創価学会 社会貢献活動

創価学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 12:20 UTC 版)

社会貢献活動

地域貢献活動

創価学会では、個々の会員および団体レベルの双方で、近隣友好や地域貢献を推奨している。具体的には、祭りなどの行事への協力がある[SG 10]。創価学会本部および聖教新聞社本社がある新宿区信濃町では、町内会の盆踊り大会や防災イベントに会場を提供するなどしている。

また、音楽隊が地域行事に際し演奏を行うケースもある。地域貢献の体験談集が過去に発刊されている[22]

宗教学者の島田裕巳は、「創価学会員が『広布即地域貢献』として団地自治会長や学校PTA、商店街役員などに積極的に就任し、それらの組織を『折伏の足場』にしようとしていると述べている[23]。一般の人は仕事などに追われてそれらの役員には就きたがらないが[23]、創価学会はそうした状況を利用して地域で主導権を握ろうとしている」と、分析している[23]。島田によれば、昭和30年代から40年代の高度経済成長期には、仕事を求めて故郷を離れて都会を目指し多数の青年たちが、大企業中心の総評などにすいあげられることもなく、未組織労働者・中小零細業者として孤立無援の生活を送らざるを得なかった人たちが、組織化されて、「民族」とも形容できる濃い人間関係ができあがっていった。この組織化が画期的であり、そこに創価学会の社会的な意義があったと主張する[24]

災害時の救援・復興活動

大規模災害の発生時には、地域の会館で被災者を受け入れ、救援活動にあたっている。宗教専門紙の中外日報は、「阪神・淡路大震災では、創価学会の迅速な救援活動に対し兵庫県などから感謝状が贈られ、フランスオーストラリア香港シンガポールなど海外の新聞でも活動が報じられた」ことを報道した[25]東日本大震災に際しては、42の会館で約5千人を一時避難所として受け入れたほか、義捐金を拠出した[26]。避難所はおおむね、地元会員組織の責任者と、他地域から派遣された専従職員を中心に運営され、医師看護師が健康相談を実施した。発災翌日には山形県新潟県などから支援物資が到着している[他 5]。一部の会館は行政の指定避難所となっている[他 6]。また、創価学会による東北被災地への救援活動は、アメリカのCNNのブログにも取り上げられた[27]。そして、東日本大震災からの復興にあたっては、「心の福光(復興)プロジェクト」を展開。その中で音楽隊(創価グロリア吹奏楽団、しなの合唱団、創価ルネサンスバンガード等)は「希望の絆」コンサートを開催し、仮設住宅の集会場などで合唱吹奏楽マーチングなどの演奏会を開催している[28]。なお、のちに「希望の絆」コンサートは、熊本地震[29]西日本豪雨などの被災地でも開催されるようになった[30]

2015年(平成27年)3月に宮城県仙台市で開幕された国連防災世界会議と、2016年(平成28年)5月にトルコイスタンブールで開催された世界人道サミット(en)では、一連の復興支援活動を報告している[他 7][他 8]

宗教学者の寺田喜朗は、東日本大震災における、福島県浜通りの創価学会がどのようなサポートを提供してきたのかを検証した。「創価学会の支援活動のもっとも大きな特質は経済的・物質的な支援以上に、被災者へ積極的に生きる意味を提供し続けている点にあると考えている。」とした。また、「不条理な現実を受け止め、苦難・困難を試練と捉え返し、「人生に勝利する」ことを鼓舞するコミュニティとして創価学会は機能している。」とした[31]

難民支援活動

大規模災害や紛争の発生時に、各国大使館国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)への寄付を行い、難民支援にも関与している[他 9]

国際連合NGO(非政府組織)としての活動

創価学会は国連広報局登録NGO(非政府組織)である[他 10]。SGI(創価学会インタナショナル)は1983年(昭和58年)に、国連経済社会理事会との諮問資格を持つNGOとして登録された[他 10][他 11]。SGIニューヨーク国連連絡所は、2009年(平成21年)に、国連の「軍縮平和安全保障NGO委員会」において議長を務めた。SGIジュネーブ国連連絡所は、特に人権教育のテーマで活動を展開。2005年(平成17年)からスタートした国連の「人権教育のための世界プログラム」は、コスタリカ政府とSGIが中核となって実現している[他 10][他 12]

図書贈呈運動

創価学会の図書贈呈運動は、へき地や離島をはじめ教育環境に恵まれていない地域や、震災台風などの被害を受けた地域の子どもたちに書籍を贈呈するものである。1974年(昭和49年)にスタートした。2011年(平成23年)発生の東日本大震災以降は特に、被災地の学校への寄贈が重点的に行われている[32][他 13]

法華経の原典資料保全・研究活動

法華経の原典研究に寄与する「法華経写本シリーズ」の出版活動を、公益財団法人・東洋哲学研究所と協力して推進している。各国に保存されてきた貴重な法華経写本を鮮明なカラー写真で撮影した「写真版」と、写本の“読み”をローマ字化した「ローマ字版」を公刊し、世界の研究者に広く提供して『法華経』を中心とした初期大乗仏教の研究に貢献するためのもの[他 14]。2016年(平成28年)頭時点で16点が刊行され、「インド国立公文書館所蔵ギルギット法華経写本:写真版」「ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所所蔵梵文法華経写本:写真版」などが含まれる[他 15]











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