諸子百家の著述とは? わかりやすく解説

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諸子百家の著述

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 03:00 UTC 版)

老子」の記事における「諸子百家の著述」の解説

荘子紀元前369年 - 紀元前286年推定される)が著したという『荘子』の中には老聃という人物登場し例えば「内篇、徳充符篇」や外雑篇)、『老子道徳経』にある思想文章述べる。荀子紀元前313年? - 紀元前238年?)も『荀子天論17にて老子思想触れ、「老子有見於詘,無見於信」(老子思想屈曲したところは見るべき点もあるが、まっすぐなところが見られない。)と批判的に述べている。さらに秦の呂不韋(? - 紀元前235年)が編纂した呂氏春秋不二編で「老耽貴柔」(老耽は柔を貴ぶ)老耽という思想家触れている。貴公編では孔子に勝る無為思想を持つ思想家として老耽を挙げ、その思想王者思想(至公)としている。 このような記述から窺える点は、老子もしくは老子仮託される思想少なくとも戦国時代末期には存在し諸子百家内に知られていた可能性大きい。しかし、例え現代に伝わる『荘子』は荘子本人の言に近いといわれる内篇7と彼を後継した荘周学派による後に加えられたと考えられる外編15、雑篇11形式纏められているが、これは晋代郭象252年? - 312年)が定めた形式であり、内篇老子触れられていてもそれが確実に荘子の言とは断定できないこのように諸子百家記述出現するからといって老子生きた時代定めることは出来ず学会でも結論得られていない

※この「諸子百家の著述」の解説は、「老子」の解説の一部です。
「諸子百家の著述」を含む「老子」の記事については、「老子」の概要を参照ください。

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