デジューレスタンダード
【英】dejure standard
デジューレスタンダードとは、標準化団体などの公的機関によって規定された公的規格の総称である。デジューレ(dejure)とは「法律上の」「道理上の」といった意味である。
デジューレスタンダードを規定する公的機関の代表的なっものとしては、ISOやITU、IEEEなどの団体を挙げることができる。標準化された規格は、あらゆる企業や団体によって、製品の仕様を統一するための指針として用いられる。
デジューレスタンダードに対して、公的に策定された標準規格ではない(何らの法的な後ろ楯もない)にも関わらず、市場での圧倒的支持を得たために事実上の標準的規格であるように扱われるような規格が、デファクトスタンダード(事実上の標準規格)と呼ばれる。WindowsやTCP/IPなどはデファクトスタンダードであるといえる。いちどデファクトスタンダードを確立した規格が、後から公的な標準化団体によって公的規格として認可される例もある。
参照リンク
ISO - International Organization for Standardization - (英文)
ITU - International Telecommunication Union - (英文)
IEEE - Institute of Electrical and Electronic Engineers - (英文)
公的標準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:59 UTC 版)
JISは、法律に基づく手続を経て制定される標準であり、JISには一定の公正さが期待できる。このため、日本の法令が技術的な基準への適合を強制するにあたって、その基準としてJISを採用することがある。この意味で、JISは公的標準 (デジュリスタンダード; de jure standard)である。
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