中国の妖怪一覧
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 00:59 UTC 版)
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中国の妖怪一覧(ちゅうごくのようかいいちらん)は、中国の妖怪の一覧である。ここでは志怪・伝奇・神怪小説、説話、民間伝承の怪異・妖物だけでなく、場合によっては神話上の怪物、神獣、霊鳥、瑞獣や神格化された神話的人物や神仙なども含めている[1]。
目次 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
あ行[2]
あ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
奥若洛木 | あおるうるおむう | 死者の霊が「鬼」になったもの。人間を祟り病を引き起こす。犬にだけは見える。 |
悪魔虫 | あくまむし[3] | 中国語では「悪魔蠕虫(エモ・ルーチョン)」という。粥と共に人体に入り、病をもたらす。 |
窫窳 | あつゆ | 人面馬脚で赤い身をし、嬰児のような声を上げ人を喰らうという。 |
家鴨の怪 | あひるのかい |
い
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
委蛇 | いい | 2つの頭を持つ蛇。見ただけで死ぬ。 |
縊鬼 | いき | 縊鬼(いき、いつき、くびれおに)は、中国または日本の妖怪。人に取り憑いて首を括らせるとされる。 |
一目五先生 | いちもくごせんせい | 5人で1組の疫鬼。4人は目を持たず1人だけ1つの目を持つ。善人でも悪人でもない普通の人を病死させる。 |
う
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
鄔文化 | うぶんか | 封神演義に登場する大男。24万人を殺す。 |
羽民 | うみん | 人間の姿をしているが、体に羽毛が生えているという。飛行も可能である。 |
雲南の悪鬼 | うんなんのあっき |
え
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
疫鬼 | えきき | 人々に疫病をもたらす。 |
炎駒 | えんく | 赤い麒麟。 |
炎帝神農氏 | えんていしんのうし | 三皇五帝の一人。医薬と農業を司る神。 |
お
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
王貴人 | おうきじん | 琵琶(びわ)の妖怪。 |
黄虎 | おうこ | |
応龍 | おうりゅう | 四霊の一つ。 |
女夜叉 | おんなやしゃ | →にょやしゃ |
か行[4]
か
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
睚眦 | がいし | 龍生九子の1つ。 |
獬豸 | かいち | 正義を象徴する瑞獣の1つ。 |
開明獣 | かいめいじゅう | 大きな体で虎に似て、九つある首は全て人間の顔だという。 |
火烏 | かう | 三本の足の生えたカラスで太陽に棲んでいる。 |
玃猿 | かくえん | サルに類するもので、人間の女性をさらって犯すという特徴を持つ。 |
岳神 | がくしん | |
花神 | かしん | 中国での山に花をもたらす各地の神の総称。 |
角端 | かくたん | 黒い麒麟。 |
火星 | かせい | 三国時代に予言をした子供。布になって飛び去った。 |
火鼠 | かそ | 大鼠で日の中では体が赤く、外に出ると白くなるという特性を持つ。 |
化蛇 | かだ | 翼のある蛇で、これが見られた土地には洪水がもたらされる。 |
禍斗 | かと | 母犬に流星の破片が当たり産まれた犬。 |
花魄 | かはく | 木の精の一種。自殺者たちの生前の無念が凝り固まって誕生する。 |
壁神 | かべがみ[3][疑問点 ] | 古壁に住む妖怪。人にとり憑き病をもたらす。 |
神を名乗る妖怪 | かみをなのるようかい | |
䍺 | かん | 監獄に閉じ込められた罪人たちの憂いの家より誕生したとされる。 |
讙 | かん | 姿は狸のようで、輝く隻眼を持ち、尾が三つある怪物。 |
貫匈人 | かんきょうじん | 人間の姿をしていて、胸に大きな穴が開いている。 |
き
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
鬼 | き | 死霊を指し、日本語のニュアンスでは幽霊に近い。 |
夔 | き | 牛のようだが角がなく、足が一つしかない。 |
鬼市 | きし | 幽霊の市場。 |
鬼車 | きしゃ | 頭を九つ持つ赤い鳥で、カモに似ている。 |
跂踵 | きしょう | 足が1本で猪の尾を持つ梟。疫病をもたらす。 |
鬼打牆 | きだしょう | 夜道を歩く人の前へ土塀のようなものを出現させて進路を遮り、四方を取り囲みどこにも勧めなくする妖怪。 |
吉弔 | きっちょう | |
吉量 | きつりょう | |
瘧鬼 | ぎゃくき | 瘧(マラリアなどの熱病)を引き起こし人を苦しめる疫鬼。 |
