かつて敵だった味方の妖怪とは? わかりやすく解説

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かつて敵だった味方の妖怪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)

ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「かつて敵だった味方の妖怪」の解説

ここでは敵役として登場し戦いの末に降参または和解、そして後に鬼太郎の味方として活躍する原作重視)者を挙げる敵対したことはあっても群衆扱いだった者は前項を、“敵と味方別個体思われる封印したのに再登場したなど)者”や“原作では倒されたが一部アニメなどで味方になった者”は後述の「日本妖怪」を参照鏡爺(かがみじじい) 声 - 永井一郎第1作)、宮内幸平第3作)、丸山詠二第4作)、石塚運昇第5作)、塩屋浩三第6作) 古い鏡の中に潜む老人姿の妖怪鳥山石燕画の百々爺が姿の原型で、妖怪としては「ゲゲゲの鬼太郎」オリジナルキャラクター若い女性少女が鏡を用いる際に鏡の中から覗き見たり、いかがわしい真似を働くやや好色な面がある他方アニメ第3〜6作では女性子供を守る紳士的な面もある。 原作鏡爺」では少女の姿を奪い鏡に閉じ込める被害者実体透明になるアニメ第1作では捕らえた姿を奴隷にしようとした)。「形が無い故に鬼太郎必殺技通じない」という特性鬼太郎苦しめたが、本体である鏡に戻った際(普段の姿は老人遺体に魂が憑依したもの)にその鏡を破壊され退治された。鬼太郎たちの奪われた姿も一緒に失われるかも知れず一か八かの賭けだったが、彼らは元に戻ることができた。 アニメ第1作では8話に登場カオリ(声 - 杉山佳寿子)という少女襲い捕らえた姿を奴隷にしようとしたが、鬼太郎に鏡を破壊され消滅した第3作では天童ユメコ襲い、彼女が鬼太郎知り合うきっかけ作る重要な役回りになる。元々はある山村少女達の守護神とされた鏡だったが、過疎化ごと捨てられて屈折していた。多数の鏡を操って囲い込む術や分身能力使って猛攻鬼太郎たちを苦しめ優勢になるが、ユメコが大事にしてくれた女性・はな(鏡じじいは「おはなちゃん」と呼んでいる)の孫と知って改心原宿古道具屋移り住むその後70話で雲外鏡騙された鬼太郎たちにぬりかべ妖怪漆喰封じられるが、無実信じるユメコに助言し磯女協力得て雲外鏡魔手から鬼太郎たちを救った。この時ユメコは鏡爺を「ちょっとエッチロリコンだけど優しい妖怪」と語っている。 第4作では全ての鏡の向こう側通じる「鏡の世界」の住人として4話から登場村上祐子達の学校にある大きな鏡の中に住む学校守護神とされていたが、校長判断で鏡が粗大ゴミにされて激怒した子供たち誘拐し鏡の世界」に閉じ込めたことで鬼太郎対峙し、敗北後改心して田舎学校移り住むその後13話ねずみ男開催したお化け屋敷にて幼少時母親の死によるトラウマから失語症になった少年太郎(声 - 大谷育江)を笑わせてくれるよう父親鬼太郎懇願した際、子泣き爺砂かけ婆と共に少年笑わせるのに協力している。 第5作では劇場版に登場。鏡だけに限らずつるつるして姿が映る物なら何にでも移動でき、大きさ自由自在に変えるともできる能力加わった。元々は大霊山ヤトノカミ封印番人人々蛇神から守る守護神役目をもっていたが、自身本体である鏡を祀った社を大事に管理していた風祭華祖母亡くなりの母・琴から「赤ちゃん生まれた会いに来る」という約束忘れられ孤独失意の中で屈折していたところを大蛇女に唆され襲い永遠に心の美し少女のままにしようとするヤトノカミ達と合流した後、大霊山の社の鏡扉の封印解きからヤトノカミの魂を取り出せば後は自由にしてよいと言われていたが、そうすれば死んでしまうと知り用済みとして大蛇女に致命傷を負わされたことで騙されていたと気付き改心完全体となったヤトノカミとの戦いの際、最後の力を振り絞り鬼太郎霊界符風祭家の鏡を繋ぎヤトノカミ壊されと琴の絆を取り戻させた。それまで琴が大人になったことで心の美しさ失ってしまったと嘆いていたが、自分の知る「おことちゃん」の本質は琴の潜在意識の中では変わっていなかったことを知り、彼女に仲良くな」と言い残して消え去った第6作でも全ての鏡の向こう側通じる「鏡の世界」の住人として登場女の子鏡の中から覗き見ることを好む好色な面は原作第3作同じだが、それ以上悪戯はしない山村旧家緒方家老婆嫁入り道具である古い鏡(元はその老婆母親嫁入り道具)に長年住んでおり、その老婆守護していた。学級緒方家見学掃除に来たまなたちは、それ以来怪現象見舞われ消息を絶ったまなの姿を部屋の鏡に見つけた鬼太郎たちは鏡爺仕業考え緒方家の鏡から鏡の世界入った。だが実はまなたちを狙ったのは庭の石碑から蘇ったがしゃどくろで、鏡爺はそれをいち早く察知しまなを鏡の世界へと避難させ助けていた。内気な性格ゆえ鬼太郎たちにうまく訳を話せなかったが、がしゃどくろ襲われるまなが見つかって誤解解け、彼女を守り鬼太郎たちと共闘した。まなを見守っていたのは「初恋の人に似ていたから」と言うが(それだけでも鬼太郎たちにドン引きされかけたが)、その後ねこ娘にも同じことを言って惚れるなど実はただの女好き鬼太郎たちに呆れられてしまい、結局は両者フラれた。本作では砂かけ婆子泣き爺顔見知りの仲。 『パチスロ版』では、鬼太郎コピーであるブラック鬼太郎誕生させる。 