シーズン3の各話のあらすじとは? わかりやすく解説

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シーズン3の各話のあらすじ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 16:56 UTC 版)

オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の記事における「シーズン3の各話のあらすじ」の解説

回話サブタイトル各話のあらすじ1 1後宮支配者波間一命取り留めたペルシャ人らしき女が漂っている。海賊出身のフズル・ハイレッディンは女の若さ美貌見てムスリムでないことを確かめると部下保護命じる。イスラム教徒奴隷にすることはできないからだ。その頃トプカプ宮ではヒュッレム全権掌握祝賀として身銭切って大盤振る舞いする一方で、ハティジェがイブラヒム離縁する噂が飛び交っていた。ヒュッレムはスンビュルに政治高官情報集めさせ、手付け配り外交団接触するよう命じる。ハティジェは意を決してスレイマンに話に参内するイブラヒム逃げ去るように東方遠征への出陣命じる。地下牢にいるニギャールはイブラヒム使者接触を得る。マニサのフィダンはムスタファ夜伽準備をする。メフメトは元ムスタファ個室与えられる。リュステムが主馬頭任命される栄誉浴す忠誠心の高さを見て取ったスレイマン戦場イブラヒムへの配達物を命じる。 2結託セルジューク朝時代からペルシャはずっとオスマン帝国西欧を向くと反乱に立ち上がる今は首領タフマースブが反旗を翻している。同じイスラム教文化圏武力でもって制圧することにイスケンデルは乗り気ではない。イブラヒムは血と死を求めかのように戦い身を投じていく。側近のマトラークチュやチョバンも心配している。主馬頭主要な仕事国中伝達包囲網把握することである。リュステムは戦場のイスケンデルからの文をヒュッレム手渡す。そこにはリュステムは信頼に足る有能な男であるとの推薦書かれていた。スレイマン御前会議にてアヤス宰相地中海掌握するフズルの到着盛大に用意するよう命じる。フズルはスレイマン地中海要所アルジェ現在のアフリカ大陸アルジェリア)の鍵と奴隷女を献上するヒュッレム母后部屋を得るべく奔走し到着した奴隷女を検分し、美人自分付きにするよう手を回す。ハティジェは自分結婚割いた一端ヒュッレム逆恨みして自分と同様にスレイマンヒュッレムの間に女を割り込ませるべく策を練る。また自分育った厳格な規則遵守していた後宮に戻すためにギュルフェムに引退勧告する2 3激突ムスタファ順調に軍政としての仕事をこなすがマヒデブラン苦境伝え聞くヒュッレムスレイマン乳母アフィフェが後宮出納官の任命されたことを知り荷物をまとめ母后部屋移住決行する抗議乗り込んだハティジェの暴言怒りご立派皇女様より平凡な女官がいいだなんてプライドが傷つきますわね。大宰相地位惜しくて離れないだけですものね」とやり返す。愛よりプライドよりヒュッレムへの復讐憎悪勝ったハティジェはイブラヒムとの離縁撤回するヒュッレムはミフリマーフの狩りの館への旅行同行する戦場イブラヒムスレイマンから死を意識した日の鎧が届けられる。だがイブラヒム無鉄砲は収まらず配下君侯まで叱責のために殺害する始末。イスケンデルはアゼルバイジャン軍政官ウスマーと接触する。ウスマーはかつてイブラヒムからシェリフ・ハンの首を上げなければお前の首を取ると脅迫されていた男だった。 4手ごわい女ヒュッレムはイスケンデルへの伝令をリュステムに依頼する完璧な筈のリュステムだが、ふいに乗馬中のミフリマーフが怪我をしてしまう。責め問われる途中でミフリマーフが遮り機転利かせる母后部屋のことで口論になっている件についても、お母様部屋欲しかったの、と言い張り目の中に入れても痛くないほど可愛がっている小さな皇女のためにスレイマン矛を収めるイブラヒム戦時下にタシュルジャルという詩人親交を結び始める。反乱同盟勢力次第に力を持ち盟主成り上がっていく様を見つめるイブラヒムはまるで皇帝称号見合うようだとの着想を得るムスタファお忍びでの狩り最中村娘ヘレナ出会う新し後宮出納官アフィフェがトラブゾン宮から到着して早速厳格な規則適用し始める。 3 5難敵イブラヒム元にフズルが訪れて語り合う征服すべきアフリカなどの大洋側の新世界のことや世界一美女ジュリア・ゴンザーガのことまで気が合い現在のオスマン帝国での身分遥かに超えた野心隠して行動していることをお互いに鋭く感じ取る。フズリが地中海から救出したペルシャ人の女フィルーゼはお稽古優美な楽器である琴をあてがわれる聞くに耐えない演奏をする。だが深夜片付け仕事をしている途中で誘惑勝て1人美しく演奏する。ハティジェはアフィフェを呼びスレイマン遠征前の宴の準備命令する。アフィフェは宦官キラズと共に夜伽側女を選ぶ中でフィルーゼを指名する。タシュルジャルがイブラヒム暗殺を防ぐ。ムスタファ村娘ヘレナとの牧歌的な恋に惹かれていく。ギュルシャーはリュステムに惹かれている。ニギャールの出産が始まる。夜伽の件を知ったヒュッレムは宴を開くのに私の許可求められなかったとアフィフェに指摘する。 6見染められた娘暗殺失敗したイスケンデルはウラマー使ってイブラヒム信頼する者を騙って偽の情報掴ませ進軍方向変えよう目論む出産終わったニギャールは赤子死産だったと聞かされるスレイマンムスタファ出征させず皇帝代理据えて帝都守らせる。スンビュルはヒュッレム命じられて宴に参加する側女確認しようとするが、アフィフェに阻止されるかくして宴ではアラビア風の魅力を持つフィルーゼがスレイマン見初められる。 4 7運命導き赤子は娘だったと聞かされたニギャールは「お前のように切れ長の目鼻の愛らしい女の子がいい」と睦言聞いた日のことを思い返しながら自殺未遂起こすバグダッド進軍予定だったところへ進軍方向を揺らがしかねない有力情報が届く。イスケンデルが周到に用意した偽の情報のだった。イスケンデルはまた帝都スレイマンイブラヒムペルシャ新王国樹立する構想抱いているとの告発文を届ける。大ペルシャ国家設立に心を惹かれるイブラヒムは7軍勢率いて急遽タブリーズペルシャ)への進軍決定する。フィルーゼは夜伽祖国伝説ブーティマールの髪飾り美しく装うムスタファヘレナの家が絨毯職工をしており、悪徳商人不当に安い買付額で買い叩れ、法官グルになって見て見ぬ振りしていることを知る。スレイマンイブラヒムの元から戻った海軍提督フズルにペルシャ新国家設立是非を問うが、フズリは強大な権力すぎるため致命的になる危険も伴うと返答する。 8魔法の手ギュルシャーは夜伽側女がミフリマーフ付きだとの情報を得る。だがどの側女であるかを聞き出す前にファトマに邪魔される。ミフリマーフの部屋に行くも間違えてナディア勘違いするムスタファ素朴なヘレナ惹かれヘレナも少しずつ想い返すうになる。