諸天善神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 22:35 UTC 版)
通常、仏教一般では三宝を守護する天部の神々は護法善神、あるいは護法神と呼ばれる。しかし日蓮は、法華経とその行者を守護する天部の神々に対して諸天善神という語を多用した。したがって日蓮宗系の宗派間では、護法善神や護法神よりも諸天善神と呼ばれることが多い。法華経の行者を守護する善神のこと。法華経においてこの諸天善神が法華経の行者を守護することを誓っているとされる。また民衆、国土を守り、福をもたらす宇宙の働きと解釈されている。 日蓮宗の寺院内で独立した祭壇や堂宇、境内摂社などを有する神としては、七面大明神、大黒天、鬼子母神と十羅刹女、最上稲荷、妙見大菩薩、毘沙門天、帝釈天などの神々がある。
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