シとは? わかりやすく解説

し【×秭】

読み方:し

数の単位。1垓(がい)の1万倍。また、1億1万倍、1億1億倍とも。


五十音図サ行の第2音。硬口蓋無声摩擦子音[ʃ]と母音[i]とから成る音節。[ʃi]

平仮名「し」は「之」の草体から。片仮名「シ」は「之」の草体変化したもの。

[補説] 「し」は、古くは[tsi](あるいは[ʃi][tʃi])であったといわれる室町時代末にはすでに[ʃi]であった


[助動]尊敬助動詞「しゃる」の命令形「しゃれ」が「しゃい」となり、さらに「せえ」「し」と音変化したもの近世語四段動詞未然形に付く。軽い尊敬含んだ命令を表す。…なさい。…たまえ。→さっし

「ここを一番聞かっ」〈滑・浮世床・初〉

[補説] 上接の動詞と「し」との間に促音添加して、「っし」の形で用いられる


[助動]過去助動詞「き」の連体形

しかしか、さはべりことなり」〈大鏡・序〉

[補説] 現代語では、「ありし日」「若かりしころ」などの慣用的な表現用いられる


【一】[接助]活用語終止形に付く。

前に述べ事柄が、後に述べ事柄並列的対比的な関係であることを表す。「御飯炊ける—、味噌汁作れる」「成績はよくもない—、悪くもない—といったところだ」

前に挙げた事柄原因理由として下の事柄続ける意を表す。から。ので。「身体はじょうぶです—、もっと働けます」「家も近いんだ—、たまには寄れよ」

終助詞的に用いて一つ事実条件言いさし、結論言外暗示する意を表す。「旅行はしたいけれども、暇はない—」「せっかく出場させてもエラーはする—」

(「…まいし」の形で)相手軽んじたり、詰問したりする意を表す。「子供のけんかじゃあるまい—」「人ごとではあるまい—、まじめに考えなさい」

[補説] 近世以降用いられ、おもに打ち解けた対話用いられる

【二】[副助]名詞活用語連体形および連用形副詞助詞などに付いて上の語を強調する意を表す。

「から衣きつつなれにしつま—あればはるばるきぬる旅を—ぞ思ふ」〈伊勢・九〉

[補説] 上代多く用いられ中古以降は「し…ば」の形、または「しも」「しは」「しぞ」のように他の助詞複合した形で用いられる

【三】[間助]上代語多く「やし」「よし」の形で、詠嘆を表す。

「よしゑや—直(ただ)ならずともぬえ鳥の心泣(うらな)け居り告げむ子もがも」〈二〇三一


シ【(イタリア)si】

読み方:し

洋楽階名の一。長音階の第7音、短音階の第2音。

日本音名ロ音イタリア音名


し【×仔】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢)

