各話のあらすじ
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本作は8巻全体で一つの物語であると同時に、各巻それぞれが完結した一つのエピソードともなっている。 第1話「真夜中のカーボーイ」(連載は1980年12月号から1981年4月号) ジャーナリスト志望の大学生、ジェラールは、父親の財力を良いことに学内(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で好き放題をしている不良学生(ジョンとダン)を告発する記事を大学新聞に発表したが、それを逆恨みした二人に報復を受けていた。たまたまそこを通りがかったシャールは、行きがかりでジョン・ダンを叩きのめし、ジェラールを助けてしまう。これがきっかけでジェラールを気に入ったシャールは、彼を自宅に住まわせることに決めたのだが、正義感あふれるジェラールの影響を受け、ひねくれ者だったシャールの内面に変化が起き始める。 第2話「アラビアより愛をこめて」(同1981年5月号から9月号) アラビア半島の某国から、シャールの従姉妹という美女ナーディアがロサンゼルスにやって来た。何でも、彼女の一族は一生に一度、アメリカに行くことになっているのだと言う。彼女の一族に伝わる叙事詩が宝の在処を示す暗号だということに気づいたシャールは、仲間たちとともにデスバレーへと向かう。叙事詩の示唆を受けて見つけ出した物は、少なからぬ量の金の鉱脈だった。 第3話「夜ごとの魔女」(同1981年10月号から1982年3月号) ナーディアと入れ替わるようにしてアラビアからやって来たのは、謎の美青年セレムだった。セレムはかつてシャールの家庭教師をしていたらしいが、二人の間には今も何かのわだかまりがあるらしい。セレムと執事の話を盗み聞きしたシャールは、そのまま夜のロサンゼルスの街に消え、翌朝になっても戻らなかった。以前からシャールに目を付けていた少女が、自分の遊び相手にするため、シャールを誘拐してしまったのだ。 第4話「略奪された一人の花嫁」(同1982年7月号から10月号) 夏休み、シャールは日本人の翼を伴って東京見物に向かった。懐かしい町並みに大喜びの翼。彼女はシャールを連れて自分の小学校を訪れる。「そういえば昔、桜の木の下で人間の歯のようなものを見つけた」という翼の思い出話に興味を惹かれたシャールは、早速問題の木の下を掘ってみる。出てきたのは本物の人間の白骨死体だった。翼の幼なじみの小夜子は、何か知っているようなのだが……。 第5話「鷹は舞い降りた」(同1982年11月号から1983年3月号) すっかりロサンゼルスのシャールの家にも馴染んだセレム。しかし、いつしか彼はそんな毎日に息苦しさを感じるようになっていた。祖国に帰ってみれば気分転換になるかもしれないと思い立ったセレムだったが、何とその帰国の飛行機がアラビア半島上空で故障し、砂漠に不時着してしまう。この一報を聞いたシャールはジェラールとともに祖国に向かう。ところがセレムは何故かシャールから逃げ回り、会おうとしない。 第6話「親父が出てきた日」(同1983年4月号から9月号) 世界を飛び回るジャーナリストであるジェラールの父親が、ロサンゼルスに現れた。一方、シャールは街で映画監督にスカウトされ、オーディションを受けることになる。更に、シャールの父親までもが政務の一環として訪米することになり、ロサンゼルスへと到着した。しかもジェラールの父親の狙いは、シャールの出自を暴くことらしい。苦悩するジェラールだったが……。 第7話「この家の鍵貸します」(同1983年11月号から12月号) ジョンの友人、ルシフィンがシャールの家に泊まり込むことになったが、シャールはどうもルシフィンとウマが合わない。やがて二人のいざこざは思わぬ所に飛び火してしまう。 第8話「翼よあれが郷里(ロス)の灯だ」(同1984年1月号から7月号) ついにシャールの出自がマスコミの手で世間に明かされ、シャールは一躍時の人となってしまった。ところが、これを好機と見たテロリストたちがシャールを誘拐し、政治的要求を突きつけて来たのである。残された猶予時間はわずか。時間内にシャールを救出出来なければ、政変が勃発してしまう。必死にシャールの居所を探すセレムたちだったが、漸く突き止めたその場所は、迂闊には手出し出来ない曰く付きの場所であった。そこで飛び出したジェラールの秘策とは?