傘化け(かさばけ) / カサやん / からかさ小僧からかさこぞう) / 化け傘(ばけかさ) / 唐傘からかさ) 声 - 兼本新吾第2作)、小林通孝第3作初登場第23話のみ)、平野正人第3作)、草尾毅第4作)、小西克幸高戸靖広第5作第53話以降)、稲田徹第6作)、金子はりい異聞妖怪奇譚)、デーブ・スペクター実写映画版) 古びた傘が魂を持った妖怪いわゆる付喪神)。傘に一つ目両腕片足生やしたような姿をしている(作品によっては口が描かれていることがある両腕引っ込めることが可能)。傘の色は原作では茶色だが、アニメでは赤が多い。上記のように呼称多数あるが、「傘化け」以外はその都度記す。 ほとんどの技は一本足を軸にした回転由来し飛行催眠術丸鋸式に切断攻撃跳ね返し強風起こすなど多彩。更に必殺技として目から高出力熱線放つが、鏡に反射されてしまうのが欠点鬼太郎作品への初登場貸本ボク新入生」で、ブリガドーンに住む幼い個体カサちゃん」が登場連載作品初登場は『電気妖怪』(初アニメ化第1作第25話)で、ゲゲゲ森の住人で「カサやん」と呼ばれる2体が鬼太郎子泣き爺かみなり住処運んだサンデー版の原作傘化け』及び第2作第24話はねずみ男に騙され鬼太郎からちゃちゃんこ奪いその霊力を利用して大富豪一人息子化けて本物成り代わり財産手に入れようとするが、鬼太郎との再戦熱線を鏡で反射され焼け焦げ敗北原作では完全に燃え尽きてしまう。第2作では敗北後ねずみ男鬼太郎自分退治させて礼金せしめようとしていたことを知って激怒し当分の間ねずみ男召使いとしてこき使うことで勘弁することにする。 第2作では24話で敵対した傘化けとは別にカサやん」と呼ばれる仲間登場雪姫編の『傘化け』では悪意持った妖怪として生を受け、熱線放って暴れたり雪姫さらってこき使ったりしたが、サンデー同様に鏡台反射され熱線燃え尽きた第3作では6話26話で「からかさ小僧」、23話などで「化け傘」の名で登場23話では雨山博士施したコーティングかみなり放電防ぎ26話では妖怪野球チーム選手として登場しバット代わりに和傘振って試合初のヒット放った空輸力として頻繁に登場し多数で飛ぶ回もあった。 『幽霊大戦争』では複数ぬりかべ現場運んだ第4作では第31話に登場目玉おやじ曰くオバケ良い性格だが、あまり頭は良くないとのこと無人炭鉱跡でひっそりと暮らしていたが、仙人名乗るねずみ男唆され鬼太郎襲撃しちゃんちゃんこを奪う(実際にちゃんちゃんこ奪ったはねずみ男で、傘化け熱線起こした火事の煙に紛れて鬼太郎の頭を殴って気絶させた)。ちゃんちゃんこ霊力一年前亡くなった大富豪老人伊集院寿太郎化け、その妻・タエ前に現れ屋敷で暮らすが、自分を夫だと思い込んでいるタエ語った多忙な金持ちになる前の貧乏な暮らしのほうが長く一緒にいられて幸せだった」という言葉に、「幸せとは決しお金があることではない」と教えられるその後ちゃんちゃんこ反応辿って来た鬼太郎と戦うが、奪い返されちゃんちゃんこ目隠しをされて落下逆エビ固め食らってギブアップし鬼太郎自分唆した仙人似顔絵描いて教え黒幕ねずみ男だと判明する悪事バレたねずみ男は、砂かけ婆妖怪アパート無償労働をする罰を受ける)。最後にもう一度だけちゃんちゃんこ借り大切なことを教わったお礼として寿太郎演じ、「自分はもう死んでいて、急な別れ心残り戻ったがもう行かねばならない。のんびり待っているから、子供孫たち長生きして欲しい」と別れ告げてタエの元を去る。 第5作では妖怪長屋の住人として登場。普通の唐傘なりすますことが出来る。ある人間女性親しかった別れてしまった過去から、人間とは距離を置くべきと考えており、58話では鷲尾デート準備をするろくろ首の邪魔をしたり、雑巾妖怪ギュギュ(白うねり)を飼い始めた子供たちに、手に負えなくなることを見越して早く成長させる方法吹き込んだりした。回転を得意とすることから横丁一のコマ回し名人でもあり、自身コマ一反木綿を紐に見立てた連携技を使う。 第6作では唐傘の名称を持つ。50年前からろくろ首あかなめと共に爽快アパートに棲みついており、オーナー夫婦と共に暮らしてきた。豪快で情に厚い妖怪だが、やや浅慮押しつけがましい面があり、鬼太郎巻き込んで人間とひと騒動起こしたこともある。また器物妖怪という性質故か、モノ大事にされることに関して非常に強い想いを持つ。鬼太郎苦しめてきた過去シリーズ違い大した実力持っていないが、鬼太郎ちゃんちゃんこ着用した際には妖力増し熱線攻撃傘骨針など多彩な技鬼太郎終始圧倒していた。 妖怪千物語では封じを貼られてお堂転がっていたのが、雨宿りした子供たち一人封じを剥がされ復活熱線放って暴れ催眠術ねずみ男猫娘操り鬼太郎共々焼き殺そうとしたが、ぬりかべ反射鏡跳ね返され自分焼け敗北鬼太郎に火を消され助命され改心以降仲間になる。 ゲーム異聞妖怪奇譚』ではねこ娘子泣き爺成りすまし放火していた。特定条件下で仲間にできる。 あかなめ 声 - 北川国彦第2作8話)、今西正男第2作28話)、つかせのりこ頓宮恭子難波圭一第3作)、粕谷雄太第6作浴室現れ長い舌で湯垢舐めるという妖怪ザンバラ髪で緑色の肌をした子供の姿で描かれることが多い。 『あかなめ』(初アニメ化第2作28話)では人間捨てたゴミ集まり変化した巨大あかなめ出現緑色の肌をしたあかなめとは別種存在で、触れた全て自分の体と同化させる。東京占領してゴミ害虫の王になろうとし、鬼太郎をも吸収した進化したブン太入れ知恵ねずみ男古代植物の種探し出し猫娘騙して植え付けさせたため体の養分全て取られ東京湾倒れ緑の島になった(『妖怪千物語』では猫娘目玉親父が種を探し出して植えた)。このあかなめまた、牛鬼と並ぶ鬼太郎の手には負え鬼太郎以外の人物対応した数少ない妖怪である。