ちゅうげんのにじ【中原の虹】
中原の虹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 09:08 UTC 版)
『中原の虹』(ちゅうげんのにじ)は、浅田次郎の長編小説。『小説現代』にて約3年半にわたる連載を経て、2006年から2007年に全4巻が講談社で刊行された。講談社文庫では2010年9-10月に刊行。
- ^ ベレッタM1915の製造は1915年からなので時代考証を考えると小説中の設定(第二巻213ページ)は間違っている。それ以前のイタリア製小型拳銃なら1902年から製造されているグリセンティM1910が正しい。
- ^ 加藤清正は女真族の国「韃靼」を「オランカイ(兀良哈)」と呼んでいる。朝鮮人が北方の"未開人"を総称して「野蛮人」、「オランケ(오랑캐)」と呼んでいたことから来ている。司馬遼太郎の小説『韃靼疾風録』でも「オランカイ」の記載がある。
- ^ 史書では「後金」と記す。満州語の「アイシン・グルン」とは、愛新覚羅(アイシンギョロ)氏の国を意味している。「覚羅」とは「三姓」(満州語で「依蘭哈喇(イランハラ)」。現在の黒龍江省依蘭県)一帯を指す地名で、ヌルハチの祖先発祥の地がその地方の寧古塔であることを示している。従って、「愛新覚羅国」とはならない。
- ^ 関羽、岳飛と並んで漢民族の英雄といわれている。
- ^ ピンイン表記で"shuerhaqi"。「シュルガチ」より「シュルハチ」の方が本来の発音に近い。
- ^ ヌルハチの五男。
- ^ 「大金」と「大清」の発音はモンゴル語では同じである。文字を替えたのは以前の金王朝の評判が漢民族の間であまりにも悪かったためといわれている。
- ^ ホンタイジと内通していたといわれている。
- ^ 司馬遼太郎の小説『大盗禅師』で明朝滅亡後の鄭成功らが描かれている。
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