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各話のあらすじ
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各物語のタイトルとモデルとなった事件、および『好色五人女』でのあらすじは次の通りである。 姿姫路清十郎物語(お夏清十郎) 1662年(寛文2年)に姫路で発生した、商家の娘と手代との密通事件(お夏清十郎)がモデル。 室の造り酒屋の息子である美男清十郎が、放蕩のあげく姫路の但馬屋にあずけられ、主人の妹お夏と恋仲になる。二人は駆け落ちの途中で捕縛され、男は刑死し、女は狂乱する。 情を入れし樽屋物かたり(樽屋おせん) 1685年(貞享2年)に大坂天満で発生した人妻の密通事件(樽屋おせん)がモデル。 大坂天満の商家の腰元おせんに樽屋(樽職人)が恋をする。樽屋とおせんは結ばれ、幸せな結婚生活を送る。しかし、あるとき、麹屋長左衛門家の法事に招かれ法事の手伝いをするおせんは、麹屋の女房から麹屋との不倫を誤解され非難される。麹屋の女房に誤解からしつこく非難されたおせんは麹屋の女房に復讐心を持ち、仕返しに本当に麹屋と不倫をしてやろうと考える。そして、樽屋が麹屋とおせんの不倫現場を目撃してしまう。麹屋は丸裸で逃げ出し、おせんは自殺。麹屋も後日、おせんの亡骸とともに刑場に晒される。 中段に見る暦屋物語(おさん茂右衛門) 1683年(天和3年)に京都で発生した、大経師の妻が奉公人と駆け落ちした事件(おさん茂兵衛)がモデル。作中では男の名が「茂右衛門」となっている。 女房おさんと手代茂右衛門は、ささいなきっかけから思わぬ形で関係を持ってしまう。出奔した二人は関係を重ね、琵琶湖で偽装心中をしてまで逃避行を続け、丹波・丹後に身を寄せるが、最終的には捕縛され、磔に処せられる。 恋草からげし八百屋物語(八百屋お七) 1682年(天和2年)に江戸で起きた少女の放火事件(八百屋お七)がモデル。 江戸の火事で本郷の八百屋八兵衛の一家は焼けだされ、駒込吉祥寺に避難する。避難生活の中で寺小姓小野川吉三郎の指に刺さったとげを抜いてやったことが縁で、お七と吉三郎はお互いを意識するが、時節を得ずに時間がたっていく。2人は契りを結ぶが、なかなか逢うことができない。吉三郎の事を思いつめたお七は、家が火事になればまた吉三郎がいる寺にいけると思って放火。近所の人がすぐに気が付き、ぼやで消し止められる。その場にいたお七は問い詰められて自白し捕縛され、市中引き回しの上、火あぶりになる。吉三郎はこのとき病の床にありお七の出来事を知らない。お七の死後100日に吉三郎は起きられるようになり、真新しい卒塔婆にお七の名を見つけて悲しみ自害しようとするが、お七の両親や人々に説得されて吉三郎は出家し、お七の霊を供養する。 恋の山源五兵衛物語(おまん源五兵衛) 寛文年間に薩摩で起きたとされる心中事件がモデルであるが、本作ではハッピーエンドに改められている。 衆道に執心している薩摩の武士源五兵衛と、その源五兵衛に恋慕した琉球屋の娘・おまんの物語。若衆2人を失って入道した源五兵衛のもとに、家出したおまんが男装して押しかけ、ついには源五兵衛を陥れる形で結ばれる。二人の生活は貧窮するが、おまんは両親に探し出されて巨万の富を譲られる。 本話のみがハッピーエンドになっているのは、俳諧の挙句や浄瑠璃の最終段にみられる「祝言」にならったと考えられる。ただし、あまりに虚構性の強い品々が列挙されるこの結末を単純な「ハッピーエンド」ととらえていいかには疑問も指摘されている。
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各話のあらすじ
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「三屋清左衛門残日録」の記事における「各話のあらすじ」の解説