『釜なり』『傘ばけ』などでは妖怪アパートの住人としてあかなめの姿が見られるアニメ第2作8話では、更に別種老人姿のあかなめ登場外見登場したあかなめの中で一番人間の姿に近く汚れ浄化する力を持ち清潔好きな性格人間環境汚染怒って汚れ養分に育つマンモスフラワー繁殖させたが、鬼太郎との話し合い和解した伝承水木妖怪画にも描かれているザンバラ髪で緑色の肌をしたタイプは、アニメ第3作第8話初登場。だるま妖怪相談所の客として訪れ現代の人間風呂が清潔過ぎて舐める湯垢が無いことを嘆いていた。33話でゴミ化学物質食べ巨大化した時(原作あかなめ』がベース)は獲物を舌で捕らえ呑み込んでいた。古代植物の力で元に戻った後は鬼太郎仲間となる。 第4作では第16話登場本作では言葉を喋ることが出来ず、声もほとんど発しないねずみ男の住む廃アパート白溶裔住み付きインチキ商売片棒を担ぐことになる。清掃会社「クリーンネズミ」の特殊作業員として、あらかじめ白溶裔がつけたカビ舐め取って綺麗にしていたが鬼太郎たちにバレてしまい、クリーンネズミは解散となり、名残惜しみながらねずみ男のもとを去っていく。都会汚れ吸収して白溶裔同様に巨大化するが過去のシリーズのように狂暴化はしておらず、白溶裔吹き飛ばされそうになったねずみ男助け白溶裔汚れ舐めて元に戻そうとする。抵抗する白溶裔の尾の攻撃食らって倒れこんでしまうが、風神雷神起こした暴風雨衰弱した白溶裔ねずみ男と共に必死庇うその後、元の姿に戻り白溶裔ねずみ男一緒にアパート帰っていった。 第6作では、第23話ろくろ首唐傘と共に50年前爽快アパート住み付いた妖怪として初登場第4作同じく言葉喋らないが、鳴き声的な発声妖怪同士では意思通じる。ヤモリのように壁や天井に貼り付いて風呂場現れ湯垢舐めて住人を怖がらせたが特に危害加えることは無い。体から紫色の煙を出して煙幕を張る能力を持つ。最高の垢を舐められアパートから出て行きたくないとろくろ首たちと号泣し大家計らいで住むことを許されてからは、地上げ屋鬼太郎ファミリーの手借りて追い払ったり、大家夫妻孫娘夏美遊んだり(幼い夏美からの愛称は「あかにゃー」)と良き住人となる。夏美将来考え長い間姿を消して見守っていたが、彼女が交際相手騙された際に姿を現し落ち込む夏美慰めようと頬を舐め、それが彼女の忘れていた記憶呼び覚ますきっかけとなった夏美騙した交際相手は、以前現れ地上げ屋一員で、鬼太郎たちが再び地上げ屋事務所出向いて全員徹底的に懲らしめた)。アパート妖怪専用アパートになってからは、新たなオーナーとなって時々アパートにくる夏美喜んで迎えている。ブン太(ぶんた) 声 - 八奈見乗児第2作)、龍田直樹第3作) 『あかなめ』(アニメ化作品第2作28話、第3作33話)に登場。元々はただのだったが、ゴミ捨て場にいた時に有機物起こした化学変化影響による進化結果知力異常に発達し人語話せるようになった知恵(チエバエ)(厳密には「妖怪」か進化した新種生物」か、分類言及本編でもされておらず不詳である)。自分住処でもある汚い場所がゴミ不法投棄などで、今や様々なゴミ大量に集まりすぎたせいで、想像つかない化学変化起き始めていると鬼太郎たちに忠告し危惧していた通り巨大なゴミ妖怪あかなめ生まれる。あかなめにより鬼太郎親子犠牲になってしまい成す術がなくなってしまうが、生命強さ有名な古代植物の一種の種の在処教え第2作ではゴミの山から掘り出しねずみ男託しねずみ男猫娘唆しそれを植え付けさせたことであかなめ巨大な化し結果的に街を救ったその後東京に緑が戻ってしまったことで自分の住む場所ではないと判断し人間に「人間共、過ちを再び犯すなかれ」と聞かれることなく忠告残した後、新し住処求めて旅立って行ったアニメ第3作では、若干上から目線となっており同様の役回りであった暴走したあかなめ退治方法までは知らず去ってしまい、その役は閻魔大王担った小豆洗いあずきあらい)/ 小豆とぎ 声 - はせさん治第1作)、平野正人第3作)、田中和実第3作代役)、西村知道第4作)、小西克幸第5作)、宮澤正第6作河原歌いながら小豆磨ぐ妖怪ゲゲゲ森の住人禿頭の老人のような姿をしている。 原作小豆連合軍」では敵として登場工場廃水小豆畑を汚染され報復仲間小豆はかり小豆婆と共に工場機械壊し人間の顔から養分小豆として搾り取る術をかけた。ゲゲゲに畑を持つことで鬼太郎達と和解したアニメでは第1作第7話初登場第3、4作にも登場し、特に4作では現代社会生きる善良妖怪として、哀愁漂わせている。 第5作では妖怪横丁饅頭屋を営んでいる。第83話で山梨県代表の妖怪四十七士覚醒した第6作では第31話に登場人間小豆存在忘れつつあることを嘆いており、ねずみ男唆され小豆はかり小豆婆と共に動画配信によって小豆宣伝しようとする配信人気博したものの方向性違いによる小豆連合解散ねずみ男見限りによって小豆復権という計画頓挫逆恨み人々小豆畑を植える術をかけ混乱起こすが、小豆はかり小豆婆説得により改心し小豆連合としての再出発決意したまた、彼と外見似ている妖怪物の怪」(あまめはぎとも似ている部分がある)が「鬼太郎夜話」に登場している。 小豆はかり 声 - 塩屋浩三第3作第6作)、里内信夫第4作)、小形満第5作民家天井裏から小豆撒く音を立てる妖怪大量の毛に覆われ大きな頭と小柄な体格特徴小豆連合軍一人太鼓を叩いて人間の顔から小豆搾り取った小豆婆(あずきばばあ) 声 - 青木和代第3作)、宇和川恵美第4作)、上村典子第5作)、斉藤貴美子第6作小豆洗い同じく河原小豆磨ぐ老婆妖怪小豆連合軍一人アニメ第3作第4作ではリーダー存在)。