ジハンギルが再び夜中泣き出すようになり弱り果てたところにフィルーゼが解決策として軟膏調合提案するヒュッレムはフィルーゼに治療院への出入り許可するバグダッドサファーヴィー朝の王(シャー)タフマースブは進軍がこちらに来なかったことから好機見做す。弟サームと湖を渡り一気首都タブリーズ移動して合流し一気イブラヒム叩き潰す作戦に出る。 5 9スルタン・イブラヒム皇帝代理となったムスタファトプカプ宮殿に戻る。リュステムはニギャールを捕らえヒュッレム前に連行するスレイマン出征前の挨拶交わして出立するタブリーズ陥落させたイブラヒム書記官ジェラールザーデの前で「セラスケル・"スルタン"・イブラヒム命じる――」と名乗りを上げ一同驚かせる総司令官であり”皇帝の”イブラヒム、という意味なのだった。イスケンデルは遺憾な面持ち見やるスレイマンアヤスとリュステムを伴い戦勝祈願のため、オスマン中央南部のコンヤにある旋舞セマー知られるイスラム教神秘主義メヴレヴィー教団総本山訪れる。なんと言っても今回東方遠征は同じイスラム教徒同士戦いであるためだ。イブラヒムタブリーズ略奪を”スルタン”の名において禁じる。 10陰謀には陰謀をファトマはムスタファヘレナ恋い焦がれていることも知らず喜び迎え出る。夜伽務めた女への嫉妬焼け付くような痛み覚えながら、ヒュッレム遠征中に始末する決心固めている。翌朝側女大部屋ナディア首吊り死体吊るされているのを側女たちが発見して大騒ぎとなる。フィルーゼは自分身代わりとなったナディア愕然と眺める。スレイマン伝令からイブラヒムが”スルタン”を名乗っていることを知る。ヒュッレムナディア手を下しただけでは飽き足らず、ハティジェを苦しめるためにニギャールと宮殿に戻す。フズルはチュニス現在のチュニジア攻略前にムスタファ面会求める。 6 11皇帝恋文アフィフェはハティジェに命じられてニギャールの引き渡し要求する。ニギャールはスンビュルにヒュッレム忠実な下僕になった理由尋ねる。ギュルシャーがアフィフェに口答えしている場面に出くわしたヒュッレム謝罪させる地中海への航海戻ったフズルは手下にジュリア・ゴンザーガの拉致命令する地中海だけでは飽き足らずアフリカなどの新世界側の大洋を、ペルシャ新王国スルタンになっているはずのイブラヒムと共に暴れまわるための条件として世界一美女献上条件として提示されたからだ。スレイマンイブラヒム合流する。イスケンデルはここぞとばかりスレイマン奏上する逆に讒言取られ叱責を受ける。ヒュッレムスレイマンからの恋文受け取るが、それはヒュッレム宛てではなかった。だが宛名の女の名はハティジェによって塗りつぶされていた。タフマースブはスレイマン和平申し出るが、返答交戦降伏要求で「獅子不在時に狩りをする勇敢だと思うな」と痛烈に当てこすられていた。東方遠征一段落したところでスレイマンイブラヒム不貞についに対峙する12宿敵処刑ハティジェから離縁回避されたことを知ったイブラヒムはマトラークチュに嬉し以上に悲しいとの素直な胸中打ち明ける。ギュルシャーは単独行動起こして失態したことをアフィフェに知られヒュッレム激怒する戦場のリュステムはハティジェの密使による手紙発見して破り捨てる。イブラヒムバグダッドでも勝利を挙げる軍資金人名失われた汚名補佐官イスケンデルに着せ告発するスレイマン裁判提案する名誉挽回しようとハティジェとフィルーゼの話を立ち聞きしたギュルシャーは例の女がフィルーゼであることを知り投獄される。ニギャールは監禁状態が逆転したかようなギュルシャーをいとも簡単手玉に取るイブラヒムはイスケンデルと共謀していたウラマー不利な証言強要する。イスケンデルは極刑免れ得ないことを感じリュステムに最後意思伝える。ウラマー財務局書紀アリ手を回し証言変えさせた不平等裁判だった。裁判結果無実のイスケンデルが絞首刑となる。処刑様子スレイマン厳し顔つき眺めていた。スレイマンがリュステムと忌憚なく話す様子見たイブラヒム初めてリュステムを意識するその夜スレイマン枕元立ったのはイスケンデルの夢を見て飛び起きる。実は激し気持ち隠し通して「私に無実の男を殺させたな、イブラヒム。お前も同じ道を辿るがいい」と燃えるような憤怒胸中秘めていたのだった側近くに控えていたリュステムもまたそれを知る。 7 13帰還命を助けて逃がす条件としてハティジェの暗殺強要されたギュルシャーは愚かに決行してしまう。ハティジェに馬乗りになったところでニギャールが背後から近づいてギュルシャーを口封じ始末する助け出されたハティジェと窮地に立たされたヒュッレム双方が、ニギャールのほうを振り向きながら退出するマヒデブランにもギュルシャーの最後に思うことがあるためか「お前はギュルシャーより惨めに死ぬ」と吐き捨てるように言われる後宮スレイマンイブラヒム凱旋伝えられ浮足立つ。ミフリマーフは美しく成長していた。ファトマはムスタファの子解任していた。ニギャールはこのときを待っていた。ヒュッレム秘密に気付いたらお前を消すとフィル―ゼを焚き付ける142人の皇子ミフリマーフは中庭散策中にタシュルジャルと出会うメフメトイェニチェリへの入隊式を希望する。ハティジェはニギャールの処遇決める。再度結婚させるというもので、ムスタファの子宿したファトマに「結婚できるだけ有り難く思わなきゃ」と嘲笑されて頭に来たニギャールは嫌味とも脅迫とも取れ言葉をかけて去る。マニサでは村娘ヘレナ父親借金の片に悪徳商人アッバス婚約させられそうになっていた。ヘレナ本当の名も身分行方知れないムスタファのことを思わずにはいられないメフメト入隊式が麗々しく執り行われる。 8 15側女告白フィルーゼはミフリマーフがタシュルジャルに惹かれていることを知り橋渡し役を買って出る皇帝代理役目終えメフメト入隊式も済みムスタファマヒデブランマニサへ戻る日が近づいている。メフメト地方赴任を望む。後宮に戻るなりハティジェとヒュッレム小競り合い諍い疲れたスレイマンはフィルーゼを召す夜伽のあったことを知るヒュッレム嫉妬業火苛まれる思い出すのは「もう若く美し婦人ではないわ」とのハティジェの言葉容色衰えが気になり始める。マヒデブランとの別れの言葉にも自然と愁傷さがにじみ出る。タシュルジャルはムスタファと共にマニサに発つ。メフメト成人に伴い夜伽側女を選ぶにあたってヒュッレムはフィルーゼこそ例の女だと知る。あまりの仕打ち決然としてスレイマン部屋踏み込むが、ヒュッレム卒倒してしまう。スンビュルはニギャールが長年知っていたことに気づき話を聞くが、例によって煙を巻くような弁解真実と嘘を織り交ぜたの上手さで、誤解正解と思わせて面従腹背巧みに操っていたことを知る。 16愛の終わりであれば美貌生かしてスレイマンの腕の中で涙ながらに訴えるのはヒュッレムの筈であった。ご寝所上がるなり気絶したヒュッレム様に後宮異変感じ取ったスレイマンはアフィフェを呼び出して後宮保てと言ったはずだ。