春風亭柳橋_(6代目)とは? わかりやすく解説

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春風亭柳橋 (6代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 14:07 UTC 版)

六代目 春風亭 柳橋(しゅんぷうてい りゅうきょう、1899年明治32年)10月15日 - 1979年昭和54年)5月16日)は、東京都文京区出身の落語家。本名∶渡辺 金太郎出囃子は『大阪せり』。日本芸術協会を創設し、44年もの間、会長として君臨した。


注釈

  1. ^ 師匠と弟子2名が同時襲名した。師匠:4代目春風亭柳枝→初代春風亭華柳、 兄弟子:3代目春風亭小柳枝→6代目春風亭柳枝、当人:7代目春風亭柏枝→4代目春風亭小柳枝
  2. ^ 自伝では1927年(昭和2年)と書かれているが誤り。
  3. ^ 日本の企業による国際飛行便が再開され、日本航空がサンフランシスコ・ホノルル線を開設した宣伝として、ホノルル・サンフランシスコに赴いた。身分はマスコミ(東京新聞記者)という扱い。柳橋の旅行記は新聞に掲載され宣伝として使われた。
  4. ^ a b c 寄席そのもの、もしくは寄席の主人の事。ここでは寄席の主人の意味。
  5. ^ 6歳の頃から大阪で豊竹豆仮名太夫の名で子供義太夫の芸人として寄席に出演していた。上京後、9歳の頃4代目橘家圓蔵に入門して落語家に転向。当時の芸名は三遊亭圓童。
  6. ^ 興行で核になる演者の事で、最後に出演する。「主任」とも記す。
  7. ^ 落語家の所属団体内での席次の事。真打昇進順に席次か決定され、特別な事情がない限りは終身同じ席次である。
  8. ^ 圓生の本名は山崎松尾。
  9. ^ ポニーキャニオンのCDがある程度。
  10. ^ 1925年(大正14年)10月31日に完全引退したため。
  11. ^ 避難先であるはずの陸軍省被服廠跡(本所区横網町。現在は横網町公園・慰霊堂) での死者4万人のうちの一人。
  12. ^ 弟子の亭号が麗々亭に変わることにより、事実上の別派を興されることを恐れたのではないかとも推測されるが、本人にはそのつもりは無かった。
  13. ^ それぞれ3代、4代、5代麗々亭柳橋である。
  14. ^ 3代目三木助は日本芸術協会を脱会した時に前座の弟子は自分に帯同させたが、二つ目の弟子は柳橋の門下に移籍させて日本芸術協会に残した。
  15. ^ 東京あんみつ娘のメンバー。セーラー服を着た女子高生落語家。2代目春風亭梅橋と結婚し引退。

出典

  1. ^ a b c 川戸貞吉『対談落語芸談3』220頁。1968年(昭和43年)まで長らく続いた人気番組で、この番組のおかげで落語ファン以外にも春風亭柳橋の名前が全国区になった。柳橋は最晩年まで『とんち教室』という漫談を演じ、サインを求められると色紙に「とんち教室 柳橋」としたためた。
  2. ^ 橘左近 1999, p. 47.
  3. ^ 興津要 2004, p. 204.
  4. ^ 立川談志・(写真・田島謹之助)『談志絶倒昭和落語家伝』71頁。
  5. ^ 北村銀太郎・冨田均 『聞書き・寄席末広亭』59頁。以下引用「(前略)実に新鮮、多芸、まったくほれぼれするような高座姿だったよ(後略)」以上。
  6. ^ 北村銀太郎・冨田均 『聞書き・寄席末広亭』59 - 62頁。
  7. ^ 京須偕充『圓生の録音室』155頁。
  8. ^ a b 京須偕充『圓生の録音室』154 - 155頁。晩年の柳橋は東京落語会で『火事息子』を筋だけさらって15分で高座をおりてしまう状態であり、うわさを聞いた圓生にあきれられた。以下引用「(前略)この老大家は、晩年覇気を失い、かつてのモダニズムがアナクロニズムに変じて、当時はすっかり過去のひとになっていた。」以上。
  9. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』236頁。
  10. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』218頁。
  11. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』230頁。
  12. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』218頁。6代目春風亭柳橋についての川戸貞吉と小山觀翁の対談。以下小山觀翁の発言を引用「(前略)あのかたがやっぱり基礎はきちんとしてたんだなァと思うのは、『三井の大黒』なんていう噺をちゃんと演る。『三井の大黒』なんか三木助さんも演ってましたがねェ、やっぱり大きいんですねェ、三木助さんよりひと廻りね。」以上。
  13. ^ 立川談志・(写真・田島謹之助)『談志絶倒昭和落語家伝』72頁。以下引用「春風亭柳橋、一口にいうと「長者の風」でした。風格がありました。」以上。
  14. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』238 - 239頁。
  15. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』234頁。
  16. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』230、233 - 234頁。
  17. ^ 川戸貞吉『対談落語芸談3』219頁。
  18. ^ 北村銀太郎・冨田均 『聞書き・寄席末広亭』58頁、213 - 214頁。
  19. ^ 小料理屋くらげ庵”. 八代目 春風亭 柳橋 オフィシャルサイト (2016年2月7日). 2018年7月12日閲覧。


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