妖虫
作者江戸川乱歩
収載図書黒蜥蝪 〔新装版〕
出版社角川書店
刊行年月1987.7
シリーズ名角川文庫
収載図書妖虫
出版社講談社
刊行年月1989.2
シリーズ名江戸川乱歩推理文庫
収載図書目羅博士の不思議な犯罪―江戸川乱歩全集 第8巻
出版社光文社
刊行年月2004.6
シリーズ名光文社文庫
妖虫
妖虫
妖虫
収載図書新編 真ク・リトル・リトル神話大系 4
出版社国書刊行会
刊行年月2008.5
妖虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 16:04 UTC 版)
『妖虫』(ようちゅう)は、江戸川乱歩作の長編スリラー探偵小説である。発表は1933年から1934年。本格的な謎解きよりも耽美・怪奇色が濃い。ここで言う「妖虫」は、昆虫ではなく赤いサソリ[1] の事である。
- ^ サソリは昆虫と同じ節足動物ではあるが、作品の冒頭で乱歩が解説しているように、クモの仲間である。
- ^ 唇の動きから他人の発する言葉を読み取る方法。殿村は、かつて耳と言葉が不自由な女の子を世話していて、その時にこの技術を習得したと言っている。
- ^ 『キング』1934年3月号では休載しており、結局34年10月号まで10回の連載となった(平井隆太郎・中島河太郎監修 『江戸川乱歩執筆年譜』 名張市立図書館 1998年)。なお、創元推理文庫『妖虫』に収められた江戸川乱歩の「自註自解」では、連載は33年12月号から34年11月号までと記されているが、創元推理文庫『妖虫』に復刻された連載当時の挿絵に、題字を含むものが10点である事や、前記『江戸川乱歩執筆年譜』の記述から、34年10月号で10回の連載が終了したと考えられる。
- ^ a b 当時は、法的には満年齢が採用されていたが、民間では数え年が用いられており、彼女の年齢がどちらかは作中に明記されていない。
- ^ 雑誌『宝石』を創刊し、編集長も勤めた。乱歩の一般向け作品の子供向けリライト(書き直し)も行なっている。
- ^ この関係で明智探偵が敵の術中にはまって落とし穴に落とされ、また不意を突かれて短刀で斬られたりするなど、乱歩本来の『少年探偵シリーズ』に描かれる超人的な名探偵の明智小五郎と齟齬を生じている。
妖虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/25 07:09 UTC 版)
世間では、体が変形していく妖虫病が流行っている。主人公の学校の同級生が妖虫病にかかって隔離され、主人公もまた妖虫病にかかる。入院しているうちに、妖虫病が実は病ではなく、人間の進化だということが分かる。研究に回されるのを厭った主人公は入院していた同級生とともに空を舞う妖虫に最も近い場所-主人公らが隔離されていた施設の屋上まで逃げた。そして彼女たちは人間の殻を破り、妖虫の仲間入りをするのだった。
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