アニメ第6作では普段は「あずきぃ」としか発言しないよう振舞っているが、本当従来作品同様に普通に他者会話できる地獄童子じごくどうじ) 声 - 堀川亮第3作地獄編) 閻魔大王従者兼用心棒として現れ謎の少年正体鬼太郎と同じ幽霊族の血を引く半妖怪長いエリマキ武器で、ロープとして妖力硬直させて剣としても使用する。はじめ鬼太郎とは敵対するが、和解して共闘した。最終回ではぬらりひょん撃破後、地獄の平和を守っていくとして地獄残った原作では貸本時代エピソード元にした「妖怪水ころがし」にて溶けてしまう。後日談的な内容3部最終SFC版でも彼の最後的な内容終わりがある(その最後敵妖怪肉体乗っ取られたのか殺されたのか真意定かではない)。 登場原作最新版』およびアニメ第3作地獄編』のみ。原作アニメとも幽子(ゆうこ、声 - 江森浩子という名の亡者少女恋人にしている。考案者1980年代当時水木プロで『最新版』を作画していた森野達弥。1994年森野スピンオフ作品地獄童子」を発表している。 のっぺらぼう 声 - 富田耕生第1作)、安西正弘第3作)、山口勝平第4作)、くまいもとこ第6作) 顔がなく口だけのどこか間の抜けた感じのする妖怪初登場は『のっぺらぼう』。 墓地で人魂を捕えて天麩羅にし、それを食べさせた相手から顔を奪い取る能力を持つ。また、奪われるのは顔全体ではなく、鼻から上の部分(つまり被害者のっぺらぼう同じような顔となる)。ねずみ男人魂天麩羅食べさせて顔を奪い取り返しに来た鬼太郎を餅にして食べようとするが、体を変形させた鬼太郎包まれ腹の中入れられ降参するアニメでは第1作第45話初登場最初死人の顔を盗んでいたが、あまり長持ちしないため生きた人間の顔を奪うことに変更する初めにねずみ男の顔を奪った人魂天麩羅人魂スープ墓地作った梅酒もてなした)が、「見れば見るほど間延びしたくだらん顔」として気に召さず、鬼太郎見て「奴の顔なら一級品」として人魂スープ握った握り飯食べさせて顔を奪うことに成功するその後ねずみ男手を組み人魂入りポップコーン配り36人の顔を奪い続ける。しかし、鬼太郎人魂入りアイスクリーム食べさせられ顔を奪還される。その後降参するふりをしながらあらかじめ仕掛けておいた落石仕掛け鬼太郎潰し、餅の中に入れ鬼太郎餅にして食べようとしたが、逆に自分が餅に包まれて完全に降参し36人の顔を返し二度と顔を盗まないことを鬼太郎約束した第2作では、第2話チー一味との戦い参戦第3作では第16話初登場人魂食べない生きていけない妖怪で、相手抱きつき体内取り込むことで顔を奪い取る妖術を持つ。奪った顔は体内に貯めこまれており、取り込んだ相手別の顔を着けることも可能。また、飛行能力備えている。本来は無欲善良な妖怪らしく、ぬらりひょん人魂豊富な所を紹介され恩義から、妖術で顔を奪い指名手配中の犯人(声 - 千葉繁)の顔を取り換えるという役目を担う。大金手に入れたぬらりひょんお金差し出されるも本人は「人魂豊富な所を教えていただいているからそれだけで十分」として受け取らなかった。その直後鬼太郎対峙するが、オカリナロープで腹を絞められ奪っていた顔を全部吐き出して敗れたその後は、改心したようで鬼太郎仲間として度々登場した第4作では第7話初登場美味しいと評判蕎麦屋営み、客から代金代わりに顔を奪っていた(ねずみ男被害遭った)。直接相手の顔を「食べる」ことで顔を奪う妖力持ち鬼太郎ちゃんちゃんこ菜箸絡めて鍋に入れる、箸でリモコン下駄受け止め天井に刺すなど料理道具使った武術秀で調理場では無類強さ発揮する改装中のホテル調理場猫娘一反木綿ぬりかべの顔を奪い鬼太郎も餅に包み食べようとしたが、鬼太郎食べたはずが実際食べたのはちゃんちゃんこで、鬼太郎腹の中ちゃんちゃんこ膨らませ破裂寸前まで追い詰められ降参二度と顔を奪わない誓い持ち主全員に顔を返す改心した後は田舎無農薬農業をして暮らしており、同じく人間が顔を奪われる事件発生した第21話にて再登場真っ先疑われたが、真犯人白粉婆判明し鬼太郎共闘白粉婆の顔を奪って顔を盗られた被害者と同じ苦しみを味わわせ、人間たちの顔を取り戻す。その後準レギュラーとして度々登場する第6作44話でエピソード中心人物として登場善良人間の子供と遊ぶのが好きな妖怪だが、見た目恐れられ逃げられてしまうことが多い。過去出会った少年北島敦(きたじま あつし、声 - 岡本寛志)のことを親友としてずっと思い続けており、敦が成長して姿が見えなくなってSNS連絡取り合うなど陰か見守り続けていた。一度誤解から敦に拒絶されてしまうも、敦を妖怪白粉婆襲撃から身を挺して守ったことで晴れて親友になった。 『妖怪千物語』では悪役扱い第18話登場ラーメン屋台を開いて人間人魂天麩羅(味は美味らしい)を食べさせ顔を奪いコレクションにし、顔を奪われ人間操っていた。鬼太郎自分の顔を霊力消しのっぺらぼう接近するが、見抜いていたのっぺらぼう鬼太郎無理矢理天麩羅食べさせ顔を奪い奪った顔を飲み込み鬼太郎の顔と能力奪い取る。しかし鬼太郎念力で顔を締め上げられ苦しみ降参、顔を持ち主返す。 「人魂天麩羅食べさせ顔を奪う」構想は『のっぺらぼう以前鬼太郎以外の水木作品『なまけの与太郎・顔ぬす人』でも描かれている。そこでの「顔ぬす人」の姿はねずみ男だった。ぬっぺらぼう / ぬっへふほふ / ぬっへほふ 声 - 永井一郎第1作)、龍田直樹第6作)、海津義孝異聞妖怪奇譚)、きたろう実写映画版) 顔のような皺のある肉塊手足生えた姿の妖怪で、のっぺらぼうとも同系統の存在。本来は日本本土妖怪だが、初登場の「朝鮮魔法」およびそのアニメ第3作版の66話では韓国、初アニメ化第1作57話「隠形魔法」では沖縄妖怪とされた。3人兄弟歌声獲物魅惑し若さ奪い抵抗する者を“魔法”で叩き潰す鬼太郎若さ奪われ、“魔法”に立ち向かったぬりかべは腹を蹴破られた。