たるや‐おせん【樽屋おせん】
樽屋おせん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 15:00 UTC 版)
樽屋おせん(たるやおせん)は江戸時代前期に実在した大坂・天満の樽職人の女房せんの物語。史実の詳細は不明であるが、貞享2年正月22日(1685年2月25日)におきたおせんの姦通事件は当時の大坂で巷説となり、井原西鶴が好色五人女の巻二「情けを入れし樽屋物語」でおせんをモデルにした創作を取り上げたことで現代に至るまで広く知られるようになった。樽屋おせんは近代の歌舞伎ではよく取り上げられた演目で、歌舞伎以外でも多くの演劇作品にもなり、初代水谷八重子や山田五十鈴などの大女優もおせんを演じている。
注釈
出典
- ^ 江本1984、469頁
- ^ 江本1984、469,512-513頁
- ^ 竹野2009、202-204頁
- ^ a b 堅田2013、26-27頁
- ^ 江本1984、465頁
- ^ 「好色五人女」1979吉行訳、23-43頁
- ^ 竹野2009、200頁
- ^ 堅田2013、18頁
- ^ a b c d e 竹野2009、204-205頁
- ^ 国立劇場1995、114-117頁
- ^ a b 真山1975、637-638頁
- ^ 早稲田大学演劇博物館検索・樽屋おせん
- ^ 津田1980、52-54頁
- ^ 国会図書館検索
- ^ 春野恵子公式プロフィール
- ^ 渥美1933、712-713頁
- ^ 演劇界1956、35-36頁
樽屋おせんと同じ種類の言葉
- 樽屋おせんのページへのリンク