公的機関による基準点としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 22:24 UTC 版)
「チャリング・クロス」の記事における「公的機関による基準点としての利用」の解説
18世紀後期以降、チャリング・クロスはロンドンの中心と見なされている。19世紀の初めからは、ロンドン市内に限って適用される様々な法律において、チャリング・クロスはその地理的な範囲を定める際の中心基準点として制定された。しかし、後の1965年にグレーターロンドンが新設されたことに伴い、これらの制定法の多くは公的な効力を失った。 使用指定範囲ロンドン警視庁管区 1829年メトロポリタン・ポリス法では、チャリング・クロスから半径12マイル (19.3 km)以内に位置する教会区をロンドン警視庁の活動範囲とする条項が盛り込まれた。この規定は後に、1839年メトロポリタン・ポリス法において15マイル (24.1 km)以内へと拡張された。 メトロポリタン・ビルディング・オフィス 1844年ロンドン・ビルディング法にて、役所の職権の及ぶ範囲はチャリング・クロスから半径12マイル (19.3 km)以内と定められた。 ハックニーキャリッジの免許 1831年ロンドン・ハックニーキャリッジ法および関連法によって、指定圏内で営業するタクシー運転手は運賃の受け取りを義務付けられた。チャリング・クロスから半径6マイル (9.7 km)以内にある道路は現在もタクシー運転手の教習コースに利用されている。 街頭販売 (Street Trading) 1856年メトロポリタン・ストリート法によりロンドン警視庁の警視総監にチャリング・クロスから半径6マイル (9.7 km)圏内における様々な活動を規制する権限が付与された。靴磨き店に対しては依然として当法令は有効だが、実際には個々のロンドン特別区による街頭販売を規制する条例等に取って代わられている。
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