父と子とは? わかりやすく解説

ちちとこ【父と子】

読み方:ちちとこ

原題、(ロシア)Ottsï i deti》ツルゲーネフ長編小説1862年刊。ニヒリストのバザーロフを主人公に、古い道徳習慣信仰生きる父の旧世代と、それらを否定する子の新世代との思想的対立を描く。この作品によってニヒリズム・ニヒリストの語が一般化した


父と子

作者広津和郎

収載図書広津和郎全集 第1巻 小説 1 〔新装普及版
出版社中央公論社
刊行年月1988.6


父と子

作者大野靖子

収載図書松島市兵衛風流
出版社講談社
刊行年月2004.1


父と子

作者高尾五郎

収載図書ゼームス物語 第3巻 山に登りて告げよ
出版社清流出版
刊行年月2004.8


父と子

作者徳田一穗

収載図書辻小説集
出版社ゆまに書房
刊行年月2005.6
シリーズ名帝国戦争文学


父と子

作者柳谷郁子

収載図書記憶―播火六十記念同人競作
出版社しんこう出版
刊行年月2006.11


父と子

作者高城高

収載図書高城高全集 2 凍った太陽
出版社東京創元社
刊行年月2008.6
シリーズ名創元推理文庫


父と子

作者小川国夫

収載図書海からの光
出版社沖積舎
刊行年月1988.9

収載図書小川国夫全集 2
出版社小沢書店
刊行年月1992.8


父と子

作者中原涼

収載図書登場人物
出版社地人書館
刊行年月1989.6


父と子

作者稲垣足穂

収載図書タルホ大阪明石年代記
出版社人間歴史
刊行年月1991.7

収載図書稲垣足穂全集 7 弥勒
出版社筑摩書房
刊行年月2001.4


父と子

作者芹沢光治良

収載図書人間の運命
出版社新潮社
刊行年月1991.8


父と子

作者鎌田敏夫

収載図書恋愛会話
出版社講談社
刊行年月1993.4


父と子

作者出雲真奈

収載図書出雲真奈夫集
出版社あさひふれんど千葉
刊行年月1994.8
シリーズ名房総文芸選集


父と子

作者アーネスト・ヘミングウェイ

収載図書勝者に報酬はないキリマンジャロの雪ヘミングウェイ短編 2
出版社新潮社
刊行年月1996.7
シリーズ名新潮文庫

収載図書ヘミングウェイ短編
出版社新潮社
刊行年月1996.12

収載図書ヘミングウェイ短編集
出版社岩波書店
刊行年月2005.5
シリーズ名岩波文庫


父と子

作者谷克二

収載図書あるナイフ物語
出版社河出書房新社
刊行年月2001.12


父と子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 08:16 UTC 版)

父と子』(ちちとこ、ロシア語: Отцы и дети)は、1862年に雑誌『ロシア報知英語版』(: Русскій Вѣстникъ)に発表されたイワン・ツルゲーネフの長編小説である。

概要

1859年5月、40代半ばの地主ニコライ・キルサーノフが、大学を卒業して帰って来る息子のアルカージーを出迎える場面から話は始まる。芸術や社会思想、経済などについて旧世代と若者との間で何度も激しい議論が繰り返される。エヴゲーニイは未亡人オジンツォーワに一目惚れして愛を告白するが、彼女はどうすれば良いのか分からず困惑してしまう。エヴゲーニイは医療ミスで感染症に罹ってしまう。元気だった頃にはおくびにも出さなかった両親への愛情を口に出し、その後に死亡してしまうが、最後まで彼はニヒリズムという自らの信条は変えなかった。そして、若者たちもそれぞれの新しい人生を始める。アルカージーとカーチャ、ニコライ・ペトローヴィチとフェーニチカとがそれぞれ結婚し、クークシナはドイツのハイデルベルクで留学生活を始める。エヴゲーニイの墓に彼の両親が通い続け、寂しく語り合う。

登場人物

エヴゲーニー・ワシリーイチ・バザーロフ
ニヒリスト。科学を専攻し、医者になろうとしている。正教の教えを否定している無神論者。
ニコライ・ペトローヴィチ・キルサーノフ
大地主。アルカージーの父親で自由主義者。ドイツフランス伝来の哲学を嫌がり、家父長制を支持している。
パーヴェル・ペトローヴィチ・キルサーノフ
ニコライ・ペトローヴィチの兄。ニコライ・ペトローヴィチの兄弟で、ブルジョワの貴族階級の人。高尚な教養を持っている事を誇りにしている。
アルカージー・ニコラーイチ・キルサーノフ
サンクトペテルブルク大学を卒業したばかりの青年。エヴゲーニーと同様にニヒリストである。
ワシーリー・イワノヴィチ・バザーロフ
エヴゲーニー・ワシリーイチ・バザーロフの父親。以前は軍隊で医師をしていた。新時代の思想に触れず、ロシア皇帝に忠誠を誓い、正教の信仰を持っている。
アリーナ・ヴラシェヴナ・バザローヴァ
占いや祈祷を信じるお人好しな女性。
アンナ・セルゲーヴナ・オディンツァヴァ
金持ちの未亡人。
カテリーナ・セルゲーヴナ・ロクテーヴァ
アンナの妹。
フェドーシャ・ニコラーエヴナ
ニコライの家政婦の娘。

評価

イワン・ツルゲーネフの代表作として認識されている。自然主義文学やその後の白樺派といった日本の作家達にも影響を与えた。

日本語訳

関連文献

  • 旭季彦(1991年)『ナロードニキ運動とその文学』、新読書社。ISBN 4788070146

関連項目

外部リンク


父と子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 13:43 UTC 版)

食べれません」の記事における「父と子」の解説

不良息子の「こんな家、出て行ってやるよ!」という台詞はじまり、それに対し父親毎回異な反応をする。

※この「父と子」の解説は、「食べれません」の解説の一部です。
「父と子」を含む「食べれません」の記事については、「食べれません」の概要を参照ください。

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