理由何であれ醜悪な計略加担するな」と初めてきつく叱責する。リュステムはスレイマンにイスケンデル派である自分はいずれイブラヒムから粛清憂き目に遭う奏上するイブラヒム確認するが「帝国大宰相侮辱し陰口を叩く者は不要です。私は陛下絶対的代理人なのですから」との弁だった。ミフリマーフと共にいたフィルーゼを見たヒュッレムは思わず声を上げる。フィルーゼはスレイマン寝所涙ながらに窮状訴える。イブラヒムとハティジェは狩りの館に旅行行き心を近付ける。イスタンブール法官エブッスードが市中視察に出る。 9 17トルコ石事態知ったミフリマーフはフィルーゼの個室訪れる。ヒュッレム嘆き悲しむ姿を初め見たミフリマーフは「陛下側女として何をしても構わない。だがお前は私たちの懐に入り名乗り出ず欺いた。その失態だけで私には十分」と述べる。厳かな気品満ちた姿にフィルーゼは縮こまるスレイマン自室トルコ石(フィルーゼ)の宝石装飾注力している。イブラヒムはフィルーゼを呼び後見役申し出る。ジハンギルはフィルーゼを恋しがるヒュッレムとリュステムはフィルーゼの排除に関する共謀をする。2人結託恐れイブラヒムはリュステム排斥が既に失敗しているため、せめて中央政権から遠ざけるべくテケ軍政官への昇進言い渡すスレイマンチョバン命じてイブラヒム任命及び解任行った抄録をまとめ上げさせるスレイマン奏上する機会得たチョバンイスタンブール法官悪徳裁判行っていると付け加える。マニサ戻ったムスタファヘレナ再会するイブラヒム政争による罷免素早く行動する割に、大切なイスラム法則った遵守なされているかどうかについては後回し調査滞っていることを知ったスレイマンは自ら調査乗り出す18わだかまりエブッスード師の父もまた賢者先帝セリム仕えていた。小麦粉作るはずのパン大麦混ぜて作ったパン屋の罪に適用される処罰法令集には書いてはいない。もし全ての罪に対応する処罰があるのであれば法令集がありさえすれば誰でも法官になれる、だがそうではない。法令ない場合良心に従って裁く。法にも良心にも依らず不正に人を裁いた場合死後の世界業火焼かれるこのように述べた。深いイスラム法への知識敬愛見て取ったスレイマンはエブッスードに褒め言葉下賜する。イブラヒムその様子を敵視する。ハティジェは結婚指輪をはめる日が来たとイブラヒム宣言するヒュッレムはフィルーゼの食事睡眠薬混ぜて眠ったところをリュステムにバルコニーから落とさせようとするがニギャールに阻止されるヒュッレムはニギャールを問い詰めるがまた二枚舌言い抜けられてしまう。命が狙われたことに気付いたフィルーゼは単身ヒュッレム部屋乗り込み啖呵切って脅迫する。アフィフェが顔色変えてお妃様であるヒュッレムに謝るよう叱りつける10 19隠され真実ムスタファヘレナの父から婚約決まっていることを聞かされるムスタファ村娘夢中になっていることを知ったマヒデブラン反対声を上げるスレイマンとフィルーゼが中庭散策していることを知ったミフリマーフは2人の間に入り、娘である自分と時間作ってくれるよう父帝約束取り付けるイブラヒムがリュステムの命を狙っていることを知ったニギャールは真夜中にリュステムの家を訪ねて結託持ちかけるイブラヒムはハティジェとの仲直り晩餐会メフメトにフズルからの献上物であるティツィアーノによるジュリア・ゴンザーガの絵を贈る。イブラヒム抱擁の中ではハティジェはイブラヒムとニギャールの娘の面影思い浮かべるスレイマン身分隠してエブッスードの裁判傍聴出かけるまさしく不貞行為についての裁きだった。見事な判決聞いたスレイマンはエブッスードの見事な自宅の庭を訪れる。花も人も適量正義なければ枯れてしまうとの言葉胸を打たれスレイマンは、現在の帝国法律調べて足りないものを明らかにするよう頼む。 20命を賭けたスレイマンイブラヒム法改正方向性話し合う。ヒュッレムスレイマン子供たち狩りの館への旅行同行許されなかったことを知る。それを知ったミフリマーフも旅行取りやめる。ムスタファ返り見られないファトマはフィダンに愚痴を言う。ヒュッレムはフィルーゼを呼び出し絞首台前に立たせて首を締めるがすぐに解放しお互いにスレイマンの心を失ったほうが猛毒あおって死ぬ、という賭け取り付けるヘレナはついに悪徳商人よりはましであろうムスタファ皇子後宮正体知らぬまま入るがフィダンやファトマの冷たい視線さらされるギリシャ系純朴貧しい娘ながら身分知らず愛した真っ直ぐな情熱ムスタファ皇子に向けるのだった。ファトマはマヒデブランにまで泣き言を言う。 11 21皇帝憂いヒュッレム後宮がハティジェ主導のもとアフィフェが総力上げてフィルーゼを扱ってきたことについて、アフィフェに「お前のどこが公正? それはどんな正義?」と抗議する。「ハティジェ皇女イブラヒム大宰相母后マヒデブラン、皆が私を冷血魔女妖術使い毒婦、と呼び何度殺されかけたか分からない追放され処罰も受け、それでも皆が私への仕打ちには口をつぐみ誰一人語らない。フィルーゼはその皆を味方に付けた。皆が結束してあの者を守り、私の懐に忍び込ませ、私を笑い者にした。これがお前の公正なの? アフィフェ」と語り、アフィフェは目をそむけてしまう。マトラークチュが歴史戦記を書いていることを知りイブラヒム自分遠征記の執筆依頼するスレイマン狩りの館でメフメトと真剣で手合わせをする。ヒュッレム以前スンビュルに頼んでいた、国内外要人についての調査結果受け取る。ヘレナムスタファに他に妃がおり、しかも解任していることを知る。ミフリマーフは宦官ズムルトを使い、タシュルジャルへ手紙をやる。フィルーゼは宦官キラズから木曜イスラム教における家族で過ごす安息日なので夜伽はないことを聞き出す何やら考え巡らせるスレイマン狩りの館から戻り、ミフリマーフは母上嘆き不憫狩りの館に遊び行けなかったの、もちろん母上はお怒りになったわ、と愁訴する。ヒュッレムとともに大宰相邸を訪れたスンビュルは宮殿の子守係を見つける。すでにハティジェの双子大きく医女でもないことから不審がる。ヒュッレムイブラヒム密会現場密告にきたのだったスレイマンはフィルーゼの首筋に残る跡に気付く。 22新たな手札神聖な木曜家族の日にフィルーゼを寝所上げ自分帰されたことからヒュッレムはフィルーゼとの賭け負けた思い込む。かつてマヒデブラン木曜上がろうとも手も触れられるともなく過ごされていた日。自分いつしかマヒデブランから奪った日。自分の血のつながった家族一体にどこにいるのだろう? ルテニア死んでしまった者たちだろうか絶望から頭の冠を外しバルコニー猛毒をあおろうとした瞬間、アフィフェの手伸びて毒を奪い、命を救われ、あのあとフィルーゼは部屋帰され夜伽はなかったと聞かされる。