1.醜女 16歳のおうめは行儀見習いのために城の奥御殿に入ったが、先代藩主の手が付いた。関係は一夜限りのことで、その後実家に戻されて3人扶持を賜る身分となった。それから10年ほどたって、おうめが懐妊したという噂が流れる。それを問題視する組頭山根備中が、おうめの命を狙う。清左衛門は、町奉行の佐伯から、この問題の始末を手伝うよう依頼された。 2.高札場 城の大手前の高札場で、安富源太夫が女の名を叫んで切腹した。清左衛門は、佐伯と大目付の山内から、非公式にこの女を捜し、源太夫の死の真相を探るよう依頼された。 3.零落 ある雨の日、清左衛門は、ずっと交際が絶えていた金井奥之助と再会し、たびたび金井の訪問を受けるようになる。二人とも交流を喜んでいない様子をいぶかしんだ嫁の里江に、清左衛門は二人の付き合いが途絶える原因となった、30年前の藩を二分した政変について語り始めた。 4.白い顔 三屋家の菩提寺ですれ違った女性が、21歳の時に御用旅の帰りに同道することになった杉浦波津の忘れ形見、多美であると知った清左衛門は、波津との3里の道行きを淡い悔恨の気持ちで思い起こした。そして、酒乱癖のある多美の前夫が、今もたびたび彼女の元を訪れて困らせていることを知り、一肌脱いでやる気になった。 5.梅雨ぐもり 杉村要助に嫁いで3年になる三女の奈津が、異常にやつれていることに、清左衛門は驚く。奈津は、要助が外に女を作ったと里江に訴えたという。しかし、要助の不審な行動の裏には、30年来の政争が隠されていた。 6.川の音 川釣りに出かけた清左衛門は、急流の中に立ちすくむ女と幼女を発見して救出した。後日、面識のない近習組の黒田欣之助が尋ねてきて、「さる人」の意向として、その女との会話を問いただし、今後その女に近づかないように、さもなければその女の命が危ないと告げた。 7.平八の汗 中根道場の旧友、大塚平八が清左衛門を訪ねてきた。そして、父親が左遷された昔の処分の真相を知りたいので、家老に昵懇の人があれば、仲介の労を執って欲しいと願った。そこで、清左衛門は間島家老を紹介した。しかし、大塚の真の目的は、清左衛門に語ったこととは異なっていた。 8.梅咲く頃 15年前に男に捨てられて自害を計り、清左衛門の尽力で立ち直った江戸藩邸奥女中の松江が、縁談があって国元に戻り、清左衛門を尋ねてきた。しかし、縁談の相手の名を聞いた時、清左衛門は理由は分からないが、不快な気持ちが胸を走るのを感じた。 9.ならず者 江戸藩邸で近習頭取を勤める相庭与七郎が、藩主の名を受けて、密かに清左衛門に国元での派閥争いについての情報を求めた。また、清左衛門は、10年前に起こった半田守右衛門の収賄事件の真相を探るように依頼された。調べるほどに、この事件は冤罪の可能性が高いと清左衛門は感じ始める。 10.草いきれ 夏風邪をこじらせて半月ぶりに中根道場に顔を出した清左衛門は、金井奥之助の息子祐之進が遠藤派の会合に顔を出し、朝田派の間者と思われて騒動になったことを知った。道場からの帰り、道場で争っていた少年たちが喧嘩の続きとして殴り合っているのを目撃した清左衛門は、自分も少年の頃、道場仲間である小沼金弥の代理人として吉井彦四郎と殴り合いをしたことを思い出した。 11.霧の夜 「涌井」で佐伯と飲んでいた清左衛門は、かつて中根道場の師範代だった成瀬喜兵衛が急にボケてしまい、深夜徘徊など尋常ならざる行動を繰り返していると知らされる。しかし、その数日後、道場主の中根から、成瀬が道場に現れて清左衛門と会いたいという伝言を残していたと告げられた。そのときの成瀬はしっかりと受け答えをし、中根と竹刀を合わせもしたが、往年とほとんど変わりない太刀筋だったという。 12.夢 清左衛門は、時々近習組時代の同僚小木慶三郎に向かって必死に弁疏している夢を見て、うなされて目を覚ます。その原因となっている出来事は思い当たったが、実際にはその夢の中で感じているように小木を欺したり裏切ったりしたというわけではない。それでも、夢に見るほどに小木に対する負い目を自覚している清左衛門は、一度彼に会ってみようかと思い立った。 13.立会人 中根弥三郎が尋ねてきて、清左衛門に果し合いの立会人を務めて欲しいと願った。相手は、先代時代に弥三郎と並び称された天才剣士で、後継者選びの試合(すなわち、師の娘を争う試合)で弥三郎に打ち負かされて道場を去った、納谷甚之丞だという。 14.闇の談合 現藩主の用人船越喜四郎が清左衛門を尋ねてきて、石見守毒殺の真相についての情報をもたらした。そして、黒幕である朝田家老への処分言い渡しの際に同席するようにという藩主の命を伝えた。 15.早春の光 藩主の指示により、静かに政権が遠藤派に移った。しかし、政権交代に伴う混乱はこれから始まろうとしていた。そして、みさが店を譲って田舎に帰ると言い出す。
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各話のあらすじ
