神の側の人間 -ゴッドサイダー-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:57 UTC 版)
「ゴッドサイダー」の記事における「神の側の人間 -ゴッドサイダー-」の解説
阿太羅(あたら) 「戒」を司る十天闘神・帝釈天を守護神とするゴッドサイダー。 得尊、法淑の仲間たちとヒマラヤ山脈のインド仏教総本山ラマ寺院で修行していたが、デビルサイダーの暗躍をキャッチし、日本に調査に向かう。 性格は一本気で頑固であり、神々の尊厳を守るためなら仲間の死も厭わない冷徹さを持っていたが、霊気の中にある光を見た事と、人間のために戦う霊気の姿勢を見て共感し、霊気と同じく人間の為に戦っていくことになる。 やや頭が固い面があり、当初は霊気を「化け物」と警戒したり、マリガンに関しても人殺しの軍隊と言う事で嫌悪感を抱いていたが、どちらともやがて厚い友情で結ばれていく。 戦闘スタイルは聖剣を用いた斬撃主体の戦法を得意とする。必殺技は阿修羅のように多くの腕を生やし剣で攻撃する千手斬舞。 守護神の帝釈天は弥勒菩薩・焔魔天・化楽天とともに天界の神々の直属の四天王の一人。天界戦争の際には、魔王(サタン) = 堕天使ルシファーをも追い払った力を持つと言われる。その血を受け継いでいる事と幼い頃から黙示録戦争において正義を貫くため厳しい修行に耐えてきたせいで、かなりの実力を持ち、作中でベルゼバブの分身や魔界の副王の一人ガールを倒している。 またゴッドサイダーでは珍しく飛行能力もある。 幼い頃からの修業により、焼けた鉄を飲みこんでも平気な鋼鉄の胃袋を持ち、鋼鉄の聖剣を持った無数の腕を生やすことができるようになった。ベルゼバブとの戦いの中で、両目をくりぬかれ一時失明するがパズスとの戦いの中で視力が戻った。 法粛(ほうしゅく) 阿太羅の仲間で、「方便」を司る十天闘神・迷底羅(めてら)天を守護神とするゴッドサイダー。 当初はヨーロッパのデビルサイダーとの戦いに赴いていたが、ベルゼバブと戦う霊気たちを助けるために「賢者の石」を携えて参戦。巨大化したパラケルススを賢者の石の力で一瞬で葬り去る。 ベルゼバブ配下ユダとの戦いで片腕を失うが、パズス戦以後は右腕の義手を武器にする。元々は坊主頭だったがロンドンのスラムへの潜入捜査の為にパンクファッションにした姿を気に入り、その後もずっとその姿にするなど少々軽めの性格、常に人を食った様な態度が多い。 サルガタナスの部下に顔を傷つけられて「てめえら…よくもオレの二枚目の顔を…!」と言うなど、少々ナルシストの傾向もある。また人類ごとサタンを滅ぼそうとするなど、当初は神々の尊厳を守る為なら犠牲を厭わない面もあった。 戦闘スタイルは初期は「賢者の石」を使い、個人の戦闘能力を使う場面は無かったが、パズス編移行は様々なギミックが搭載された右腕の義手を武器にして戦う。 小量ながら全ての魔を滅する「メギドの火」を使う事も出来、アメリカのデビルサイダーを相手に戦った。 得意技は滅義怒降魔輪(めぎどこうまりん)など。解説では『迷底羅天は、芸術の神・人の創造力をまもる神である。この人間界をつくった創造者の一人ともいわれ、その力は未知数である。』とされた。 クラッシュ・マリガン 「力」を司る十天闘神・伐虎羅(ばこら)天を守護神とするゴッドサイダー。 元はアメフト選手でNYソルティードッグスのクォーターバックとして「重戦車マリガン」の異名を持つスタープレーヤーだったが、ゴッドサイダーとしての使命に目覚めチームを引退、DIA(米国防省)の破壊工作部隊隊長としてデビルサイダーと戦う。 ベルゼバブとの戦いに向かう霊気、阿太羅と合流し、参戦。怨醜鬼(ヘビークライガイスト)との戦いで半死の状態に追い込まれるが、霊気の機転で復活を遂げる。復活を遂げて早々ジェミニーと出会い、彼女を救うために命を落としてしまう。しかし、命を賭した流璃子の冥界逆葬送で霊気とともに復活。後にジェミニーと結婚してパズス戦のあとに息子のトミーをもうけた。 登場時には軍人らしく目的のために手段を選ばないところを見せ、阿太羅と対立するような場面もあったが、基本的には気がよく豪快なナイスガイである。「サノバビッチ」(クソ野郎)が口癖でよく葉巻を加えている。 