九嬰 | きゅうえい | 頭が九つあり、鳴き声は赤ん坊のようで、水と火の両方を噴き出す怪物。 |
窮奇 | きゅうき | 四凶の1つ。 |
九頭駙馬 | きゅうとうふば | 九つの頭を持ち、月牙産という武器を持つ妖魔。九頭虫。 |
牛魔王 | ぎゅうまおう | 西遊記などに登場する魔王。武器は混鉄棍。 |
九霊元聖 | きゅうれいげんせい | |
顒 | ぎょう | フクロウに似た姿で、顔は人のようで、耳と四つの目を持つ怪鳥。 |
共工 | きょうこう | 姿は人面蛇身で洪水を起こす水神。 |
巨大な手の妖怪 | きょだいなてのようかい | |
魚頭 | ぎょとう | 体は人で頭はマグロに似た魚を持つ妖怪。 |
僵尸 | きょうし | キョンシー。 |
夔龍 | きりゅう | 龍神の1種。 |
麒麟 | きりん | 四霊の1つ。 |
金烏 | きんう | 「日に鳥がいる」という伝承に見られる想像上のカラス。 |
金角・銀角 | きんかく・ぎんかく | 『西遊記』に登場する兄弟魔王。日本では角の生えた姿で描かれることが多い。 |
金華猫 | きんかびょう | 人心を惑わす伝説上の妖怪。字のごとく、普段は猫の姿。 |
欽原 | きんげん | |
九尾狐 | きゅうびこ | 九つの尾を持つ狐の霊獣または妖怪。 |
く
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
くしゃみの精 | くしゃみのせい | |
衢州三怪 | くしゅうさんかい | |
靴を食う妖怪 | くつをくうようかい | |
狗頭鰻 | くとううなぎ[3] | 船を襲う巨大な鰻。 |
黒怪物 | くろかいぶつ |
け
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
刑天 | けいてん | 中国神話に登場する巨人。 |
渓嚢 | けいのう | 小さな子供のような姿で、袖を引っ張りそのまま引っ張られると死んでしまうという。しかし引っ張り返せば渓嚢が死んでしまうという。日本の妖怪袖もぎさんと通じる部分がある。 |
計蒙 | けいもう | |
鷁 | げき | |
絜鉤 | けっこう | |
玄武 | げんぶ | 四神の1つ。 |
こ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
鼓 | こ | |
狡 | こう | |
鴻 | こう | |
紅孩児 | こうがいじ | 『西遊記』に登場する神仙で牛魔王。 |
後眼人 | こうがんじん | 中国に伝わる伝説上の人種である。 |
咬鬼 | こうき | |
鮫人 | こうじん | |
江豚 | こうとん | |
虹蜺 | こうに | |
黄眉大王 | こうびだいおう | |
黄風大王 | こうふうだいおう | 中国の伝奇小説『西遊記』に登場する妖仙。 |
黄父鬼 | こうふき | |
黄袍怪 | こうほうかい | |
合踰 | ごうゆ | |
黄龍 | こうりゅう | →おうりゅう |
蛟竜 | こうりょう | |
胡喜媚 | こきび | 中国明代の神怪小説『封神演義』に登場する女性。 |
姑獲鳥 | こかくちょう | 中国の伝承上の鳥。 |
黒虎 | こくこ | |
黒龍 | こくりゅう | |
虎神 | こしん | |
虎人 | こじん | |
牛頭 | ごず | |
蠱雕 | こちょう | |
五通神 | ごつうしん | |
夸父 | こほ | 中国神話に登場する巨人族。 |
混世魔王 | こんせいまおう | 『西遊記』に登場する妖怪。 |
渾敦 | こんとん | 四凶の1つ。 |
胡媚娘 | こびじょう | 『白蛇全伝』に登場する妖怪。 |
さ行[5]
さ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
犀犬 | さいけん | |
賽太歳 | さいたいさい | 『西遊記』に登場する魔王。 |
鑿歯 | さくし | 中国に伝わる伝説上の怪物 |
索冥 | さくめい | |
酒甕 | さけがめ | 大酒飲みの男。正体は古い酒甕。 |
沙悟浄 | さごじょう | 小説『西遊記』に主要登場する神仙。 |
蠍の精 | さそりのせい | |
猿神 | さるかみ | 日吉神などの太陽神の使者とされるサルの化身、および中世の日本の説話に登場するサルの妖怪。 |
山𤟤 | さんき | |
産鬼 | さんき | 難産で死んだ女が成る鬼。産婦の出産を妨げたり殺したりする。 |
狻猊(支麑) | さんげい | 龍生九子の一つ。 |
三尸 | さんし | 道教に由来するとされる人間の体内にいると考えられていた虫。 |
三首人 | さんしゅじん | 中国に伝わる伝説上の人種。 |
山魈 | さんしょう | |
山精 | さんせい | 中国河北省に伝わる妖怪。 |
山𤢖 | さんそう | |
三大仙 | さんたいせん | 『西遊記』の第44回から46回に登場する妖仙達。 |
三虫 | さんちゅう | 道教に由来するとされる人間の体内にいると考えられていた虫、三尸とも。 |
酸與 | さんよ |
し
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