[一]〈シ〉小さい。細かい。「仔細

[二]〈こ〉動物の子。「仔羊


し【仕】

読み方:し

[音](漢) (呉) [訓]つかえる つかまつる

学習漢字3年

[一]〈シ〉

役人になる。つかえる。「仕官出仕致仕奉仕

動詞「する(為る)」の連用形「し」の当て字。「仕方仕組仕事(しごと)・仕手仕業(しわざ)」

[二]〈ジ〉つかえて仕事をする。「仕丁(じちょう)/給仕

名のり]まなぶ


し【仕】

読み方:し

かえること。官職に就くこと。仕官


し【伺】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]うかがう

ようすや機嫌をうかがう。「伺候奉伺

名のり]み


し【使】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]つかう しむ せしむ

学習漢字3年

つかう。用いる。「使役(しえき)・使途使用駆使行使酷使

さしむけて用をさせる。用をする人。つかい。「使者使節使命急使公使大使勅使天使特使密使遣唐使

使用者」の略。「労使


し【使】

読み方:し

検非違使(けびいし)」の略。

仏語煩悩異称


し【×其/×汝】

読み方:し

[代]格助詞「が」伴って「しが」の形で用いられる

中称指示代名詞。それ。

烏草樹(さしぶ)の木—が下に生ひだてる葉広斎(ゆ)つ真椿」〈記・下・歌謡

二人称人代名詞。おまえ。

うつくしく—が語らへばいつしか人となり出でて」〈・九〇四〉

反射代名詞。その者自身をさす。おのれ。

「—が身の程知らぬこそいと心憂けれ」〈落窪・一〉


し【刺】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) セキ(漢) [訓]さす ささる とげ

[一]〈シ〉

とがったもので突きさす。「刺客刺激刺殺刺繍(ししゅう)」

そしる。「風刺

とげ。「有刺鉄線

名札。「名刺

[二]〈さし(ざし)〉「刺身(さしみ)/絽刺(ろざし)」

難読刺草(いらくさ)・刺青(いれずみ)・肉刺(まめ)


し【刺】

読み方:し

突き刺すもの。とげ。はり。

なふだ。名刺


し【×只】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]ただ

[一]〈シ〉それだけ。「只管打坐(しかんたざ)」

[二]〈ただ〉「只今只者只中

難読只管(ひたすら)


し【史】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]ふみ ふひと さかん

学習漢字5年

出来事記録また、その出来事。「史学・史劇・史実史跡外史先史戦史前史通史稗史(はいし)・秘史有史歴史

出来事記録する者。「史生(しじょう)/侍史女史太史

名のりちか・ちかし・ひと・ふの・み

難読令史(さかん)


し【史】


し【司】

読み方:し

[音](呉)(漢) ス(唐) [訓]つかさどる つかさ

学習漢字4年

役目受け持ちとりしきるつかさどる。「司会司書司令

役目を受け持つ人。「行司(ぎょうじ)・宮司(ぐうじ)・国司上司保護司

役所。「写経司

名のり]おさむ・かず・つとむ・もと・もり

難読下司(げす)・公司(コンス)・殿司(でんす)


し【司】

読み方:し

律令制で、省に属し、寮の次に位した役所主膳司(しゅぜんし)・主水司(しゅすいし)など。

明治初年官省属し、局・寮の次に位した役所用度司・出納司など。


し【×咫】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]あた

中国周代長さの単位。約一八センチ。わずかの距離。「咫尺(しせき)」

難読八咫烏(やたがらす)


し【×嗜】

読み方:し

[音]シ(漢) [訓]たしなむ

たしなむ。「嗜虐嗜好嗜食嗜眠


し【嗣】

読み方:し

常用漢字] [音](漢) [訓]つぐ

あとをつぐ。「嗣子

あとつぎ。「継嗣後嗣世嗣令嗣

名のりさね・つぎ・ひで


し【嗣】

読み方:し

あとつぎ。よつぎ。「皇帝の—」


し【四】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]よ よつ よっつ よん

学習漢字1年

[一]〈シ〉

数の名。よっつ。「四角四季四大朝三暮四

四番目。「四月四更

よたび。「再三再四

四方。「四囲四海四周四隣

[二]〈よ〉「四隅(よすみ)・四月(よつき)・四人(よにん)・四年(よねん)」

[三]〈よん〉「四回・四勝・四輪車

名のり]ひろ・もち

難読四阿(あずまや)・四十雀(しじゅうから)・四十(よそ・よそじ)・四方(よも)


