アマガエル科とは? わかりやすく解説

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アマガエル科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 00:18 UTC 版)

アマガエル科
生息年代: 70.6–0 Ma
白亜紀現世
ヨーロッパアマガエル Hyla arborea
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
亜目 : カエル亜目 Neobatrachia
: アマガエル科 Hylidae
Rafinesque, 1815
亜科
  • ツノアマガエル亜科 Hemiphractinae
  • アマガエル亜科 Hylinae
  • オセアニアアマガエル亜科 Pelodryadinae
  • ネコメアマガエル亜科 Phyllomedusinae

アマガエル科(アマガエルか、Hylidae)は、両生綱無尾目に属する科。模式属アマガエル属

分布

アフリカ大陸北部、オーストラリア大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸インドネシア日本パプアニューギニア

形態

体形が細く、アオガエル科と比較して骨ばっておらず、丸みを帯びている。体色は緑や褐色が基本だが、周囲の環境に合わせて体色を変化させることが可能な種が多い。四肢は発達し、多くの種は指に吸盤と水掻きを持つ。オスの鳴嚢はアオガエル科の多くの種同様、下あごから喉にかけての部分に存在するものが多い。

生態

多くの種が樹上で生活するが、半水棲の種もいる。オーストラリア大陸やアメリカ大陸には、砂漠サバンナに生息する乾燥に適応した種がいる。

繁殖形態は種によって様々で、日本で一般的に見られるように水場に産卵する種のほかに、水場の上の葉に卵を産みつけたりメスが背中にある袋で卵を育てる種などがいる。

2019年現在では、カエルツボカビ症によって減少しつつある両生類の1つに数えられている[1]

分類

ツノアマガエル亜科 Hemiphractinae

アマガエル亜科 Hylinae

オセアニアアマガエル亜科 Pelodryadinae

ネコメアマガエル亜科 Phyllomedusinae

脚注

参考文献

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、129頁。
  • 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社、1986年、62頁。
  • 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800図鑑』、ピーシーズ、2002年、255-262頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館、2004年、37-39頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル1 ユーラシア大陸、アフリカ大陸とマダガスカル、オーストラリアと周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社、2006年、33-41頁。
  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル2 南北アメリカ大陸と周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社、2006年、31-67頁。

関連項目


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