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「ストップ!にいちゃん」の記事における「各話のあらすじ」の解説
2 天敵サチコ うなだれて帰る勇一を見た新聞部員は、良心の呵責を感じたようだが、学校新聞の発行日は明日なので作り直すことはできない。そこで、ふたりの部員は新聞部をやめる。サチコはひとりでも続ける覚悟だ。しかし、賢二から事情を聞いたサチコは考え直し、賢二に手伝ってくれるよう頼んで一緒に学校へ向かう。翌日、配られた新聞は勇一の写真が切り取られたものだった。辞めていった新聞部員も戻ってくる。 5 にいちゃんVS拳闘 サチコは拳闘部に頼まれ、勇一の性格を利用して勇一を拳闘部の試合に行かせる。高原対五中キャプテンの番になったところで勇一が駆けつけ、出場する。一方、キャプテンの高板は土管の中に隠れていたが、勇一が来たことを聞き、ヤジに紛れて勇一のアゴが弱いことを高原に知らせるよう指示する。高原が顎を狙い始めると、流石の勇一も高板相手のようには行かない。 6 にいちゃんVS剣道 今度は剣道部の主将が来て神風タレント根性を叩き直してやると言う。勇一は防具が臭いせいで格好の練習台になってしまうが…… 7 爆弾ゴロゴロ 勇一は日曜にスクランブルレースがあることを知ってバイクのトレーニングに出かける。急いでいるという男を後ろに乗せてやると、男は強盗で「命が惜しかったらぶっとばせ」とピストルで脅す。しかし、勇一が道路を外れて悪路を飛ばしたので強盗はバイクから落ちて伸びてしまう。ところが、翌朝の新聞に「オトキチの少年、ケガの功名」と載ったので放課後に抗議に行くが、「オトキチ」も「ケガの功名」も自分で言ったことだと言われる。胸にたまった爆弾を爆発させようとするが、野球部も柔道部も拳闘部も誰もいない。 8 けんけんキャプテン! 勇一が賢二を乗せてスクランブルレースに向かうと、ヘンな男に声をかけられる。賢二は男が、初めて遠乗りしたときに煽ってきたカミナリ族(暴走族の昔の呼び方)のひとりであることを思い出す。案の定、3人組が絡んでくるが、追い返す。ところが、レースが始まったのにバイクが動かない。[中略]勇一は優勝するが、卑怯な男を追い回して最後にふたりして転倒したため、足を挫いてしまう。あさっての県大会には間に合いそうもない。しかし、柏鵬堂に荒療治してもらって翌朝には治る。ところが、サチコをからかって調子に乗っていると、再び同じ足を挫いてしまう。今度は柏鵬堂も治療を拒否するが、意地っ張りな勇一は野球部の仲間にケガを隠す。 14 アバラ骨折で大ピンチ? 勇一は馬井球のノックを受けていて塀にぶつかってしまう。明日は県大会なので、意地を張って何ともないと言う勇一をサチコが無理やり柏鵬堂に連れて行くと肋骨にひびが入っているという。しかし、それは柏鵬堂が勇一を懲らしめるためについたウソだった。サチコと賢二だけがそれを知っているが、ウソを信じた勇一は野球部員に試合に出ないと告げる。そこで、細田と駒井は球を男装させて出すことにする。 17 恐怖体験!! 賢二が幽霊が出るか出ないかで友達と言い合いをして、夕日が丘のおばけ屋敷を探検することになったが、わかっていてもやはり怖いという。そこで、勇一が一緒に行くことにする。中へ入るといろいろ不思議なことが起きるのだが……。 勇一は作り物であることを見抜く。家主は30年間、ばけものを研究しているという。 屋敷を出た勇一は犬を怖がる新聞配達を助ける。おばあさんの荷物を持ってやろうとするが、ひったくりと間違えられる。泣いている幼児を助けてやると誘拐と間違えられる。サチコにからかわれたので、怒ってドラキュラの変装をすると、サチコだけでなく、サチコの母や自分の母や通りがかりの人まで脅かしてしまう。ところが、気絶したその男は指名手配の強盗殺人犯だった。 31 細田の魔球 細田が魔球を投げられるようになったと言うので、打ってみると簡単に打てる。しかし、指の位置とひねりが足りなかったと言うので、もう一度試してみると、空振りする。今度は意地になった勇一が「もう一度」を繰り返し、4球目にホームラン。しかし、細田が「今のは魔球じゃない」と言い出し、ふたりとも意地になって延々と繰り返す。 33 キャンプ騒動 勇一・賢二・サチコ・サチコの従兄の山川という大学生と4人でキャンプに行くことになる。飼い犬のボスも鎖を外して後を追うのだが、勇一らはそれを知らない。