神の使徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:21 UTC 版)
魔王の息子にしてみれば救世主である瑠架自身も神の御遣いである。つまり、救世主である瑠架と選ばれし仲間の総勢12名で神の使徒である。 藤木沢瑠架(ふじきざわ るか) 修道院で育ち、子供の産めない女性を母として生を受けた文字通り現代の「イエス・キリスト」として生を受けた少年。自分を引き取り育ててくれた養母のシスターを慕うマザコン。ある時、自分には悪魔を倒す力があることに気づき、それは近い将来に悪魔によって引き起こされる黙示録の到来を防ぐべく神に与えられた力であり、自らが救世主であることを知り苦悩する。第4話で実母・ゆりの霊と出会い、悪魔に囚われた彼女を救うも自身を身籠らされた母に対する罪悪感は彼女の深い愛情と共に心に刻まれた。しかし、そんな瑠架を守り一緒に戦う「選ばれし仲間」がいることを知り、高校卒業を待たずに仲間捜しに旅立った。度外れに音痴なのだが、自覚が微塵も無くて歌いたがりであることで1度マイクを握ったらショウでもマイクを離させることが非常に困難である。 重い運命を背負っていることは事実ではあるのだが、自身が世界で一番立派で可哀想だと思い込んでしまい、連が魔王のレンに支配され本来の闇の勢力に立ち戻っただけであるにも関わらず連に裏切られたと被害妄想に囚われてしまう。しかし、「最後の仲間」篇で連の人間の人格が最後の「仲間」だと明かされる。捨てきれない連への想い、彼の悪魔と人間の狭間に揺れる我が子に注ぐ連の母の想いが、魔王の息子と一緒くたに否定してきた親友を改めて受け入れる決意をさせる。連のそもそもの神父になりたいという夢を叶え、そして魔王の息子を浄化すべく洗礼を行うことを決めた。紆余曲折の末に、アメリカの軍上層部に浸透していた「F」により捕縛され、グレイの部下の助けで脱出するも最終的にショウを救うために連に洗礼を施すことは叶わず、残された選択により人間としての殻を脱ぎ、大気に溶けて世界と仲間を守る道を選び地球の守護神になった。 物語開始時は15歳で、仲間探しに旅立ったのが卒業直前の高3の18歳であり、コミックス第23巻 - 第25巻で「最後の仲間」が魔王レンの人間の人格が最後の仲間だと明かされる「最後の仲間」篇の時点で22歳の誕生日を迎えた。 誕生日は1973年10月18日、身長172cm、体重58kg、血液型O型。
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