し【四/×肆】

読み方:し

数の名。3の次、5の前の数。よ。よつ。よっつ。よん。

4番目。第4。

[補説] 音が「死」に通じるので忌む向きは、「よ」「よん」でいいかえる。「肆」は金銭証書などで、間違いを防ぐため「四」の代わりに用いる。


し【×址】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]あと

建物土台。「基址

あと。「遺址旧址城址


し【士】

読み方:し

[音](漢) ジ(呉) [訓]さむらい

学習漢字5年

[一]〈シ〉

成人した男子また、学識徳行のあるりっぱな男子。「士女隠士義士国士志士紳士人士壮士文士名士

古代中国官吏の一。大夫より下の階級。「士大夫

別の資格技術を身につけた人。「学士棋士修士博士(はくし)・弁士

さむらい。「士分騎士郷士(ごうし)・武士浪士

軍人。「士官士気戦士兵士勇士

自衛隊の兵の称。「海士空士陸士

[二]〈ジ〉[一]に同じ。「衛士(えじ)・居士(こじ)」

名のりあき・あきら・お・おさむ・こと・さち・ただ・つかさ・と・のり・ひと・まもる

難読海士(あま)・徒士(かち)・博士(はかせ)・武士(もののふ)


し【士】

読み方:し

男性男子また、特に学問道徳などを身にそなえた尊敬値する人物。「—に一定の論あり」「同好の—を募る」「博学の—」

さむらい武士。「—農工商」

中国周代支配階級のうち、大夫の下の身分

一定の資格職業の人。「弁護—」「イエズス会—」


し【姉】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]あね

学習漢字2年

[一]〈シ〉

あね。「姉弟姉妹義姉実姉長姉

女性対す敬称。「貴姉諸姉大姉

[二]〈あね〉「姉上姉御

名のり]え

難読従姉(いとこ)・従姉妹(いとこ)


し【姉】

読み方:し

接尾同輩女性氏名に付けて尊敬の意を表す。


し【始】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]はじめる はじまる

学習漢字3年

はじめる。はじまる。「始業始動開始創始

はじめ。おこり。「始終始祖始末元始原始終始年始

名のりとも・はる・もと


し【姿】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]すがた

学習漢字6年

[一]〈シ〉からだの形やようす。すがた。「姿勢姿態英姿風姿勇姿雄姿容姿麗姿

[二]〈すがた〉「姿絵姿見旅姿寝姿

名のり]かた・しな・たか


し【子】

読み方:し

[音](呉)(漢) (唐) [訓] ね

学習漢字1年

[一]〈シ〉

親から生まれたもの。こども。「子孫王子(おうじ)・孝子妻子実子赤子長子童子(どうじ)・末子養子

成人男子敬称。「君子諸子夫子(ふうし)」

学問人格すぐれた者の名に付け敬称。「孔子朱子

人。者。「才子遊子

五等爵第四位。「子爵

種。実。卵。「子房種子精子卵子

小さいもの。「原子光子電子分子胞子粒子

元のものから生じたもの。「利子

物の名に付けたり、意味なく添えたりする語。「菓子格子骨子冊子杓子(しゃくし)・障子(しょうじ)・卓子銚子調子日子拍子帽子

10 十二支の1番目。ね。「甲子(かっし)/子午線

[二]〈ス〉[一]9に同じ。「椅子(いす)・金子繻子(しゅす)・扇子緞子(どんす)・払子(ほっす)・様子綸子(りんず)」

[三]〈こ(ご)〉「子宝子供子役氏子幼子(おさなご)・親子息子(むすこ)」

名のり]さね・しげ・しげる・たか・ただ・たね・ちか・つぐ・とし・み・みる・やす

難読泛子(うき)・浮子(うき)・浮塵子(うんか)・御虎子(おまる)・案山子(かかし)・帷子(かたびら)・硝子(ガラス)・鱲子(からすみ)・雉子(きじ)・雉子(きぎす)・餃子(ギョーザ)・梔子(くちなし)・山梔子(くちなし)・胡頽子(ぐみ)・小女子(こうなご)・賽子(さいころ)・骰子(さいころ)・蠁子(さし)・兄子(せこ)・勢子(せこ)・頼母子(たのもし)・束子(たわし)・梃子(てこ)・茄子(なす)・撫子(なでしこ)・螺子(ねじ)・捻子(ねじ)・捩子(ねじ)・刷子(はけ)・刷子(ブラシ)・梯子(はしご)・囃子(はやし)・檳榔子(びんろうじ)・五倍子(ふし)・黒子(ほくろ)・子規(ほととぎす)・神子(みこ)・角子(みずら)・零余子(むかご)・無患子(むくろじ)・郁子(むべ)・没法子(メーフアーズ)・面子(メンツ)・柚餅子(ゆべし)