アフィフェは命を賭けたヒュッレムの誠実こめた強い愛情神聖な木曜準ずる信仰心知り真のお妃様であると信じるに足ると知ったのだったマヒデブランはタシュルジャルにムスタファ側近として戒めるヒュッレムスレイマン宗教寄進ワクフ)として政府高官の妻を集め金銭的物質的ではなく精神的な協力による救貧院建立希望する。スンビュルは子守係の跡をつけてニギャールの子生きていることを知る。ニギャールはイブラヒムとハティジェにリュステムとの結婚希望するヒュッレムイブラヒムにニギャールとの子居場所知っていること匂わせる12 23運命(カデル)スレイマンはご寝所にジハンギルを呼び寄せてフィルーゼと3人で過ごす。ミフリマーフがジハンギルを寝かしつけのため連れ戻しに来る。イブラヒムはギュルフェムに詰問して子の墓の場所を聞き出すが、果たして墓には何も埋まっていないのだった。スンビュルは子の名前がカデル(運命)だと知る。夜も遅く初めヒュッレムイブラヒムから呼び出される。カデルを渡す代わりにフィルーゼを追放する取引をする。ムスタファ両親恋しがるヘレナ後宮の外に連れ出す。純朴な両親には野心などはなく、ただ外聞と名誉のためヘレナとの結婚希望されるヘレナ貧し暮らしながらも奴隷でなくオスマン帝国自由市民なのだった許し合い元鞘収まったのもつかの間イブラヒムはハティジェにいたいけもない幼子連れ去るとは人間のすることか? と怒号浴びせてしまう。イブラヒム執拗にスンビュルも尋問するメフメトは母が次々と降りかかる問題対処する間にミフリマーフ付き側女クララ入れあげている。ミフリマーフの理解得ようとフィルーゼは躍起になる。ファトマは皇子いるからといってマヒデブランが後から来たヒュッレム出し抜かれたように安心できないと言ってフィダンに窘められる。 24密約ヒュッレム主催政府高官の妻たちの茶話会開催される反対票はなく皆からの賛成取り付けるスレイマンはエブッスードとジェラルザーデに法改正検討委員会結成させる。ニギャールはリュステムと再婚するイブラヒムとハティジェはカデルとフィルーゼの交換条件について利害対立している。ムスタファマニサ市中引きずり回されている女を助ける。既に髪は処罰のため短く刈り込まれているその女は、ディアナという名からイスラム教徒ではなく帰る家も家族もない天涯孤独であることが分かったため後宮に連れ帰るヒュッレムスレイマンイブラヒムに関する讒言聞かせるが、スレイマンは「お前はイブラヒムばかりを言うが、お前がもし他の者だったらとっくにどうなっていると思う?」と口にする。ファトマは出産する果たしムスタファの子皇子だった。近く皆で祝福訪ねることとなる。木曜家族日に入り込むため、フィルーゼはスレイマンとミフリマーフとの昼食さえ実現させる13 25法と秩序大宰相邸から娘が熱を出した知らせ受けてハティジェは癒しの手を持つフィルーゼを所望するイブラヒム大宰相邸の馬車をやるが行き先はボスポラス海峡船上であり、中にはスンビュルが待っていた。取引成立みなしたヒュッレム大宰相邸にカデルを届け手配をする。イブラヒムはその晩、世界でただ一人自分属す家族カデルと共寝するマニサに行くわずかな乖離時間も今のメフメトには惜しい。クララにヌルバハル(光る春)と名付ける翌朝すがすがし気分目覚めたヒュッレム側女大部屋にフィルーゼがいるのを発見するイブラヒムヒュッレムとの密約破ったのだった26皇族威信スレイマン一行マニサ到着するイブラヒムはエブッスードの庭で詩人死生観についての話をする。イブラヒム敬愛するダンテ・アリギエーリ作「神曲」の中で「地獄への道善意の石が敷かれている」との格言を引きながら傲慢な態度示唆するが、イブラヒム気分害したように背を向けて去っていった。その夜は気の合うフズルとイタリア及びローマ征服向けて語り合うことにする(イブラヒム故郷パルガ現在のイタリアにある)。フズルは約束したジュリア・ゴンザーガについて「かの有名な公爵夫人を攫おうと攻撃するローマ法王勘違いして逃げちまって」と陽気に冗談を飛ばすマニサではムスタファ息子皇帝スレイマンと同じ名が与えられ衝撃が走る。ミフリマーフは中庭でタシュルジャルと密会する。アフィフェはフィルーゼに「ヒュッレム張り合うな。あの夜止めなきゃ死んでいた。何も見ていなかった。お子たちも、有り余るほどの財産地位さえも。頭から吹き飛んでいらした過去行い正当化できない。それでもあのような愛の前に誰もが頭を垂れるべきだ。ちょうど陛下でさえもそうあられるように」と説き伏せようとする。ヒュッレムヘレナ嫌がらせしていたファトマを諌めるスレイマン結婚許可願い出るムスタファに「お前は私の正義代理人奴隷でも戦利品でもない娘を拉致したのか。我が皇子たるものの振舞いか? 皇族威信に傷がつく」と激怒する一方オスマン帝都イブラヒムフランス大使前に陛下は私に全権託された。戦争和平も私次第だ。最も危険な猛獣獅子であろうと力ではなく知性調教できる。猛獣使いはまず餌で手懐け習慣化させる。獅子とは君主であり、猛獣使い宰相だ。私も尊きオスマン帝国の主を真実正義の棒により躾ている」との衝撃的な発言をしていた。 14 27暗殺者スレイマン2人皇子ムスタファメフメトに、イブラヒムとのマニサでの若き日々の話をする。目には楽しげな光が宿り息子たち伝えることにもまた喜び感じているようだった。イブラヒムフランス大使前に書記官ジェラールザーデの目がときたま鋭く光るような際どい発言続けている。通商協定提案する大使に「協定はしよう。だが我々はこれを協定とは呼ばない。我々からの下賜だからだ」と言い放つムスタファメフメト狩りの館でスレイマンから聞いた玉座を照らす一筋の光、それがメフメトだった――との夢の話を思い返していた。散策続け2人背後木立陰から矢を射掛けた者がいるのを見てメフメトとっさにムスタファ庇って負傷する一方帝都ではマトラークチュがニギャールをカデルのもとに案内する。フィルーゼが退屈しのぎ乗馬出かける落馬する。リュステムが介抱しつつ首をへし折ろうとしたところ、首筋タトゥー刻まれ紋章発見する28父と子スレイマンムスタファ関与疑っている。リュステムはニギャールが娘に会ったことを知り母親別れた日を回想するディアナマヒデブラン妃に心酔しており、悪く言うナズルを平手打ちする。エブッスードは不肖息子に手を焼かされている。スレイマンムスタファの師にヘレナとの結婚阻止するよう言いおいて帝都への帰途に着く。フィルーゼ存命知ったヒュッレムはスンビュルから事情聞き出し、リュステムを呼び出す。マヒデブランムスタファ結婚について説得する15 29フィルーゼの秘密スレイマンはハティジェを呼び出してイブラヒム隠し子についてヒュッレム所為にするのではなくイブラヒム解決するよう言い渡す。リュステムが軍政官として赴任するではなく妻ニギャールがカデルの世話をするために帝都に留まっていることが面白くない。