兕 | じ | 水牛似にて、鎧が作れるほど丈夫な皮膚、一角あり。その角で酒器を作る。一説にサイのことだとも。 |
黒𤯝 | しい | |
四凶 | しきょう | 古代中国の舜帝に、中原の四方に流された四柱の悪神。 |
四神 | しじん | 中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣。 |
四霊 | しれい | 『礼記』礼運篇に記される霊妙な四種の瑞獣。 |
邪魅 | じゃみ | 『今昔画図続百鬼』に掲載されている中国の妖怪。 |
鴸 | しゅ | 『山海経』「南山経」に記載される怪鳥。梟に似た人間の手を持つ鳥。 |
蚩尤 | しゆう | 中国神話に登場する神。 |
鰼鰼 | しゅうしゅう | |
囚牛 | しゅうぎゅう | 龍生九子の1つ。 |
修蛇 | しゅうだ | 中国に伝わる伝説上の怪獣。 |
朱厭 | しゅえん | 中国に伝わる怪物。 |
酒虫 | しゅちゅう | 中国の酒の精。 |
聳孤 | しょうこ | |
竦斯 | しょうし | 山海経に記載。人面鳥身で体はメスの雉。人を見ると歌って踊り出す。 |
聶耳人 | じょうじじん | 中国に伝わる伝説上の人種。 |
猩猩 | しょうじょう | 古典書物に記された動物。 |
聶小倩 | しょうしょうせい | チャイニーズ・ゴースト・ストーリーの原作。 |
椒図 | しょうず | 龍生九子の1つ。 |
商羊 | しょうよう | |
燭陰 | しょくいん | 古代中国の地理書『山海経』の巻17「海外北経」に記載のある中国の神。 |
蜃 | しん | 蜃気楼を作り出すといわれる伝説の生物。 |
人虎 | じんこ | |
秦の毛人 | しんのけ[疑問点 ]じん |
す
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
水虎 | すいこ | 中国湖北省などの川にいたとされる伝説上の生き物。 |
水唐 | すいとう | 水廬(水盧)とも。 |
水母娘娘 | すいぼにゃんにゃん | 中国の特に水に乏しい北部で崇められている、水を管理する女神。 |
騶虞 | すうぐ | 古代中国の伝説上の瑞獣とされ仁獣と称される。 |
四不像 | しふぞう | |
朱雀 | すざく | 四神の1つ。 |
水落鬼 | すいらくき | 溺死人がなるという水中に住む妖怪。 |
せ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
青蛙神 | せいあしん | 中国の妖怪。 |
青娥 | せいが | |
青虎 | せいこ | |
青鳳 | せいほう | |
青龍 | せいりゅう | 四神の1つ。 |
赤虎 | せきこ | |
赤龍 | せきりゅう | おもに中国や日本など、アジア方面の神話に登場する竜の名称のひとつ。 |
銭塘君 | せんとうくん | |
仙狸 | せんり | 猫の妖怪が伝えられている。 |
そ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
猙 | そう | 1本の角と5本の尾を持つ豹のような獣。 |
藻居 | そうきょ | |
双睛 | そうせい | 中国に伝わる伝説の鳥。 |
相柳 | そうりゅう | 古代中国神話に登場する怪物の一つ。 |
息壌 | そくじょう | 中国神話に登場する土の怪物、あるいは魔法の土。 |
狙如 | そじょ | |
蕎麦畑の鬼 | そばばたけのおに | |
孫悟空 | そんごくう | 『西遊記』の主人公。 |
た行[6]
た
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
𧕛囲 | だい | |
太歳星君 | たいさいせいくん | 中国の民間信仰や日本の陰陽道で祀られる歳星の精としての神。 |
諦聴 | たいちょう | 中国に伝わる霊獣または妖怪。 |
大風 | たいふう | 中国神話に登場する邪神で怪鳥。 |
大鵬 | たいほう | 鵬の別名。 |
戴婁公 | たいるこう | 楓橋鎮の寺に棲む2人の童子。 |
丹亀 | たんき | |
担生 | たんせい | |
大千頭蛇妁 | だいせんずだしゃく | 地獄の最下層に何体もいる神獣。 |
ち
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
チー[要説明] | [要説明] | ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター。 |
螭首 | ちしゅ | 螭をかたどった石碑などの装飾。 |
螭吻 | ちふん | 龍生九子の1つ。 |
長安に現れた妖怪 | ちょうあんにあらわれたようかい | |
倀鬼 | ちょうき | |
長股人 | ちょうこじん | 中国に伝わる伝説上の人種。 |
跳神 | ちょうしん | |
長人 | ちょうじん | 中国に伝わる伝説上の人種。 |
長臂人 | ちょうひじん | 中国に伝わる伝説上の人種である。 |
嘲風 | ちょうほう | 龍生九子の1つ。 |
長右 | ちょうゆう | |