だが鬼太郎悪臭の息を“魔法”にかけると大群集って巨大なぬっぺらぼう(透明か巨大な4人目兄弟)の正体現し食べ集まった雀の群れ突かれ、その傷からの出血集まった群れに血を吸い尽くされ倒される追い詰められ残りの3人はエキスにして集めた若さ返し逃げ去った第3作では4人目は蜜をかけられ群れに集られて正体現し拘束される若さ返した後は農耕で暮らすと約束し4人とも許された。 第5作では妖怪横丁住民第6作では第82話にぬっぺっぽうという名で登場ねずみ男手を組んで美容クリーム称し若さを奪うクリームを売るが、実はぬらりひょん軍資金調達利用されていた。歌声妖術鬼太郎猫娘一反木綿老化させ(砂かけ婆クリーム使っていた影響認知症になってしまう。ぬりかべは耳がないため効かなかったが、原作同様謎の力に腹を蹴破られた)苦戦させたが、謎の力は砂かけ婆の砂を浴びて巨大ぬっぺっぽう正体現し砂かけ婆子泣き爺大火炎岩石弾消滅その後老化させられ鬼太郎たちは全て元の状態に戻った。 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味だが、処刑用毒井戸実験台にされる悲惨な役。 ずんべら 声 - 青木笑児第2作)、久川綾第6作アニメ第2作41話「霊形手術」、第6作第15話「ずんべら霊形手術」に登場原作鬼太郎登場しない短編『霊形手術』。のっぺらぼうぬっぺほふと同じ系統妖怪で、本作では顔を盗るのものっぺらぼう共通しているが、のっぺらぼう唯一違う点は、のっぺらぼうが顔を盗ると口だけ残るのに対してずんべらは口を含む顔全体無くなってしまう点である。2作では男性型だが、6作では女性型で登場第2作ではスーツ着た男性の姿で、人前では収集した死人の顔を付けている。生きている人間の顔盗るともできるが、普段死人の顔を収集しており、目玉おやじ曰く、「顔をコレクションすることこそ、奴の因果な宿命存在理由」。人魂入れたドーナツケーキ食べさせることで面の皮剥がして手に入れるなど、やり方のっぺらぼうと全く変わらない面の皮は、自分の言うことしか聞かない特殊な金庫入れて保管する面の皮剥がれた人間手描きで顔を描くことができるが、布で拭かれたり涙を流すと溶けて消えてしまう。整形繰り返している人間女性月子婚約者あるがお世辞にも美男とは言えない三吉は、「見た目が醜い」という理由虫けらのように忌み嫌われ中々結婚認めてもらえず自分整形をすると告げるが月子は「整形ある程度土台が無いと効果が無い」と罵倒して相手にしなかったため深く傷つく。その後、ある喫茶店ねずみ男知り合い、顔の土台綺麗さっぱり無くすことができる霊形手術の話を持ち掛けられ、1万円払ってズンベラを紹介される人魂入りドーナツ食したことにより面の皮を剥がされ自ら顔を描き改め月子結婚申し出るが、逆に月子その手術を施したズンベラに興味抱き是非自分にも紹介して懇願したその様子を猫娘見て鬼太郎親子相談したところ、ねずみ男一枚噛んでいることから危険視し、ズンベラの顔盗り作業立ち会いに行く。すると、そこではズンベラと月子結婚式挙げられそうになっていた。このままでは街中に顔盗り事件氾濫してしまうことを恐れた鬼太郎はその結婚反対して面の皮入った金庫盗み出し、それを目玉おやじ預けい山の中へ隠した。しかし、月子自分面の皮を自ら剥がして捨てズンベラの顔のコレクション返すようせがんできたため、あまりの欲望凝り固まりコチコチの石と化してしまった。ズンベラは鬼太郎たちが来る前に月子から「人魂養殖して顔を集めよう」と唆されたと語っており、彼女のあまりの欲深さ見た鬼太郎は「妖怪上の妖怪だぜ、この人間は」と酷評していた。石になった月子三吉抱きかかえられ運び出され鬼太郎も「あの石はあの人供養させるのが一番良いかもしれない」と判断して見送ったその後鬼太郎はズンベラに金庫返す代わりに三吉の顔を返して貰い、ズンベラも改心してねずみ男とも縁を切り、生きている人間から顔を盗るのを止めて死人の顔だけを収集することを決め鬼太郎たちと別れた第6作では黒い和装美女の姿で(老婆の姿になることもできる)、美を追求するあまり水銀(昔は仙薬になると信じられていた)を飲んで中毒死した女性妖怪化した存在。霊形手術には人魂天ぷら使い剥ぎ取った顔はつづらの中の木箱入れて保管している。「美に狂う女たち愛おしい」として、美への執着心が強い女性近づき、その顔を剥いで死人の顔に張り替える霊形手術無償で施す。しかし、死人の顔は長く持たず時間が経つと消えてしまい、のっぺらぼう同様の無しになってしまうため、美しい顔を維持するには定期的に顔を張り直さなければならない作中ではまなの同級生で、自分の顔にコンプレックスを持つ少女・房野きらら(ふさの きらら、声 - ゆかな)と、彼女が追いかけをしていた男性アイドル・ユウスケ(声 - 赤羽根健治)のファン代表(声 - 川庄美雪)に霊形手術を施すが、二人とも程なくして顔が消えてしまう。まなから助け求められ鬼太郎猫娘は、きららたちを連れてずんべらを訪ね、顔を戻すように要求すると、ずんべらは素直に承諾し保管していた二人の顔を返すファン代表は自分の顔を受け入れるが、自分の顔へのコンプレックスが強いきららは元に戻ることを拒絶しその場から逃げ出してしまうが、彼女を見つけたユウスケから「自分外見よりも君の心の美しさ好きだった」と説得を受け、ようやく元の顔を受け入れたその後鬼太郎から人間の顔を取るのは止めるように言われたずんべらは「私は何もしないさ、女が私を必要としない限り」と含み笑いしながら告げ鬼太郎たちと別れた全て丸く収まったかに見えたが、物語の結末で、美しい顔で女優としてハリウッドデビューしたきららの姿を見てユウスケ達が愕然としており、本当に整形した顔なのか未だ霊形手術施し続けているのか真相不明白坊主(しろぼうず) 声 - 平井啓二第5作) 足の無いのっぺらぼうのような姿の妖怪アニメでは第3作初登場第5作では大阪府出身輪入道が営む運送屋火車と共に勤める。