リュステムはヒュッレムサファーヴィー朝王族意味する紋章見せ、危険を犯さずともフィルーゼを追い出せると請け合うスレイマンフランス大使直接拝謁許しフランスとの友好宣言するローマカール5世亡き者にする同盟申し出られるが、手のひら返される可能性鑑みて却下する。フズルの攻略したチュニスアルジェ奪還されたことを引き合い食い下がるが、カール5世スレイマン東方遠征不在狙った意気地無さ避難して交わす。フランス大使引き下がり通商協定下賜への感謝政治同盟秘する盟約述べる。ヒュッレムはフィルーゼを投獄する怒り心頭スレイマンヒュッレム居室に足を運ぶが、ヒュッレムはフィルーゼを引っ立てて「後宮乗り込んだ目的話せ」と命令するスレイマンにサファーヴィー王朝間諜である旨を暴露するイブラヒム呼び出しレイ出身アッシリア現在のイラク)人だと思っていたとの弁解を受けるが、厳然として身元これまでの隠密行動解明命じる。タフマースブの一族イブラヒム隠れて連れ帰り後宮忍び込ませた疑惑捨てきれないのだった東方遠征のあいだ諜報活動をしていたのか、ジハンギルの称して治療院から調合してスレイマン寝所使用していたのか、杳として判明しないヒュッレムはハティジェに「私を消すために皇族未来を危機晒した」と詰め寄る。ハティジェはイブラヒム苦境訴える。イブラヒムは私がこの手斬首すると答える。フィルーゼ黙秘続けてスレイマン本人のみに釈明する主張する。いわく「私はフィルーゼ・ベギュム・ハン。名前は私の愛と同じく偽っておりません。タフマースブの姪で、父はタフマースブに殺された。切り札として利用された」と釈明する。「キリスト教とだと嘘をつきましたが、後宮規定ではイスラム教徒側女なれない結婚しない限りは」と結婚を迫る。 30結婚追放スレイマンはフィルーゼの涙ながら愛の告白聞く。ハティジェは再び懐で育てていた憤怒顕にする。イブラヒムはフィルーゼがタフマースブの従姉で、父がサーム支持したため追われたと話す。ファトマは皇子スレイマンマヒデブランの腕に抱かせるマヒデブランはフィダンに命じてファトマを追い詰めてヘレナ追放するようけしかける企み成功しそうになりながらディアナ暴かれる。実はマヒデブラン意図通りであった忠実さゆえに正しく暴露したディアナ疎んじ始める。マヒデブランイブラヒム説得を頼む。ヒュッレムは愛を賭けて猛毒片手スレイマンがフィルーゼを後宮残し正式な結婚をするかどうかを息を飲んで待つ。スレイマン決定は「私の庇護求める者は誰であれ敵(ペルシャ王朝のこと)の手には渡さぬ」と言葉下賜し、アマスヤの館を渡すが生涯二度と会わぬというものだったトプカプ宮殿を去るフィルーゼにヒュッレムは「お前の言う"真実の"愛は私の渡した毒薬を飲むほどの勇気与えないと言うヒュッレムはリュステムにペルシャから迎えが来るよう手配する16 31密会ヒュッレムから渡され猛毒を手にフィルーゼを乗せた馬車アマスヤへの道を辿る。途中で馬車止められ、血が流されるともなく迎えが来たことを知る。ペルシャからの使者はフィルーゼをヒュメイラ・ハートン("女官"の意)と呼び不仲騙ったはずのタフマースブが心配していること、また本物のフィルーゼが別にいること、スレイマンの前で王族偽ったのは結婚を迫るためであり、王族印を付けられていたのは間諜のためであり、そして真の王族ではないことから命も奪われず、騙った愛もおそらく真実ではなかったことが判明する被り物ベール落ちて顔が男たちの前で顕になる。一方ローマで法王交代するイブラヒム新法王が先代法王ほどの支援フランスに対してしないと忠言する。カール5世神聖ローマ帝国)とフランソワ1世フランソワ)の仲裁担いオスマン帝国への抵抗勢力拡大し、再び十字軍遠征組織するとの見方を示す。ただし法王には12ドゥカ(金貨)ほどの財力しかない足元見てスレイマンキリスト教世界分裂目論見ルターバチカンへの抵抗活動指示する。またヒュッレム宗教寄進ワクフ)に200アクチェ(銀貨)の直領地を加えるよう御前会議決定する。なお、この時点でのイブラヒム俸給300アクチェである。ヒュッレムはエブッスードと離宮会談持ち宗教寄進助力請いモスク救貧院イスラム学院コーラン学校病院を含むモスク複合施設建設するべきとの助言を得る。ヒュッレムはリュステムにタシュルジャルを見張るよう命じる。イブラヒムブルサムスタファ密会する結婚の件を説得するめだった。しかしスレイマンにはエディルネ行き許可願い出たのであり嘘をついていることをヒュッレムスレイマン奏上する。「あなたを玉座から引きずり下ろす画策では?」と。リュステムはテケ赴任前にニギャールに家中財産盗まれる32血の宣告ニギャールは娘を誘拐して逃げていた。イブラヒム不在で、マトラークチュがリュステムに知らせる。スレイマンブルサから戻ったイブラヒム詰問するイブラヒム次第スレイマンとの間に流れ始め不協和音感じ取るヒュッレム言葉巧み誘導しているのだったヒュッレムアヤス近づくイブラヒムヒュッレム小さいうちに潰さなかったのでいまや7つの頭を持つ竜になった今こそ抹殺するべきだと脅迫とも取れ言葉投げかける。ニギャールはボスポラス海峡渡し船手配する男に声をかけて生まれ故郷スリナ現在のルーマニア)へ渡る算段をする。ムスタファイブラヒム説得により考え改めヘレナと話をする。ヘレナ結婚せず帰ることとなる。ヒュッレムはミフリマーフ付き宦官ズムルトを締め上げてタシュルジャルとの仲を取り持っていたことを知る。スレイマン玉座座ったムスタファに命を奪われる夢を見る17 33宿命対決イブラヒムはニギャールの足跡追い娘エスマヌルを取り戻す。「お前に娘と会わせぬ選択肢もあった、その返礼がこれか」と怒号を飛ばす。ヒュッレムマニサ忍び込ませた側女からムスタファ結婚諦めたとの報告を受ける。ハティジェはメフメト地方赴任言い出すが時期尚早と言われるイブラヒムメフメト地方赴任を望むようフズルと共に進言する。ミフリマーフは晩餐にも意気消沈している。ハティジェはミフリマーフに近づくヒュッレム離宮アヤス密会するムスタファイブラヒム謀反疑い拭い去れ心痛が続くスレイマンは嵐の夢を見て倒れてしまう。 34首のない影ヒュッレム昏睡状態スレイマン発見する医師から毒を長い間盛られていたと聞かされイブラヒム顔色を変える。フィルーゼが長年渡り投薬していた可能性思い当たる。アフィフェは息子スレイマンとは乳兄弟でもあるヤフヤを呼び寄せるよう提案する嫌疑向けられていることを感じ取ったイブラヒムはヤフヤを即刻参内させる手配にまわり、夜を徹してマニサムスタファのもとへ参上し、「オスマン帝国があなたをお待ち申し上げております」と奏上する。リュステムはヒュッレムお子たちの命を救う道を確保する約束するヒュッレムメフメト運命を待つ。翌朝マヒデブランスレイマン不調聞く。幸い一命取り留めたスレイマンは毒の調査イブラヒムではなくアヤス命じる。スレイマンはその理由イブラヒムに「誰も前に疑いを残さぬようにアヤス命じたのだ」と言う18 35間諜マニサ宮に行商人史実ではエステル・ハンダリ?)