大妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:39 UTC 版)
「大神伝 〜小さき太陽〜」の記事における「大妖怪」の解説
大蟇怪(おおがまのけ) 花咲谷を根城とする妖怪。左目に眼帯をしている。賽の実を体内に取り込んで自らの妖気の源としていた。小心者であるが今回の異変に乗じて力を手にし、花咲谷を手中に収めた。 鬼婆 鬼火市場を取り仕切る元締めの妖怪。普段は物静かであるが、怒りに触れると敵味方関係なく暴れだす。鬼火市場での腕自慢大会に妖怪に変装して参加したチビテラスらの正体に気づき、市場が崩壊するまで執拗に追い回した。 大ナマズ アガタの森に水没した五重塔に出現する妖怪。自らを鯉だと信じて疑わず、いつか登竜門を遡って龍になることを夢見ている。攻撃パターンは前作の一郎丸に酷似しており、対処法もほぼ共通している。死に際に起こした「コイの滝登り」でチビテラスらを両島原まで押し流した。 連獅子/千両・万両 西安京の芝居小屋の舞台に出現する妖怪。その姿は歌舞伎役者を模した巨大なカラクリ人形。荒々しい歌舞伎の舞でチビテラスらを翻弄する。連獅子の原動力は花道に立つことなく果てていった役者の無念を千両と万両が集めて人形に閉じ込めたもの。なお、千両は鶴、万両は亀の姿をしており、演技が上手くなかった歌舞伎役者の無念が集まった妖怪であるとされる。 怨霊王 生前は政治家で人民のために尽力したが、政争に巻き込まれて憤死した人物の激しい怨念が妖怪化したもの。両島原に埋葬されていたが、何者かによってその墳墓が暴かれたことによって現世に復活し、ナカツクニを再び闇で覆うことになった。クロウのようにビームソードのような剣を持ち、浮遊しながら襲いかかる。分身による多重攻撃や回避不可能な全方位攻撃など攻撃パターンはさまざまかつ強力である。 本名は「菅原道真」であり、政争の末の憤死など実際の生い立ちもモデルにされている。また、俳句攻撃をする際には拾遺和歌集に収録されている「東風吹かば…」で始まる和歌が表示される。 ダイダラボッチ 月の民が造った巨大なカラクリで顔がウサギのようになっている。一度起動してしまうと、全てを破壊し尽くすまでその活動を止める事はない。とある不都合で暴走してしまい、月の民によって遺跡に封印されていたが、怨霊王がゲンナイに作らせた起動スイッチによって再起動してしまう。怨霊王との戦いではダイダラボッチの頭上で行われ、頭のコントローラーでダイダラボッチの動きを制御しないと妨害をしてくる。 海星鬼(ひとでおに) 知玉の宮の水路に出現する妖怪。海難事故で死んだ者たちの無念がヒトデの姿に宿ったもの。五本の触手を用いて海に引きずり込もうとする。作中で唯一ボス戦が2Dスクロール画面となる。 蛟(みずち) 9か月前のナカツクニでヤマタノオロチによって氷室の琥珀の守りを一任されている妖怪。元々は現世のある村を護る守護神であったが、度重なる戦乱で村を滅ぼされ、争いを止めない人間に絶望してヤマタノオロチに取り入った。自らを氷漬けにして琥珀を管理している。 悪路王(あくろおう) 本作のラストボス。自らの意思で行動できる闇そのものであり、前作のラストボスである常闇ノ皇やヤマタノオロチですら自らの憑代とした。意識体であるため具現化するための器を変えながら、悠久の時間を経てきた。自らの力を最大限まで引き出すのは闇とは対極にある光であり、物語終盤でイザナギやスサノオの子孫であるクニヌシに憑依して具現化した。 意識体戦と完全体戦の2戦を戦うことになり、完全体戦では憑依されたクニヌシと悪路王が作り出したチビテラスの闇の分身との戦闘となる。前作の常闇ノ皇戦と同様にすべての筆しらべを用いての戦闘となる。 「悪路王」とは史実の8世紀ごろに朝廷に抵抗した蝦夷の指導者アテルイとされている。
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