神の働きに向かって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 07:05 UTC 版)
「ドロシー・L・セイヤーズ」の記事における「神の働きに向かって」の解説
セイヤーズ自身は、ダンテの『神曲』の翻訳こそ自分の最高傑作だと考えていた。自分でも宗教的な随筆や劇を書き、その中では『王となるべく生まれた人』The Man Born to be Kingが最もよく知られているであろう。 セイヤーズの宗教作品が大変よく英国国教会の立場を表していたので、カンタベリー大主教は1943年に神学の名誉博士号を授与しようとしたが、セイヤーズはそれを丁重に断った。しかし1950年にはダラム大学から文学の名誉博士号を受けた。 彼女の随筆 The Lost Tools of Learning はアメリカ合衆国のいくつかの学校で古典教育 (classical education) の教材として用いられたことがある。 セイヤーズはC・S・ルイスの及びそのサークルをよく知っていた。時にはソクラテス・クラブ (Socratic Club) でルイスと一緒になることもあった。ルイスは、自分は復活祭には必ず The Man Born to Be King を読むが、推理小説はどうも楽しみかねると言っていた。しかしJ・R・R・トールキンはウィムジイものを幾つか読んだことがあり、後期作品(『学寮祭の夜』など)に冷笑を浴びせかけた。
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