井上ひさし 関連項目

井上ひさし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 04:27 UTC 版)

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外部リンク

文化
先代
梅原猛
日本ペンクラブ会長
第14代:2003年 - 2007年
次代
阿刀田高
先代
(新設)
仙台文学館館長
初代:1999年 - 2007年
次代
小池比加児

注釈

  1. ^ 山元護久と共に第1シリーズ実写版『忍者ハットリくん』(1966年)、第2シリーズ実写版『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』(1967年)を手がけた時の共同ペンネーム。
  2. ^ 山元護久と共に『ピュンピュン丸』(1967年、1970年)を手がけた時の共同ペンネーム。
  3. ^ 西舘代志子と結婚していた当時は、西舘の実家である「内山」姓が本名であった。これは結婚に際して、それまでの転居の間に本籍地が遠くなり取り寄せが手間になったことから、好子の実家に婿入りする形にすれば手続きが簡便になるという理由であったと著書『ブラウン監獄の四季』に記している。
  4. ^ しかし、井上の孤児院時代の友人は「彼の輝かしい経歴というのを奥さんは信じているのですか? 僕は彼が東北大学と東京外語大学の受験に失敗して、早稲田大学と慶応大学に合格を果たしたが、学費が払えずやむなく上智大学に入ったという箇所では笑いましたね。おまけに医師を志して東北大と岩手大の医学部(ママ)を志したって言うのですから、あきれて物も言えません。孤児院がどんな所か、大学受験などどうしてできるんですか。有名になれば何を言ってもいいんですね。たまたま学生の少ない上智大学に推薦してもらっただけでしょう」と語り、井上の自称する経歴に多数の虚構が含まれていると主張している。西舘好子『表裏井上ひさし協奏曲』p.207による。
  5. ^ 1982年に行われたインタビューで井上は連載が打ち切りとなった経緯をこう述べている――「確かに出自が違う、育ちが違うというのは誰でもあるわけだから、それはあんまり問題じゃないんじゃないか。そこをハッキリ、キチッと整理したうえで、新撰組のやったことを通して幕末史を考えてみたかった。ところが、書き進むにつれて、編集長あたりから、自己検閲がはじまった。どっからもこないんですよ、その文句は。こないのにくるんじゃないかとおそれはじめた。こっちもやる気が出なくなって途中でやめちゃった」[15]
  6. ^ 「法に則り、比喩を用い、因縁を語るべし」という、永六輔が紹介した仏教説教者の話術の極意を分かりやすく言い換えたもの。
  7. ^ 遠藤征広『遅筆堂文庫物語―小さな町に大きな図書館と劇場ができるまで』(日外教養選書 1998年によれば、1980年1月から翌年12月まで大江健三郎の後を継いで朝日新聞「文芸時評」を担当することになるが、時評のために月に四、五百万も本を購入し、一冊のためにその作家の全集まで読破したという)。

