山内ケンジとは? わかりやすく解説

山内ケンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 01:12 UTC 版)

山内 ケンジ(やまうち ケンジ、1958年11月2日 - )は、日本のCMディレクター、舞台演出家劇作家映画監督。本名は山内 健司(読み同じ)で、かつてはこの名義で活動。

人物

1958年東京都生まれ。早稲田大学卒業。1983年、電通映画社入社。1992年フリーを経て、黒田秀樹事務所所属(2019年まで)。CMのみならず、ショートフィルム舞台の作・演出もこなす。

演劇公演を行う際のユニット名は、城山羊の会。2008年に深浦加奈子が死去するまで、脚本・演出=山内ケンジ、主演=深浦加奈子、を定則に公演を行ってきた。

演劇に携わるようになってからは、劇団青年団に同姓同名の役者がいるため、名義を「山内ケンジ」と片仮名表記するようになった。2016年にはその役者の山内健司を主演に据えた「Wけんじ企画」を行っている[1]

略歴

作品

CM

ショートフィルム

長編ドラマ

脚本

  • 村松利史プロデュース『午後の男優室 発表会』「6.岡ちゃんの冒険。」(2003年)(出演者:村松利史、岩谷健司、岡部たかし、鳥居みゆき)
  • 『切実』(2015年)ふじきみつ彦と共作(出演者:岡部たかし、岩谷健司、本村壮平、他)
  • 『テアトルコントVol.25』(2018年)ふじきみつ彦と共作(出演者:岡部たかし、岩谷健司、本村壮平、永井若葉)
  • 『巴里の4月』(2017年)ふじきみつ彦と共作・演出(出演者:宮内良・宮崎吐夢・石橋けい、他)
  • 『灼熱の巴里』(2018年)ふじきみつ彦と共作・演出(出演者:宮内良・関谷春子・湯澤幸一郎、他)
  • 『灼熱の巴里』(2019年)ふじきみつ彦と共作・演出(出演者:宮内良・関谷春子・湯澤幸一郎、他)

舞台

  • 『葡萄と密会』(2004年)(出演:深浦加奈子大沢健村松利史、他)
  • クリスマス劇『乞食と貴婦人』(2005年)(出演:深浦加奈子、他)
  • 『クレブス・ペルオスの迫害と恐怖』(2006年)(出演:原金太郎、大沢健、初音映莉子、他)
  • 『若い夫のすてきな微笑み』(2007年)(出演:深浦加奈子、大沢健、初音映莉子、他)
  • 『新しい橋 〜le pont neuf〜』(2008年)(出演:深浦加奈子、古舘寛治、他)
  • 『新しい歌 〜tyto nove pisnicky〜』(2008年)(出演:石橋けい、金谷真由美、山本裕子、他)
  • 太宰治作品をモチーフにした演劇『新しい男』(2009年)(出演:三浦俊輔、石橋けい、初音映莉子、他)
  • 『イーピン光線』(2010年)(出演:九十九一KONTA岡部たかし、金谷真由美、他)
  • 『微笑の壁』(2010年)(出演:吹越満、石橋けい、東加奈子、三浦俊輔、山本裕子、他)
  • 『メガネ夫妻のイスタンブール旅行記』(2011年)(出演:鈴木浩介、石橋けい、古舘寛治、他)
  • 『探索』(2011年)(出演:石橋けい、猪野学岡部たかし、永井若葉、東加奈子、牧田明宏、他)
  • 『スキラギノエリの小さな事件』(2012年)(出演:石橋けい、三浦俊輔、岡部たかし、宮崎吐夢、他)
  • 『あの山の稜線が崩れていく』(2012年)(出演:石橋けい、古屋隆太、永井若葉、岸井ゆきの、他)
  • 『効率の優先』(2013年)(出演:鈴木浩介、石橋けい、岡部たかし、金子岳憲、松本まりか、他)
  • 『身の引きしまる思い』(2013年)(出演:石橋けい、KONTA、岡部たかし、ふじきみつ彦、他)
  • 『トロワグロ Trois Grotesques』(2014年)(出演:石橋けい、古屋隆太、平岩紙橋本淳、他)
  • 『仲直りするために果物を』(2015年)(出演:石橋けい松井周、東加奈子、吉田彩乃、遠藤雄弥、他)
  • 『水仙の花 narcissus』(2015年)(出演:吹越満松本まりか、安藤輪子、島田桃依、重岡漠、他)
  • Wけんじ企画『ザ・レジスタンス、抵抗』(2016年)(出演:山内健司(青年団)、他)
  • 『自己紹介読本』(2016年)(出演:初音映莉子、浅井浩介、岡部たかし、富田真喜、他)
  • 『相談者たち』(2017年)(出演:吹越満、安澤千草、橋本淳、村上穂乃佳、鄭亜美、折原アキラ)
  • 『自己紹介読本』〜再演〜 (2018年)(出演:初音映莉子、浅井浩介、岡部たかし、富田真喜、他)
  • 『埋める女 〜I am right〜』 (2018年)(出演:奥田洋平、坂倉奈津子、福井 夏、伊島 空、他)
  • 『石橋けいのあたしに触らないで!』(2020年)(出演:石橋けい、吹越満米村亮太朗、他)
  • 『ワクチンの夜』(2021年)(出演:岩本えり、岩谷健司、春原愛良、中山求一郎、朝比奈竜生、岡部たかし)
  • KAAT×城山羊の会『温暖化の秋 -hot autumn-』(2022年)(出演:趣里橋本淳、岡部たかし、岩谷健司、東野絢香、笠島智、じろう(シソンヌ)
  • 福井夏プロデュース『絶対♡福井夏 vol.3』(2023年)(出演:奥田洋平、福井夏、北原洲真)
  • 『萎れた花の弁明』(2023年)(出演:岩谷健司、村上穂乃佳、朝比奈竜生、岡部ひろき、石黒麻衣、J.K.Goodman、原田麻由、岡部たかし)
  • 『平和によるうしろめたさの為の』(2024年)(出演:古舘寛治、中島歩、福井夏、岩本えり、笠島智、岡部たかし
  • KAAT×城山羊の会『勝手に唾が出てくる甘さ』(2025年11/14(金)〜30(日) @KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ)(出演:松本まりか、じろう、岩谷健司、中山求一郎、湯川ひな、三木万侑加、岡部たかし)