第90話で火車冤罪晴らすために鬼太郎入れ替わったことを知り輪入道伝えて共に畑怨霊戦の応援駆け付ける。顔から放つ光線で姿を隠した畑怨霊を見破り、この戦いで輪入道火車と共に妖怪四十七士覚醒した。 毛目玉(けめだま) 声 - 矢田耕司第2作)、はせさん治第3作)、田の中真弓第5作目玉おやじ毛が生えたような姿の妖怪初登場は『鬼太郎ベトナム戦記』で、ベトナム百年眠っていた目玉おやじ従兄弟という設定だった(幽霊族との関連性には触れられていない)。少年誌初登場は『髪さま』(単行本にて『髪の毛大戦』と改題)。『ベトナム戦記』とは別設定で、離島支配する髪様の忠実な僕として登場鬼太郎に髪様が敗れてからはしばらく登場しなかったが、『妖怪危機一髪』では鬼太郎仲間として登場役割上は『妖怪反物』での丸毛一緒で、この時は目玉おやじと共に一族アジト潜入したアニメでは第2作第9話初登場。「(目玉おやじとは)関係ないと言っている。アニメ第3作および第5作では、親類である原作とは異なり髪様の部下である。 第5作44話では、髪様の妖力強化のために鬼太郎妖力狙い目玉おやじ捕らえ自分の毛を剃ってなりすまし妖怪横丁潜入本物イメチェン宣言した直後なので雰囲気変わって住民たちはなかなか気づかなかった。だが鬼太郎と過ごす内に情が移り、彼を生贄にする段になって髪様を止めお供え増やすことで妥協してもらったその後性格がかなり丸くなり目玉おやじとも意気投合し友人になる。 夜行さんやぎょうさん) 声 - 大竹宏第3作)、掛川裕彦第4作)、川津泰彦第4作47話)、佐藤正治第4作114話)、楠見尚己第5作)、高塚正也第6作1つ目の髭を蓄えた鬼。首切れ馬乗っている。初登場1980年代最新版第2話で、百鬼夜行衆大将当初ぬらりひょん一味だったが、第6話鬼太郎敗れ部下共々鬼太郎ファミリー入った地獄編「最後出会い」では餓鬼道番人。他シリーズ夜行さん似た姿の部下多数を、皮膚を持つ大将率いている。 アニメ第3〜5作では妖怪発明家という設定妖怪戦車などを製作している。 第4作では妖怪検事資格持っている約束事には厳しい。最終回ではヒ一族巫女の策で毒で倒れた鬼太郎解毒剤飲ませ救い妖怪自動車無明彼岸世界に向かう死神汽車止める活躍をした。 第5作では妖怪横丁研究所構えるが研究所に中は埃だらけ。首切れ馬くびきれうま) 夜行さん乗る頭部の無い馬。『最新版6話、「最後出会い」、アニメ第3作113話、第4作37話に登場第5作では「妖怪横丁ゲゲゲ節」歌詞に名が出ているものの、本編未登場夜道怪(やどうかい) 声 - 中田譲治第5作風呂敷包みを背負った旅装束僧侶の姿をした妖怪伝承では子供をさらうとされる。 「魔笛エロイムエッサイム」ではぬらりひょん一味のような顔で、から炎や電光放って攻撃するアニメ初登場第5作52話一人称は「あっし」。闇を自在に操る力を持ち一宿の恩に報いようとする義理堅い性格だが人間感覚とはズレがある。塾での成績振るわない少年光一声 - 高礼子)の家の軒先雨宿りをし、その礼に「成績が一番になりたい」という願いを、塾生(声 - 日比愛子他)を次々と闇の中引き込み競争相手がいなくなる」形で叶えようとし、塾生襲っていたところを偶然近くにいた鬼太郎遭遇する髪の毛針リモコン下駄風呂敷防ぎちゃんちゃんこ拘束を闇に潜って逃れ逆に鬼太郎撤退させる等、かなりの強者ぶりを見せその後光一を除く塾生全員闇の中引き込む感謝されず、彼の「なにも考えず言った」という発言怒って闇の中引き込もうとしたところで鬼太郎と再び対峙する敗北後反省して子供達解放し鬼太郎和解し去って行った。後に72話で、妖怪城の風竜攻撃ピンチ陥った鬼太郎達を引き込んで救い横丁送り届けた。さらに79話では呼子声を聞き鬼太郎達の元へ駆けつけ埼玉県妖怪四十七士として覚醒し、影を操り槌の子動き封じて鬼太郎勝利導いた以後四十七士中でも折り紙付きの実力者として活躍するひでり神(ひでりがみ) 声 - 内海賢二第1作)、はせさん治第3作)、立木文彦第4作)、小野坂昌也第5作)、江原正士第6作)、大竹宏異聞妖怪奇譚一眼狒々のような姿の妖怪(一腕一足とされる伝承違い手足は2本ずつある)。初登場は『ひでりがみ』(初アニメ化第1作43話)。口から熱風火炎吐き高温晒されるほど強くなるまた、黒雲障子戸が付いた妖怪ホバークラフト」で空を飛び移動する(第4・5作では天気操作することが可能。第6作では白雲で、自宅兼ねている)。ねずみ男組んで週刊雑誌妖怪パンツ」の編集者2名を誘拐し身代金要求したため鬼太郎対峙一度火山の火口落とされるが炎の塊のような姿にパワーアップして鬼太郎苦戦させる。しかし鬼太郎誘導した野づち塚へ攻撃当て塚を壊し冬眠から目覚めた野づち吸い込まれてしまう。吐き出され時にはエネルギー吸い尽くされ老化しており、もはや暴れ気力無く「山に入って死を待つばかりだ」と言い編集者たちの居場所教えて去って行った目覚めた野づち鬼太郎説得して冬眠戻った新編ゲゲゲの鬼太郎『月の妖怪桂男』では回復していて救援呼ばれ、口から猛烈な日照り」を桂男浴びせ水分蒸発させ桂男縮めて降伏させるアニメ第3作では、29話初登場うっかりもの食いしん坊基本的に大人しい妖怪で、絵を描くことを趣味としている。