庇
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 09:33 UTC 版)
庇(廂、ひさし)は、家屋の開口部(窓、出入口)の上に取り付けられる日除けや雨除け用の小型の屋根のこと。日本建築では、主にろく庇(陸庇、ろくひさし)と腕木庇(うでぎひさし)の2つが造られている。「家の作りやうは、夏をもってむねとすべし」と吉田兼好が『徒然草』に記しているように、かつては高温多湿の夏を凌ぐために、柱構造の開放的な空間を作り出し風通しを良く、深い軒で日差しを遮り、風向きや日照を調整していた。[1]寝殿造りでは、母屋の外側に付加された細長い下屋部分を指し、廂の間として居室などにも使われた[2][3]。
「軒先」の例文・使い方・用例・文例
- おじはほんの2,3軒先に住んでいる
- 彼は私の家の6軒先に住んでいる。
- 彼は3軒先に住んでいます。
- 彼の家は2軒先です。
- 家々の軒先には旗が掲げられていた。
- 彼は教会から 5 軒先に住んでいる.
- 彼は 3 軒先に住んでいる.
- つららが駅舎の軒先に並んでいた.
- 女中が主婦への面当てに軒先で首を括った
- (軒先から)したたり落ちる雨のしずく
- 唐破風造りにした軒先
- 軒先を唐破風造りにした建物
- 軒先にかかげる灯火
- 軒先に葺いた丸瓦
- 軒平瓦という,屋根の軒先に置かれる瓦
- 軒先の瓦
- 軒丸瓦という,軒先にあって,先端に文様をつけた瓦
- 暖簾という,軒先や出入口などに垂らす布
- 水切り板という,軒先などに設ける雨水の侵入を防ぐ装置
- 杉の葉を球状に束ね,酒屋の看板として軒先にかけたもの
軒先と同じ種類の言葉
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