出典

  1. ^ a b “市川の偉大な文化人 井上ひさし氏が死去 20年間在住、文化振興財団の理事長も”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 1,15,18. (2010年4月13日) 
  2. ^ 井上綾さん、父の残した仕事を世間に 亡くなって7年…恩返しの思い込めて出版決意zakzak 2017年7月9日
  3. ^ プロフィール 井上ひさし公式サイト
  4. ^ a b c d e 井上ひさし(こまつ座)
  5. ^ a b すばる2011年5月号「座談会 井上ひさしの文学」
  6. ^ 西舘好子『表裏井上ひさし協奏曲』p.146
  7. ^ 西舘好子『表裏井上ひさし協奏曲』p.206
  8. ^ 西舘好子『表裏井上ひさし協奏曲』p.211
  9. ^ 井上ひさし『本の運命』(文藝春秋、1997年)p.105
  10. ^ 井上ひさし『続家庭口論』、中央公論社
  11. ^ 井上ひさし『ブラウン監獄の四季』、講談社
  12. ^ 井上ひさし『モッキンポット師ふたたび』、講談社文庫(1985年)、巻末の年譜(1984年10月著者自筆)の中に述べられている。
  13. ^ 井上ひさし、中山千夏宇野誠一郎「近い昔の物語 ひょっこりひょうたん島の真実 田中角栄の一言で『ひょっこりひょうたん島』打ち切り!?」『論座』第107号、朝日新聞社、2004年4月、pp. 102-117。 
  14. ^ 候補作家の群像 井上ひさし”. 直木賞のすべて. 2023年7月11日閲覧。
  15. ^ 岡庭昇、高橋敏夫 編『七人の作家たち』土曜美術社、1983年9月、26頁。 
  16. ^ 「前口上集」は扇田昭彦責任編集『井上ひさし』(白水社2011年に再掲)。
  17. ^ 『井上ひさし全芝居』第4巻、p.514。
  18. ^ 井上ひさしさん逝く 闘病半年…最後まで創作意欲衰えず
  19. ^ “「ひょっこりひょうたん島」の井上ひさしさん死去”. 産経新聞. (2010年4月11日). http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100411/acd1004110201000-n1.htm 2010年4月11日閲覧。 
  20. ^ “激痛耐え闘病、井上ひさしさん支えた創作意欲 三女語る”. 朝日新聞. (2010年4月15日). http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201004140508.html 2013年9月26日閲覧。 
  21. ^ 生島治郎『生島治郎の誘導訊問:反逆の心をとり戻せ』双葉社、1974年11月、221頁。 
  22. ^ 岡庭昇、高橋敏夫 編『七人の作家たち』土曜美術社、1983年9月、16頁。 
  23. ^ 岡庭昇、高橋敏夫 編『七人の作家たち』土曜美術社、1983年9月、19頁。 
  24. ^ 石川麻矢 1998, p. 50.
  25. ^ 井上ひさしさんのこと(文壇こぼれ話)
  26. ^ 司馬遼太郎も認めていた「遅筆堂」井上ひさしの伝説(週刊朝日)
  27. ^ 第42回「井上ひさしとクニオ」鈴木邦男の愛国問答)
  28. ^ 中国新聞、2009年7月2日13面
  29. ^ 【天風録】井上ひさしさん - 中国新聞
  30. ^ 「井上ひさし」“ストリップ界の東京大学”から飛び立った天才作家!<第3回>浅草六区芸能伝|月刊浅草ウェブ”. 月刊浅草ウェブ【毎日10時更新!】伝統と革新の交差点「浅草」の魅力を配信. 2021年6月27日閲覧。
  31. ^ 石川麻矢 1998, p. 45-46
  32. ^ a b c 石川麻矢 1998, p. 76
  33. ^ 石川麻矢 1998, p. 73.
  34. ^ a b 『激突家族 井上家に生まれて』55、77ページ
  35. ^ 石川麻矢 1998, p. 103.
  36. ^ 西舘好子 1998.
  37. ^ 矢崎泰久x永六輔の「ぢぢ放談」、『創』2013年4月号 創出版
  38. ^ 今、平和を語る:小説家、劇作家 井上ひさしさん 毎日新聞 2008年2月4日。
  39. ^ すばる」2000年10月号 座談会「三島由紀夫と安部公房」=『座談会 昭和文学史四』2003年集英社刊にも収録
  40. ^ 朝日賞 1971-2000年度”. 朝日新聞社. 2022年8月16日閲覧。
  41. ^ 山形県名誉県民・山形県県民栄誉賞”. 山形県. 2022年7月29日閲覧。
  42. ^ 中田新一 『奔れ! 助監督〜奮闘昭和映画史〜』(早稲田出版、2010年)
  43. ^ 笹沢信『ひさし伝』(新潮社 2012年pp.238)。
  44. ^ 扇田昭彦「『昭和庶民伝』三部作を書き上げた井上ひさしに聞く」『井上ひさし』(白水社 2011年pp.99-111)。
  45. ^ 『イヌの仇討』(文芸春秋 1992年pp.11)
  46. ^ 笹沢信『ひさし伝』(新潮社 2012年pp.421-457)。『初日への手紙: 「東京裁判三部作」のできるまで』。
  47. ^ 川西町立第一中学校”. 山形県川西町. 2011年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月28日閲覧。
  48. ^ 川西町立第二中学校”. 山形県川西町. 2011年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月28日閲覧。
  49. ^ 7/3情報更新しました”. 川西町立川西中学校. 2020年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月28日閲覧。
  50. ^ 井上ひさし文楽を舞台初上演 拝金オヤジが恋したら?”. Yahoo ニュース (2016年7月25日). 2021年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月15日閲覧。
  51. ^ “井上ひさし文楽、初の舞台化…国立文楽劇場で”. 読売新聞. (2016年5月24日). http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160524-OYO1T50009.html 2016年5月25日閲覧。 [リンク切れ]
  52. ^ 井上ひさしのボローニャ日記”. NHK (2020年11月13日). 2021年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月24日閲覧。






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