ナカツクニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 15:38 UTC 版)
本作の主な舞台となる日本列島のような形をした国。豊緑な大地が広がっている。また、「ナカツクニ(中津国)」とは日本神話上での日本の異称である。 神木村 長老ミカン爺を長とする小さな村。100年前まではヤマタノオロチの支配下となっており、年に一度の神木村祭りの日にオロチが指定した家から若い娘を生け贄として捧げる悲しい風習があった。現在はヤマタノオロチが封印された為風習は無くなったが、封印が解かれたことでこの風習が再開されることとなる。 村にある山の上には木精サクヤ姫が宿るご神木「コノハナ様」がある。 イザナギ窟 神木村近郊にある洞窟。イザナギの功績を讃えた巨大な石像があるが、長い間放置されてきたため剣は折れ、苔で覆われている。洞窟自体は天岩戸がモデル。 天の川 「コノハナ様」内部から入れる神聖な空間。チュートリアルのエリアとして使用された。ステージは巨石信仰をモチーフにしている。 花咲谷 桜の咲き誇る美しい谷。「瀧桜」というご神木が立っている。かつて神殿が存在したが、妖怪に支配されたことで信仰が失われて荒廃した。 神州平原 ナカツクニでもっとも美しいと言われる平原。東にハラミ湖、南にアガタの森があり、中央に塞の芽がある。100年前とかなり地形が変わっている。 ハラミ湖 神州平原の東にある湖。巨大な鳥居と十六夜神社、そしてイザナギ神話の舞台となった「十六夜の祠」がある。十六夜の祠(いざよいのほこら) ハラミ湖の中央にある祠。湖入口の鳥居の向こう側にあり、外側からはただ浅瀬があるだけに見えるが、鳥居をくぐることで祠が見えるようになる。入口にはヤマタノオロチによる結界が張られており、常人では通過することができない。かつてイザナギが振るい、ヤマタノオロチを封じたとされる宝剣「月呼」が納められている。内部には迷宮や厨房など様々な施設があり、多数の天邪鬼が働いている。 アガタの森 神州平原と高宮平をつなぐ森林地帯。近隣には暴れ川である奈落井川(ならいがわ)が流れている。森の中を巡る水路を辿った先に隠された塞の芽がある。生い茂る木々に紛れて、かつて存在した古代文明の遺跡が埋没している。ツタ巻遺跡 長い間森の中に埋もれていた超古代文明の遺跡。巨石が組み合って広大かつ複雑な内部構造を形成しており、中央に大きな遮光器土偶が立っている。かつて先進文明である月の民が地上に存在していたときの遺跡であり、彼らが月に逃れてから悠久の時間が経ったため、現在では自然に呑まれつつある。最深部には女郎蜘蛛が待ち構えており、序盤エリアの最終ステージとなる。 高宮平(たかみやだいら) アガタの森を抜けた先にある平原。関所、クサナギ村、笹部郷へ行くことが出来る。「風桜」というご神木があり、風神宮がある神路岳から吹き降ろす神風は妖怪を寄せ付けない。 クサナギ村 神路岳(かみじだけ)の山肌に築かれた高低差の激しい村。頂に風神宮と大風車が存在するが、赤カブトにより村を守る神風が止まり、妖気が蔓延していた。フセ姫の屋敷があり、八犬士の集合場所となっている。風神宮(かぜじんぐう) 代々里見家の人間が守ってきた神社。神路岳内部の洞窟内にあり、最上部に当たる大風車が地上に露出している。この大風車によって神風が起こされている。 現在は赤カブトが占拠しており、神風も妖気によって止められている。 笹部郷(ささべきょう) 高宮平に隠された心の清らかな者しか入ることのできない秘境。資格を満たしていない者にはただ深い竹林にしか見えないが、鳥居をくぐることで道が現れる。奥ではスズメ組が温泉宿を開いている。 関所 高宮平と両島原をつなぐ場所。深い谷に巨大な跳ね橋が架かっており、ヒミコの命により橋は跳ね上げられ、衛兵たちによって警備されている。 両島原(りょうしまはら) 西安京近くの海を臨む一帯。「島桜」という塞の芽がある。東側に餡刻寺(あんこくじ)があり、沖には古い難破船が座礁している。なお、この難破船については続編『大神伝〜小さき太陽〜』にて、座礁するまでの経緯が描かれている。 西安京(せいあんきょう) 女王ヒミコの治める都。以前は宝帝が、現在はヒミコに代わって摂政のツヅラオが治めている。前方後円墳状に南の庶民街と北の貴族街とに分かれており、美輪湖の上に浮かんでいる。庶民街には多種多様な商店や民家などが集中しており、多くの人が往来する。貴族街は大きな屋敷や楼閣が立ち並んでおり、最北部にヒミコの宮殿がある。南北の街区共に水路が張り巡らされており、これを利用した渡し船が運行されている。エキビョウが宝帝に取り憑いたことにより京は瘴気にまみれ、疫病が蔓延していた。 開発中には、舞台をヨーロッパまで広げる構想があったため出島が存在したが、和の世界観で統一するため削除された。 龍宮 オトヒメを長とする龍神族たちの城。両島原北の海底にあり、天望岬の天鳴門からのみ通路が開く。不在のワダツミを除き、衛兵や大臣を含め女性しかいない。 龍宮の旧デザインは2種類あり、旧デザイン内では繁華街や亀の潜水艇等が存在した。 鬼ヶ島 キュウビの本拠地。日没とともに消失し、日の出と共に再び別の場所に現れるという神出鬼没の島。ヒミコは長らくこの島を探し続けており、最終的に自らの命と引き換えにする形で次に両島原北の沖に出現することを特定し、アマテラスらを導いた。島の周囲には強力な防壁が張り巡らされており、過去にヒミコが兵を送ったことがあったが、島に入れず制圧に失敗した。
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