し【子】

読み方:し

【一】[名]

こども。特に、男児

学徳のある人物対す敬称先生。特に、孔子をさす。

五爵第四位。子爵。「公侯伯—男」

漢籍経・史・子・集分類した四部の一。諸子百家の著述集めた部門。→漢文学1

【二】[代]二人称人代名詞対等または目下の者に対して用いる。君。

「—是れより左に路を取らば必ず常灯あり」〈織田訳・花柳春話

【三】接尾

名詞付いてそのこともっぱら行う男性の意を表す。「編集—」「コラム—」

古く貴族女子の名に添えて用いる。「光明—」「式—内親王

助数詞囲碁で、置き石の数を数えるのに用いる。目(もく)。「二—局」


し【×尸】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]しかばね

人の死体しかばね。「尸諫(しかん)」

神の身代わりかたしろ。「尸位


し【×屍】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]かばね しかばね

死体しかばね。「屍骸(しがい)・屍体屍斑(しはん)/検屍死屍


し【×屍/×尸】

読み方:し

しかばね死体


し【差】

読み方:し

⇒さ


し【×巳】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(漢) [訓]み

十二支の6番目。み。「元巳(げんし)・上巳


し【×巵】

読み方:し

古代中国使われ酒杯の一。鉢形で、両側環状取っ手がある大杯


し【市】

読み方:し

[音](漢) [訓]いち

学習漢字2年

[一]〈シ〉

物を売り買いする所。いち。「市況市場市販

人の集まるにぎやかな所。まち。「市街市井市中城市都市坊市

行政区画の一。「市営市長市民市立

[二]〈いち〉「市場朝市魚市闇市(やみいち)」

名のり]ち・なが・まち


し【市】


し【師】

読み方:し

[音](呉)(漢)

学習漢字5年

兵士集団軍隊。「師団王師出師(すいし)」

多く人々の集まる所。「京師(けいし)」

人を教え導く人。先生。「師事師匠師弟師範恩師教師講師(こうし・こうじ)・先師祖師導師法師牧師老師

専門技術をもつ人。「医師絵師技師仏師山師(やまし)・猟師漁師

名のり]かず・つかさ・のり・みつ・もと・もろ

難読師走(しわす・しはす)・塗師(ぬし)・香具師(やし)


し【師】

読み方:し

【一】[名]

学問技芸教授する人。師匠先生。「—の教え

僧・神父牧師などを敬っていう語。

中国周代軍制で、5旅(りょ)すなわち2500人の称。転じて軍隊。「征討の—を起こす

【二】接尾

技術技芸などを表す語に付いて、その技術専門家であることを表す。「医—」「理髪—」

僧侶神父などの姓氏に付けて尊敬の意を表す。「ホメイニ—」


し【×幟】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]のぼり

[一]〈シ〉目じるしとする旗。「旗幟

[二]〈のぼり〉「鯉幟(こいのぼり)」


し【×弛】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) チ(慣) [訓]ゆるむ ゆるめる たるむ

ゆるめる。たるむ。「弛緩弛張一張一弛


し【志】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]こころざす こころざし しるす さかん

学習漢字5年

心がある目標めざして動く。こころざす。「志学志願志向志望

こころざし。「意志弱志初志寸志大志闘志同志篤志微志有志立志

書き記す書き記したもの。「三国志

志摩(しま)国。「志州

名のり]さね・むね・ゆき


し【志】


し【思】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]おもう

学習漢字2年

こまごま考える。おもいめぐらす。おもう。おもい。「思案思考思索思想思慕思慮意思客思秋思愁思熟思所思相思沈思不可思議

名のり]こと

難読思惑(おもわく)


