ネコメアマガエル亜科とは? わかりやすく解説

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ネコメアマガエル亜科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 21:12 UTC 版)

ネコメアマガエル亜科
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
: アマガエル科 Hylidae
亜科 : ネコメアマガエル亜科 Phyllomedusinae0 Gunther, 1858

本文参照

ネコメアマガエル亜科(ネコメアマガエルあか、亜科名:Phyllomedusinae〈フィッロメドゥシナエ〉)は、動物に関する分類学のシステムに基づいた学術的なグループ名。おもに新熱帯区在来する、いわゆるアマガエルの仲間で編成され8を一括する分類群1858年ドイツ出身のアルベルト・ギュンターが設立。アマガエル科の下位に位置する階級[* 1]

なお本亜科は、地理的に離れたオーストラリアニューギニア島におけるオセアニアアマガエル亜科英語版姉妹群とされており、新生代初期の南アメリカにおいて両亜科で共通する祖先が存在したが、始新世に離散したのではないかと考えられている。よってオセアニアアマガエル亜科は、南アメリカから当時はまだ凍っていなかった南極大陸を経由してオーストララシアに移住した祖先によって形成された可能性がある[1]。また、この両亜科を含むクレードアマガエル亜科に対する姉妹群として古第三紀初期に分岐したという[2]

ネコメアマガエル亜科を編成する属

注意点

  1. ^ 以前は、アマガエル科とは別の独立した科Phyllomedusidae(フィッロメドゥシダエ)として考えられていた。

参考文献

  1. ^ Duellman, William E.; Marion, Angela B.; Hedges, S. Blair (2016-04-19). “Phylogenetics, classification, and biogeography of the treefrogs (Amphibia: Anura: Arboranae)” (英語). Zootaxa 4104 (1): 1–109. doi:10.11646/zootaxa.4104.1.1. ISSN 1175-5334. PMID 27394762. https://www.biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4104.1.1. 
  2. ^ Feng, Yan-Jie; Blackburn, David C.; Liang, Dan; Hillis, David M.; Wake, David B.; Cannatella, David C.; Zhang, Peng (2017-07-18). “Phylogenomics reveals rapid, simultaneous diversification of three major clades of Gondwanan frogs at the Cretaceous–Paleogene boundary” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 114 (29): E5864–E5870. Bibcode2017PNAS..114E5864F. doi:10.1073/pnas.1704632114. ISSN 0027-8424. PMC 5530686. PMID 28673970. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5530686/. 
  3. ^ a b c d e ティム・ハリデイ『世界のカエル大図鑑』吉川夏彦・島田知彦・江頭幸士郎 監修、倉橋俊介・坂東智子・日野栄仁・世波貴子 訳、柏書房、2020年(原著2016年)。ISBN 9784760152353 

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