ラーマクリシュナ・ミッションとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 主義・方式 > 宗教 > 宗教 > ラーマクリシュナ・ミッションの意味・解説 

ラーマクリシュナ・ミッション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/18 14:18 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ラーマクリシュナ・ミッションの紋章
本部ベールール僧院(西ベンガル州)
ラーマクリシュナ

ラーマクリシュナ・ミッション(The Ramakrishna Mission,ベンガル語:রামকৃষ্ণ মিশন)は、宗教指導者であるヴィヴェーカーナンダを始めとするラーマクリシュナの主要な弟子らによって1897年5月1日に設立された協会。

僧と世帯主弟子の合同による努力により、伝道と慈善活動を行い続けている。コルカタ郊外のベールールに本部を置くこの協会は、ラーマクリシュナ僧院と密接な関係にある。ラーマクリシュナ・ミッションは、ヒンドゥー教のコンセプトとしてのカルマ・ヨーガ、つまり見返りを要求しない無償かつ無私の奉仕精神を掲げている。

管理

ラーマクリシュナ・ミッションは、1909年に法的な認可を受けており、その管理は既定の理事会による。ラーマクリシュナ僧院と密接な関係にあり、僧院の理事は同時に理事会のメンバーでもある。ミッションの管理業務の大部分は、僧院の僧によるものである。ミッションは、独立した資金を持つため詳細な帳簿を保管しており、公認会計士により毎年の監査を受けている。ミッション・僧院ともに、ベールール僧院に本部を置いている。

僧院とミッション

厳密に言えば、ラーマクリシュナ僧院は僧の集団であり、ラーマクリシュナ・ミッションは災害救助であるとか、学校や慈善病院の運営事業などの活動を行う組織である。しかし、人道的活動の方が僧の集団よりも有名であり、なおかつ僧団の僧が多くの人道的活動を行うため、両方の機関をまとめて「ラーマクリシュナ・ミッション」と呼ぶことが一般的である。なお、幾つかの機関に付されたラーマクリシュナ或いはヴィヴェーカーナンダの名称は、必ずしもラーマクリシュナ僧院或いはラーマクリシュナ・ミッションのブランチを意味するものではない。

歴代ミッション長

  • スワーミー・ブラフマーナンダ(1901年 - 1922年)
  • スワーミー・シヴァーナンダ(1922年 - 1934年)
  • スワーミー・アカンダーナンダ(1934年 - 1937年)
  • スワーミー・ヴィギャーナーナンダ(1937年 - 1938年)
  • スワーミー・シュッダーナンダ(1938年 - 1939年)
  • スワーミー・ヴィラージャーナンダ(1939年 - 1952年)
  • スワーミー・シャンカラーナンダ(1952年 - 1959年)
  • スワーミー・ヴィシュッダーナンダ(1959年 - 1960年)
  • スワーミー・マーダヴァーナンダ(1960年 - 1965年)
  • スワーミー・ヴィーレーシュヴァラーナンダ(1966年 - 1985年)
  • スワーミー・ガンヴィーラーナンダ(1985年 - 1988年)
  • スワーミー・ブテーシャーナンダ(1988年 - 1998年)
  • スワーミー・ランガナーターナンダ(1998年 - 2005年)
  • スワーミー・ガハナーナンダ(2005年 - 現在)

日本での活動

ラーマクリシュナ・ミッション日本支部として「日本ヴェーダーンタ協会」が活動している。田中嫺玉の翻訳を元にした『シュリーマッド・バガヴァッド・ギーター』を用いる。

関連項目

外部リンク

英文
日本語

座標: 北緯22度22分 東経88度13分 / 北緯22.37度 東経88.21度 / 22.37; 88.21





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラーマクリシュナ・ミッション」の関連用語

ラーマクリシュナ・ミッションのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラーマクリシュナ・ミッションのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラーマクリシュナ・ミッション (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS