中央砂漠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:48 UTC 版)
「フューチャー・イズ・ワイルドの生物一覧」の記事における「中央砂漠」の解説
テラバイツ (Terabyte) 現生種より更に高い社会性を持つシロアリの子孫である。テラバイツの巣は地表に塔が立ち、その頂上部には太陽光を通すポリマー製の窓があって中で藻類を栽培している。地下には帯水層まで通じる井戸が掘られており、深いもので200m以上に達する。 各個体はカストごとに特殊化し(作中で描かれているカストは女王を含めて7つ)、他のカストの仲間や藻類、幼生などを背中に載せる運搬カスト以外は脚が退化して小さくなっており、自力で歩くことができない。兵隊カストは大きな頭部の中で蟻酸に似た物質を作り、敵や獲物に向かってノズルから吹きかける。建設カストは砂などを粘性のある分泌物で固めて塔を作る。岩掘カストは酸で岩を溶かし、穴を掘る。水分配カストは地下水を飲んで体内に貯え、上層部の仲間や温室の藻類に与える。子守りカストは女王や幼虫の世話をする。藻類を補充する必要がある時は、後述のガーデンワームが日光浴している時に兵隊カストが粘液糸を吹きかけて一時的に自由を奪い、その体から運搬カストが藻類を含む襞のような部分を切り離し持ち帰る。 ガーデンワーム (Garden Worm) 多毛類の子孫が藻類と共生するようになったものである。体長45cmほどで、両端部以外の各体節からシダ植物の葉のように枝分かれした緑色の襞のようなものが伸びている。夜は地下で過ごし、日が昇ると地上へ出て来て、光があたる面積が大きくなるような姿勢で光合成する。テラバイツの襲撃を受けると、油のような物を分泌してテラバイツの粘液糸を溶かそうとするが、逃げ出せるようになるまでに藻類の一部を盗られる。 グルームワーム (Gloomworm) 地下に棲む多毛類である。太陽エネルギーに頼る事なく、硫黄化合物を分解するバクテリアを食べて生きている。 スリックリボン (Slickribbon) 地下水の中に棲む肉食の多毛類である。体長は1mほどにもなり、各体節ごとに一対のひれが生えていてかなりの速さで泳げる。顎は伸縮自在で、水辺に近づいたグルームワームを一瞬で捕らえてしまう。ガーデンワームも好物だが、素早く泳いで逃げてしまうので、なかなか捕まえることができない。
※この「中央砂漠」の解説は、「フューチャー・イズ・ワイルドの生物一覧」の解説の一部です。
「中央砂漠」を含む「フューチャー・イズ・ワイルドの生物一覧」の記事については、「フューチャー・イズ・ワイルドの生物一覧」の概要を参照ください。
- 中央砂漠のページへのリンク