棲み処の地下洞窟で絵を見たねずみ男一儲けしよう企んで手を組み漫画雑誌編集者売り込むも、子供落書きレベルの絵を見た編集者から「売り物にならん」と酷評されてしまう(激怒する編集者怒鳴り返され、「だから嫌だと言ったのに」「才能が無いんだ」と酷く落ち込んでしまう)。仕方なく誘拐作戦切り替えねずみ男地下洞窟編集者隠している間に身代金取りに来たところで鬼太郎対峙原作通り野づち吸い込まれ懲らしめられ、地下戻ったその後老化回復し改心して仲間になる。劇場作品最強妖怪軍団!日本上陸!!』では再登場した日本妖怪中でも目立つ存在で、趣味活かして友好盆踊り大会垂れ幕文字を書くなど会場設営の手伝いをしており、その後日本妖怪軍団一員として中国妖怪との戦い参戦因縁ある野づちとは、進軍時に今日仲良くやろうぜ」と声を掛け反物にされた際にも「仇は頼んだと言うなど、むしろ仲が良かった第4作では76登場本作以降野づちとは無関係北陸農村山の神として祀られ年に一度地酒山一錦」を祠に供えられることで天気見守っていた。しかし、酒造工程機械化されたことで味が変わったのを「ニセモノ渡された」として激怒し妖怪ホバークラフト雨雲吸い取り伝承通り日照り起こして人々を困らせていた。インチキ雨乞い行ってたねずみ男と組んで本物山一錦を三現金百万円を持ってくれば降らせる」と要求しひでり神自身は金などどうでもよかった)祠に樽酒持ってこさせ味見するが、「山一錦ではない」と余計に苛立つ山一酒造蔵元が「正真正銘山一錦だ」と主張したことにより激昂し危害加えようとしたことで鬼太郎対峙敗北後も「自分悪くない」と主張するが、子泣き爺連れてきた蔵元父親私用仕込んだ酒を飲み、「これが待ち望んでいた味だ」と感激する。酒を喜んでくれたことを先代感謝されると共に工程機械化大量生産止むを得ない判断した説明を受け、自分がいる限り手作りの酒を供えることを先代から約束されると「爺さん無念知らずにすまなかった」と素直に謝罪する一件落着の後に山一酒造開かれた宴会鬼太郎たちと共に参加しねずみ男便乗して金を巻き上げようとした罰で、外に詰め放置される)、純米吟醸の酒風呂に入る目玉おやじに「贅沢だ」と苦言呈している。 第5作では妖怪界の小説家で、他シリーズ違い着物着ている。基本的に温厚な性格をした大人しい妖怪だが、書いた小説ねずみ男紹介訪れた雑誌編集者差し出していたところを魔女ザンビア妖怪操縦機で操られ暴れ出してしまう。事態収束後は売込み破談したため鬼太郎ねずみ男書いた作品見せるが、内容はかなり怖いものらし原稿1枚見ただけで2人揃ってかなり怖がっていた。 第6作では81登場外見第5作とほぼ同じ。葛飾北斎作品初め200年来の漫画好きで、執筆思い立ち出版社持ち込み始めるも見た目のせいで怖がられていたが、「週刊少年マシンガン副編集長の角富(すみとみ、声 - 楠大典)と出会い彼の指導ねこ娘たちの協力もあって「ロケットメン」を連載人気博し日本コミック大賞候補挙がる。しかし、ねずみ男違法漫画サイト摘発影響妖怪漫画を描くことに難色示した出版社上層部意向漫画打ち切りとなり悲しみ暮れるが、編集長上層部やり方愛想を尽かし辞表叩きつけた角富や多くファン励まし受けてスタート決意し、角富と立ち上げた雑誌月刊少年マグナム」で新連載を開始する。 ゲーム異聞妖怪奇譚』では特定条件下で仲間にできる。 だるま 声 - 北川米彦第1作)、滝口順平第3作第8話)→大竹宏第26話)→田中康郎(第55以降)、田中信夫第4作)、麦人第5作文字通り手足生えただるまの妖怪。別名「おばけだるま」。腹から大量の子だるまを出す。子だるまはだるまの内臓でありその内心臓に当たるもの(アニメ第1作では白、第3作では青色第4作では止まっているときに脈打っている、第5作では黄色サングラスをかけた「笑いツボ」)が弱点初登場は『だるま』。とあるマンションビルに存在しないはずの4階(「4」は忌み数であるため、「3階」の一つ上を「5階」と呼んでいた)に住まわせてくれるよう懇願し大家は「無い物は貸せない」と当初断ったが、「無い物に金を払うのだから、損はしないと言い包められ了承してしまう)、妖怪仲間引き連れて入居する本当目的ビル乗っ取ることであり、妖怪仲間と共にビル住民たちを怖がらせ次々と追い出した鬼太郎の策で煙草の煙妖怪仲間燻し出され自身鬼太郎との一騎打ちで腹から子だるまを出して反撃転じあと一歩という所まで追い詰めたものの、心臓の子だるまを掴まれ噛まれてしまい、降参して命乞いをし「もう二度とこの世には姿を現さん」と約束して許してもらいビル去ったアニメでは第1作59話初登場忌み数「4」を飛ばすことで生じた空間住んでいたがそれが少なくなった事情加えられている。原作同様ビル乗っ取り鬼太郎一騎打ち投げ飛ばされてもだるまの名に恥じない特性絶対倒れなかったが、リモコン下駄両目失い原作同様に子だるまを出すも心臓の子だるまを掴まれ敗北目玉おやじによると「ヨーロッパにでも渡っておんぼろビル13階にでも住むかもしれんな」という(西洋では13忌み数だから)。このことから、鬼太郎に「考えてみるとだるまもかわいそうな妖怪ですね、人の嫌がる所を見つけてひっそりと暮らすんですから」と同情された。第2作では、第2話鬼太郎味方してチー一味との戦い参戦第3作では第8話初登場ビルへの入居経緯終盤鬼太郎との対決への展開は原作とほぼ同様。ねずみ男入れ知恵文明発展に悩む妖怪たち相談を受ける「妖怪相談所」を開くも思うよう相談料が手に入らずビル乗っ取り勧められ行動移してしまう(ねずみ男大家夫妻から鬼太郎仲介料取ろうとも画策していた)。だるまが鬼太郎負けてビル去った後(「お邪魔しました」と挨拶した)、ねずみ男罪滅ぼしとして、全室に新し入居者が集まるまでただ働きさせられる羽目になった。