𧌁䗤 | ちょうよう | |
猪豚蛇 | ちょとんだ | |
猪八戒 | ちょはっかい | 四大奇書小説『西遊記』に登場する妖仙。 |
猪婆龍 | ちょばりゅう | |
鴆 | ちん | 中国の猛毒を持った鳥。 |
つ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
て
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
泥鬼 | でいき | |
帝鴻 | ていこう | |
天鶏 | てんけい | |
鉄扇公主 | てっせんこうしゅ | 『西遊記』などに登場する宝具をもったキャラクター。 |
と
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
檮杌 | とうごつ | 四凶の1つ。 |
倒壽 | とうじゅ | |
饕餮 | とうてつ | 四凶と龍生九子の1つ。 |
刀労鬼 | とうろうき | |
毒蛇龍 | どくじゃりゅう | |
独脚鬼、独足鬼 | どっきゃくき、どくそくき | 中国の一本足の山の神。 |
毒龍 | どくりゅう | |
獨角兕大王 | どっかくじだいおう | 中国の伝奇小説『西遊記』に登場する魔王。 |
虎男 | とらおとこ | |
土螻 | どろう | |
呑口 | どんこう | |
な行[7]
な
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
名前のない獣 | なまえのないけもの |
に
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
如意真仙 | にょいしんせん | 西遊記に登場。牛魔王の弟。 |
女夜叉 | にょやしゃ |
ぬ
名前 | 読み | 備考 |
---|
ね
名前 | 読み | 備考 |
---|
の
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
脳味噌取り | のうみそとり |
は行[8]
は
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
梅山七怪 | ばいざんしちかい | |
𧈢𧏡 | はか | 龍生九子の1つ。 |
駮 | はく | |
獏 | ばく | 中国から日本へ伝わった伝説の幻獣。 |
猼訑 | はくい | |
白猿 | はくえん | |
薄魚 | はくぎょ | |
白娘子 | はくじょうし | 中国の四大民話伝説『白蛇伝』に登場するヒロイン。 |
白沢 | はくたく | 中国に伝わる瑞獣(神獣・聖獣)の一種。 |
白龍 | はくりゅう | 古代中国で、天上界の皇帝である天帝に仕えているとされた竜の一種。 |
巴蛇 | はだ | 大蛇。 |
魃 | ばつ | 中国の日照り神。 |
白骨夫人 | はっこつふじん | 中国の長編白話小説『西遊記』に登場する妖怪。 |
馬絆蛇 | ばはんだ | |
馬腹 | ばふく | 古代中国の水の中に住み人を食べるとされる生き物。 |
盤古 | ばんこ | 中国神話の神で、天地開闢の創世神とされる。 |
蠻蠻 | ばんばん |
ひ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
蜚 | ひ | 単眼で白い首を持つ牛の様な獣。 |
肥遺 | ひい | |
贔屓 | ひいき | 龍生九子の1つ。 |
貔貅 | ひきゅう | 伝説上の猛獣の名。 |
飛鼠 | ひそ | |
畢方 | ひっぽう | 1本足の鶴のような鳥。火災をもたらす。 |
飛天夜叉 | ひてんやしゃ | |
飛頭蛮 | ひとうばん | 通常は一般の人間だが夜になると頭部だけが胴体から離れて空中を飛び回る。 |
白虎 | びゃっこ | 四神の1つ。 |
猫鬼 | びょうき | |
廟鬼 | びょうき | |
病猫鬼 | びょうびょうき | |
比翼の鳥 | ひよくのとり | 古代中国の伝説上の生物。 |
ふ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
風狸 | ふうり | 中国および日本の妖怪。 |
負屓 | ふき | 龍生九子の1つ。 |
鳧徯 | ふけい | 中国に伝わる怪鳥。 |
不死人 | ふしじん | 中国に伝わる伝説上の人種。 |
夫諸 | ふしょ | |
伏羲 | ふっき | 古代中国神話に登場する神または伝説上の帝王。 |
賁羊 | ふんよう |
へ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
狴犴 | へいかん | 龍生九子の1つ。 |
獙獙 | へいへい | 山海経に記載。2枚の翼を持った狐の姿を持ち鳴き声は雁に似ており、その姿を見ると旱魃の兆しとなる。飛ぶことは出来ない。[9] |
并封 | へいほう | 前と後ろに頭がある豚。毒気を持つ。 |
ほ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
鵬 | ほう | 中国に伝わる伝説の鳥。 |
鳳凰 | ほうおう | 四霊の1つ。 |
