下司とは? わかりやすく解説

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げ‐し【下司】

読み方:げし

身分の低い役人。特に、中世荘園現地実務行った荘官のこと。京都にいる荘官の上に対していう。げす。


した‐づかさ【下司】

読み方:したづかさ

地位の低い役人。げす。げし。

部下役人下役(したやく)。

四道将軍の—武官吉備武彦声をかけ」〈浄・日本武尊


げ‐す【下種/下衆/下司】

読み方:げす

[名・形動

心根卑しいこと。下劣なこと。また、そのようなさまやその人。「—な根性は持つな」

身分の低い者。

「未学を軽んぜず—をも侮らず」〈露伴五重塔

「げし(下司)」に同じ。


下司

読み方:ゲシ(geshi), ゲス(gesu)

荘園現地にあって実際荘務行った荘官


下司

読み方:げす

  1. 味噌。〔第六類 器具食物
  2. 味噌
  3. 味噌を云ふ。「わーぴん」に同じ。
  4. 味噌のこと。

分類 ルンペン大阪


下司

読み方:げす

  1. 下賎な身分の者、又は人格下劣な者のことをいふ。
  2. 身分の低い官吏。⑵転じて心の卑しい下品な者のこと、「下種」とも書く。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

下司

読み方:クダシ(kudashi)

所在 兵庫県淡路市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

下司

読み方
下司かし
下司げし
下司げじ
下司したし
下司しもじ
下司しもつか
下司しもつかさ

下司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 01:28 UTC 版)

下司(げし/げす)とは、中世日本の荘園公領において、現地で実務を取っていた下級職員のこと。惣公文(そうくもん)とも呼ばれる。

概要

現地の公文田荘惣追捕使らを指揮して年貢公事夫役の徴収や治安の維持などを行った。主に開発領主及びその子孫が荘園公領制の成立とともに下司になるケースが多く、本来は現地における荘官の責任者であったが、荘園領主が現地に上司(うえつかさ)にあたる預所を派遣した場合にはその指揮下に入り、公文・田所と同格扱いされることもあった(その場合には下司・公文・田所を「三職」とも称した)。(下司)職として給田名田(下司名)、加徴米などの付加税を得分として与えられた(ただし、下司が荘園領主に当該地を寄進した開発領主やその子孫の場合には他に特権を保証されていたケースもある)。時代が下って武士化した下司の中には鎌倉幕府に従って地頭の地位を獲得して現地に勢力を伸ばす者もいた。地頭は荘園領主が勝手に免ずることが出来なかったため、次第に自立の姿勢を強めるようになり、荘園領主側も下司に対して武家に奉公しない旨を請文を提出させたりする対抗策を取る場合もあったが効果は薄く、鎌倉時代後期から南北朝時代になると自立した下司に代わって荘園領主側から下司の職務にあたる雑掌を派遣するようになった。

参考文献




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