が参内する密書携えマニサの者と連絡取っている。フィダンは調査命じられる。エブッスードは断食月ラマダン)に従うべき規則書き出す。エブッスードの息子アフメト暴力事件起こして投獄される。それを知ったイブラヒムパルガ生まれの子供でも偉大な帝国大宰相職にあるのにお前の息子酒場放蕩三昧だと侮辱するヒュッレムスレイマンからメフメト赴任決まったことを聞かされるスレイマンは命を救った乳兄弟ヤフヤの住まい訪ねて夢の話をする。ヤフヤは重大な決断岐路に立たされてお心煩わせていらっしゃいますと言い当てる調査から外されイブラヒムはマトラークチュからフィルーゼがアマスヤ向かわずペルシャ使者迎えられたことを聞かされるスレイマン取りなし参上しイブラヒムに「私が可能性動けば皆が苦しむことになるだろう」と言う回復してからのスレイマン長らくヒュッレム顧みなかった態度改め優しく接する。ヒュッレムスレイマン数ヶ月に渡る被毒許せイブラヒムをとある館の建設現場呼び出す。 36底なし沼ヒュッレムイブラヒム話し合いを持つ。ヒュッレム去った後、イブラヒム十数人の刺客襲われる1人2人斬り伏せ剣戟が舞う。辛くもイブラヒム逃れる一方マニサ宮では密偵探し続いていた。タシュルジャルが手紙を燃やすところを見られ疑い目を向けられる。ミフリマーフと連絡取っているのだが言い出すことができないマヒデブラン恋文は燃やすものではないと詰問続ける。ファトマは皇子スレイマンを心配するあまり夜も眠れなくなる。ディアナが罠にかかり投獄されるが、ディアナ糾弾したギュリザールも疑われる。タシュルジャルからの頼りを待つミフリマーフの前でヌルバハルが失神する。医女見立てメフメトの子を身ごもっていることが分かる。ハティジェは断食明けに姉シャー皇女招待するとアフィフェに言いつける19 37狙われ皇子ディアナ投獄中にも関わらずムスタファの命が狙われ、ギュリザールは追放されるメフメトイブラヒム過日フズルと造船所を見に行ったことにかこつけて海を見に連れ出される。それを知ったヒュッレムは命を狙った報復メフメト狙われる直感し顔色を変えるヒュッレムはリュステムにメフメト捜索依頼する果たし崖下メフメトの衣を纏った斧槍持ちペルチェムが倒れていた。エブッスードはスレイマンに「この世で最も大切なことは正義の天秤を保つこと、だが親しい者が疑われると人はまっすぐに天秤を持つことができなくなる」と奏上するヒュッレムメフメト心配になり地方赴任遅らせるよう懇願する38断食月悪行断食月が始まる。善行を積むためヒュッレム寄進進める。エブッスードの妻とアヤス夫人にも協力を仰ぐマヒデブランムスタファマニサ騒動イブラヒム相談すべくタシュルジャルを帝都派遣するイブラヒムはギュリザールをスレイマン前に突き出すヒュッレム脅すヒュッレムは朝までに女を殺すようリュステムに命ずる。リュステムはイブラヒム暗殺者始末されたことを知るが、機転利かせて女の家族を捕らえ馬車護送されてくるギュリザールに見せる。家族の命を狙われたギュリザールはヒュッレム密偵である証言変え、タフマースブの使者の名を挙げイブラヒムヒュッレム妃の名を言わせようと強要したと言い残してバルコニーから身投げする。ヒュッレム女の家族が生涯食い扶持困らぬよう手配するイブラヒムはリュステムの出身を豚飼い息子クロアチアブトミル奴隷と言うが、リュステムは一点だけ訂正する。「私は奴隷徴用された改修ではなく9歳自分意志以って帝国に来た」と。 20 39コーラン贈り物スレイマン断食月空腹のため気が荒ぶり立つ民を思い市中売買衛生管理取締りが法に準拠してなされるようエブッスードに監視厳命するイブラヒムでは外国人通商権益を守る側に徹するからだった。蚊帳の外置かれイブラヒム腹いせ御前会議にてエブッスードの不肖息子アフメト当てこすりを口にする。スレイマンヒュッレム最初日没後の断食明け晩餐(イフタール)を大宰相邸で過ごす。イブラヒム400アクチェへの俸給増額願い出る却下されるマニサでは皇子スレイマン天然痘罹患する宮殿出入りする者からの感染陰謀かを嘆き悲しみながら審議するヒュッレム宗教寄進進める中、シェムセッディン夫人から贈られイスラム教聖典コーランアヤスからイブラヒムに渡るよう手配するイブラヒムコーラン贈り物拒絶し夜間の特別礼拝(タラウィー)を欠席する40大宰相未来ハティジェの招聘により皇女シャー・フーバンが到着する幼少からハティジェとは気性合わないと言われるシャー先にトプカプ宮殿参内する。リュステムはアヤ・ソフィア・モスク夜間の特別礼拝イブラヒム民衆の声を届けるよう命令する逆上したイブラヒム明日処刑する喚く翌朝大宰相邸は怒れる民が押しかけるスレイマン斬首はお前の一存ではなく裁判決定すると言い渡す。マニサ宮では皇子スレイマン夭折する21 41正義判決ニギャールは娘との別れ嘆き悲しむイブラヒムはいつか必ず娘と再会できる請けあって安心させる。ハティジェとシャーヒュッレム晩餐のイフタールを共にする。ハティジェは裁判必要性はないとスレイマン訴えるが退けられる。ミフリマーフはメフメト説得続ける。エブッスード法官裁判見事さ傍聴していたスレイマンはある決心をする。悲しみに沈むマニサ側女アイシェ懐妊したと伝えられるヒュッレムアヤス密談を持つ。アヤスはジェラールザーデに議事録調査命じる。ミフリマーフはヌルバハルの堕胎処置知ったキラズ口止めをする。アイシェ皇子スレイマン殺した信じるファトマは深夜襲撃に出る。アヤススレイマン議事録奏上する42決断の時「最も危険な猛獣であろうと力ではなく知性調教できる」「猛獣使いはまず餌で手懐け、それを習慣化させるのだ」「獅子とは君主であり、猛獣使い宰相である」「尊き帝国は私が支配している」との議事録スレイマン衝撃を受ける日没後の食事(イフタール)を政府高官呼びイブラヒム大宰相邸で共に晩餐するとの招きにも気もそぞろ様子である。まるで我が傀儡あるかの傲岸不遜な発言数々心痛日々が続く。ミフリマーフは容赦なくキラズトラブゾン宮に追放するトプカプ宮殿降って側女たちも大喜びである。イブラヒム邸での晩餐にはスレイマン欠席するフランス大使マキャベリ君主論」の贈り物献上する。フズルが悪魔の書と言われているとの風評伝える。スレイマン決意抱えてエブッスードの家を訪ねて自分勅令イスラム法かけても背かず死刑執行するための知恵を仰ぐ。メフメトはミフリマーフが中絶をヌルバハルに強要したことを知る。 22 43法官答えイブラヒムシャー訪問を受ける。過去イブラヒムシャー想い通じ合っていた時期があったのだったスレイマンイブラヒムバイオリンの音を所望するヒュッレムはヌルバハルの処置を知る。ヒュッレムはミフリマーフに秘密を持つなと嗜める側女ニサからヌルバハルが追放されたことを聞いたメフメトはミフリマーフに声を荒らげる。エブッスードはスレイマン知恵授ける。