狍鴞 | ほうきょう | |
彭侯 | ほうこう | |
鳳仙 | ほうせん | |
封豨 | ほうき | 中国に伝わる伝説上の怪物。 |
望天吼 | ぼうてんこう | 龍生九子の1つ。 |
穆王八駿 | ぼくおうはっしゅん | 中国の伝説に登場する8頭の駿馬。 |
樸父 | ぼくふ | |
蒲牢 | ほろう | 龍生九子の1つ。 |
奔䱐 | ほんふ |
ま行[10]
ま
名前 | 読み | 備考 |
---|
み
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
蛟 | みずち |
む
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
無支祁 | むしき | 中国に伝わる妖怪である。 |
め
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
馬頭 | めず | 仏教において地獄にいるとされる亡者達を責め苛む獄卒。 |
も
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
孟極 | もうきょく | 山海経に記載。額に斑のある白い豹に似る。狩りでは伏せるのが上手く、または人によく懐く。 |
や行
や
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
野鬼 | やき | |
野狗子 | やくし | 戦場で死人の脳みそを食べる。 |
夜叉 | やしゃ | 古代インド神話に登場する鬼神。 |
山和尚 | やまおしょう |
ゆ
名前 | 読み | 備考 |
---|
よ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
妖犬 | ようけん | |
妖虎 | ようこ | |
妖神 | ようじん | |
雍和 | ようわ | 中国に伝わる怪物の一種。 |
ら行[11]
ら
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
雷公 | らいこう | |
落頭民 | らくとうみん | 首を飛ばすことができる部族。 |
羅刹鳥 | らせつちょう | 袁枚の『子不語』に登場する怪鳥の一種。鶴のような姿をしている。身体の色は灰色、鉤のような嘴と白い大きな爪が特徴的な想像上の鳥。墓地の死体の陰の気が積もって妖怪となったもので、人を襲っては目玉をえぐったり斬りつけるといわれる。人に化ける事もあると恐れられている魔物。[12] |
羅祖 | らそ | 羅教の開祖。 |
鸞 | らん | 伝説の霊鳥 |
り
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
龍 | りゅう | |
龍車 | りゅうしゃ | |
龍生九子 | りゅうせいきゅうし | 伝説上の生物で、竜が生んだ九匹の子を指す。 |
龍伯 | りゅうはく | |
龍馬 | りゅうま | |
陵魚 | りょうぎょ | |
蠪蚳 | りょうち | |
緑郎 | りょくろう | |
貍力 | りりき |
る
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
れ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
霊亀 | れいき | 四霊の1つ。 |
霊感大王 | れいかんだいおう | |
霊爽式憑 | れいそうしきひょう | 葬式に現れる妖怪。死者の魂を食う。 |
ろ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
六耳獼猴 | ろくじびこう | |
驢鼠 | ろそ |
わ行
わ
名前 | 読み | 備考 |
---|---|---|
ワクワクの木 | わくわくのき |
脚注
- ^ 中野美代子(日本語)『中国の妖怪』岩波書店、東京都、1983年7月20日。ISBN 978-4-00-420235-6。
- ^ 中国妖怪人物事典. 東京・講談社. (一九九六)
- ^ a b c 『水木しげるの中国妖怪事典』での読み。
- ^ 中国怪奇小説集. 東京・旺文社. (一九七八)
- ^ 妖怪学. 東京・巧人社. (一九三三)
- ^ 中国の古典シリーズ. 東京・平凡社. (一九八二)
- ^ 捜神記. 平凡社. (一九八六)
- ^ 中田明日香 (一九八八). “龍女との結婚ー唐代伝記「柳毅伝」考ー”. 人文学報.
- ^
山海經 山經‧東山經 (中国語), 山海經/東山經#東次二經, ウィキソースより閲覧。
- ^ 中国の神話と物語り. 東京・岩波書店. (一九八四)
- ^ 中国水利史の研究. 東京・国書刊行会. (一九九五)
- ^ 中国古典文学大系42: 閱微草堂筆記・子不語271-272Pより
関連項目
中国妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「中国妖怪」の解説