だるまは第26話以降鬼太郎の味方として頻繁に登場した第4作では第105登場人間妖怪呑み込みだるまに変える能力持ち猫娘もだるまにされた)、火だるま攻撃雪だるま攻撃だるま落とし多彩な技を持つ。元々は「少しでも楽な生活がしたい」という人間たち切実な願い聞いて応援する役目大切にしていたが、現代の人間たちの多くが、だるまに願掛けしながらも昔のように正当な努力をまるでしない(選挙工作裏口入学インサイダー取引を行う等)上に「願い」がほとんど「欲」になっていたことと、用済みのだるまを粗末に扱うようになったことに怒り、だるまの気持ち人間たち思い知らせようと考え日本中の人間をだるまに変えて欲のない清らかな「だるま王国」にする事業の手始めに治法戸市(ちほうとし)の全住民をだるまに変えてしまう。昔気質な性格価値観有しており(「ウーマンリブともやしっ子大っ嫌い」と発言している)、自身行ったことに対しやり過ぎだと異を唱えた鬼太郎たちに怒って襲い掛かるが、「だるまさんが転んだと言われる反射的に動き止めてしまう癖が原因心臓見破られ降参し、だるまにした者全員元に戻した。しかし人間たち今後考え改めなければ、いずれ再びだるまに変えてやると考えており、事件後に目玉おやじも「あやつの言うことも一理あった。願いと欲は似ているようで別物じゃ」と同意していた。 第5作では第93登場普段はだるまのような顔の長髪人間の姿に化けている。100年以上前から建つ「石垣ビルヂング」の存在しないはずの「4階」で100年前から妖怪相手美術商を営むが、ビル取り壊される事を知ってオーナー石垣金五郎抗議し現れ、その翌日工事業者を「4階に連れ去る。その後鬼太郎たちを交えた金五郎夫婦交渉にあたり金五郎祖父正式に契約書交わした上で4階」に住むれっきとした住人であることも判明する工事中止しなければ人質解放しない主張し業を煮やした金五郎の妻が工事強行したことに怒って金五郎も「4階に連れ去り展示物変えようとするが、砂かけ婆発煙砂燻り出される鬼太郎妖怪横丁に来るように誘われるが、長年住んできた愛着あるビルから離れることを断固拒否し正体現し鬼太郎交戦。「笑うと負け認める」とされ、「笑いツボの子だるまを猫娘くすぐられ必死に笑うことに抵抗する遂に真っ白になって気絶し負け認める。しかし、だるまのビル守ろうとする姿と、幼い頃友達からビル外観を「おんぼろビル」とからかわれていたことを気にしていた際に、「他人がどう思おう自分価値観持ち、それを貫け良い」とだるまに教えてもらったことを思い出した金五郎ビル解体撤回し補修工事のみで済ませることを決めた金五郎当初補修工事のみを行うつもりだったが、周囲勧め断り切れずにいた)ため人質解放し改めて「4階」に住み続けることになった毒娘(どくむすめ) 体内猛毒を持つ女性半妖怪で、古いネコイラズ屋「元祖ねこいらず毒屋」の店長。『国盗り物語』に登場。口から毒の息を吐き相手病気にさせたり、呪いかかった品を無力化したりできる。猫娘とは知り合い色仕掛け旧鼠王騙し日本銀行から大金を盗ませた上で毒殺するダンプ逃亡を図るが、それに気付いて追ってきた鬼太郎振り切ろうとして事故遭い計画失敗し重傷負ったその後鬼太郎の家で治療をうけているうち改心しはじめる。吸血花ラグレシアとの戦いで、敵に自らの毒の血を捧げる捨て身の手段で倒し、息を引き取るその後、ラグレシアに島を占領されていた人々が墓を立ててくれた。 鬼童伊吹丸(きどう・いぶきまる) 声 - 古谷徹 アニメ第6作大逆の四将の一体として第69話に初登場伝承では『古今著聞集』などに登場する日本三大妖怪一角酒呑童子息子といわれる鬼。本作では「伊吹丸」という名前が付けられている。 左額の角を除けば美青年風の面持ちだが、その風貌とは裏腹に鬼の中でも最強クラス称される実力持ち主。常に携えている刀からは強力な斬撃放ち鬼太郎とも互角以上に渡り合い、刀の鞘で軽く突くだけで猫娘戦闘不能にしている。また、呪禁道などの呪術知識にも長けており、鬼道衆の操る呪装術は一切通用しないかつては父親酒呑童子首魁とする大江山の鬼の一党与していたが自身人間支配などには興味がなく、心を通わせていた人間の娘・ちはや(声 - 山崎和佳奈)や奴隷人間とともに出奔遠く離れた地に里を築き穏やかに暮らしていた。しかし近隣国主によって里を滅ぼされ、ちはやも殺されたことで復讐の鬼と化し国主とその血族をはじめとした人々皆殺しにして国ごと滅ぼしたことで鬼道衆討たれ千年前に地獄投獄されたが、ぬらりひょんの手により脱獄する脱獄後は私利私欲暴れた他の四将とは違い、首を斬り放されたちはやの胴体探し成仏させるため探索開始憑坐よりまし)となり得るまなに目を付け連れ去ってしまう。胴体が眠るダム破壊しようしたため鬼太郎対立するが、事情知った鬼太郎たちの協力により胴体発見し、ちはやと千年ぶり邂逅を果たす。目的果たした後は潔く地獄へ戻る道を選び鬼太郎人間妖怪共存することの難しさ復讐虚しさ説きながら連行されていった。 第75話ではまなの申し出により半身(魂)の状態で現世復活自身の力を与え九尾の狐との決戦の場へ誘った事件解決後、閻魔大王より功績認められ半身(魂)の状態で現世留まることを許可され一人前鍛えるべく修行旅についていくことになった。第96話でぬらりひょんの裏切りによって暴走したバックベアードによる世界滅亡危機憑依していたと共に駆け付け自身が知る限りの「あらざるの地」に関することを語り、あらざるの地への入り口を開くの術をサポートする

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