諸外国関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 08:41 UTC 版)
「パンプキン・シザーズ」の記事における「諸外国関連」の解説
西方諸国同盟(ネビュロ) 帝国やローデリアを含んだ西方諸国による国家連合。東方の強国に対抗する為に「西方それ自体が一つの強大な国家」として機能することを目的とし、帝国は軍事力と技術力、その他の国が資源を提供すると言う形を取っている。判明している構成国は「帝国」「ローデリア」「ガーラント」「マリステル」「ヴュスコ」「マゼンタル」の6カ国。 体面にこだわりすぎて時代に取り残されつつある帝国はその軍事的優位性が失われつつあり、また技術力も「カウプランの宿題」と呼ばれるサブマリン特許以外にはほとんどないため、帝国以外の各国は(一部の国を除いて)特許の解放を帝国に迫っている。西方諸国合同会議 数年に一度、西方諸国の政治的、経済的議題を話し合う会議。それらに付随して西方諸国内の事務レベルを含めた技術・文化等の交流・情報交換会も開催される。更に期間中は外国人が増える事もあって無届で行われる会合も存在する。 ローデリア王国 農業立国。国王はバザルト。対外的には近衛兵の派遣などを行い、特に帝国に対しては農業技術の提供などを行っている友好国。西方諸国同盟の中でも大国の部類に入る。内政においては「ローデリアの歴史は農民内乱の歴史」と呼ばれたり、より強い者による王位継承のためという理由から王族の子達が互いに謀略を持って潰し合うという因習がある。先王の時代にアリスの祖父が内乱鎮圧を手伝った関係から、ローデリアの貴族とマルヴィン家には交友関係が築かれている模様。 父王のバザルトを第一子・プルミエが籠絡し、現在の国政は事実上プルミエが掌握している。 フロスト共和国 帝国および西方諸国と長きに渡って戦争をしていた資源大国。帝国の北方に位置し、多くの場合、単に「共和国」と呼ばれる。現在は停戦中とは言え、戦時捕虜の未返還など未だ問題が残っており、また帝国では軍民問わずに共和国の技術のみならず、音楽などの文化までを敵性対象とするなど、険悪な関係である。国境沿いの街などは戦争のたびに獲ったり獲られたりの繰り返しで取り残された住民や混血児に対しての差別・排斥が問題となっている(ランデルの義父が共和国人との混血だったように帝国側も同様)。 帝国が自らの技術力を誇り、相手のそれを軽んじて排斥しようとする(面子に拘る)のに対して、元々資源には恵まれていた事もあり、発展のためには帝国の技術や人員でも貪欲に取り込もうとする傾向を持つ。また、帝国と同様に新しい技術と以前から存在する旧来からの技術との軋轢も生じている。 軍の一部が人身売買に関与している可能性が作中で描かれ、共和国軍情報部が対策班を組んで内部調査している。 主な特徴として銃は拳銃から小銃まで輪胴弾装(リボルバー)やペッパーボックス・ピストル等、回転式の連発機構を採用している。帝国製連発拳銃は多くても中折れ式4連発の為、リロードの時間こそ勝るが持続射撃力に劣るという点があり、帝国側の実戦部隊でも新型の連射機構装備銃が実用化されるまでの繋ぎとしてでも輪胴弾装の採用を求める意見が出ている。嘴(クリウーフ) フロスト共和国の犯罪組織。カルッセルの人身売買に関わり、ブランドンに協力する。 ヴィッターは装備から共和国軍と関係のある組織か、共和国軍その物であると推測している(ブランドンは単なる犯罪組織だと考えていた)。本来「商品」としては大した値がつかない成人男性まで買い取っていた理由は「『不可視の9番を模倣した部隊』を作る実験体集め」だった。カルッセルのルートを潰されたことから国内で差別を受けている混血児(成人も含む)を組織参入を望む裏組織に集めさせている。
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