中国から渡ってきた妖怪たちで、原作では『妖怪反物』でのチーとその一味、夜叉、ヒ一族の主・女夜叉などが挙げられる。アニメでは、原作未登場の中国出身の妖怪が多数登場する(作中に登場した日本の仙人関係は#鬼太郎とその仲間たちや#日本妖怪を参照)。 九尾の狐(きゅうびのきつね) 九本の尾を生やし、強大な妖力を持つ妖狐。チー 声 - 富田耕生(第2作)、宮川洋一(第3作)、野本礼三(第4作)、島田敏(第5作)、茶風林(異聞妖怪奇譚) 初登場は『妖怪反物』。中国妖怪軍団首領。飲んだ妖怪を反物に変える秘薬を持ち、その反物で作った服を着た人間を支配するという反物魔法を使う。他にも幻術や紙に描いた怪物を実体化させる術、毒気などを使う。普段は老人の姿だが、その正体は那須高原に封じられた大妖狐・玉藻前の弟であり、姉を封印された事で日本に対して憎悪を抱いている。紅衛兵により山西省の妖怪パラダイスを襲われたため、手下を率いて来日し、日本の占領を目論むが、最後はねずみ男に盗まれた秘薬で自らが反物化し、鉛の箱に詰められて那須高原の殺生石の隣りに埋められる。 アニメ第4作では第79・80話「中国妖怪襲来!」前後編に登場。玉藻前の弟にして九尾の狐一族の最後の末裔。前作よりは陽気で飄々とした性格をしている。人間態では拳法を使い、様々な術に長けている。反物化された後は井戸仙人の住処の敷物にされる。 アニメ第5作では、三節根状の如意棒で妖怪を圧延するように反物にし、それを着物にして着ることでその妖怪の能力を使用する。紙の精(かみのせい) 「妖怪反物」でチーが紙の絵を実体化させて呼び出した。原作やアニメ第2作では数種類の妖怪が空中から襲い掛かる。アニメ第3作・第4作では巨大な空飛ぶ竜妖神(ようじん)として登場。紙であるため、アニメ第5作では水をかけられて溶かされ、そのほかの媒体では火で燃やされて倒される。 玉藻前(たまものまえ) 声 - 田中敦子 那須高原に封印された大妖狐。酒呑童子、大嶽丸と並ぶ日本三大妖怪の一角としても知られる。伝承では天竺、殷王朝を滅ぼした後に日本へ渡り、玉藻前という美女に化けて鳥羽上皇に取り入り朝廷を破滅させようと目論むも、陰陽師・安倍泰成により正体を暴かれ、最期は討伐軍の武将・上総介広常と三浦介義澄により倒されたが、その後も毒気を周囲に撒く殺生石と化して人々を恐怖に陥れたとされる。 原作『太古の秘密』では青木ヶ原で壺に隠れて生き延びており、霧状になって人間を遭難させたり、女に化けて男性を誑かしては精を吸い尽くし殺したりしていたが、最後は胎内に入った目玉おやじを倒そうと二段真空切りをかけた際、生体内核反応を起こして自滅する。 第6作では第74・75話に登場。「大逆の四将」の一体。普段は妖艶な美女の姿をしているが、その本性は残忍で冷酷。二千年以上も前から幾人もの王を誑かし悪事を行ってきた大妖怪で、八百年前に鬼道衆に退治されて地獄に封じられ、その魂は他の四将と共に地獄のパワーバランスを調整するための重石として利用されていた。ぬらりひょんの手によって脱獄した後、鬼道衆の里を滅ぼし、石動零を妖怪への憎悪へと駆り立てる原因となる。多彩な術を持ち、地獄の最下層の坩堝からエネルギー源を確保した後はダメージを受けても瞬時に再生する不死身の能力を獲得する。現世と地獄の摂理を滅ぼそうと企み、世界各国の首脳を篭絡して日本を戦争の危機に陥れると同時に閻魔大王を倒し地獄をも制圧するが、最後は仲間たちの魂を取り込んだ鬼太郎の捨て身の突撃に貫かれ敗北し、魂は閻魔大王に引き渡される。 妖犬(ようけん) 妖力を持つ黒い犬。2種類登場している。チーの部下 声 - 戸谷公次(第3作)、里内信夫(第4作) 「妖怪反物」に登場。直立して衣服を着た犬だが、牛のような2本角もある。日本勢に無条件降伏を迫る書状を送り付けるが、最後は鬼太郎達に倒される。第4作ではより大柄で、力も強く火を吐く。棍棒を扱い、より牛に似た姿を持ち、シナリオでは黒怪物になっている。 仙人の化身 声 - 清川元夢(第3作) 「妖犬」に登場。人の姿より犬の姿の方が無欲で幸福に生きられると考え、小型犬に化けていた。ある少女に拾われてクロと名付けられるが、妖しい力を使う様子を不気味がった両親の依頼でやってきた鬼太郎達に正体を明かし、飼い主達にも正体を知られたため、別の地でやり直すために姿を消す。 アニメでは第3作第88話登場。ユメコに拾われタローと名付けられる。目玉親父の頼みで、戦いの強さに慢心しつつあった鬼太郎を諌め、戦う前に相手の本質を見抜くことと戦いの意味を考えることを教えるために、鬼太郎に戦いを挑む。 天狗(てんぐ) 声 - 若本規夫(第3作) 「妖怪反物」に登場するチーの部下。第4作では大団扇で風を起こす。 山魈(さんしょう) 声 - 小宮山清(第3作)、中井和哉(第4作) 「妖怪反物」に登場するチーの部下。3本角の鬼の姿。第3作劇場版では甲冑を纏い矛を持った小男の姿で、角端獣に乗って出陣する。怪力の持ち主で、体が非常に硬い。最終決戦では黒怪物が落とした棍棒の下敷きになる。 画皮(がひ) 声 - 松井菜桜子(第5作)、緑川光(第6作) 『聊斎志異』に登場する、皮を被って美女に化けて男を誑かし食う妖怪。本作アニメ版では巨大な空飛ぶ頭だけの姿。 原作では画皮の名では登場しないが、雪姫編の『鬼妖怪』は聊斎志異の画皮の話を原案としている。 アニメ第3作の劇場版では中国妖怪軍団の一体として登場。