映画

受賞歴

CM

  • ソフトバンクモバイル - 白戸家シリーズ「予想外な家族」「店頭」「声変わり」「広告批評」「家族で通話」(タイムズ・アジア・パシフィックアドバタイジング・アワードテレビ部門ゴールド賞)
  • 新日邦(コンコルド) - コンコルドシリーズ(第44回ACC 全日本CM フェスティバルACC 金賞第4回静岡県CM グランプリ最優秀賞)
  • NOVA - NOVAの日シリーズ「同僚」「帰宅」「路地」「英語の境界線」「閉鎖」「上司と部下」(第33回ギャラクシー賞テレビCM 部門CM 大賞、他)
  • TBC - 「ナオミに変わる日(ナオミ・キャンベル)」(第37回ACC 日本CM フェスティバル最優秀賞他)
  • 第一生命保険 - パスポート新鮮組シリーズ「サッカー」「サーフィン」「アクセル」(第35回ACC全日本CM フェスティバル秀作賞)
  • クォーク - TOSOSINとQUOQシリーズ「別れ」「出産」「ついに来たこの日」「まさかの時のクオークカード」(第40回ACC 全日本CM フェスティバルACC 金賞)
  • SEGA - 「人生は退屈だ」「とある街の声」「夢」「すすめ湯川専務!」(第38回ACC 全日本CM フェスティバルACC 賞)
  • 高橋酒造 - 白岳しろ「解散の危機」(第61回広告電通賞優秀賞)
  • 静岡新聞&静岡放送 - 「超ドS 静岡兄弟篇」(2017年 57th ACC TOKYO CREATIVITY AWARD,ACCシルバー賞)
  • 新日邦(コンコルド) - コンコルゲン夫婦シリーズ(2015年 55th ACC CM FESTIVAL,ACCゴールド賞)/2005年制作の「コンコル道を往く者」が第16回パーマネントコレクション(CM殿堂入り)/コンコルゲン夫婦・愛の勝利シリーズ(2016年 56th ACC CM FESTIVAL,ACCゴールド賞)/パヤシリーズ(2017年 57th ACC TOKYO CREATIVITY AWARD,ACCゴールド賞)/悪を食うパヤシリーズ(2018年 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARD,ACCゴールド賞)/新しい世界シリーズ(2019年 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARD,ACCゴールド賞)[11]

脚注

  1. ^ “山内ケンジ×山内健司のWけんじ企画、キャストやゲストなど詳細が明らかに”. ステージナタリー. (2016年2月2日). https://natalie.mu/stage/news/174096 2021年9月24日閲覧。 
  2. ^ 白水社:最終候補作品
  3. ^ 白水社:第59回岸田國士戯曲賞
  4. ^ 光文社:第19回鶴屋南北戯曲賞
  5. ^ 第22回「東京フィルメックス」 | 映画の未来へ”. filmex.jp. 2021年10月14日閲覧。
  6. ^ 共同通信 (2023年1月31日). “読売文学賞に佐藤亜紀さんら 山内ケンジさん、沢木耕太郎さん | 共同通信”. 共同通信. 2023年2月1日閲覧。
  7. ^ テレビドラマデータベース - Smap Short Films『治療』
  8. ^ テレビドラマデータベース - 世にも奇妙な物語 春の特別編
  9. ^ テレビドラマデータベース - I(アイ)の世界
  10. ^ テレビドラマデータベース - AXNミステリーからの挑戦状『シェリー酒は死の香り』
  11. ^ ACC TOKYO CREATIVITY AWARD

外部リンク


山内ケンジ

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ボス (コーヒー)」の記事における「山内ケンジ」の解説

稽古編』で登場役所、堺、咲が出演する作品脚本・演出担当しており、稽古参加している。

※この「山内ケンジ」の解説は、「ボス (コーヒー)」の解説の一部です。
「山内ケンジ」を含む「ボス (コーヒー)」の記事については、「ボス (コーヒー)」の概要を参照ください。

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