主人公ら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/23 15:20 UTC 版)
杜咲 春海(もりさき はるみ) この物語の主人公。(男女どちらにもとれる名前だが)男性。4年前の大災厄で「東京第十三区」から救出された唯一の人物。この大災厄により家族を失い、現在は一人暮らしをしている。高校生。周囲からは「ハル」と呼ばれている。額の傷は家族を失ったときにできたものである。 本来、化性応身刀は使い手のみにしか反応しないにもかかわらず、初めて真名を手にしたときに真名を覚醒させる。真名が覚醒したのは、原因はまだ明らかになっていないが、ハルの中に真名の使い手である空士朗がいるためである。ハルは「刀」から現れた少女・真名に一目惚れをする。 小学校までは幼馴染であるカズナリとともに御嶽伴成に剣道を習っていたが、ハルは途中で止めてしまっている。ただ、その後クリスに完膚なきまでに叩きのめされたことから、改めて御嶽伴成に師事し古流剣術(示現流)を習い始める。 非常に動体視力が良く、街のチンピラ程度の攻撃はスローモーションのように全部見えるとのこと。発射された銃弾自体は見えないものの、発射の瞬間と方向を見極めることで銃弾をかわしたことがある。 東京第十三区にいるときに起きた出来事に囚われており、真名と出会ったことで真名とともに東京第十三区に向かうことを決意する。 勉強はできない。バカである。 真名(まな) 現存する希少な化性応身刀の美少女。約360年前から日光東照宮に封じられていたが、ハルが手にしたことにより覚醒した。腰までの長さの黒髪で日本人形のように前髪は揃っている(いわゆる、「ぱっつん」)。葵機関からは「真名姫」、「姫」と呼ばれている。 食事に対する執着心が強く、腹が減るととにかく腹が鳴る。華奢で儚げな容姿ではあるが、ハルに対する態度は基本的に高圧的。また、腹が減ると手足をジタバタさせて駄々をこねるそぶりも見せる。 真名がハルと出会う前に眠りについたのは慶安2年頃、西暦にすれば1649年であるから約360年間眠り続けていたことになる。 現代の世界に適応できるようにするため日中はハルの部屋でひたすらテレビを見て研究している。そして、覚えたことを帰ってきたハルに誇らしげに披露するが内容はめちゃくちゃである。また、料理番組を見てハルに料理を作ってあげるが、まずい。 胸にコンプレックスを持っているのか、巨乳を認めようとしない。雑誌のグラビアアイドルを見て「この乳はウソだろう」とハルに確認したりクリスの胸を「嘘乳」呼ばわりするが、本物と知ってショックを受ける。 歌織 早苗(かおり さなえ) ハルの幼馴染。背が高くモデル体型のメガネ美人だが、気が強くて手が早く、幼馴染三人組の中で一番発言力が強い。 食事処にはこだわりがあるらしく、手帳に飲食店の情報がびっしりと書き込まれている。 御嶽 和也(みたけ かずなり) ハルの幼馴染。家は昔から続いている剣術道場だが、和也は「剣道」しか知らない。高校では剣道部のエースであるが、ハルや早苗の前では頼りない。元々ハルに対して言いようのないコンプレックスを持っており、ハルが剣道をやめていた事でバランスが取れていたが、応身刀を巡る争いに巻き込まれたハルが自分の及ばない実力を得ていた事に気付き、削羅に腕を切り落とされた事を境に精神を病み始める。 偶然出会った応身刀の使い手に剣術の強さを求めるが、使い手が蒼慈の「剣道」に敗れた事で一層不安定になって行く。陣の誘惑から早苗に応身刀になってくれるように求めたが拒絶され、姿を消した。 御嶽 伴成(みたけ ともなり) カズナリの祖父であり、念流の系譜にある古流剣術を継承する道場主である。ただし、普段稽古をつけているのは剣道のみである。 「でんすけ」(おそらく和菓子屋)の特大豆大福が好物である。 クリスの祖父とは古い知り合いらしい。 久藤 清一(くどう せいいち) 大学剣道界のホープだったが、ある時を境に剣道界から身を引く。以来、独自に古流剣術を極める旅に出て、今は御嶽家に身を寄せている。ハルに示現流剣術を教える。真行寺武美の師匠でもある。 杜咲 秋樹(もりさき あき) ハルの妹。東京大災厄の際に両親とともに死亡したとされる。
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