言葉を話さないがチーの命令には従順。 第5作では第76話登場。突風の息や紙に描いた絵を実体化させる術を使う。チャイナドレスを着た美女に化けて登場。「ミンメイ」と名乗り、ねずみ男や南方妖怪5人衆を唆して鬼太郎を倒させようとするが、最後は鬼太郎に敗れ、チーによって反物に変えられる。 第6作では第26話登場。美少年の姿に変身して人間を誑かし、魂を喰らう妖怪。封印されていた巻物を砂かけ婆が保管していたが、子泣き爺が知らずに持ち出し、女子高生山本ゆうな(声 - 桑島法子)の手に渡る。自分の力を保つために人間の魂を喰っていき、最後はゆうなとその母親の魂も喰おうとするが、鬼太郎に倒され消滅する。鬼妖怪 原作『鬼妖怪』に登場。中国から日本に来た妖怪で、女性の皮を被って美女に化け男性を誑かす。最後は道士との戦いで、叩かれて煙になり瓢箪に吸い込まれて退治される。 黒怪物(くろかいぶつ) 声 - 塩屋浩三 アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。黒い毛皮に覆われ牛のような顔をした巨体の獣人。巨大化することができる。棍棒を振り回して暴れるが、最終決戦では復活した鬼太郎の毛針で目を潰され苦しんでいるところへ画皮に激突されて倒される。 くしゃみの精 声 - 丸山裕子 アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。バックベアードを小さくして手足と2本角を付けたような姿。口が付いた4つの塊に分離して噛み付く攻撃を得意とする。最終決戦では砂かけ婆に再結合を封じる妖怪砂を浴びせられ、慌てて元に戻ろうとしたために爆発、消滅する。 角端獣(かくたんじゅう) アニメ第3作劇場版に登場するチーの配下。伝承では麒麟の一種。ユニコーンのような1本角を生やした黒い狼のような姿。最終決戦では子泣き爺に背中に乗られて潰され消滅する。 虎男(とらおとこ) 声 - 田中一成、高塚正也 アニメ第5作に登場。チーの配下で、黄虎と白虎の毛色をした二人組の獣人。チーによって妖怪を反物に変える如意棒を与えられ、ねずみ男と取引をして妖怪横丁のほとんどの妖怪達を反物に変えるが、最期は反物の鬼太郎で作られた着物を纏い妖力を強化したかわうその水柱に飲み込まれ倒される。 夜叉(やしゃ) インド起源の鬼神だが、本作では中国妖怪として登場。何種類か登場している。髪の毛型 声 - 杉浦宏策(第1作)、槐柳二(第3作)、田中和実(第3作96話)、橋本晃一(第4作)、大友龍三郎(第5作)、秋元羊介(第6作)/ 演:ソ・ジソブ 長い毛髪の塊だけの姿をしており、他者の魂を抜き取る能力と音楽による催眠術を使う。初登場は貸本「下宿屋」。「墓場鬼太郎の登場人物」を参照 雑誌連載(少年マガジン)初登場「夜叉」(初アニメ化第1作2話)では人間に化け(アニメ第1作では死体に乗り移り、第3,5作ではスランプ中の音楽家を唆し憑依、第4作では人形を操っていた)、楽器の音色で子供を誘い寄せ、抜いた魂を食べようとするが、最期は鬼太郎に火を点けられて倒される。なお、マガジン版での人間体は「墓場鬼太郎」の夜叉が相打ちになったドラキュラ四世そのもののデザインであった。 第3作では第10話に登場。普段はカツラに化けている。魂を食べることで作曲し(魂1つで楽譜1小節)、モーツァルトやビートルズの曲も実は自分が作ったと語る。宿主の人間を失神させられたことで正体を現すが、最期はねずみ男の放屁を利用した火炎放射で焼き尽くされる。 第4作では第3話に登場。地下鉄構内を住処とし、普段は墓場で捕らえた魂を食らい、食いカスは住処の縦穴にいる死霊に与えていた。ねずみ男の魂を奪って食べたことで腹を壊し、「どんな痛みも忘れるほど美味い」と聞いた子供の魂を奪って食べようと画策するが、最期は自分が死霊に引きずり込まれる。 第5作では第3話に登場。目玉おやじ曰く「人間の醜い心から生まれた邪悪な鬼」。魂を抜いた者を分身にして操ることができる。過去に自分を倒した鬼太郎への復讐を企むが、最後は体内電気で倒される。 第6作では第86話に登場。生気を奪う妖怪で、生気を吸われた人間はミイラのように干からびて昏睡状態に陥る。クリスマスにサンタクロースの姿で街に現れ、近づいてきた子供たちを次々に餌食にしていたが、最後は鬼太郎とねこ娘に倒され、被害者は元に戻る。 1980年代『最新版』では、マガジン版の夜叉の甥や姪で構成された夜叉一族が登場。筆頭の夜叉姫をはじめ普段は人間体だが、甥たちは動物と合体した姿に変身し、さらに五人が合体することで巨大な夜叉獣になる。レンタルビデオ店を経営し、見た者の魂を抜く妖怪ビデオによって大量の魂を集め、さらにテレビ放送で妖怪ビデオを流すことで日本征服を企むが、最後は鬼太郎の妖怪原子炉の最大パワーによって倒される。 実写劇場版『千年呪い歌』ではぬらりひょんの客分として登場。常に人間の姿をしている。楽器は二胡で、弓を剣として使用し、破壊音波を放つ。最期は鬼太郎の体内電気で倒され、小説版では髪の毛が本体だったことが明かされる。 女夜叉(おんなやしゃ) 声 - 津田延代(第3作) 頭(額から上)が大きく猪のような顔をしている。 「血戦小笠原」では地中を移動できる吸血妖怪「支那夜叉」として登場(後の収録本では単に「夜叉」と表記)。