カラクムル‐せいぶつけんほごく【カラクムル生物圏保護区】
カラクムル生物圏保護区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 21:56 UTC 版)
「カンペチェ州カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林」の記事における「カラクムル生物圏保護区」の解説
詳細はカラクムル生物圏保護区(英語版)を参照。 カラクムルにはメソアメリカで2番目に大きな森林が残されている。そのカラクムルでは、1989年5月13日に大統領令で生物圏保護区が設定された。その面積723,185 ha はメキシコ最大級である。その境界はベリーズ国境やグアテマラの世界遺産のティカル国立公園とも近い。 メキシコが属するメソアメリカ生物多様性ホットスポットは世界第3位の規模とされ、その生物相は非常に豊かである。そのメキシコの固有種の動物約800種の大半が、カラクムル一帯に棲息している。 カラクムルの世界遺産登録範囲で確認されている生物種は以下の通りである。 植物 - 726属1569種。51種はカラクムルで発見された新種であった。 哺乳類 - 107種(メソアメリカホットスポット内の25%)。ジャガー、ピューマのほか、絶滅危惧種のベアードバクなどを含んでいる。 鳥類 - タイランチョウ科43種、アメリカムシクイ科37種、タカ科31種などを含んでおり、国際自然保護連合 (IUCN) はメソアメリカホットスポット内の35%に当たる398種とし、世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) はメキシコ国内の46%にあたる489種としている。 爬虫類 – クロコダイル科、ツノトカゲ科などを含む21科84種。 両生類 - 19種。そのうち9種がアマガエル科で他は6科に分かれる。 淡水魚 - 48種。 蝶 - カンペチェ南西部の423種のうち、290種が最初にカラクムルで記録された上、固有種も47種含まれる。
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