完全犯罪
作者小栗虫太郎
収載図書日本探偵小説全集 6 小栗虫太郎集
出版社東京創元社
刊行年月1987.11
シリーズ名創元推理文庫
収載図書小栗虫太郎―海螺斎沿海州先占記
出版社国書刊行会
刊行年月1995.6
シリーズ名日本幻想文学集成
収載図書完全犯罪―小栗虫太郎全作品 2
出版社沖積舎
刊行年月1997.7
完全犯罪―頭隠して尻隠さず
完全犯罪
完全犯罪
収載図書フィリップ・マーロウの事件 1(1935-1948)
出版社早川書房
刊行年月1990.2
シリーズ名Hayakawa Novels
収載図書フィリップ・マーロウの事件
出版社早川書房
刊行年月2007.3
シリーズ名ハヤカワ・ミステリ文庫
完全犯罪
完全犯罪
完全犯罪
完全犯罪
完全犯罪
完全犯罪
完全犯罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/12 06:41 UTC 版)
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完全犯罪(かんぜんはんざい、英語: Perfect crime)とは、犯行の手口が社会的に露見せずに犯人が捕まらない犯罪を指す。
推理小説やテレビドラマなどにおいて、犯行の隠蔽や題材の一つとして用いられ、主に知的なトリックを用いたタイプと、現実的な確実性を重視したタイプに分類される。
概要
完全犯罪という語は、一般的なフィクションにおいて以下に挙げる条件の一部または全てを満たす場合に使用される。
- 犯行が露見しない
- 被害者が見つからない
- 加害者が判明しない
- 証拠が見つからない
- トリック(犯行の手法)が見破られない
- 法的に裁かれない(法の目をすり抜けるなど)
- 加害者が捕まらない(時効まで逃げ切る、捜査範囲外に逃亡する、加害者が死亡した、など)
犯罪者にとっては
などの形で、それ以上その犯行について追及され、あるいは刑罰を受ける恐れが消滅したときが、完全犯罪の完成であるとされる。[誰によって?]
一部の人間に犯行が露見しても、一部の人間を殺害・隔離・共犯にさせるなどをして社会全体に露見しない場合も完全犯罪に含める場合もある。
フィクションの完全犯罪
完全犯罪は、推理小説・ドラマなどのフィクション作品において頻繁に扱われている。特に本格ミステリでは完全犯罪を目指す犯人のトリック(密室やアリバイなど)と、それを推理する探偵の活躍に重点が置かれている。逆に良心の呵責や不安など心理描写に重きをおく作品も存在する。
完全犯罪が達成される作品の中には、探偵役が犯人の動機や背景に同情し見逃したり、吹くはずもない大風が吹いて犯行現場から足跡を消し去るなど、計画とは関係のない理由で達成されるパターンもある。
完全犯罪を扱ったフィクション作品
- 青の炎(貴志祐介)
- 花嫁の鮮やかな完全犯罪(カトリーヌ・アルレー原案)
- 途上(谷崎潤一郎)
- 刑事コロンボ・「だまされたコロンボ」
- 古畑任三郎・「ニューヨークでの出来事」・「今、甦る死」(三谷幸喜)
- 聖女の救済(東野圭吾)
- 完全犯罪(小栗虫太郎)
完全犯罪とされた実在事件
![]() | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2014年6月) |
過剰な列挙を防ぐため、リンク先のある特筆性のある重要事件のみとする。
未解決事件
- 1888年 … 切り裂きジャック
- 1963年 … ケネディ大統領暗殺事件
- 1971年 … D.B.クーパー事件
- 1996年 … ジョンベネ殺害事件
- 日本
- 1949年 … 下山事件(国鉄三大ミステリー事件)
- 1949年 … 松川事件(国鉄三大ミステリー事件)
- 1968年 … 三億円事件
- 1979年 … 長岡京ワラビ採り殺人事件
- 1980年 … 元尾道市長夫妻殺害事件
- 1984年 … グリコ・森永事件
- 1986年 … 赤報隊事件
- 1988年 … 名古屋妊婦切り裂き殺人事件
- 1990年 … 札幌信金OL殺人事件
- 1991年 … 悪魔の詩訳者殺人事件
- 1994年 … 井の頭公園バラバラ殺人事件
- 2000年 … 世田谷一家殺害事件
解決済み事件
- 日本
- 1949年 … 三鷹事件 (国鉄三大ミステリー事件)
- 1982年 … 松山ホステス殺害事件
- 1984年 … 城丸君事件
- 1986年 … トリカブト保険金殺人事件[1]
- 1993年 … 埼玉愛犬家連続殺人事件
- 2000年 … 亘理町自衛官殺害事件
- 2002年 … 北九州監禁殺人事件
- 2008年 … 江東マンション神隠し殺人事件
- 2012年 … パソコン遠隔操作事件
脚注
出典
- ^ 坂口拓史『トリカブト事件―完全犯罪をつき崩した五年間の執念の記録』ポケットブック社、1991年7月、ISBN 978-4-34-108017-4
関連項目
完全犯罪(かんぜんはんざい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:38 UTC 版)
「文豪ストレイドッグス」の記事における「完全犯罪(かんぜんはんざい)」の解説
謎の生命体を幾つも生み出し、自身が行なった犯罪の証拠を完全に消滅させる異能。過去にこの能力を用い太宰の経歴を洗浄した。盗品を持ったまま異能で証拠を消すことであらゆる監視映像に映らず行動できる、といった応用も可能。
※この「完全犯罪(かんぜんはんざい)」の解説は、「文豪ストレイドッグス」の解説の一部です。
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「完全犯罪」の例文・使い方・用例・文例
- 完全犯罪をもくろむ
- 完全犯罪.
- これは完全犯罪の物話だ。
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