らく‐ひんのう〔‐ヒンワウ〕【駱賓王】
駱賓王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 03:03 UTC 版)
駱 賓王(らく ひんおう、640年 - 684年?)は、中国の唐代初期の詩人[1]。王勃・楊炯・盧照鄰とともに「初唐の四傑」と称せられる[2]。
- ^ a b c 松枝茂夫 編 『中国名詩選』中 1984年 岩波文庫 ISBN 978-4003203323 p.214 。
- ^ 『新唐書 卷二百零一 列傳第一百二十六 文藝上』 王勃 の条 弟助の記事終結部に、《勃與楊炯、盧照鄰、駱賓王皆以文章斉名、天下稱「王、楊、盧、駱」四傑。》とあり、附として各人の略歴が述べられている。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:新唐書/卷201
- ^ 『旧唐書 卷一百九十上 列傳第一百四十上:文苑上』 駱賓王の条に、「嘗作「帝京篇」、當時以為絶唱。然落魄無行、好與博徒遊。」とある。出典:種村由季子(九州大学大学院) 『駱賓王「帝京篇」と則天武后の洛陽駐輦(ちゅうひつ)』 2012年 日本中国学会報 Vol. No. 64、p.74 。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:舊唐書/卷190上
- ^ 補佐官。
- ^ 「徐敬業に武曌(『照』の則天文字)を討つを為さしめん檄」 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:為徐敬業討武曌檄
- ^ 一説には誅殺されたともされるが典拠不明。
- ^ 康熙年間に墨浪子(ぼくろうし、本作では古呉墨浪子と称す)によって編纂刊行された、西湖をめぐる短編小説集 《西湖佳話》(せいこかわ)全16話の第4話に収録されている『霊隠詩蹟』(れいいんしせき)は、駱賓王の行方が知れなくなった後を描く説話である。日本語訳は内田道夫(うちだみちお、1916-2000年。東北大学教授(1954-1972年)、文学博士) 訳 『霊隠の詩跡』がある。平凡社 中国古典文学大系 39 1969年 p.311-320、 ISBN 9784582312393
- ^ 種村由季子 『駱賓王「帝京篇」と則天武后の洛陽駐輦』(中国・アジア研究論文データベースpdf)に、全98句の訓読等がある。 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:帝京篇
- ^ 『旧唐書』は10巻とするが散逸し、明清本4巻が残存する。
『舊唐書 卷一百九十上 列傳第一百四十上:文苑上』 駱賓王の条(最後から二人目)に「有兗州人郗雲卿集成十卷、盛傳於世。」とある。
[続きの解説]
「駱賓王」の続きの解説一覧
- 1 駱賓王とは
- 2 駱賓王の概要
駱賓王と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 駱賓王のページへのリンク