赤い部屋
作者江戸川乱歩
収載図書D坂の殺人事件 〔新装版〕
出版社春陽堂書店
刊行年月1987.6
シリーズ名江戸川乱歩文庫
収載図書D坂の殺人事件
出版社東京創元社
刊行年月1987.6
シリーズ名創元推理文庫
収載図書二銭銅貨
出版社講談社
刊行年月1987.9
シリーズ名江戸川乱歩推理文庫
収載図書心理試験 〔復刻版〕
出版社春陽堂書店
刊行年月1993.11
シリーズ名創作探偵小説集
収載図書犯罪幻想 〔復刻版〕
出版社東京創元社
刊行年月1994.4
収載図書江戸川乱歩全短篇 3 怪奇幻想
出版社筑摩書房
刊行年月1998.7
シリーズ名ちくま文庫
収載図書夢遊病者の死
出版社角川書店
刊行年月2000.6
シリーズ名角川ホラー文庫
収載図書屋根裏の散歩者―江戸川乱歩全集 第1巻
出版社光文社
刊行年月2004.7
シリーズ名光文社文庫
収載図書芋虫―江戸川乱歩ベストセレクション 2
出版社角川書店
刊行年月2008.7
シリーズ名角川ホラー文庫
赤い部屋
赤い部屋
作者鈴木いづみ
収載図書鈴木いづみセカンド・コレクション 1 短編小説集 ペリカンホテル
出版社文遊社
刊行年月2004.6
赤い部屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 08:13 UTC 版)
『赤い部屋』(あかいへや)は、1925年(大正14年)に発表された江戸川乱歩の短編探偵小説(犯罪小説[注釈 1])。博文館の探偵小説雑誌『新青年』の1925年4月号に掲載され、『D坂の殺人事件』に始まる6ヶ月連続短編掲載の4作目にあたる[2]。一種の猟奇クラブに現れた男による自らの殺人遊戯の告白という体裁をとる[3]。
注釈
- ^ 探偵小説と犯罪小説の境界は、当時の日本では非常に曖昧であり、乱歩は探偵小説とみなせる余地があっても本来的には「意外のスリルに重点を置く犯罪小説」と呼び、『赤い部屋』もこの部類に属すると述べている[1]。
- ^ 井上虎四郎と言い、この後、24,25歳で若くして亡くなってしまったという。
- ^ 声を掛けず老婆が列車に気づかないままであればそのまま線路を渡ったが、あえて列車に気づかせることで戸惑わせ線路上に足止めさせた。
- ^ 散歩中にたまたま崖から蹴り落とした小石が線路に乗ってしまい脱線してしまった、またすぐに駅に駆けつけ事情を話したが間に合わなかったという状況証拠を作る。
- ^ 乱歩は『ポアロ一依頼者を失う』の邦題で紹介。これはアメリカ版のタイトルである『Poirot Loses a Client』に沿う。
- ^ プリンス兄弟はジェロームとハロルドの兄弟であり、この『指男』は2人の合作としてアメリカのミステリー雑誌『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』の1945年1月号に掲載された。当時のアメリカのミステリー小説の第一人者であり、同雑誌の編集者であったエラリー・クイーンも高く評価したという[9]。
出典
- ^ 全集26 2004, 『鬼の言葉』「日本の探偵小説」.
- ^ a b c 全集1 2004, 「赤い部屋」の自作解説より「桃源社版『江戸川乱歩全集』の「あとがき」より」(昭和37年12月).
- ^ a b 江戸川乱歩 1963, pp. 294–300, 荒正人「解説」.
- ^ 全集1 2004, 全集1巻解題「赤い部屋」.
- ^ a b 全集24 2004, 『悪人志願』「日本の誇り得る探偵小説」.
- ^ a b c d 全集1 2004, 「赤い部屋」の自作解説より「あの作この作(楽屋噺)」(昭和4年7月).
- ^ a b c 全集1 2004, 「赤い部屋」の自作解説より「赤い部屋回顧」(昭和28年5月「別冊宝石」).
- ^ 全集1 2004, 山前譲「解説」.
- ^ 全集25 2004, 『鬼の言葉』「アメリカ探偵小説の諸相」.
- ^ 全集27 2004, pp. 294–300, 『続・幻影城』「類別トリック集成」.
- ^ 全集1 2004, 『D坂の殺人事件』.
- ^ a b 谷崎潤一郎 2007, pp. 214–221, 渡部直己「解説」.
- ^ 全集26 2004, 『幻影城』「倒叙探偵小説再説」§3.フィルポッツの「極悪人の肖像」.
- ^ 全集26 2004, 『幻影城』「探偵作家としてのエドガー・ポー」§3.トリックの創造.
- ^ 江戸川乱歩 2018, 「乱歩落語の謎と秘密に迫る!」【対談】柳家喬太郎×三遊亭白鳥.
- 1 赤い部屋とは
- 2 赤い部屋の概要
- 3 プロバビリティーの犯罪
- 4 翻案作品
赤い部屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 04:21 UTC 版)
ある大学生が、古ぼけたアパートに引っ越してきた。部屋を見渡すと壁に中指が全部入りきる程度の穴が開いていた。覗いてみると隣の部屋まで繋がっていて、いつ見ても部屋は真っ赤だった。不思議に思って大家に尋ねた。大家によると女が一人住んでいて、病気で目が真っ赤だという。実は女がずっとこちらの部屋を見ていたという話。
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