から‐くり【絡繰り/機=関】
機関
絡繰り
からくり
(カラクリ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 16:09 UTC 版)
江戸時代に日本で開花した機械的仕組みのこと。国際的なオートマタ(歴史的な自動装置・自動人形)研究でもその独自性、文化性によって「karakuri」とローマ字表記される。
注釈
- ^ 車輪の差動を利用し、台車の上に立つ人形がどの方向に進んでも常に南を指し示すというもの。『三国志』にも同様の記述がある
- ^ 飛騨国は庸・調を免じられる代償として木工を京都に派遣する制度があり、制度廃絶後も飛騨工は木工・大工の名匠の通称となった。
- ^ 『機巧図彙』は3種の和時計と9種のからくり人形の構造、製作法について図入りで解説した首巻・上巻・下巻の三巻の書物。からくり人形の作り方を紹介する前に、その根本となる機械的仕組みが時計であることを示し、機械技術の啓蒙書としてまとめられている。この書物から実際に茶運び人形が復元された。 著者の細川半蔵(1749頃-96)は土佐藩出身の暦学・天文学者で、幕府の改暦事業に携わるかたわらこの『機巧図彙』を著した。半蔵というのは通称で名を頼直という。 他に写天儀(一種の天球儀と思われる)や行程儀(一種の万歩計)などの装置も製作した。
- ^ 山王祭で麹町より出されていた山車人形「太鼓打人形」(通称てけてん小僧)の頭部と手足等が、また神田祭の山車人形で神田連雀町より出されていた「熊坂」の頭部が伝存しており(現在見られる頭部以外の部分は関東大震災後の補作)、具体的な構造や操作については明らかではないが、「太鼓打人形」は太鼓を打つからくりが施されていたといわれ、「熊坂」は眼球が動くからくりが施されている。『広報千代田』NO.750(昭和63年4月20日発行)およびNO.1205(平成19年4月5日発行)参照。千代田区の文化財にも説明あり(太鼓打人形・熊坂)。
出典
- ^ 『日本国語大辞典』(第2版〔オンライン版〕、2007年)「からくり」の項より。他に語源説として、『嬉遊笑覧』、『大言海』の「絡み繰る」からという説、『言元梯』の「カハリクリ」(変転)の転とする説などが紹介されている。
- ^ 東海の山車祭り
- ^ 『からくり』(『ものと人間の文化史』)48頁以降。
- ^ 『弓曳童子の再生』6-12頁、46-47頁
- ^ [1][リンク切れ]
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2013年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月2日閲覧。
- ^ 文化遺産オンライン。
- ^ 「よみがえる江戸からくり」峰崎十五 日本経済新聞 2004年3月5日文化面
- ^ 『弓曳童子の再生』35頁
- ^ 『弓曳童子の再生』6-8頁
- ^ 『完訳からくり図彙』26頁
- ^ 『完訳からくり図彙』27頁
- ^ Wooden robot in the 19th century (Karakuri Ningyo)
- ^ 「安城文字書き人形~その特徴と機構~」愛知工業大学 客員教授 末松良一
- ^ からくり人形、筆遣い鮮やか 愛知・安城、レプリカ披露 朝日新聞 2012年6月16日
プレパレード
カラクリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 01:27 UTC 版)
「ボンバーマン (ニンテンドーDS)」の記事における「カラクリ」の解説
上下画面をつなぐドカンが1本もない代わりに上下画面に4個ずつカラクリ床が設置されたステージ。カラクリ床を踏むと、違う画面のカラクリ床から出てくる(どこに移動するかは一定)が、スピードがある程度あるとカラクリ床をスルーすることもできる。カラクリ床から出てボムを踏み、壁を越えて逆戻りする裏技があるが、場外に出てしまうとミスになる。同様にプレッシャーブロックに飛び乗ってもミスとなる。
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