し【恣】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]ほしいまま

かって気ままほしいまま。「恣意専恣放恣


し【指】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]ゆび さす

学習漢字3年

[一]〈シ〉

手足のゆび。「指圧指紋一指屈指十指食指弾指

ゆびさす。さし示す。「指揮指示指数指定指摘指導指標指名指令

[二]〈ゆび〉「指先指輪親指薬指

[三]〈さし(ざし)〉「指図(さしず)・指物脇指(わきざし)」

名のり]むね


し【摯】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢)

つかむ。しっかりと手に持つ。

手厚いまじめな。「真摯


し【支】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]ささえる つかえる

学習漢字5年

枝分かれする枝分かれしたもの。「支局支線支店支部支流気管支

分かれてばらばらになる。「支離滅裂

分けて出す。「支給支出支弁収支

物事をはかる。「支度(したく)・支配

ささえる。「支援支持支柱支点

つかえる。さしさわり。「支障

十二支。「干支(かんし)」

支那(しな)」の略。「日支

名のり]なか・もろ・ゆた

難読干支(えと)


し【×斯】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]これ この かく

この。これ。「斯界斯学斯道

名のり]つな・のり

難読瓦斯(ガス)・螽斯(きりぎりす)・窒扶斯(チフス)・波斯(ペルシア)


し【施】

読み方:し

常用漢字] [音](漢) (呉) [訓]ほどこす

[一]〈シ〉計画実地に移す。実際に行う。「施工施行施策施政施設実施

[補説] 「施工施行」は「せこう」とも読む。

[二]〈セ〉ほどこし与える。「施行(せぎょう)・施主施与施療布施

名のり]とし・のぶ・はる・ます・もち


し【旨】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]むね うまい

考え内容意向。むね。「主旨趣旨宗旨聖旨宣旨(せんじ)・同旨本旨来旨要旨論旨

うまい。「旨酒

名のり]よし


し【枝】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]えだ

学習漢字5年

[一]〈シ〉

木のえだ。「枝葉樹枝分枝楊枝(ようじ)」

分かれ出たもの。「枝族連枝

[二]〈えだ〉「枝葉枝道小枝

名のり]え・しげ・しな

難読枝折(しおり)・下枝(しずえ)・枝垂(しだ)れ・上枝(ほつえ)


し【枝】

読み方:し

接尾助数詞細長い物を数えるのに用いる。「長刀(なぎなた)一—」


し【柿】

読み方:し

常用漢字] [音]シ(漢) [訓]かき

[一]〈シ〉木の名。カキ。「熟柿

[二]〈かき(がき)〉「柿色渋柿

[補説] 「柹」は正字


し【×梓】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]あずさ

[一]〈シ〉

木の名。キササゲアズサ。「梓宮桑梓

版木。「上梓

[二]〈あずさ〉「梓弓


し【×梓】

読み方:し

《もと梓(あずさ)の板を使ったころから印刷用の版木(はんぎ)。


し【止】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]とまる とめる とどまる とどめる やむ やめる

学習漢字2年

じっとして動かない。とまる。とどまる。「止住止宿静止停止

活動をやめる。とめる。ひきとめる。「止血禁止終止制止阻止中止廃止防止抑止

ふるまい。「挙止容止

名のり]ただ・と・とめ・とも・もと

難読波止場(はとば)


し【×此】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]これ この

これ。この。「此岸此君彼此

難読]如此(かくのごとし)・此奴(こいつ)・此処(ここ)・此方(こちら・こっち・こなた)


