放火事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:48 UTC 版)
「ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車」の記事における「放火事件」の解説
2005年1月3日午前7時13分頃、加里峰(現・加山デジタル団地)駅を発車し鉄山駅に向かっていた7017列車(752編成)の後2両目で、加里峰駅から乗車した48歳の男が新聞紙に引火性の液体を撒き火をつけ鉄山駅で逃走した。火は座席に燃え移り乗客が隣の車両に避難し火災警報を鳴らし運転士と司令室に知らせた。その中の一部乗客は消火を試みた。7時16分頃司令室からの連絡により光明駅(現・光明サゴリ駅)の駅員3人が駆けつけ乗客全員を下車させた後に消火活動に当たった。駅からの連絡により司令室は鎮火したものと判断してこの電車を終点の温水駅まで回送運行の指示を出すと同時に、反対行き電車の運転見合わせ指示も解除した。しかし車両後尾部分ではまだ火の手が燃え続けていて、温水駅にて消防隊の出動により8時54分頃に完全に鎮火した。 これにより752編成のうち3両が全焼し、10時45分まで7号線全線運転見合わせとなった。人命被害は無かったものの、運転士・駅・司令の判断ミス・連絡体制が取れていなかった事と不燃化対策が完了していなかった事が指摘された。犯人は翌4日午後8時頃に水原駅にて任意同行を求められ、後に逮捕された。 752編成の被災した3両は、同一仕様の8000系822編成から3両を組み込む形で置き換えている。 SR000系とは別形式であるが、韓国ではSR000系が7号線の3次分という扱いになっているため、厳密に言うと新型車両である3次車は、5次分という扱いになる。
※この「放火事件」の解説は、「ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車」の解説の一部です。
「放火事件」を含む「ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車」の記事については、「ソウル特別市都市鉄道公社7000系電車」の概要を参照ください。
「放火事件」の例文・使い方・用例・文例
- 放火事件のページへのリンク