魚玄機とは? わかりやすく解説

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ぎょ‐げんき【魚玄機】

読み方:ぎょげんき

[844ころ〜871ころ]中国唐代末の女流詩人長安の人。字(あざな)は蕙(けいらん)・幼微。詩文才能有名になり、女道となったが、召使いの女を殺して死刑になった森鴎外小説「魚玄機」の主人公


魚玄機

作者森鴎外

収載図書ちくま日本文学全集 025 森鴎外
出版社筑摩書房
刊行年月1992.2

収載図書山椒大夫 高瀬舟森鴎外全集 5
出版社筑摩書房
刊行年月1995.10
シリーズ名ちくま文庫

収載図書山椒大夫高瀬舟―他四篇 改版
出版社岩波書店
刊行年月2002.10
シリーズ名岩波文庫

収載図書高瀬舟山椒大夫
出版社舵社
刊行年月2005.8
シリーズ名デカ文字文庫

収載図書森鴎外
出版社筑摩書房
刊行年月2008.6
シリーズ名ちくま日本文学


魚玄機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 04:21 UTC 版)

魚玄機
プロフィール
出生: 844年?(会昌4年)
死去: 871年?(咸通12年)
出身地: 長安
職業: 詩人
各種表記
繁体字 魚玄機
簡体字 鱼玄机
拼音 Yú Xuánjī
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魚 玄機(ぎょ げんき、844年? - 871年?)は、中国晩唐の詩人。は幼微または蕙蘭。唐代の女性詩人として薛濤らと並び称され、『全唐詩』に詩48首と断句が伝わる。

略歴

長安の出身。『三水小牘』では「長安倡家の女」(『太平広記』に収める本文では「長安里家の女」)といい、色街遊里の出身であったといわれる。 咸通年間に長安の高官・李億にとして嫁ぐが、やがて寵愛が衰えて捨てられ、道士となって咸宜観(長安の東城にあった女道士のための道観)に入った。 道観に入ってから数年後、侍女の綠翹(りょくぎょう)をむち打って殺した罪で捕らえられ、死罪に処された。

交友関係

魚玄機から、30歳ほど年長にあたる詩人の温庭筠に宛てた詩が二首伝わっている。温庭筠は大中年間(847年-860年)に長安の繁華街に出入りしていた伝記があることから、この時期に両者は交流をもったのではないかと推測されている[1]。 温庭筠からは、魚玄機の夫であった李億に宛てた詩が少なくとも一首伝わる。

脚注

  1. ^ 辛島 1964, p. 18.

参考文献

  • 辛島驍『魚玄機・薛濤』集英社〈漢詩大系〉、1964年10月30日。 

登場する作品

  • 葉憲祖「鸞篦記」
  • 森鷗外「魚玄機」



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