し【歯〔齒〕】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓] よわい

学習漢字3年

[一]〈シ〉

は。「歯科歯牙(しが)・歯齦(しぎん)/義歯犬歯皓歯(こうし)・切歯乳歯抜歯門歯

年齢。よわい。「尚歯年歯

[二]〈は(ば)〉「歯茎歯車奥歯虫歯

名のり]かた・とし


し【歯】

読み方:し

は。

よわい。年齢。とし。


し【死】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]しぬ

学習漢字3年

しぬ。しぬこと。「死因死者死亡死滅仮死擬死急死決死検死枯死情死水死生死戦死病死瀕死(ひんし)・変死悶死(もんし)」

機能しなくなる。「死角死語死蔵死文

命がけ。「死守死闘死力

命にかかわること。危険なこと。「死線死地

野球で、アウト。「二死


し【死】

読み方:し

生命がなくなること。死ぬこと。また、生命存在しないこと。「—に至る病(やまい)」「—の谷」⇔生(せい)。

律の五刑の一。絞(こう)と斬(ざん)の2種があった。


し【氏】

読み方:し

[音](漢) [訓]うじ

学習漢字4年

[一]〈シ〉

血統同じくする集団。うじ。「氏族氏名姓氏平氏李氏(りし)」

姓名添えて敬意を表す語。「某氏山田氏

敬意をもって人を指す語。「各氏諸氏両氏

[二]〈うじ〉「氏神氏名(うじな)」

名のり]え

難読杜氏(とうじ)


し【氏】

読み方:し

【一】[名]

同一血族系統。うじ。

話し手相手以外の第三者代名詞的用いる。「—は静養中」

【二】接尾

氏名に付けて敬意を表す主として男子用いる。「佐藤—は欠席

氏族姓氏に付けて、その氏族出身であることを表す。「藤原—」

助数詞敬意をこめて人数を表すのに用いる。「三—の御執筆」


し【×滓】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) サイ(慣) [訓]かす

かす。おり。「鉱滓(こうさい・こうし)・渣滓(さし)・残滓(ざんし・ざんさい)」


し【漬】

読み方:し

常用漢字] [音]シ(漢) [訓]つける つかる ひたす

[一]〈シ〉液体にひたす。「浸漬

[二]〈つけ(づけ)〉「漬物粕漬(かすづけ)」


し【×熾】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]さかん おこる おこす おき

火が盛んに燃える。「熾烈

難読熾火(おきび)


し【×獅】

読み方:し

人名用漢字] [音]シ(呉)(漢)

の名。ライオン。「獅子

難読]獅噛(しか)み


し【×疵】

読み方:し

[音]シ(漢)

きず。欠点あやまち。「瑕疵(かし)・小疵


し【矢】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]

学習漢字2年

[一]〈シ〉や。「一矢嚆矢(こうし)」

[二]〈や〉「矢面(やおもて)・矢印弓矢

名のり]ただ・ちこう・なお

難読猟矢(さつや)・征矢(そや)・甲矢(はや)・兄矢(はや)


し【示/次/自/侍】

読み方:し

〈示〉⇒じ

〈次〉⇒じ

〈自〉⇒じ

〈侍〉⇒じ


し【×祀】

読み方:し

[音]シ(漢) [訓]まつる まつ

神や先祖をまつる。まつり。「祀典合祀・祭祀・宗祀(そうし)・奉祀


し【祉】

読み方:し

常用漢字] [音](慣)

神の恵み。さいわい。「福祉

名のり]とみ・よし


し【×祠】

読み方:し

[音]シ(漢) [訓]ほこら まつる

神や祖先を祭る所。ほこら。「祠堂淫祠(いんし)・古祠社祠小祠神祠

まつる。まつり。「祠官

難読叢祠(ほこら)


し【私】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]わたくし わたし ひそかに

学習漢字6年

公でない、個人立場自分一身に関すること。わたくし。「私営私学私事私情私人私腹私欲私立私生活公私無私滅私奉公

ひそかに表立たずに。「私語(しご)・私淑

難読私語(ささめごと)


