曹植とは? わかりやすく解説

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そう‐しょく〔サウ‐〕【曹植】

読み方:そうしょく

192232中国三国時代の魏(ぎ)の詩人。字(あざな)は子建曹操第3子。陳王に封ぜられたので、陳思王とも呼ばれる五言詩にすぐれた。そうち。→建安体 →七歩(しちほ)の才


そう‐ち〔サウ‐〕【曹植】

読み方:そうち

そうしょく(曹植)


曹植―洛神の賦

作者三好徹

収載図書三国志外伝
出版社光文社
刊行年月2008.3
シリーズ名光文社時代小説文庫


曹植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 23:06 UTC 版)

曹植(そう しょく/そう ち[1]192年 - 232年)は、中国後漢末期から三国時代にかけての人物。子建(しけん)。豫州沛国譙県(現在の安徽省亳州市譙城区)の出身。陳王に封じられ、であったことから陳思王とも呼ばれる。の皇族である一方で李白杜甫以前における中国を代表する文学者として、「詩聖」の評価を受けた。才高八斗八斗の才)・七歩の才語源建安文学における三曹の一人。


  1. ^ 特に日本の詩文学界では「そうち」と読まれる傾向にある。なお、唐代の詩人李賀の詩「許公子鄭姫歌」末四句は「曹植」で終わっており、七言絶句の押韻法則から「そうしょく」と読ませていることがうかがえる。植の字音と字義の関係は、中国の歴代字書・韻書によって解釈にバラつきがあり、正確には定義できない。
  2. ^ 倡家(歌姫)の出身であるが、『世説新語』賢媛篇に名を列ねるほどの賢婦であった
  3. ^ 下記『曹植』10頁。
  4. ^ 下記『曹植』記載の年譜では建安元年(196年)頃(204頁)。
  5. ^ 伊藤正文『曹植』 中國詩人選集 第3巻(第一刷発行)、岩波書店、1958年11月20日。ISBN 9784001005035https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b477549.html2020年12月1日閲覧 
  6. ^ a b 川合康三『矛を横たえて詩を賦す 曹操』 中国の英傑 第4巻(第一刷発行)、集英社、1986年8月10日。ISBN 9784480425744NCID BN00733040 新版・ちくま文庫、2009年
  7. ^ この時、留守役としてに駐留した曹丕が「感離賦」を送り、弟への別れを惜しんでいる。一方の曹植も従軍中に「離思賦」を作り、曹丕への思慕を表明している。
  8. ^ 伊藤正文『曹植』 中國詩人選集 第3巻(第一刷発行)、岩波書店、1958年11月20日。ISBN 9784001005035https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b477549.html2020年12月1日閲覧 
  9. ^ 文選李善注より
  10. ^ 三国志Ⅲ 非公式ガイドブック P.195


「曹植」の続きの解説一覧

曹植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 07:41 UTC 版)

漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん」の記事における「曹植」の解説

曹操息子。元は兄である曹丕見下し自己愛の強い男だったが、曹丕後継者確定してからは一転して自信失い自堕落な生活を送るようになる詩作才能があり、作中では頻繁に彼の現存する詩が引用されている。曹植の四友にはなぞなぞ得意な楊脩容姿が醜い丁儀彼の弟で大男の丁廙、ギャグやジョーク好きな邯鄲淳がいる。

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曹植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 21:42 UTC 版)

三国志 (横山光輝の漫画)」の記事における「曹植」の解説

曹操息子で、卞皇后との間では三男となる。

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曹植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:45 UTC 版)

三國志曹操伝」の記事における「曹植」の解説

曹操の五男。河北統治行なっているためか戦闘には参加しない。また曹操賈詡後継者について質問したとき「配下には曹植を推している者もいる」事を伝えるが「袁紹の事をお忘れか」と反対されてしまったため後継者になることは無い。

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曹植(そう しょく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 04:00 UTC 版)

曹植系男子」の記事における「曹植(そう しょく)」の解説

本編の主人公魏王曹操三男。字は子健。

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曹植(そう しょく、字・子建)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 06:12 UTC 版)

蒼天航路」の記事における「曹植(そう しょく、字・子建)」の解説

曹操の子。母は卞玲瓏曹丕曹彰の弟。純朴な性格感性的な詩を詠み奇抜な服装と酒を好む。曹丕の妻である甄姚想い寄せ、その想い曹丕に感づかれたかのような描写もある。天性詩才曹操越え、さらに天下の戦と政の大局を読む才をも有する当事者間では互いにどうとらえているのかは描かれなかったが、曹操の後継者の地位巡り曹丕との間で派閥争いがあった。

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