強烈なショルダータックルである、ジーザス・クラッシュ・ショルダーや、肩から神の光を照射するジーザス・フラッシュを必殺技とする他、その体格を生かしたパワー戦法や分身である精神幻影(サイコキネシスストレンジャー)も使える。 富士のルキフグス戦で日本を救う為、副王の多くを道連れに壮絶な最期を遂げるが、彼の伐虎羅天の力はトミーに受け継がれた。 ジェミニー・マリガン 元はデビルサイダー・パラケルススによって造られた無精女闘士(ホムンクルス・アマゾネス)の一人で、その中でも一際強靭な体格をしており、「女人間発電所」と自称する程のパワーも併せ持つ。アフロヘアの黒人系の容姿をしており、巨乳。 「親」であるパラケルススの命によりマリガンと戦うが、その中で女性としての愛情とゴッドサイダーとしての力に目覚め、パラケルススを裏切る。命を捨てて自分を守ったマリガンを蘇らせる為、霊気たちの仲間となって共に瑠璃子救出に向かう。その後は蘇ったマリガンとアメリカで幸せに暮らすが、パズス教団の暗躍により、再びゴッドサイダーとして戦いに挑む。 守護神は「進」を司る十天闘神・頞沙羅(あさら)天。戦闘スタイルは強靭な筋肉と巨体を生かしたパワー戦法を得意とし、素手でも悪魔を叩き潰す程の腕力を持つ。得意技はパンチやキック(ウィンディ・レクイエム、ウィンディ・ローリング・ソバット)、またパズス編ではリリスがパズスの再生装置であると自ら突き止めた。 ちなみに「人間発電所」とは実在のプロレスラー、ブルーノ・サンマルチノの異名である。 トミー・マリガン マリガン夫婦の息子。 純真で正義漢の強い少年であり、一人称は「オイラ」。 父親であるクラッシュと同じくジーザス・フラッシュを使うことができる、顔や髪型は母親のジェミニー似である。 子供ながらゴッドサイダーとしての実力は本物であり、父親譲りのジーザス・フラッシュで一度に百体の悪魔たちを消滅させた事もある。アメリカ・ネイティブアメリカンの居住区を訪ね、五大元素短剣のひとつ「トロイア」を手に入れ、父の死後「力」を司る十天闘神・伐虎羅天の能力を受け継ぐ。 大日輪行仁(だいにちりん ぎょうじん) / ミカエル 鬼哭寺住職で日本仏教会の重鎮。霊気の育ての親でもあり、霊気の記憶を封印していた。 小柄な老人でいつも柔和な笑みを浮かべている。「ホッホ」が口癖。 霊気たちゴッドサイダーの指導的立場にあたり、神と魔の膨大な知識で霊気たちをサポートする。相当な実力の持ち主で後光でベルゼバブを消滅させたり、魔界の副王を軽くあしらうなどその実力は未知数。その正体は大天使ミカエルであり、霊気たちゴッドサイダーを影ながら見守っていた。サタンに対して同情する発言をしたり、デビルサイダーを罠にかけるために女装したり、霊気を復活させるために悪魔召喚儀式を実行したりと、厳格なミカエルのイメージとは異なる柔軟な人物として描かれている。 阿太羅同様、空が飛べる数少ないキャラ。 得尊(とくそん) 阿太羅(帝釈天)・法粛(迷底羅天)と同じくヒマラヤ山脈のインド仏教総本山ラマ寺院で修行したゴッドサイダー。守護神は不明。初登場時にはラマ寺院から光となって飛び立つなど阿太羅・法粛と同等の力がある描写がなされていた。 デビルサイダーの暗躍に伴い、アメリカに調査に赴くもベルゼバブの「死の接吻」によって体内に蛆虫を植えつけられ、蛆虫が全て蝿に羽化するとき死ぬという瀕死の状態でフォラスに日本へ連れていかれ、阿太羅の動きを封じるための人質とされる。このとき、阿太羅から「手練れ」と言われており、実力者であったことがうかがえる。霊気によって命を救われ、その後、霊気を助ける為にフォラスの内的宇宙に侵入、フォラスを守るブラックプロテクターを命を捨てて潰し、霊気の危機を救うがフォラスによって首を刎ねられ死亡する。また、霊気の中に宿る光に誰よりも先に気付いていた。必殺技は額からの「忿怒六角針」。 ベリアル 悪魔の貴公子。自分の体の中から隕石を出し攻撃することができる。 厘利盈 剣を使った技を得意とする。 飯島沙麗央 正体は、ソロモン72柱の1人サレオル。
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