベルアーニャレベッカルッカジェシカレイモンマックスユニスシルヴィアオスカー王族地位手放せないため参加していないが、シルヴィアは(コゼット入れ知恵による独断で)騎士国側の大使として、オスカー王国女王として協力している。 聖竜騎士団設立時ラクエルIV世から独立国家として承認され(後に正式に認証得ている)、後にロートレアモン騎士国およびシェブロン王国同盟結んでいる。 国民大半は騎竜学院生徒会メンバーであるため、実質生徒会機能兼ねている

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地理・国家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:14 UTC 版)

異世界はスマートフォンとともに。」の記事における「地理・国家」の解説

西方同盟→東西同盟→世界同盟 ブリュンヒルド公国建国合わせてベルファスト王国レグルス帝国ミスミド王国リーフリース皇国西方同盟組んだのが始まりその後徐々に参加国増え東方のレスティア王国同盟入った時に東西同盟に、そして表世界のほとんどの国が同盟入ったのをきっかけとして世界同盟改められた。同盟国は月に1度程度ブリュンヒルド公国同盟会議を行うこととなっているが、その後に「親睦を深める」と称しブリュンヒルド城の遊戯室や野球場で遊ぶ事が常態化している。

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