開明獣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 23:08 UTC 版)

開明獣(かいめいじゅう)は、 古代中国の地理書『山海経』の「海内西経」に記述のある神獣。
天帝の下界の都である崑崙の丘にある九つの門を守っている[1]。その姿は大きな体で虎に似て、九つある首は全て人間の顔だという[2]。
「崑崙山の宮殿で、9ある門の内、東側の正門である『開明門』の門番をしている」等と紹介している書籍も存在するが、山海経にそのような記述はない。
陸吾
陸吾(りくご)は、『山海経』の「西山経」に記述のある神獣。
天帝の下界の都である崑崙の丘を司る。その姿は虎の体に九つの尾、顔は人間で爪は虎のものだという。この神は天の九部と天帝の園囿の時節を司るとされる[3]。
性質が開明獣と似通っていることから、両者は同一視されることがある。
登場作品
- 孔子暗黒伝(諸星大二郎)
- 佐藤史生 『打天楽』 小学館 (2001/04) ISBN 978-4091911179
関連項目
脚注
参考文献
- 草野巧『幻想動物事典』新紀元社〈Truth in fantasy〉、1997年。 ISBN 978-4-88317-283-2。
開明獣(かいめいじゅう)
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「風の聖痕」の記事における「開明獣(かいめいじゅう)」の解説
前述の窮奇と同じく虎の形態を持つ妖魔。ただし、こちらは頭部が人間のものとなっている。日本に封印されていたが、楊によって封印から解き放たれ、手駒として朧たちに襲い掛かる。
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