し【私】

読み方:し

個人に関する事柄わたくしごと。わたくし。「—を滅する」⇔公(こう)。


し【糸〔絲〕】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]いと

学習漢字1年

[一]〈シ〉

いと。「絹糸繭糸蚕糸製糸撚糸(ねんし)・抜糸綿糸

糸のように細いもの。「菌糸柳糸

弦楽器。「糸管糸竹

数の単位。一の一万分の一。「糸毫(しごう)」

[二]〈いと〉「糸目絹糸毛糸縦糸

[補説] 本来、「絲(し)」と「糸(べき)」は別字

難読糸遊(いとゆう)・絓糸(しけいと)・天蚕糸(てぐす)・糸瓜(へちま)


し【糸】

読み方:し

数の単位。1の1万分の1。毛(もう)の10分の1。→位(くらい)[表]


し【紙】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]かみ

学習漢字2年

[一]〈シ〉

かみ。「紙質紙幅紙幣懐紙製紙台紙白紙半紙筆紙表紙別紙用紙和紙

新聞のこと。新聞紙。「紙上本紙機関紙

[二]〈かみ(がみ)〉「厚紙油紙型紙手紙鼻紙

難読紙鳶(いか・いかのぼり)・紙衣(かみこ)・紙縒(こよ)り・紙魚(しみ)


し【紫】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]むらさき

[一]〈シ〉むらさき。紫煙紫紺紫斑(しはん)・紫外線紅紫

[二]むらさき〉「紫色青紫若紫

難読紫陽花(あじさい)・紫雲英(げんげ)


し【羊蹄】

読み方:し

ギシギシ古名。〈和名抄


し【×肆】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢) [訓]ほしいまま みせ

かって気ままほしいまま。「放肆

みせ。「酒肆書肆

数字「四」の大字。「金肆拾万円


し【肢】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢)

手足。「肢体下肢義肢四肢前肢

本体から分かれ出たもの。「選択肢


し【脂】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]あぶら やに

[一]〈シ〉

動物性のあぶら。脂肪牛脂凝脂脱脂皮脂油脂

油で溶いたべに。「脂粉臙脂(えんじ)」

やに。「樹脂

[二]〈あぶら〉「脂汗脂性(あぶらしょう)・脂身

難読雲脂(ふけ)・松脂(まつやに)


し【至】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]いたる

学習漢字6年

ぎりぎりのところまで行き着く。いたる。「乃至(ないし)・必至

この上ないいたって。「至極(しごく)・至言至上至当至難至福至便

太陽回帰点に達した日。「夏至(げし)・冬至(とうじ)」

名のり]ちか・のり・みち・むね・ゆき・よし

難読]至是(ここにいたりて)


し【至】

読み方:し

[接頭]時間・場所を示す名詞付いて行き着くところ、到達点を表す。「自六月九月」「自成田ホノルル」⇔自(じ)。


し【芝】

読み方:し

常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]しば

[一]〈シ〉キノコ一種マンネンタケ。めでたいしるしとされた。「桂芝(けいし)・霊芝

[二]〈しば〉イネ科の名。「芝居芝草芝生(しばふ)」


し【茨】

読み方:し

[音]シ(漢) [訓]いばら うばら

学習漢字4年

かや。かやぶき。「茅茨(ぼうし)」


し【視】

読み方:し

[音](漢) [訓]みる

学習漢字6年

注意して見る。見る。「視界視覚視察視野視聴者可視監視凝視検視正視注視透視黙視

見なすそのように扱う。「軽視重視敵視無視

見る力。視力。「遠視近視弱視乱視

名のり]み・よし


し【視】

読み方:し

語素名詞の下に付いて、…と見なす、…として取り扱う、の意を表す。「ライバル—」「重要—」「同一—」


し【×觜】

読み方:し

二十八宿の一。西方第六宿。オリオン座北部三つの星をさす。とろきぼし觜宿

「觜」に似た言葉

し【詞】

読み方:し

[音](漢) [訓]ことば

学習漢字6年

ことば。文句。「賀詞献詞祝詞序詞誓詞題詞弔詞

文法上の単語部類。「動詞品詞副詞名詞

詩文詩歌。「詞章詞宗(しそう)/歌詞作詞

中国の韻文の一体。一句字数ふぞろいなもの。「宋詞

名のりこと・なり・のり・ふみ

難読台詞(せりふ)・祝詞(のりと)