欲張って大量の血を吸って動けなくなった所に吸血妖怪綿を被せられ、倒れた。アニメ第1作52話では名前が「吸血夜叉」で男性。最後は吸血妖怪綿の餌食になる。 「妖怪危機一髪」では「女夜叉」の名で登場。妖力に強い抵抗力を持つ「ヒ一族」を作り出し、日本妖怪を料理した(アニメではぬいぐるみ化した)店を出させ日本妖怪絶滅と金儲けの一挙両得を計画するが、最後はヒ一族を作る際に利用した金蚕虫に噛まれて死亡する。 ヒ一族(ヒいちぞく) 声 - 塩屋浩三(父)、川島千代子(母)、荘真由美(娘、以上第3作)、勝生真沙子(第4作) 「妖怪危機一髪」(アニメ化第3作91話)で妖怪の天敵として登場する一族。その実態は中国の妖怪女夜叉が育てた蛭が特殊な毒虫「金蚕虫」の糞で変化したもの。夫婦と幼い娘の3人家族で、妖怪達を次々に襲って食肉(アニメではぬいぐるみ)に変えるが、原作では女夜叉が倒された後に元の蛭に戻李、アニメでは海水で毒を抜かれて消滅する。 アニメ第4作最終話では、かつて妖怪界を乗っ取ろうとした一族とされる。正体は白蛇の化身。一族の巫女が死神を唆して共に鬼太郎たちを葬り、今度こそ妖怪界を乗っ取ろうと企むが、最後は鬼太郎に倒される。 金蚕虫(きんさんちゅう) 伝承では飼い主に富をもたらすが、扱いを誤ると災禍を招く妖虫。 「妖怪危機一髪」(アニメ化第3作91話)に登場。色んな毒虫を集めて缶の中で共食いさせ1年間育て残った1匹に「アダダ」という霊草を与えて飼育されることで生まれる。この虫の糞を溶いた水の中で育った蛭がヒ一族になる。女夜叉は箱の中で飼っていたが、住処に潜入した毛目玉が開封したため飛び出し、自分を拘束した女夜叉を噛み死に至らしめる。 長江の水虎 初登場は『妖怪ラリー』(初アニメ化第1作54話)。中国代表として妖怪ラリーに出場。「長江の水虎」はアニメ第4作での呼称で、原作やアニメ第1・3作では「水虎」(第5作ではスイコ)と呼ばれている。日本妖怪として登場した水虎とは別の存在である。ラリー自体の勝敗にはあまり興味が無く、毛沢東語録(アニメ第1作では論語に変更)の通りにレースを行えれば満足であるらしい。アニメ第1作と『妖怪千物語』では体が水状になっている。第5作のアトラクション映像『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪JAPANラリー3D』ではナルシスト。 逆さ首(さかさくび) 新編『逆さ首』に登場。平田篤胤の『稲生物怪録』にも記された中国出身の妖怪で、逆さまになった女の生首の姿をしている。作中では「逆さ首三姉妹」と呼ばれる金髪の三姉妹。現在は山林王の山田家の倉に守り神として住み着き、富を授け栄えさせてやる代わりに若さと美貌を保つため、若い娘を捧げさせ生き血を吸おうとする。最後は生贄に選ばれたよし子と誤認して、マムシの毒に侵されていた鬼太郎に吸血したことで絶命する。 刑天(けいてん) 声 - 青森伸 第4作102話に登場。頭部が無い代わり胴の前面が顔になった巨人の姿の妖怪。中国でも1、2を争う凶暴な妖怪で、現れる所全て破壊されるという。相手を妖気で捕らえ傀儡と化す「キョンシーの術」、口からの炎、眼からの石化光線「石睨みの術」も使う。500年前に茶伊那道士によって棺に封印されていたが、泥棒が盗みだし積んでいた船が難破し、日本へ漂着したところを訪れたねずみ男を唆して封印を解かせ復活する。最後は鬼太郎に額へ護符を貼られミイラ化し再封印され、封印の棺は中国に戻される。 花魄(かはく) 第5作第96話に登場。巨大な花の妖怪で、妖花に誘われたまゆみ(声 - 西村ちなみ)を触手で捕らえようとした。 竜仙人(りゅうせんにん) 竜のような顔を持つ中国の仙人。炎を発する杖を所持しているほか、髭を伸ばして動かしたり、巨竜の姿に変身したりすることもできる。雷虎仙人の仙界支配の企みを知って来日し、助けとなる水晶玉を鬼太郎に托す。 雷虎仙人(らいこせんにん) 虎のような顔を持つ中国の仙人。護符を用いた術に長けているほか、巨大な虎に化けることもできる。同じ中国の竜仙人のライバルだったが、千五百年に一度の戦いに敗れ、その恨みから自らの妖力を高めるために来日する。竜仙人を倒して仙界を乗っ取ろうと企むが、最後は鬼太郎の毛針ミサイルを受け、一枚の護符と化して消滅する。 道士 原作『鬼妖怪』『妖怪実力選手権大会』に登場。中国から日本に来た道士。木の葉でできた衣を着ている。 糞仙人 原作『鬼妖怪』に登場。中国から来日した仙人。とぐろを巻いた大きな大便のような頭部を持ち、修行と称して全裸で肥溜めに漬かっている。鬼妖怪によってバラバラにされた鬼太郎を唯一元通りに出来る人物として、道士が雪姫と目玉おやじに紹介する。 ガマ仙人 原作『妖怪実力選手権大会』に登場。変身術が得意。「妖怪実力選手権大会」の中国代表として出場する。 茶伊那道士(ちゃいなどうし) 声 - 石森達幸 第4作102話に登場した齢数千年の道士。目玉おやじ達とは旧知の仲。500年前に封じた刑天の棺が持ち出されたことを受け、追って来日する。体が砕けても約300年で復活するという。
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