重さの単位
重さの単位には「グラム」「トン」「ポンド」「オンス」「貫」「匁」「斤」などがあります。
グラムやトンは「メートル法」における単位であり、かつ、「国際単位系」(SI)と呼ばれる公的・標準的な単位体系において採用されている重さ(質量)の単位です。ちなみに、国際単位系では(グラムではなく)「キログラム」が基本単位であり、グラムが「キログラムの1000分の1」と定義されています。
ポンドやオンスは「ヤード・ポンド法」における単位であり、西洋(特に米国)で日常的に用いられている重さの単位です。ポンドは「パウンド」とも表記されます。ポンドとパウンドは、借用元となった言語が異なるためカタカナ表記にブレが生じているだけで、単位としては同一です。
貫や匁は日本の「尺貫法」における重さの単位です。他にも「斤」や「両」といった単位が尺貫法では用いられます。
国際単位系では「基本単位」に「SI接頭辞」と呼ばれる接辞を組み合わせて10進法に則った倍量・分量を示します。主なSI接頭辞には「キロ」(1000倍)、「メガ」(100万倍)、「ミリ」(1000分の1)、「マイクロ」(100万分の1)などが挙げられます。ただし、重さの単位では「1000キログラム=1トン」と単位を置き換えます。
・1キログラム(1kg)=1000グラム(1000g)
・1000キログラム=1トン
・1000トン=1キロトン(1kt)
・1グラム=1000ミリグラム(mg)
ヤード・ポンド法の体系における重さの単位は、ポンドとオンスが最もよく多用されます。おおむね「2.2ポンド=1キログラム」(1ポンド=0.45キログラム)と換算できます。ただし、ヤード・ポンド法は、英国で伝統的に用いられていた「帝国単位」と、現代アメリカで慣用的に用いられている「米国慣用単位」に大別され、小数点3~4桁に及ぶ厳密な数値には違いが生じています。
尺貫法では「1貫=1000匁」であり、「1貫=3.75キログラム」と換算されます。ただし、歴史上、1貫が示す重さは必ずしも一定していたわけではないという事情もあります。
「重さの単位」の例文・使い方・用例・文例
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