し【詞】

読み方:し

ことば。文章詩歌また、特に、歌詞。「—に曲をつける」

中国の韻文の一。唐末から宋代にかけて流行。もとは楽曲合わせて作られた歌詩。1句の長短不定俗語多く使う。塡詩(てんし)・詩余長短句ともいう。

単語文法上の性質から二つ分類したものの一。辞(じ)に対する。単独文節構成しうる語。名詞動詞・形容詞形容動詞・副詞連体詞感動詞接続詞がこれに属する。自立語時枝誠記(ときえだもとき)の学説では接続詞感動詞などは辞に入る。


し【試】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]こころみる ためす

学習漢字4年

こころみる。ためす。「試案試験試作試算試写試食試問試用考試

試験のこと。「追試入試

「する(為る)」の連用形「し」に当てたもの。「試合

名のり]もち


し【試】

読み方:し

ためすこと。試験

三十歳太原から出て、始て進士の—に応じた」〈鴎外魚玄機


し【詩】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]うた

学習漢字3年

文学様式の一。うた。「詩歌(しいか)・詩作詩情詩心詩人漢詩劇詩原詩史詩訳詩散文詩

漢詩のこと。「詩吟詩賦唐詩律詩

詩経」のこと。「毛詩


し【詩】

読み方:し

文学様式の一。自然や人事などから受ける感興感動を、リズムをもつ言語形式表現したもの。押韻韻律字数などに規定のある定型詩と、それのない自由詩散文詩とがあり、また、内容から叙情詩叙事詩劇詩などに分ける。

漢詩のこと。


し【誌】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]しるす

学習漢字6年

書き記したもの。記録。「雑誌書誌地誌日誌墓誌

雑誌のこと。「誌面会誌本誌週刊誌情報誌


し【×諡】

読み方:し

[音]シ(漢) [訓]おくりな

おくりな。「諡号諡法

[補説] 「謚」は異体字


し【×諡】

読み方:し

死者に贈る名。おくりな諡号


し【諮】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]はかる

上位の者が下位の者に意見求める。はかる。「諮詢(しじゅん)・諮問


し【識】

読み方:し

⇒しき


し【資】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]もと たち たすける

学習漢字5年

あることに役立てる金品。もとで。「資金資産資本学資巨資出資投資物資融資

もとになるもの。「資材資料

もちまえ。たち。「資格資質英資天資

たすける。「師資

資本家」の略。「労資

名のり]すけ・たすく・ただ・とし・やす・よし・より


し【資】

読み方:し

資本資金。もとで。「—を投じる

材料素材。「参考の—に供する

資質素質。「果断の—に富む人」


し【賜】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]たまわる たまもの

上位の者が下位の者に物などを与える。たまう。たまわるたまもの。「賜暇恩賜下賜賞賜天賜

名のり]たま・ます


し【×輜】

読み方:し

[音]シ(呉)(漢)

荷台に幌(ほろ)をかけて兵糧などを運ぶ車。「輜重(しちょう)」


し【×錙】

読み方:し

古代中国重さの単位。六銖(ろくしゅ)の重さ一説に6両、または8両とも。→錙銖(ししゅ)


し【雌】

読み方:し

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]め めす

[一]〈シ〉

めす。「雌雄

めめしい女性的。「雌伏

[二]〈め〉「雌牛雌花


し【食】

読み方:し

たべもの食物。「一箪(いったん)の—一瓢(いっぴょう)の飲」


し【飼】

読み方:し

[音](漢) [訓]かう

学習漢字5年

えさを与えて養う。かう。「飼育・飼養飼料

名のり]かい


し【×駟】

読み方:し

4頭立て馬車また、その馬。



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