キャンプ場に着くと、浮浪者に米を半分騙し取られてしまう。さらに、ほかにも窃盗の被害者が続出する。勇一が浮浪者を探しに行くが、その人物は山で修行している柔道家で、米を返しに来るところだった。 34 師範代 にいちゃん! 強道館という道場では、師範代の大熊が、やめたいという生徒を脅してやめさせないようにしている。さらに、勇一と賢二を脅して無理やり入門させようとする。ところが、道場主の娘が現われ、大熊をやめさせる。大熊は怒って門弟全員を脅してやめさせる。そこで、勇一は賢二とふたりで入門した上、入門者を探しにでかける。勇一はさっぱりだが、賢二が数人のかわいい入門希望者を連れてくる。ところが、大熊の仲間が妨害するので、勇一は彼らを稽古台にかわいい弟子達に柔道の型を教える。元弟子達が決して弱くはないことを知っている道場主の娘は感心して勇一を師範代にする。道場主の娘が入院中の父の世話にでかけた後、大熊達が道場破りにやってくる。 40 カミナリじいさん 勇一は賢二を乗せてバイクでドライブするが、無料のバイク練習場で不敵なじいさんに出会う。勇一は賢二をおろしてじいさんと競争を始める。 43 怪奇博士 勇一がボスを散歩させていると、「ワンワン」と鳴く猫を見つける。その猫を追って鬼木家の庭に入り、ライオンのように吠えたり唸ったりする子猫や「カアカア」と鳴く鳩がいる。ドアをノックすると勝手に開いたので入ってみると、いろいろおかしな仕掛けがある。 博士は勇一や賢二も同じように変えようとするが、怒った勇一が懲らしめてやり、牛のように鳴くボスを元に戻させ、鏡に向かって自分自身をまじめ人間に変えさせる。ところが、人が変わった博士に空き巣と間違えられる。 45 ゴーカート部誕生! 勇一は校長にゴーカート部を作ってほしいと頼むが、予算がないと反対される。そこで、雑誌でゴーカートを売りに出している店を見つけ、行ってみる。交渉の結果、ただでもらえることになり、喜んだ勇一は早速学校へ持っていって活動を始めるが……。 46 空手家! にいちゃん 勇一は無断外出したボスを追って、顔も見えないほど髪を伸ばした空手家に出会う。勇一は空手を教えてくれるよう頼むが、無謀・無鉄砲・無神経だからダメだと断わられる。しかし、勇一はいつもの強情さで粘る。師匠は金剛鉄石という名で、勇一にそっくりな弟子がいたが、傷害事件を起こしてしまったという。根負けした金剛が教えてやると……。 47 やりすぎなチャンバラ!! 勇一は学芸会の脚本を書く。今度こそ、近藤勇を芸術的に描くと鼻息が荒いが、みんなが退屈だ、チャンパラがいいと言うので、チャンバラにする。しかし、何事も徹底的にやらなければ気が済まない勇一のこと。案の定、……。 48 ゴーカートでGO!! 勇一はゴーカート・レースに出場するが、卑怯な男が仲間の係員にパイロンを並べ替えさせたため、一周余分に走らされ、予選落ちになってしまう。しかし、勇一がそんなはずはないと猛抗議して、いちばん後ろなら決勝に出てもいいことになる。賢二からインチキを聞いた勇一は……。 虫コミックス4巻 ロボット島 釣りに来た勇一と賢二がモーターボートを見つけていじっていると動きだし、とある島にたどり着く。灯台を見つけて中に入って見ると、いろいろおかしな仕掛けがある。 博士はロボットをたくさん作っていたが、博士自身もロボットだった。博士は驚いて気を失ったふたりをモーターボートに乗せて沖へ送り出す。目が覚めると、なぜか元の桟橋に戻っている。ボートの持ち主が来たのでハンドルを壊したことを謝るが、ハンドルは壊れていない。どうやら夢だったようだ。
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各話のあらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 07:22 UTC 版)
「ドリトル先生の楽しい家」の記事における「各話のあらすじ」の解説
各話の原題と、本編のどの巻に対応した時期のエピソードかについても参考として記載する。なお、夫人の巻頭言と目次に続けて各編に入る前にオルガが執筆した「ドリトル先生とその家族」という簡単な登場人物と動物の紹介が挿入されている。主要人物についてはドリトル先生シリーズの登場キャラクターを参照。
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