コーランには預言者眠りは死の兄弟であると書いた一節があるとのことで、眠る時に死に目覚める時に生き返る要はスレイマン睡眠であれば己の勅令にも背かず自分決断として死刑執行することができるというものだったイブラヒムシャーの夫であるアナトリア軍政官ルトフィーの謁見を行う。ルトフィーと共に娘エスマハンと宦官メルジャンが到着するマヒデブランはフィダンにファトマの埋葬命ずる。 44同志イブラヒムスレイマンは憂い振り払うがごとく速駆けに出る。を馬で駆け抜け海を眺め無実のイスケンデルを思い、イスケンデルの財産没収し我がものとしたイブラヒムを思う。年の近いミフリマーフとエスマハンは仲を深めるスレイマンヒュッレム呼びイブラヒム晩餐の会を持つ。スレイマン若き日鷹匠だったイブラヒムの姿を思う。イブラヒムは遅い晩餐だったことからトプカプ宮殿で夜を過ごすこととなる。悪魔の書君主論」を床に就きながら読む。スレイマン眠れぬ夜を過ごす。夜更け黒服死刑執行人就寝しているイブラヒム絞首する。ハティジェは真夜中にベイハン訪問を受ける。翌朝目覚めたハティジェはイブラヒム目にする23 45大いなる喪失イブラヒムが庭の偶像囲まれ横たわっている。スレイマンはルトフィーやカスムを含む御前会議を開くとアヤス命じアヤス大宰相職に任命された。ルトフィーはルメリ軍政官に異動となる。シャーはメルジャンからイブラヒム死去伝えられる。ハティジェは半狂乱スレイマン食って掛かる側女女官宦官たちも勢揃いしている中でヒュッレム暴言を吐く。マトラークチュはスレイマンにも知られぬ場所にイブラヒム埋葬するよう命じられるヒュッレムはリュステムを帝都イスタンブール召還できるよう画策するアヤス会談し、リュステムを御前会議推挙するよう命じる。スレイマン睡眠禁忌ハラムになったかのように感じて一人苦しむ。 46炎の衣リュステムは一年前のイスケンデル処刑の日とイブラヒム処刑の日が同日であるとの指摘をする。日を決めるに当たって思いつきなのではなくしばらく以前から決意秘めていたのではないか拝察する。ニギャールはマトラークチュのもとを訪れる。マトラークチュはニギャールと共に墓参りをする。マヒデブランムスタファ帝都に戻る。マヒデブランとギュルフェムとハティジェはヒュッレムへの復讐誓い合う。断食明け皇帝挨拶の席にハティジェの姿はない。ルトフィーとリュステムのどちらが新しく御前会議入閣する宰相になるか固唾を呑んで陣営緊張する中、ルトフィーの名が発表される24 47ハゲワシ争いリュステムと共に帝都戻ったニギャールはハティジェに近づき「墓さえ作らせなかった者たちが大宰相の子供を生かしておくと思いますか?」と言葉巧み誘導するその実自分だけはマトラークチュに聞いて墓の場所を知っているのだったヒュッレムはルトフィー宰相就任祝いかこつけてシャー真意確かめ訪れる。ハティジェはヒュッレムシャーハゲワシのようだマヒデブランにこぼす。ムスタファアヤス忠告見せかけ脅迫する帝都より遥か山中にマルコチョールの姿があり十字軍の盾を持った兵士切り伏せる。ギュルフェムはエスキサライ(旧宮殿)から優秀な女官連れてきたと言ってマヒデブラン忠実なファーリエをトプカプ宮殿務めさせる。ヒュッレムイブラヒムの喪に沈む後宮断食明け祝宴催して皇女陣を挑発する地方赴任再三申し出るメフメトムスタファ横槍によりスレイマンにまずは遠征出てから地方赴任考えようと言われるマヒデブランはミフリマーフとの恋を諦めるようタシュルジャルを説き伏せる。タシュルジャルはマトラークチュとエレニカの酒場酌み交わす48報復誓い挑発昂然反発現すハティジェは「下劣な女」とヒュッレム罵る。ミフリマーフは決意秘めた瞳で「お言葉注意を」と対抗する。頭の良いシャースレイマン動かせた。ハティジェがヒュッレム側女たちの前で侮辱し続ける中、スレイマンが宴を訪れる。大宰相邸にてシャー初めて「感情的に振る舞っていいことがあった?」とハティジェ、マヒデブラン、ギュルフェム、ベイハン側に立ち嗜める立場表したマヒデブランの意に従い、タシュルジャルはミフリマーフを諦める。ニギャールはイブラヒムの墓に語りかける。後を尾行したシャーイブラヒムの墓の場所を知る。シャー言葉巧みにニギャールの復讐矛先ヒュッレムに向ける。ニギャールが去った後、シャー一人イブラヒムの墓に誓う。シャーマヒデブランマニサに戻す。アヤス呼び出したヒュッレムはリュステムの御前会議入りについてテケ軍政官からディヤルバクル州軍政官昇進させるのが先決と言われる。マルコチョールが帝都入りする。エブッスードのもとを訪れたスレイマンは暗い胸の内慰められるような思いをしていた。 25 49暗殺命令帝都任務のため到着したマルコチョールとマトラークチュは馴染み酒場忌憚なく語り合うシャーはリュステムを離宮呼び出して面会を持つ。ニギャールが後宮上がりヒュッレムへリュステムへの疑い植え付ける。ハティジェは私的なイブラヒム追悼の儀を大宰相邸で催す。後宮潜入したファーリエはマヒデブラン密命入浴中ヒュッレムのもとへ短刀片手に向かう。異変感じ取ったスンビュルが外から扉を叩く音で形勢不利と見て取りお妃様の命を守るためだったと嘘をつき手柄を褒めて遣わされる。アフィフェはファーリエに目を光らせるメフメトとエスマハンが近づく50イチジクの木中庭開放的な空気の中ミフリマーフは数年ぶりにマルコチョールと再会する幼い頃はマルコチョールと結婚するのだと口にしていた相手だった。メルジャンから報告受けたシャーはハティジェに大人しくしているよう言い渡す。さもなくばムスタファにも疑いがかかるのだったシャーはギュルフェムとファーリエを呼び出して事情聞き出し今後自分仕えよう言い渡す。アフィフェはエスキサライに送り返すよう主張するヒュッレム退ける。ヒュッレムはファーリエに自分仕えるよう大金を渡す。その頃バチカン法王オスマン帝国イタリア遠征への対処心構え説いていた。御前会議ではベネチア攻撃対象とするか否か焦点話し合い持たれるバチカンモルダヴィア現在のロシア西側東欧との境にあった国)大使訪れる。ヒュッレムはミフリマーフのタシュルジャルとの恋の手引をしたズムルトの追放決定する。ハティジェはマニサ追放となる。 26 51イタリア遠征思惑交錯する中、パルガ出身イブラヒム生涯の夢だったイタリア遠征向けて始動する。マルコチョールを従えたスレイマン外国人通商与えている市中観察赴くバチカン差し向けたモルダヴィア大使の手先が凶刃を振るおうとした瞬間マルコチョールが捉える後宮ではシャーヒュッレム用意した新居ではなくハティジェの屋敷に移ると言い出す。マルコチョールの誠心重臣ぶりを再確認したスレイマン近侍として帝都留任させるセリムバヤジト喧嘩絶えない殊に今回イタリア遠征にはメフメトセリム伴いムスタファバヤジト残留するとの沙汰下ったからだった。ヒュッレム皇子たちを諌めるシャーはニギャールに時期を待つように言い渡すヒュッレムのもとへリュステムの手配したマニサ厩舎馬番ハリル重大な告発携えて参内するヒュッレム血相抱えて帝都責任者チョバン呼び出してムスタファ挙兵して帝都進軍した報告する52試練皇子たちの命を守るためミフリマーフと案じるヒュッレムバヤジト思わぬ勇敢な一言救われる。スンビュルはアフィフェに急ぎ知らせる。スレイマン遠征先で奇襲遭いメフメトセリム安否分からないという。チョバン呼び出したシャームスタファ進軍止める手紙を書くよう説得される。ミフリマーフは弟たちの命を守るためシャー援助請うバヤジトは安全を考慮してヒュッレムしか知らぬ筈の場所へ護送される途中で襲撃される。ニギャールはヒュッレムにリュステムは自分利益が一番の男だと吹き込みムスタファ玉座就けば他の皇子殺されるため、先んじて王座皇子一人就けるよう勧めるスレイマンの無事が確認された中、バヤジトが行不明になる捜索の末にある小屋にたどり着いたヒュッレムシャーから全て自分仕組んだ狂言だと聞かされる一瞬破滅訪れるので教訓を得るように、と言われヒュッレム激高してとうとう立場表明したシャー戦線布告する一方リュステムはマトラークチュとイブラヒム巡り対立していた。 27 53姉妹の確執ミフリマーフは母ヒュッレムシャー魂胆見抜けなかったと謝罪するシャースレイマン不在中にヒュッレムいずれか皇子玉座占領宣言勧告する踏んでいたのだった。ニギャールは役目担ったものの予想通り結果だったとシャー奏上する。ニギャールが敵であると判明したヒュッレムとスンビュルは話し合う。アフィフェは単身シャーの館に乗り込み計略への遺憾の意を表するシャーヒュッレム悪行三昧だが私は品行方正で私の関与を兄が信じる筈がないと言い切る。マニサのハティジェとマヒデブラン占い師サーリハを呼び寄せるシャーに元大宰相邸を乗っ取られたと知ったハティジェは激怒し帝都帰るその手紙にはシャーこそがイブラヒム死に関与した者だとあったからだ。戦場セリム兵士処刑見て嘔吐するスレイマンにフズルからベネチアの裏切りが伝えられるあまつさえオトラント現在の南イタリア)にも艦隊以って参戦するため上陸したとのことアヤス叱責される。シャーの館を訪れたハティジェは昔シャーイブラヒム宛てた手紙手にする54持久戦ハティジェはシャーが昔イブラヒム恋仲にあったことを知ったシャーに元自分の館からトプカプ宮殿に移るよう言い争う。ハティジェは宮殿地下から自分のものを屋敷に戻すようアフィフェに言いつける。ハティジェから非難されシャー怒り心頭ヒュッレムに「奴隷として連れて来られたのだから奴隷として死ねスルタン称号ではなく血だ。お前に流れていない」と暴言する。一方大艦隊を率いたフズルはバチカンローマ法王カール5世フェルディナント中立だった筈のベネチア逃げ回っていたはずの十字軍、全キリスト教世界一丸となってイタリア集結したことに敵を一掃する機会であると熱り立っていた。シャー意向でメルジャンが陣頭指揮執り作戦展開される。ファーリエが主犯格でニギャールはスンビュルを足止めする役だったが、スンビュルからシャーイブラヒム熱愛関係にあったことを聞かされる。ハティジェはミフリマーフを引き止める。ファーリエはナズルを捕らえ地下牢拘束する。メルジャンが尋問し、ナズルはハティジェにシャーの手紙について証言させられる。ハティジェは皇統血族長年世話してきたナズルの死について責任ヒュッレムにあるとなじるが、手を下したのはシャーのだったヒュッレムへの憎しみから考え変えシャー屋敷渡したまま宮殿留まる決意をする。マニサ宮にジェノバ女商人シニョーラ・ガブリエラが参内する28 55消えぬ地獄ガブリエラマヒデブラン外国人通商保護求める。ムスタファ法官事情聞きただす。ハティジェの計らい占い師サーリハが女官としてトプカプ宮殿参上する長期戦になる見通しだったスレイマンからヒュッレム恋文届けられるスレイマンベネチア手のひら返したためコルフ包囲冬季差し掛かりそうなことから引き上げ決意する帰還の挨拶にはハティジェも出席してスレイマン喜ばせたシャー屋敷にルトフィーが戻る。ハティジェはサーリハに怪しげ煎じさせる。ヒュッレムから事情聞かされたとしてもスレイマン自分の側を信じるものと思っていたシャーだったが、スレイマンムスタファ挙兵を一番の問題として激怒していることに気付かされる皇子玉座座らせる計略だったと説明しても同じことがムスタファにも言えるだけで説明の意味なさないのだった56呪術スレイマンはエブッスードを帝都イスタンブール法官からルメリ軍法官へ昇進させるヒュッレムはニギャールからミフリマーフとマルコチョールが離宮密会をしていると聞かされるが、そこに待っていたのはハティジェだった。ヒュッレムはサーリハに羽交い締めにされを嗅がされ気を失う。気がついたときには記憶失って自室寝かされており身体には発疹出始めていた。シャーはハティジェが単独行動始めたことに気づき詰問するはぐらかされる。シャーはメルジャンにヒュッレム監視命令するシャーはニギャールを呼び出しハティジェの行動について訪ねるがニギャールは自分がハティジェとヒュッレム引き合わせたにも関わらず知らぬ振りをする。スンビュルとアフィフェは記憶を失う直前ヒュッレムがニギャールの訪問受けていたことを突き止めるシャー夜にルトフィーと部屋語り合う共寝はせず自室帰るよう言い渡す。スンビュルがニギャールをヒュッレム前に突き出すいつもの如くしらばくれるばかりだった。 29 57業火 58暗黒死闘 30 59皇女行方 60一石三鳥 31 61内廷宦官62イブラヒム遺産 32 63皇子出陣 64狡猾なワナ 33 65皇子召喚 66悩める34 67モルダヴィア遠征 68秘策 35 69黒幕 70プレヴェザの海戦 36 71完璧な計画 72天国と地獄 37 73形だけの結婚 74皇帝家の婿 38 75皇女嘆き 76黒死病 39 77母の約束 78亀裂 40 79傷心決断 80ウワサ真偽 41 81小さな証明82ミフリマーフの結婚 42 83皇子赴任 84ニギャールの運命 43 85罪深き怒り 86楽園からの追放 44 87後継者の母 88消えた皇帝45 89失踪の謎 90永遠と結婚 46 91小さなヒュッレム 92衝撃結末

※この「シーズン3の各話のあらすじ」の解説は、「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の解説の一部です。
「シーズン3の各話のあらすじ」を含む「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の記事については、「オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜」の概要を参照ください。

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